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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

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Portugal D8 Visa

5-2 【完全攻略】ポルトガルD8ビザ申請の次のステップと実践ガイド

Last updated on 2026年1月5日 By 石崎 力也

あなたはポルトガルへの移住を決意した個人事業主やフリーランスで、具体的に何から始めればいいか迷っていませんか?ビザ申請は準備から完了まで長い道のりですが、正しいステップを踏めば必ず成功できます。ここでは実際にD8ビザを取得した経験から、申請開始の準備方法と継続的な情報収集の重要性について紹介します。

この一連の記事で学んだこと、大事なことを復習しながら、実際に申請を始めるための具体的なステップをお話ししていきます。エージェント選びから書類準備、そしてよくある質問への回答まで、これから申請する人が知っておくべきことを全て網羅します。

申請開始の準備はエージェント選びから

D8ビザ申請の最初のステップは、信頼できるエージェントを選ぶことです。このとき、「料金が分かりやすいか」「レスポンスが早く誠実か」などをしっかり確認しましょう。エージェント選びは、このプロセスの中でも特に大切なポイントなので、何度でも強調したいと思います。

特に最初から高額なパッケージ契約には注意が必要です。もしエージェントが自分に合わなかった場合でも、パッケージ契約だと返金対応が難しいケースがあります。ですので、まずは小さなタスク(例:NIFの取得、銀行口座開設など)を個別に依頼し、対応がスムーズか実際に試してみるのがおすすめです。たとえばNIFの取得なら99ユーロ、フルパッケージだと1,200ユーロくらいが目安です。仮にNIFだけ先に依頼した後、フルパッケージに切り替えたい場合は、交渉次第で割引を受けられる可能性もあります。そのため、一度に大きな契約をするのではなく段階的に進めましょう。

エージェント選びの際には、ネット上の口コミやGoogleレビューの評価だけを鵜呑みにしないようにしましょう。僕もかつて、評判が良さそうに見えたエージェントを利用して苦労した経験があります。特に、口コミが極端に高評価で内容が不自然な場合は、サクラや自作自演の可能性も考えて、慎重に見極めることが大切です。

また、ポルトガルの銀行口座を開設すると、毎月手数料が発生します。例えば僕の場合「プレステージ」という上位プランで毎月約20ユーロ、日本円で約4,000円弱の費用がかかりました。最初は口座の種類を指定できないことも多いので、その点も想定しておくと良いでしょう。一番安いプランを指定しても対応してもらえないこともあるので、まずはエージェントのアドバイスに従うとスムーズです。もし渡航後にプランを変更したければ、現地で手続きすることも可能です。

必要な書類のリストアップと準備スケジュール

必要書類のリストやチェックリストは、多くの場合エージェントから提供されますし、公式のe-Visaポータルにも揃っています。しかし、これらのリストが必ずしも全ての書類を網羅しているとは限りません。実際に必要となる書類は、申請する国や場所、時期によって変動することがしばしばあります。

僕がオランダから申請した際も、同じ在オランダポルトガル大使館で、わずか2週間の間にチェックリストや必要書類が変更される経験をしました。このように、申請条件や必要書類は頻繁に変わることがあるため、計画には十分な余裕を持たせることが大切です。すべてが順調に進む場合もまれにはありますが、追加資料の提出要請などで予想外に時間を取られることを想定しておくほうが安心です。予備書類も含めてしっかりと計画的に準備を進めましょう。そして、思い通りに進まないのがごく普通だと心づもりしておくことも大切です。

さらに、エージェントとのやり取りの具体例を挙げると、僕は以前フランス人コンサルタントのルーベンさんに契約書について相談したことがあります。日本語の契約書を提出したところ、「このケースでは翻訳やノータライズ(公証)、認証が必要です」と案内されました。その作業がパッケージに含まれているか確認したところ、「はい」と返答がありましたが、今も同じかどうかは分かりません。

サービスごとにどこまで対応してくれるか、翻訳や認証が必要かどうかなどは必ず自分で確認してください。特に日本語書類の場合、翻訳や認証を求められることが多いです。また、こういった公証や手続きは、日本人・ポルトガル人・オランダ人いずれの弁護士や専門家にも依頼できることも知っておくと安心です。

継続的な情報収集の重要性

僕はRedditでの情報収集をおすすめしています。なぜかというと、公式サイトには載っていないリアルな体験談や、最近のルール変更など最新情報を手に入れられるからです。僕自身、エージェントの案内通りに書類を準備していたにも関わらず、途中で「e-Visaポータルからの提出が必須になった」といった直前の変更がありました。

実際、エージェントのルーベンさんに確認したところ、「本当にごく最近の変更で、自分も知らなかった」と言われた経験があります。このように弁護士やエージェントに任せていたとしても、状況がどんどん変わっていくため、自分でも常に情報を集めることが重要だと感じています。ただ、全てを自分だけで調べるのは大変なので、専門家の力もうまく活用しつつ、自分でもRedditなどで最新情報を確認する、というバランスの取り方が一番おすすめです。

Redditには、公式サイトやエージェント、弁護士ではなかなか得られないリアルな現場の情報が集まっています。なぜRedditの情報が新鮮で役立つかというと、そこに書き込んでいるのは実際に申請をしている僕たち当事者だからです。エージェントや弁護士はあくまで仕事として対応しているので、移民局へ頻繁に電話するようなことはあまりありませんが、僕たち申請者は自分ごとなので本気で動きます。実際にどんな自動音声案内が流れるのか、電話をどうやったら繋げられるのかといった現場の細かい工夫や知恵が、Redditにはどんどん蓄積されています。

Redditのポルトガルのエキスパット系スレッドは本当に面白いし役立ちます。ただ有益なだけでなく、現実の厳しさに絶望することもあると思います。たとえば、「アルジェリア出身でD8ビザや学生ビザでポルトガルに来た人が、在留カードの発行を待っているうちに滞在期間をオーバーしてしまった」「冬休みに母国へ帰りたいけど在留カードがないから再入国できない」といった本当に大変なケースがたくさん投稿されています。ぜひ一度Redditをのぞいてみてください。

弁護士とのやり取りで学んだこと

ポルトガルへ渡航後、弁護士のリタさんと契約し、疑問点をひとつひとつ相談しました。その際、特に印象的だったのが「妻の出生証明書は必要か」という質問に対して、「奥様の分は不要で、お子様のものだけで構いません」との回答をもらったことです。

しかし、仮に必要だと言われた場合はフィリピンから取り寄せることになり、実際に2~3ヵ月もかかる可能性があります。そのため、書類の要不要についてはできるだけ早く教えて欲しいと、何度も念押しで確認していました。ただ、重要な連絡ほど返事がギリギリになることが多く、「これがポルトガル流なのかも…」と不安に思う場面もありました。この体験から、「必要になりそう」と感じた書類は最終的に使わない場合でも早めに準備しておくほうが安心だと強く実感しました。

さらに、「全員分のNISS(社会保障番号)は必要ですか?」と尋ねたところ、「不要です」との回答をもらいました。子どもの在学証明書についても確認したところ、これは「子どもが現地の学校に通っていることを証明するための書類」であり、学校に発行を依頼する形になると教わりました。

実際の申請では、このような細かな疑問や追加確認が頻繁に発生します。そのため、僕は書類や情報を効率よく管理するために、iCloudや1Passwordなどのパスワード管理サービスを活用しています。家族6人分のアカウント情報や必要データを一元管理できたことで、手続きの際にとても助かりました。

よくある質問への回答

申請期間の目安ですが、まずファーストステージ(ビザ申請から大使館でD8ビザ取得まで)はおよそ半年かかります。その後、実際に渡航し、在留カード(residence card)が手元に届くまでのセカンドステージはさらに約1年程度を見ておくと安心です。

ただし、このセカンドステージにかかる期間は、どの都市の移民局(SEF/DIMIC)で手続きをするかによってかなり違ってきます。リスボンやポルトなど都市部の移民局は非常に混雑しやすく、僕もリスボンの大きな移民局で手続きを行ったため、在留カードを受け取るまでにほぼ1年を要しました。一方で、地方都市や山間部、スペイン国境近くの移民局で申請した人は2週間程度で在留カードを受け取れたケースもRedditなどでよく見かけます。

エージェントについては、料金が分かりやすく信頼できるところなら利用する価値は十分あると思います。特に移民局の予約がなかなか取れない場合などには、弁護士のサポートも有効です。多くの場合、エージェントと弁護士がセットでサービスを提供していることが多く、エージェントが一連の手続きをすべて代行してくれるケースもあります。僕のおすすめは、まずNIF取得や銀行口座開設など小さいタスクからエージェントに依頼し、その対応を見て納得できればパッケージ契約へ移るという段階的な進め方です。

家族分の申請については、家族それぞれのメールアドレスとアカウント登録が必要です。僕も以前、「自分だけ先に渡航し、家族を後から呼び寄せる」という方法をエージェントに提案されたことがありましたが、実際に大使館に確認すると「家族全員が同時に申請する必要がある」と言われました。

このように、エージェントからのアドバイスと大使館の案内が異なることがあるため、最終的には必ず自分自身で直接大使館に問い合わせて確認することがとても大事です。特に日本人の場合、D7ビザやD8ビザでの移住事例がまだ少なく、エージェント側にも十分なノウハウが蓄積されていないことが多いと感じます。

書類の準備時期については、「必要そうだな」と思った時点で、できる限り早めに、そして念のため全てを事前に揃えておくことが本当に大切です。

まとめ

ここまでポルトガルD8ビザ申請の次のステップと実践ガイドについて解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • エージェント選びは小さいタスクから始める。いきなり大きいパッケージを買わず、質を確かめてから進む。
  • 書類準備は必要そうなものは全て準備する。
  • Redditで継続的に情報収集する。公式ページやエージェントの情報だけでは不十分。
  • 申請期間はファーストステージ半年、セカンドステージ1年の合計1年半を想定する。
  • エージェントや弁護士の言うことと大使館の言うことは違うことがある。自分で確認することが重要。

5-1 ポルトガルD8ビザ取得までの全工程を振り返る|成功の秘訣と失敗回避のアドバイス

Last updated on 2026年1月6日 By 石崎 力也

あなたはポルトガルへの移住を本気で考えている個人事業主やフリーランスで、D8ビザ申請を成功させるための具体的なアドバイスを探していませんか?申請プロセスは複雑で時間もかかりますが、正しい準備と心構えがあれば必ず成功できます。ここでは実際にD8ビザを取得した経験から、成功のために本当に重要なポイントを紹介します。

ビザ申請は想像以上に時間がかかるため、多くの人が途中で諦めてしまいます。でも、正しい知識と準備があれば、必ず乗り越えられます。ここからは、エージェント選び、書類準備、申請プロセスにかかる時間、そしてこれから申請する人へのアドバイスをお話ししていきます。

エージェント選びが成功の鍵を握る

エージェント選びはD8ビザ申請の成功を大きく左右します。手続きをすべて自分でやるのは現実的ではなく、膨大な時間がかかるうえ、僕なら途中で気持ちが折れてしまうと思います。実際に僕自身も最初のエージェント選びで失敗した経験があり、エージェント選びの大切さを痛感しました。

まず絶対に確認したいのが料金の透明性です。特に公証費用や翻訳費用などが料金に含まれているかについては、初回面談のときに具体的に聞くのがおすすめです。エージェントによっては、状況に応じて追加料金が発生することもあります。僕が利用したAnchorlessは僕のときは公証費用や翻訳費用が含まれていましたが、申込が増えて状況が変われば有料化する可能性もあるので、毎回しっかり自分で確認した方がいいです。

次に重視したいのがコミュニケーションの質です。弁護士との連携体制や、やりとりの速さ、丁寧さは必ずチェックするべきです。日本ではあまり考えられませんが、海外のサービスだとお金を払った後に音信不通になるケースも珍しくありません。最初は対応が良く見えても本当に大丈夫かは分からないので、まずは小さいタスク(例えばポルトガルのNIF=納税者番号の取得や銀行口座の開設など)を依頼し、その対応スピードや丁寧さを確認するのが安心です。

僕の場合、最初のエージェントで失敗しただけでなく、セカンドステージで弁護士に1200ユーロ支払った後に追加請求や、事前の話とは違うことを言われるなど、いろいろとトラブルも経験しました。こうしたことはポルトガルでは珍しくないので、最終的には「この人は信頼できる」と自分が思えるかどうかが一番大切だと思います。ネット上の評価も参考にはなりますが、サクラや偽レビューも多いので、鵜呑みにしない方がいいです。

僕が使ったAnchorlessは公式サイトに詳しい情報が載っているので、一通り読んでみて、分からないことは初回コンサルティング(最近は無料らしいです)で聞いてみるといいと思います。ただし無料相談は営業トークになることも多いので、その場で即決せず、冷静に自分で判断してください。もし信頼できそうだと感じた場合は、まず小さな依頼からスタートして対応を見極め、その後本格的に任せる流れがおすすめです。

ちなみにポルトガルの銀行口座を開設すると、毎月手数料が発生します。僕が契約した「プレステージ」という上位プランは月額20ユーロ、日本円で約4000円弱かかりました。最初は銀行の種類や細かいプランは選べないことも多く、こうした必要経費はある程度覚悟が必要です。「一番安いプランが希望」と伝えても要望通りにならないこともあるので、基本的にはエージェントの指示通りに進め、現地に到着してからプラン変更するくらいの気持ちでいると良いでしょう。

書類準備の徹底が申請成功の基盤

ビザ申請に必要な書類については、ネット上にさまざまなチェックリストがあります。でも、実際にはチェックリストに載っていない追加書類を求められることもあります。だから、「これは必要かもしれない」「このサイトに必要だと書いてあった」「Redditでもこれを出せと言われていた」など、少しでも必要そうだと思ったら、とにかく自分で準備しておくのがおすすめです。

僕の場合はオランダ在住だったので、日本から書類を取り寄せるのにかなり時間がかかりました。書類準備に関しては、予定より2〜3倍の期間がかかることを前提にスケジュールを組むと安心です。また、必要書類の予備も必ず準備しましょう。家族で申請する場合は人数分を印刷し、申請時に提出した書類も絶対に捨てず、すべて手元に残しておきましょう。データだけでなく、紙の書類も再度プリントアウトするのは面倒なので、日本で準備してそのまま現地に持っていくのが便利です。

僕は、いろいろなサイトや体験談を参考に、「念のため」と思える書類は全部用意しました。結局使わなかったものもありましたが、それでも準備して良かったと心から思います。さらに、移民局や大使館のアポイントは1〜2ヶ月先になることが多く、現地まで出向いても「今日は、システムトラブルで受け付けていません」と帰されることもあります。そんな時、もし追加書類が必要だと再度準備を強いられることになれば、大きなタイムロスになります。

このような事態を防ぐためにも、書類準備は徹底しましょう。書類準備の工程だけは僕ら自身がコントロールできます。逆に、移民局の予約や審査の進行ペースはコントロールできない部分です。だからこそ、自分でコントロールできる書類の準備には全力を尽くしておくべきです。

申請プロセスには想像以上の時間がかかる

僕のケースでは、まずファーストステージである大使館でのビザ取得に約半年かかりました。準備を始めたのが3月で、実際に取得できたのが10月。セカンドステージとなる移民局での在留カード取得まではさらに1年かかりました。ただ、この間、アポさえ確保できれば、あとは在留カードが届くのを待つだけなので、アポが取れたら少しはリラックスできると思います。でも、実際に手元に在留カードが届くまでは、「本当にちゃんと届くだろうか?」とか「郵便局で紛失されたらどうしよう」などと不安がつきまとって、完全には安心できません。

よく「D8ビザを取ればポルトガル移住完了」と言われますが、実際にはD8ビザ取得はあくまで申請プロセスの半分をクリアしただけです。ファーストステージ(大使館)、セカンドステージ(移民局)と2段階に分かれますし、思っていた以上に時間もかかるので、僕としてはできる限り早めに準備を始めることを強くおすすめします。大切なのは、絶対にやりきるという強いコミットメントと、現実的なスケジュール感を持つことです。そのためには柔軟な心構えも欠かせません。

たとえば、銀行口座を開設した時点で、もう「乗りかかった船」という状態なので、途中で引き返すという選択肢がなくなります。とはいえ、逆に厳密に期限を決めすぎると「うまくいかなかったらやめようかな」と挫けそうになることもあります。実際、僕も最初D7ビザに挑戦した時は諦めてしまいましたし、D8ビザでも在留カード取得でも予想していた時間の2倍か3倍の時間と手間がかかりました。日本人だけでなく、アメリカ人やヨーロッパの人たちも同じです。Redditを見れば分かりますし、僕が所属している柔術やキックボクシングのジムのアメリカ人たちも「友人がみんな途中で諦めてしまった」とよく話しています。

焦ると「すべてが計画通りに進まなければ意味がない」といった極端な考えに陥りがちですが、実際には計画通りにいかないことの方が普通です。それでも粘り強く諦めずに、長い目で取り組み続ければ、最終的にはビザも在留カードも取得できます。大切なのは、何があってもやり続けるという強い意志を持つことだと感じています。

専門家への依頼は必要経費と考える

D8ビザの申請には、専門家への依頼費だけでなく、予想以上に多くの出費がかかります。僕の場合、オランダでは毎月約2000ユーロの家賃があり、同時にポルトガルの家にも月1200ユーロ払っていました。でもポルトガルの家は、契約してから半年以上、ほとんど住んでいませんでした。実際に住んだのは3、4ヶ月くらいで、1年分まとめて家賃を払い、そのすぐ後に次の家へ引っ越してしまいました。こうした余計な出費は避けづらいですが、D8ビザ取得のための必要経費だと割り切っています。

移民弁護士に頼んで移民局の予約を取る方法もあります。僕が弁護士にお金を払った理由は、ほとんどの人がビザのステッカーを受け取った時点で移民局のアポイントが取れていないからです。アポイントがない場合、自分でひたすら電話をかけ続ける羽目になります。でもそれをやっていたら、生活に支障をきたします。僕の場合は子供たちの学校探しや、自分の仕事、趣味などに全然集中できなくなってしまいます。だから「全部丸投げした方がいい」と判断しました。

弁護士が「移民局の中に知り合いがいるので、通常とは違う方法で予約が取れる」と言っていたし、そういう話はよく耳にしますが、実際のところ本当かどうかは分かりません。ただ、僕がオランダに移住した時に手伝ってくれた移民弁護士は、本当に移民局(IND)の中にパイプがあって、直接審査状況を聞いてくれたりしていたので、場合によっては本当にコネクションがある弁護士もいると思います。

e-Visaポータルからの申請が基本

僕が初めて大使館に行ったときは、書類をプリントアウトして直接持参したのですが、最近では、e-Visaポータルからの提出が原則になったと案内されました。エージェントからは「カナダ在住者のみe-Visaポータル提出、それ以外は従来どおり大使館でOK」と言われていましたが、実際には書類を持参しても受付してもらえず、e-Visaポータルから提出することになりました。

e-Visaポータルでの提出も意外と手間がかかります。というのも、全ての必要書類を4つのファイルにまとめてアップロードしなくてはならないためです。ビザ申請のチェックリストを見ると項目が4つ以上あるのに、実際は各種証明書やパスポート、チケット、旅行保険のスクリーンショットなどを内容ごとにひとつのファイル(PDFなど)にまとめ、それぞれ2MB以内に収める必要があります。Macのプレビューや色々なアプリを活用すれば結合や圧縮自体は可能です。もしどうしても容量がオーバーしてしまう場合は、Googleドライブ等にアップロードし、その共有リンクを作成したドキュメント内にまとめて提出するという手も使えます。

また、家族分のビザを申請する場合は、それぞれ別々のメールアドレスとアカウント管理が必要になるので、事前にメールアドレスを用意しておきましょう。

そして移民局のアポ取得は非常に難しく、何度も話していますがRedditの「PortugalExpats」スレッドを見ても現地の混乱ぶりがよく分かります。メールしても返信は滅多に来ませんし、電話もほとんど繋がりません。「3日で5000回電話した」という経験談もあります。予約なしで移民局へ直接出向いても、入り口で断られるケースがほとんどです。

こうした状況の中、移民弁護士に依頼すると「通常とは違うルートで予約が取れる」と言われますが、実態は弁護士本人や事務所が僕たちの代わりに大量に電話をかけ続けているだけです。つまり予約取りの苦労をプロにアウトソーシングするイメージに近いです。

なぜポルトガルの弁護士がここまで雑務も引き受けてくれるのかというと、実はポルトガルでは弁護士の数が非常に多く、資格自体も大学を卒業すれば取得しやすいという事情があります。そのため、弁護士による事務作業や雑用代行のようなサービスもごく一般的になっています。つまり、「自分が苦手な手続きや時間のかかる作業は、外部のプロに任せる仕組みを整えること」がとても大事だと実感しました。

これから申請する人へのアドバイス

僕からのアドバイスとしては、とにかくできるだけ早めに準備を始めることが大切です。本当に想像以上に時間がかかるので、思い立ったらすぐ動き出した方が安心です。それから、エージェントは慎重に選びましょう。料金がしっかり明示されているか、あとから追加費用が発生しないかを確認しておくべきです。

正直なところ、エージェントに頼んでいなくても、誰かと一緒に進めていたり、大使館や移民局とやり取りしていると、「そんな話は聞いていない」「言われていたことと違う」と感じる出来事は必ず起こります。でも、こうした想定外な事象はポルトガルのビザ申請では日常茶飯事です。深く気にせず、「まあ、そんなものか」と気持ちを切り替えて進めていくのが最終的にはうまくいくコツだと思います。

書類については、何回でも言いますが「念のため」と思うものは全部準備してください。必要かどうかが分からないものでも、一応用意しておいて損はないです。なぜなら申請自体が1〜2ヶ月後、と待たされることが多く、追加書類となればまた時間がかかって大きなロスにつながるからです。

そして、専門家への依頼は惜しまないのが結果的に安心です。多少お金はかかりますが、精神的な負担を減らし、失敗のリスクも下げてくれます。これは必要経費だと割り切っています。

何よりも大切なのは、焦らないで長期戦の気持ちで取り組むこと。途中うまくいかないことが続いても、しがみついていれば必ず取れる、くらいの気持ちで続けるのが一番だと思っています。

まとめ:何があってもやり続けるという強い意志を持つ

ここまでポルトガルD8ビザ申請の総括と成功のためのアドバイスについて解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • エージェント選びが成功の鍵。料金の透明性と公証・翻訳費用込みかを初回で確認する。
  • 書類準備を徹底する。必要そうなものは全部準備し、予備も用意しておく。
  • 申請プロセスはファーストとセカンドの2段階で合計1年以上を覚悟する。
  • 専門家への依頼は必要経費で、移民弁護士を使えば移民局のアポ取得をアウトソースできる。
  • 長期的な視点で焦らず、しがみついていれば必ず取れるというマインドセットで臨む。

4-3 【衝撃の実話】ポルトガルAIMA予約取れない問題|Reddit情報と弁護士依頼の真実

Last updated on 2026年1月6日 By 石崎 力也

あなたはポルトガルD8ビザを取得した後、AIMAとの予約をどう取れば良いか不安を感じていませんか?大使館でビザを取得すれば全て終わりだと思っているかもしれませんが、実はAIMA予約が最大の難関になります。ここでは大使館での面接対策と、予約が取れないAIMA問題への対処法について詳しく紹介します。

ビザ取得後の在留カード取得のためにAIMAとの予約が必要になりますが、この予約がほぼ不可能な状況です。Redditでは3日間で5000回電話したという人もいます。メールを送っても返事は来ず、電話は繋がらない。予約なしでAIMAに行っても受付で弾かれる。ここからは、大使館での面接の準備、AIMA予約が取れない問題、弁護士の活用方法、そしてトラブルシューティングまで詳しく解説していきます。

大使館スタッフが合格に導くように書類を確認してくれた

ポルトガル大使館での面接では、スタッフの方がとても丁寧に書類をチェックしてくれたのが印象的でした。僕が手続きをしたのはオランダにあるポルトガル大使館で、2024年6月14日に追加書類を提出した際、スザンナさんという女性スタッフが一枚一枚漏れがないか慎重に確認してくれていました。

普通、不備があればビザを却下するだけでもいいはずですが、まるで予備校の先生のように合格に導こうと意識して、不備を一つずつ一緒に直していく姿勢を感じました。本国に送ってリジェクトされても大使館側に責任が及ぶわけではないのに、本気でD8ビザ取得をサポートしようとしてくれたのがありがたかったです。

実は2024年初めは、オランダに5年住んだことで永住権が申請できる状況になり、永住権を取ってそのEUカードで他国移住も選択肢として考えていました。例えばスペイン・バレンシアなども検討したりと悩んでいましたが、最終的にはバックアップとしてポルトガルD8ビザに挑戦してみることにした経緯があります。

6月にこの大使館面接のアポイントが取れて、さらにスザンナさんが真剣に書類を確認する様子を目の当たりにして、「これならビザが通る確率も当初の10%程度から半分くらいまで上がったかも」と強く感じました。

家族分の書類は共通でも全員分を個別に印刷する

家族分の追加書類は、必ず家族一人ずつ分けて用意し、印刷する必要があります。最初は僕も自分だけ申請して、あとから家族を呼び寄せる方法で進めようと考えていましたが、エージェントから「全員個別に申請してください」と言われ、家族全員分の書類を準備することになりました。

実際の手続きでは、「次は○○さんの保険書類をお願いします」「次は○○さんの保険書類を」といった具合に、個別に書類の提示を求められました。6人家族であれば、6部ずつ準備しておきましょう。再提出などになると次のアポイントまで1〜2ヶ月待つこともあるので、余計な分は破棄するくらいのつもりで、とにかく全員分揃えておくのが安全です。

さらに、追加書類の提出はおよそ2週間以内に求められることが多く、スピーディな対応が不可欠です。例えば海外旅行保険の証明書については、内容が同じでも必ず一人ひとり分けてファイルを作り、僕、妻、そして子供4人分、計6人分を個別に用意しました。収入証明の場合も同様で、僕自身用、息子用として父親名義の書類、また家族全体の生活を支えていることを証明できる銀行残高証明やコンサル契約書などをまとめ、27ページのPDFを家族の人数分揃えました。こうした抜かりのない書類準備こそ、一度で申請をクリアするための重要なコツです。

AIMA予約はメールも電話も繋がらない

AIMA予約が取れない問題について改めて解説します。今でこそ無事にAIMAの予約が取れて在留カードも手に入りましたが、当時は本当に苦しい思いをしました。Redditのポルトガル移住者向け掲示板を読むと、AIMA予約の大変さや悲惨さが各所で語られています。今なら昔話として笑えるのですが、当時の僕は「このままずっとAIMAの予約が取れないんじゃないか」と本気で焦っていました。

日本のパスポートを持っていればヨーロッパの出入国も比較的自由にできますが、そうでない国籍の人たちは、国ごとにビザ申請が必要です。実際、ポルトガルの在留カードが発行されないことで自国に帰れなくなった人たちがたくさんいて、そのエピソードがRedditにもたくさん載っています。興味があれば、そういった生々しい体験談も読んでみてください。

AIMAだけでなくポルトガルの行政サービス全般は「問い合わせメールの返事は基本来ない」「電話もまず繋がらない」というのが日常です。特にAIMAは申請者の殺到でスタッフも不足していて、ほぼ電話が繋がらない状態が続いています。

AIMAは予約なしで行っても必ず受付で追い返されます。ビザの更新などで予約が取れず、在留カードの期限が切れてしまうとイリーガルステイ(不法滞在)状態になるため、多くの人がやむを得ず予約なしでAIMAに突撃しますが、ほぼ間違いなく入り口で門前払いを食らいます。僕もAIMAのインタビューへ行った時、最初に予約確認メールの提示を求められ、入口には体格のがっしりしたセキュリティの人が立っていました。

ネット上にはAIMA予約代行サービスも存在します。僕も500ユーロ払って依頼しようか迷いました。実際、こうした業者も結局は人力で僕たちと同じように電話をかけ続けて予約を確保し、その枠をいわゆる“チケット転売屋”のように売っている形です。それだけAIMA予約の争奪戦は激しく、入手難易度が高いというのが現実です。

1000回電話しても予約が取れなかった実例

Redditを覗いてみると、実際にAIMAの予約を取ろうと奮闘した人たちのリアルな体験談が数多く投稿されています。あるスレッドでは「1000回以上電話した」という書き込みも見かけました。最初は大げさに言っているのかとも思いましたが、冗談抜きで本当にそれほど電話をかけ続けるしかないという現状のようです。

やっと電話がつながったと思ったら「もうアポイントメントはありません(No more appointments)」と告げられ、でも「枠はたまに空くので、辛抱強くかけ続けてください」と言われてしまう。1000回かけてこれでは心が折れますよね。もし自分がこの状況だったら…と想像して絶望を感じ、僕はもう1200ユーロ払って弁護士に依頼せざるを得ませんでした。

ただし、その弁護士が本当に僕のために予約を取ってくれたのかは今でも定かではありません。電話がつながったという報告もなく、もしかしたら大使館側が手配してくれたのか、AIMAの内部処理で順番が回ってきたのかもしれないと考えています。

また、大使館に家族分のビザを受け取りに行った際(10月7日、オランダでのこと)、スタッフの方から「AIMAの予約は自動的に行われる場合もある」と説明され、「必要なら大使館からAIMAに連絡も可能」と言われましたが、実際に対応してくれたかどうかは不明でした。

とにかく、公式な情報や弁護士では得られないような現場のリアルな体験談こそ、Redditなどで共有されている印象です。最新の動向や体験談を知るには、こうしたネットのコミュニティがとても参考になります。

娘のビザだけ1ヶ月遅れてアポイントメントが記載されていた

不思議なことに、なぜか娘のビザだけが1ヶ月ほど遅れて発行されました。そして、そのビザを見ると、僕や家族のビザには記載されていないアポイントメント(面接日)が娘のビザにだけ載っていました。

このアポ付きというのは非常にラッキーで、指定された日にそのまま行けばよいという意味になります。実際、書かれているURLにアクセスすると、何月何日にどこに来てくださいという具体的な案内が表示されていました。

とはいえ、娘にだけアポイントメントがあっても他の家族5人はどうしたらいいのか分からず、正直かなり困りました。さらにややこしいことに、後日、娘のアポとは全く別の日付で「家族6人全員リスボンに来てください」という案内メールが届いたのです。

このように、AIMAのアポイントメントは本当に予測がつかず、同じ家族でも通知のタイミングや指定される日がバラバラになることがあるようです。

AIMAが抱える深刻なスタッフ不足問題

AIMAが直面している深刻な人員不足と、今後の予約システムについてまとめます。まず、旧移民局(SEF)からAIMAに十分なスタッフが異動しておらず、加えてAIMA自体の過酷な労働環境により離職者も多いことが、ポルトガルの現地ニュースで報じられています。電話での予約受付はすでに終了しているはずで、代わりにオンラインでの予約システムを2025年第1四半期、つまり年初めに運用開始予定だと発表されていました。ただし、実際には2025年の第一四半期はすでに過ぎており、現時点でどう運用されているのかは不透明です。

また、Redditの体験談によれば、400ユーロを支払えば優先的に申請が進む裏サービスのようなものも存在するという噂もあります。こうした有料予約の導入予定もニュースサイトで取り上げられていたのを見かけました。

僕自身は毎日AIMAポルト支局の前を通りかかるのですが、そこで目にするのは早朝から長蛇の列を作る人々です。朝7時に柔術の練習へ向かう途中、だいたい6時半くらいにはすでに何十人もの人が並んでいます。このような状況がもう1年以上続いており、AIMAのシステムが完全にパンクしていることを日々実感しています。この現状を目の当たりにすると、AIMAの予約が取れない問題がいかに深刻かを痛感します。

1200ユーロ払って弁護士に依頼したが効果は不明

移民弁護士を活用したAIMA予約についてお伝えします。僕の場合、「1200ユーロで家族全員分の在留許可を取得できる」と案内してくれた弁護士に依頼しました。彼女は「AIMA内部に知り合いがいるので特別ルートで予約が取れる」と話していましたが、正直なところ本当にそうなのか確信は持てません。実際に予約は取れたものの、それが彼女のおかげなのか偶然なのかは分かりませんでした。

オランダに移住した時も移民弁護士を使った経験がありますが、そのときは本当に移民局(IND)にコネがあり、審査状況も直接聞いてもらえたりして信頼感がありました。一方、ポルトガルの場合は弁護士の数も多く、AIMAと弁護士の関係もあまり良くないようで、弁護士ならではの強みをあまり実感できませんでした。

移民弁護士を探す際には、RedditやWhatsAppのコミュニティも利用しました。Redditで「ポルトに移民弁護士がいるから紹介するよ」という書き込みを見て、DMでやりとりすると実際に弁護士の名前や電話番号を教えてもらえますが、今思うと自作自演や信頼性に疑問が残る場合も多いと感じています。

最終的には、弁護士のホームページや証明書類などを確認し、信用できると判断した上で彼女に1200ユーロを支払いました。WhatsAppでやり取りをし、その流れで在留カード取得まで依頼しました。結果的に無事予約も取れて在留カードも手に入ったので結果オーライですが、「この費用が本当に必要だったのか?」という疑問はやっぱり残っています。

AIMAとの面接では一発で通すことが絶対条件

AIMAで必要になる「犯罪データベースへのアクセス許可フォーム」は大使館で既に提出していても、AIMAでも改めて再提出が求められます。そのため、AIMAとの初回面談に備えて必要書類は事前にしっかり揃えておくことが不可欠です。AIMAの予約自体が非常に取りにくい上、追加書類の提出を求められてしまうと改めてアポイントを取り直さなければならず、とても大変です。

僕の場合はポルト在住ですが、AIMAの予約が取れたのはリスボンで、都市間の移動は選択肢が多いとはいえ電車や車でも3時間かかりました。追加書類提出のためだけにまた往復するとなると非常に手間と時間がかかりますし、次の予約がいつ取れるかも分かりません。特に面接が2回目以降になると更に先延ばしになりがちなので、初回で全ての書類が揃っていることが大切です。

できるだけ一発で手続きを終えられるよう、事前準備は万全にしておくことが何より重要です。どうしても予約が取れない場合は弁護士に依頼する方法もありますが、弁護士側が実際にどれだけ確かなルートを持っているかは判断が難しいのが実情です。また、公的な発表とRedditなどで共有されている実体験には大きな差があるため、ネット上の生の声も積極的にチェックしつつ、自分に合った対応策を検討することをおすすめします。

まとめ:AIMA予約は覚悟と準備と運が必要

ここまで大使館での面接対策とAIMA対策について解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • 大使館スタッフは丁寧に書類確認してくれ、ビザ承認確率が大幅に向上した
  • AIMA予約は電話しても取れないような状況で、メールも電話も繋がらない
  • 1200ユーロで弁護士依頼したが効果は不明
  • AIMAは深刻な人員不足で毎朝長蛇の列になっており、完全にパンク状態が続いている
  • AIMA面接は一発で合格するために、面接時に全ての書類が揃っていることが重要である

4-2 【ポルトガルD8ビザ申請者必見】eVisa Portal 2MB制限を突破する!Googleドライブ活用術

Last updated on 2026年1月5日 By 石崎 力也

あなたはポルトガルD8ビザの申請準備を進めているフリーランスや起業家として、eVisa Portalでの申請方法に不安を感じていませんか?書類をプリントアウトして大使館に持っていけば良いと思っているかもしれませんが、実はデジタル提出が基本になっています。ここではeVisa Portalでの申請方法と、2MB制限への対処法について詳しく紹介します。

eVisa Portalからの申請は今や必須です。ここからは、eVisa Portalの登録方法、デジタルデータのアップロード方法、ファイルサイズ制限への対処法、家族分の申請の注意点、そしてよくあるエラーと対処法まで詳しく解説していきます。

紙の書類を持参してもeVisa Portalから提出するよう言われる

eVisa Portalからのデジタル申請が基本となっている理由を解説します。大量の書類をいちいち紙で確認するのは非効率なので、大使館側もeVisa Portalを通じたデジタル提出を推奨しています。

ただ、事前にデータで提出した書類をさらにプリントアウトしてアポイント時に持参するよう言われたこともあり、「結局どっちなんだろう?」と感じた部分もありました。しかし、ポルトガルのビザ申請においては、最終的にはeVisa Portalを通じて提出するのが正規の流れです。

実際、大使館の予約が取れて訪問した際、紙の書類では受け付けてもらえず、「eVisa Portalで再度提出してください」と案内され、4日後にeVisa Portalからデータを提出し直しました。

書類の管理については、Googleドライブ上でフォルダを分けて準備しました。例えば、パスポート写真、パスポート自体の画像、(僕の場合はオランダの滞在許可証)、そして有効なトラベルインシュランス(旅行保険)と、項目ごとに整理。日本国内から申請される方は、滞在許可証に該当する書類が異なる可能性があるので、必要に応じてエージェントや弁護士に確認してください。このように各種書類をきちんと分けて、順に集めていくのがポイントです。

旅行保険はレパトリエーション項目が必須

旅行保険について詳しく説明します。D8ビザ申請の際、僕の場合は本来加入していたオランダの保険や、ポルトガルの保険でも十分条件を満たしているかと思ったのですが、大使館とエージェントの両方から要件を明確に確認するよう求められました。結果的に、家族全員分の12ヶ月間の旅行保険をオランダで新たに契約し直す必要がありました。

ポイントとなるのは、保険が「医療費の補償」と「レパトリエーション(本国送還)」の両方をカバーしているかどうかです。交通事故などで現地の病院に入院した場合の医療費だけでなく、緊急時にヘリコプターなどで本国に送還される費用が補償対象に含まれていることが重要です。この点、大使館・エージェント双方から繰り返し強調されました。

そのため、旅行保険を選ぶ際には単に最安の保険を選ぶのではなく、必要な補償内容と金額が要件を満たしているかを必ず担当者などに確認してください。僕が加入した「Central Beheer」の保険は、家族分すべてをカバーしている旨の証明書も発行してくれて、とても助かりました。

家族全員分の個別メールアドレスとアカウントが必要

eVisa Portalへの登録とアカウント作成について解説します。まずeVisa Portalの公式サイトにアクセスし、申請者ごとにメールアドレスを用意してアカウントを作成する必要があります。家族全員分を申請する場合は、それぞれ個別のメールアドレスとアカウントが必要です。

僕の場合、6人分で6つのメールアドレス・アカウントを用意しました。そして各アカウントごとに必要な書類データを個別にアップロードします。たとえ同じデータ(たとえば両親のパスポートや在留カードのコピー)が必要でも、子どもごとに同じものをそれぞれ提出しました。

「Ministry of Foreign Affairs eVisa」と検索すると公式サイトが見つかります。申請状況のステータスは「Pending」「Registered」「In Consideration」などがしばらく続くこともありますが、やがて「Analyze(分析)」が終わると、「Finish」と表示されて審査完了です。こうして各自で書類を提出していきます。

4ファイル各2MB以内という厳格な制限がある

eVisa Portalへのデジタルデータのアップロード方法について説明します。eVisa Portalでは、4つまでのファイルをそれぞれ2MB以内でアップロードする必要があります。2MBという制限はかなり厳しくて、例えば僕が普段使っているLUMIXのカメラで写真を撮ると1枚で30MBくらいになってしまいます。そのままでは絶対に添付できないので、画像や書類は必ず圧縮して容量を小さくする工夫が必要です。

僕のコンサルティング契約書も数十ページあったのですが、1つのファイルにまとめてアップロードするしかありませんでした。実際にポルトガル大使館(オランダ管轄)から届いたメールにも、「ご家族全員分を各自のメールアドレスでeVisa Portalから申請し、必要書類をアップロードしてください」とあり、ファイルについても「2MB以下にまとめてください」と明記されていました。

Googleドライブの共有リンクで容量制限を回避する

ファイルサイズ制限をどう乗り越えるかについて解説します。僕の場合、契約書がひとつだけではなく複数社との契約があったため、1枚のコンサルティング契約書だけでなく、Googleドライブ上に他の契約書も保存し、PDF内にそれらのGoogleドライブの閲覧リンクを貼ることで「複数の契約がある」と証明できるように工夫しました。これはファイル容量を抑えるためにも有効な方法です。ただし、Googleドライブの共有設定を「リンクを知っていれば誰でも閲覧可」にしておかないと、審査官が閲覧できないので必ず権限に注意してください。

PDFファイルはAcrobatなどを使って圧縮するのがおすすめです。画像の場合は解像度を下げるという方法もありますが、文字が読めなくなったら本末転倒なので、圧縮した後は必ず内容がしっかり確認できるかチェックしてください。

ちなみに、フライトチケットについては僕も提出用に購入し、その後スケジュール遅延で2回ほど無駄にしたことがあります。審査には「ポルトガルに渡航するチケットの予約」が必要なので、キャンセルや日付変更が容易なオープンチケットでも大丈夫ですが、僕は「捨てる覚悟」で数十ユーロかけて家族分を用意しました。審査が予定より長引くケースも多いので、何度もチケットを買い直す可能性も考えておいた方が良いです。

また、収入や経済状況を証明する類の書類は最終的に27ページのPDFにまとめました。コンサルティング契約書自体はさらにページ数が多く、データも重くなりがちです。文字ベースの資料であればPDF容量は問題になりにくいですが、銀行口座の明細やオンラインコース売上など、スクリーンショット含む画像を多く入れると急激にファイルサイズが増えるため、画像の圧縮やトリミング等でできるだけ軽く加工してからまとめることをおすすめします。

申請フォームは提出前に慎重に確認する

申請フォームの記入方法について解説します。申請フォームは英語またはポルトガル語で記入する必要があり、個人情報、滞在目的、収入源などを正確に入力してください。それぞれの項目に対応する書類をアップロードし、内容の整合性が取れているかを事前にしっかり確認することが大切です。一度提出してしまうと後から訂正するのが難しいため、エージェントなどと相談して「この書類で問題ないか」を事前に確認したうえで申請するのが安心です。

ただし、あまりに慎重になりすぎて申請が遅れるのはおすすめできません。十分に準備して「これで大丈夫」と思えたタイミングで思い切って提出しましょう。万が一不足やミスがあった場合は、大使館側から指摘や追加書類のリクエストが来るので、その時に対応するくらいの気持ちで進めたほうが、申請全体もスムーズに進みます。完璧を目指して結果的に提出が遅くなるより、まずは出してみることも重要です。

追加書類の提出は2週間以内を求められる

追加書類の提出について解説します。僕の場合、6月5日に大使館からメールが届き、「6月14日に追加書類を提出してください」と指示されました。追加書類の提出方法はeVisa Portalからアップロードする方法と、大使館へ直接持参する方法の二通りがありますが、僕たちは直接大使館へ提出することを選びました。

大使館ではスタッフの方が、提出書類ごとにチェックリストを持っていて、一つ一つ確認しながら書類を受領してくれます。僕たちは家族6人分だったので、すべての書類を人数分用意し、チェックもその分かかるので、大使館での手続きに3〜4時間かかりました。

特に注意が必要なのは、「2週間ほどで追加書類を準備してください」と言われても、そのリストの中には2週間では揃わない書類も多いという点です。例えばパスポートやオランダのレジデンスパーミット(在留カード)のコピーといった、すぐに用意できるものもありますが、「オランダで発行された犯罪証明(クリミナルレコード)」や、その証明書に必要なアポスティーユ(証明書の公証)など、取得に時間がかかるものも含まれています。これらは申請してもアポイントが2週間後以降になることもあり、早めに準備を始めることが重要だと感じました。

なお、日本の犯罪経歴証明書については、僕の場合すでに取得済みでした。ただ、日本の警察証明書にアポスティーユを付与することができるかは、状況によって異なるようです。日本大使館では対応できない場合もあるので、事前に確認しておいた方が良いでしょう。

また、メディカル・トラベル・インシュランス(海外旅行保険)についても、大使館から「現在所持している保険では条件を満たしていない」と指摘されました。そこで新たに条件に合う保険に加入し、必要事項(医療費の負担やレパトリエーション)がきちんと保険証書・証明書に明記されているかどうかも確認が求められました。

このように、2週間で全ての書類を揃えるのは現実的ではない場合も多く、必要になりそうな書類は、追加提出を指示される前からできるだけ早く集めておくことが、トラブル回避につながると実感しました。

家族分の書類は人数分印刷する必要がある

7月18日に家族分の追加書類を印刷して提出するよう連絡があり、提出のためのアポイントは7月30日でした。つまり、7月18日にメールが届き、およそ2週間後の指定日に再び大使館へ行くよう求められたという流れです。

ここでも、それぞれの書類を個別に準備する必要があります。何度も触れていますが、子どもたちの追加書類は申請書以外は全く同じ内容だったものの、子どもの人数分を印刷して用意しなければなりません。たとえば共通する書類が80枚あった場合、うちの場合は子どもが4人だったため、80枚×4人分=320枚の書類を準備して提出しました。

よくあるエラーへの対処法を知っておく

ここでは、eVisa Portal申請時によく発生するエラーとその対処法についてまとめます。まず、ファイルサイズが2MBを超える場合はPDFを圧縮するか、Google Driveなどにアップロードしてその共有リンクをPDF内に貼り付けて提出する方法が有効です。なお、申請画面に直接リンクを記入できる欄はないため、必ずPDFファイルの中に追記してください。また、ファイル形式に制限がある場合はPDF化してからアップロードしましょう。

アップロード途中でタイムアウトエラーが発生した場合は、ファイルサイズをさらに小さくする、あるいはインターネット環境を見直してください。申請フォームが保存できない場合や不具合が起こる場合は、まずブラウザを再読み込みしたり、別のブラウザ(Safari/Chromeなど)でも試してみましょう。状況によって使えるブラウザが異なる場合もあります。

それでも問題が解決しない場合は、大使館へ直接問い合わせを行いましょう。電話は繋がりにくいことが多いので、メールによる問い合わせがおすすめです。

まとめ:eVisa Portalは2MB制限との戦い

ここまでeVisa Portalでの申請方法について解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • eVisa Portalからのデジタル提出が基本で紙の書類は受け付けられない
  • 家族全員分の個別メールアドレスとアカウントが必要である
  • 4ファイル各2MB以内の厳格な制限でGoogleドライブ共有リンクで回避できる
  • 旅行保険はレパトリエーション本国送還項目が必須
  • 追加書類は2週間以内の提出を求められるが事前準備が重要である

4-1 【実体験】ポルトガルD8ビザ申請の全体フロー|2段階で合計1年半かかる現実と必要書類リスト

Last updated on 2026年1月5日 By 石崎 力也

あなたはポルトガルD8ビザの申請を考えているフリーランスや起業家として、ビザ取得までの全体像を把握したいと思っていませんか?多くの人が「大使館でビザを取得すれば終わり」と考えがちですが、実はその先にも重要なプロセスが続きます。ここでは、ファーストステージ(大使館でのビザ取得)とセカンドステージ(現地での在留カード取得)という2段階構成の申請全体フローについて、実体験をもとに詳しく解説します。

僕自身、ポルトガルに渡って初めて「大使館でビザが下りても、これは全体の半分にすぎない」と実感しました。大使館からD8ビザの承認通知をもらったあと、すぐにAIMAでの手続き(アポイント取得)が必要だと案内されます。ここからは、この申請全体の流れや各工程の期間、さらにセカンドステージで求められる書類について、詳しくお話ししていきます。

ファーストステージは大使館でのビザ取得まで

まずはファーストステージについてお話しします。ここで言うファーストステージとは、大使館を通じてビザを取得するまでのプロセスです。海外の掲示板Reddit(日本で言う2ちゃんねるのような海外掲示板)でも「ファーストステージ」と呼ばれているのは、この段階が単にゴールではなく、終えた後に「セカンドステージ」と呼ばれる別の大きな手続きが控えているからです。もし二つ目のステージが簡単であれば、わざわざ区別する意味もないでしょう。しかし実際はセカンドステージもかなり大変なので、多くの人がこのように段階を分けています。

なお、D8ビザの審査では最終的な承認判断はポルトガル大使館自体ではなく、大使館が提出した書類をデータや実物のままポルトガル本国の中央当局に送り、そこで本審査が行われる仕組みです。大使館の役割は申請受付が主ですが、初期のスクリーニング機能も果たしています。たとえば収入要件などの条件を満たしていなければ、大使館段階で弾かれ、予約すら取れないこともあります。

ネット上で「大使館との予約が取れればビザ取得の確率は高い」とよく言われますが、これはあながち間違いではありません。大使館側も忙しいので、ある程度条件を満たしそうな人だけに予約を入れてもらえるためです。ですが、ここで話しているのはあくまでファーストステージ(大使館での審査)に限った話。これを乗り越えた後に、もう一段階の重要なステップ、セカンドステージが待っています。

eVisaポータルからの申請が基本になっている

今ではD7やD8ビザの申請はeVisaポータル経由が標準になっています。僕もエージェントから「書類をプリントして大使館に持っていってください」と言われ、その通り紙の書類を用意して大使館に行きましたが、「eVisaポータルから提出してください」と案内され、受け付けてもらえませんでした。結果的に紙で提出した手間はすべて無駄になってしまいました。

その後、改めてeVisaポータルから書類を提出しましたが、ここから1〜2ヶ月ほど審査がかかり、「この日にアポがありますので来てください」といった通知が来るのを待つことになります。ただ、そもそも最初のアポを取るのが非常に難しく、オンラインの予約プラットフォームしか方法がなく、予約枠もすぐに埋まってしまうのでなかなか希望通りには進みませんでした。どうしてもアポが取れない場合は、直接電話をしてみるしかないとも言われました。

僕の場合、1月24日に最初のアポを取れる前提で計画していたのですが、結果的にその日にはアポが取れず、実際にはもっと後になってしまいました。こうして計画通りに進まないケースは多く、最初の関門となる大使館とのアポイントすら取れないという現実に直面する人がかなりいると感じています。

ファーストステージのタイムライン:2024年3月から10月

2024年3月25日、日本大使館で警察証明書を受け取りました。これは2023年末に大使館と予約をし、指紋採取の手続きを進めた結果です。指紋を提出し「無犯罪証明が必要」と伝えたところ、1月にアポイントが設定され、約2ヶ月後「警察証明が日本から届きました」と連絡が来て、ようやく受け取ることができました。警察証明がないと他の必要書類を出すことができないため、これが実質的なスタート地点でした。なお、日本にいる場合は現地の(たとえば市区町村や都道府県が管轄する)大きな警察署などで比較的スムーズに取得できるはずです。

その後、4月22日に大使館と予約が取れ、全ての必要書類をプリントアウトして持参するよう指示されたので、その通りに準備しました。しかし実際に大使館に行くと「eVisaポータルから提出してください」と言われ、紙では受け付けてもらえませんでした。急いで書類をデジタルデータ化し、4月26日にeVisaポータル経由で申請を行いました。

そこから約1ヶ月半後、大使館よりメールが届き、6月14日に追加書類の提出を指示されました。この時点で「自分がビザを取得してから家族を呼べばいい」と思い、自分一人分だけを申請していたのですが、このメールで「家族全員分を個別に申請してください」と案内されました。そこで、6月14日に追加書類を提出し、6月18日にはeVisaポータルから家族分の申請も行いました。僕の場合は6人家族なので、6人分のメールアドレスとアカウントを用意し、それぞれ個別に申請をした形です。

さらに1ヶ月後、大使館から再び追加書類提出の依頼とともに、7月30日のアポイントが設定されました。いつ連絡が来るか分からず、申請中はなかなか旅行にも行けない状況でした。7月30日の大使館アポでは家族分の書類をそれぞれ提出。個別審査のため、同じ書類を家族ごと(つまり僕以外の家族の人数分である5部)プリントアウトし、持参する必要がありました。

その後、8月30日にビザ承認の通知が来て、9月3日に自分のビザを受領。AIMAへの予約手続きもこの時指示されました。家族分のビザ承認はその1ヶ月後の10月4日に下り、全員分が揃った形です。こうして実際にファーストステージは約半年かかりました。最初からeVisaポータルで申請できていれば、もう少し早く進めた可能性もあります。以上が、おおよそのファーストステージのスケジュールです。

追加書類の指示メールで求められたもの

初回はeVisaポータルから書類を提出しました。4月26日に申請し、6月5日に大使館からメールで連絡がありました。その内容は「6月14日に大使館に来館し、必要な追加書類を持参してください」というもので、具体的に下記の書類提出を求められました。

  • オランダの犯罪経歴証明書
  • 日本の犯罪経歴証明書 

(上記2つはいずれもアポスティーユ認証が必須)

アポスティーユとは、弁護士によるノータライズ(認証)とは異なり、国が公式に「この証明書は本物です」と保証するための認証手続きです。オランダの書類は比較的簡単にアポスティーユ取得ができましたが、日本の犯罪証明書についてはアポスティーユ取得ができなかった記憶があります。大使館でもその手続きはできなかったと思います。

また、KVK登録証明書(オランダ商工会議所に自分のビジネスが登録されている証明)も必要でしたが、これはオランダ在住者向けのもので、日本在住の場合は他の書類で代替になる可能性があります。

さらに、医療旅行保険の証明書も提出を求められました。僕がオランダで加入していた保険は海外もカバーしていましたが、それでは不十分とのことで、別途ポルトガル滞在期間をカバーする1年分の旅行保険に加入しました。

加えて重要なポイントとして、すべての書類はポルトガル語または英語への翻訳が必須です。また、配偶者や子どもも一人ずつ個別に申請する必要があることも通知されました。僕は当初自分だけが手続きすれば良いと思っていましたが、家族分もそれぞれ準備が必要だったのです。

セカンドステージはAIMAでの在留カード取得まで

次に、セカンドステージであるAIMAでの在留カード(レジデンスパーミット)取得について解説します。これは、ポルトガルに実際に移住してから在留カードを手に入れるまでのプロセスです。レジデンスパーミットがなければ銀行口座の開設や各種保険の加入、いわゆる国民健康保険のようなサービスにもアクセスできません。つまり、D8ビザの許可が下りても、それは移住の半分が終わったにすぎないということです。繰り返しになりますが、ビザ承認後はできるだけ早くAIMAの予約を取る必要があります。

ただし現在のAIMAは申請が殺到していて、予約がなかなか取れません。もともとSEFという名称だった組織がAIMAに変更されましたが、スタッフ自体は同じで配置換えだけのようです。そのうえAIMA内部では労働環境が悪化し、スタッフの離職も増えていると聞きます。その結果、移民申請の増加と人手不足が重なり、運営がひっ迫している状態です。僕自身も予約が全く取れず、AIMAの深刻なスタッフ不足と連絡の困難さを痛感しました。

セカンドステージのタイムライン:2024年10月から2025年11月

セカンドステージの実際の流れとして、まず2024年10月15日にオランダ・アイントホーフェンからポルトへ移動しました。すでにポルトで賃貸契約も済ませていましたが、AIMAの予約がまったく取れず、オランダ滞在中からポルトガル在住の弁護士に依頼し、アポ取りをお願いしました。費用は1人200ユーロで、家族分あわせて1200ユーロ支払い。結局、弁護士のおかげかどうかは分かりませんが、2025年1月8日にAIMAから突然アポイントメントメールが届きました。ただ、正直なところこの依頼が本当に効果があったのかは今も疑問です。

2月14日にはAIMAリスボンオフィスでインタビューを受け、必要書類を提出しました。ここでもファーストステージで準備したものとほぼ同じ内容の書類をもう一度提出することになりました。「同じ書類を何度も出すの?」と疑問を感じましたが、ポルトガルの手続きではよくあることらしいので、そのまま指示通り対応しました。

その後、2025年6月にはより良い物件が見つかりポルト市内で引っ越しをしました。引越しの際は、CTT(ポルトガル版の郵便局)で転送手続きを必ず行います。これは非常に重要で、もし転送届を出していなければ11月時点で在留カードを受け取れていなかったはずです。AIMAは電話連絡も困難なため、「住所が変わった」という情報伝達手段として郵便局の転送サービスは必須でした。

手続きが長引く中、もう気長に待つしかないと判断し、2025年7〜9月の3ヶ月間は夏休みとして家族で韓国や日本、フィリピンへ帰省・旅行。帰国後の9月4日や10日あたりにポルトガルへ戻り、滞在先のポストをチェックしても、まだ在留カードは届いていませんでした。「まだ来てないな…」と少し不安になりましたが、その後も待ち続け、ついに11月28日に在留カードが到着。ようやく全プロセスが終わり、「長かったけれど、やっとここまで来たな」としみじみ感じました。

ちなみに、2025年1月8日にAIMAから届いたアポイントメントメールがこちらです。

セカンドステージで必要な書類リスト

セカンドステージで必要な書類について、僕の経験をふまえて整理します。

まず「レントコントラクト(賃貸契約書)」です。これはファーストステージでもデジタル・紙の両方で提出していますが、セカンドステージでも改めてプリントアウトして持参する必要がありました。

次に「エンプロイメントデクラレーション(就労証明書)」ですが、これは自分が働いていることの証明です。証明方法はいくつかありますが、僕はコンサルティング契約書を翻訳して公証し、提出しました。ファーストステージで使った書類をそのまま使えます。

また、「ポルトガルの銀行口座開設証明」も必要です。これもファーストステージですでに準備していたので、そのまま提出しました。

「NISS(社会保障番号)」がすでにある場合は提出を求められます。僕はこの時点では持っていなかったので提出しませんでしたが、もし配偶者もあれば必要になります。

加えて、配偶者の父母(義父・義母)のファーストネームとラストネームも記載して提出を求められました。

子どもに関しては、「スクールレジストレーションプルーフ(学校登録証明)」が必要で、現地の学校で発行してもらいました。

また、全員分の「NIF(納税者番号)」も必須です。僕自身はオランダ滞在中にNIFを取得し、その後ポルトガルに来てから家族全員分も揃えました。子どもにも必要です。

さらに「バースサーティフィケート(出生証明書)」、つまり僕も含めた全員分の出生証明も必要です。日本人の場合は戸籍謄本で代用できます。

「マリッジサーティフィケート(結婚証明書)」、そして全員分の「パスポート」も忘れずに準備が必要です。

これらの書類は、すでに持っているものを必ず持参してください。もし新たに要求される書類や、追加書類の指示がAIMAから届いた場合、あとで追加提出も可能ではありますが、AIMAとのアポを再度取るのは非常に難しくなっています。追加提出を求められてから再度アポイントを取るのは現実的にかなり負担なので、できる限り最初から十分に準備し、一発で手続きを完了させることを強くおすすめします。

なお、AIMAの面談の場所は必ずしも自分の住んでいる都市になるとは限らず、僕の場合はポルト在住でしたがリスボンで指定されました。国内移動は比較的楽ですが、不要な追加面談を避けるためにも、最初から万全の準備をして臨みましょう。

ファーストステージでは大使館が丁寧に書類指示をくれますが、セカンドステージはAIMAが担当となり追加書類依頼がすぐに来るとは限りません。僕としては、追加書類の要求を避けられるようにできる限りの準備をしておくことを強くおすすめします。

まとめ:2段階で合計1年半の長期戦を覚悟する

ここまで申請の全体フローについて解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • ファーストステージ(大使館でのビザ取得)とセカンドステージ(AIMAでの在留カード取得)があり、D8ビザ取得は移住プロセスの半分に過ぎない。
  • ファーストステージは約半年かかり、eVisaポータルからの申請が基本で、追加書類の提出や家族の個別申請が必要になる。
  • セカンドステージは約1年かかり、AIMAはパンク状態で予約が非常に取りにくい。
  • セカンドステージではファーストステージと同じような書類を再度提出する必要がある。
  • セカンドインタビューは一発で通すことが重要で、追加書類を求められないよう徹底的に準備すべきである。
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