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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

年収1000万円以上のネットビジネス経営者を対象にデジタルコンテンツの販売方法とマーケティングオートメーションの導入方法に関する情報を発信するブログ。

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Business

メルマガで読者に商品を販売したい場合はマテリアルを内側に貯めよ

Last updated on 2016年10月22日 By 石崎 力也

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ネスカフェアンバサダーに無料で配布されるエスプレッソマシーンを使い、夏でも冬でもそれはもう熱い熱いコーヒーをマグカップになみなみ注ぎ、火傷をしないように書斎に持ってゆきます。書斎から紅葉が見えればベストなんですけど、インターネットビジネスをする人に季節を変える力はありませんので、強い夏の日差しや凍えるような吹雪のある風景に甘んじることの方が多いようです。さて、これから何を書こう。どんなストーリーを展開しよう。それは日々の幸福です。大学・高校受験に合格した瞬間や(大学は2回も落ちたが)、サッカー日本代表として相手チームのネットを揺らした瞬間ほど幸せではないかもしれないけど、日々の中に小さな幸せを感じられる時間帯があるのは慶賀すべきことではないでしょうか。

ブログを書くのは幸せそのもの

パソコンの前に座って、頭の中にある抽斗を開け閉めしながら「何を書こうか」と考えている時間はハッピーそのものです。あとで話しますが、おそらく物を書く人が同業者と差別化しようと思ったら、書き手が幸せな気分で文章を綴れるというのは大きなポイントになるはずです。自分の中に文学的な表現が蓄積されているわけでもなく、波乱万丈な人生を送っているわけでもないのに、それなりに文章を書いてそれなりの食い扶持を確保しているのを鑑みると、「楽しく書いているから」以外の理由が見つからないわけです。そりゃ小説家のように読者の内側に潜り込めるような言い回しができるとベターですけどね。物書きとしての人生はもっと楽になるでしょう。ままあ「できれば」の話ですが。

文章が書けない、の意味がわからない

僕自身がそういう性質の人間なので、文章が書けないという質問をいただいても何とお答えすればいいのかわからない次第であります。英語で言うところの「ライターズブロック」みたいなものにも遭遇したことはありません。大学1年生の頃からメルマガもブログもしこしこと書き続けているわけですが、これまで「書けない」という状態になったこともないし、「文章が出てこない」というのも経験していません。というのも、書きたい時にしか文章を書いていないので、書きたくない時に文章を書こうという状況が皆無なんです。そういう時は9か月の息子と散歩に出かけたり、飛行機に乗ってさざ波の音が綺麗な南国でゆっくりとしています。

基本的に「書く」か「旅をする」かのどちらかで、拮抗するオセロの盤面のように、ほどよいバランスで白と黒が散りばめられています。ある時は書くし、ある時は旅をしている。旅を続けるのは「それが楽しいから(Just For Fun)」という純粋なモチベーションに加えて、マテリアルを内側に蓄積するためでもあります。格好をつけているわけではないので、本当に文面通りに理解していただけると嬉しいのですが。

マテリアル = 素材 = 記憶

茂木健一郎さんが「TOEICはダメだよ。だってマテリアルがつまらないもん」とグロービズの講演会でスピーチしていました。マテリアル(素材)ですね。要は文章がつまらないと。これ、耳痛い話ですけど、本当です。TOEICの文章を読んで「人生変わった」という話は聞いたことないし、僕自身も、その文章から影響を受けたことは一切ありません。

セーター買ったけどサイズ違いだったから交換して欲しいとか、Bad Weather で飛行機に遅延が生じているから会議には出れそうもないとか、3ヶ国語を話せる同僚のケンダルが今度テレビでインタビュー受けるらしいよとか・・・まあどうでもいいような内容ばかりです。なんでこんなプレーンな文章になるかというと、そこにはセンシティブレビューとかアイテムライターの存在があるからだよと少々テクニカルな話題になるので、ここでは割愛します。とにかくマテリアル(素材・文章)がつまらないのは事実です。

メルマガやブログを書く人にとってのはマテリアルは記憶です。経験と言い換えてもいいでしょう。自分の人生を肯定するような言い方になるのであまり真剣に聞いて欲しくはないのですが、旅をしている人間と旅をしていない人間では、やはり蓄積されているマテリアルが全く異なります。朝7時に起きて身支度を整え昼にはセブンイレブンの弁当を食べ、適度に会議に出て、鳥貴族で同僚と飲みながらその風景をFacebookにアップロードするようなごくごく普通のマテリアルをメルマガやブログに書いても面白くありません。人と違う文章を書きたければ、人と違う経験をするしかないと思うのです。

生きていますか?それとも呼吸していますか?

ワイキューブの元社長・安田さんが「生きていることと呼吸していることは違う」と言っていました。直接的には言及されてなかったけど、彼が言いたいのは9割の人は呼吸しているだけで、それは生きているとは言えないよ、ということでしょう。波風立てずに同僚の目を気にして上司にお伺いを立てるような人生は呼吸しているだけだ、と。僕もこの素敵な金言を発見して以来どうやったら「生きる」ことができるんだろうと考えています。おそらくその暫定的な答えがここにあります。先にも言ったように「マテリアルを溜めるような生き方」です。

目の前で起こったことを動画で撮影するかのように丸ごと頭に記憶する。そこで判断をしません。結論を急いでもいけません。判断したり結論を出すことでマテリアルが圧縮されるのが嫌だからです。圧縮されたマテリアルは、ブログやメルマガのネタとして機能しません。抽斗を開けてその素材を手で触ってみても「あ、これは色付けできないな」と思うわけです。物語として膨らませることができない以上、そのマテリアルを記憶しておく理由はありません。そういう意味で(いわゆる)頭の回転の早い人は、物を書くという点においては多少不都合かもしれませんね。結論を急がずにグズグズと考えるというか、そもそも結論を出さないことが、文章をスムーズに書き続けるコツなのかもしれません。

ということで、午後2時。今日はこれ以上文章を書きません。寝るまで、マテリアル集めです。お腹すいた。いただきます。

インターネットビジネスをやる人は直ちにFacebookをやめるべき

Last updated on 2016年10月15日 By 石崎 力也

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(シンガポールのホーカーズですな)

リソースを探すことなく、記憶を頼りに書いているので、あくまでも数字は説明の便宜上用いたものだと理解してください。現代生物学っていう授業を受けていた時、1冊の本を紹介されました。パンツをはいた猿とかそんな感じのタイトルだったと思います。翻訳書でした。その本には「人間もネズミもゾウも55億回呼吸すると死ぬようにプログラムされている」と書いてありました。書きながら記憶が蘇ってきたぞ。あの本を読んだのは札幌駅前にあるコナミスポーツでバイクを漕いでいる時でした。我ながら呆れるけど、日本各地のジムに登録して半年も通うことなく辞めているなあ・・・。入会金がもったいないですね。

55億回心臓打つと死ぬ

ネズミさんは心臓の鼓動が早いわけですね。トントントン・・・というリズムで55億回だけ心臓を打って死ぬ。リズムが早い分、時間換算すると数年やそこらで死ぬことになります。一方のゾウさんは、ドン・・・ドン・・・ドンとネズミよりも遥かに遅いスピードで鼓動するため時間換算すると70年とか80年とか生きることになります。しかし打つ回数はやはり55億回。人間もこの55億回という数字に影響を受けるそうです(実際は55億回よりも上側に数字が振れやすいと記憶しています)。

少年サッカーの監督が教えてくれたこと

さらに記憶が蘇ってきました。文章を書きながら記憶を引っ張り出せるのは、もしかすると長く文章を書き続けるための秘訣かもしれません(それはつまりインターネットを主戦場として勝ち残り続けること意味する)。こうやって「ふっ」と降りてきた記憶を、まるでカルピスの原液を水で薄めるかのように、脚色を加えて事実に色付けができるようになると割と文章を書くのが楽になります。今思い出した記憶は「監督」の言葉です。小学3年生の時から所属していた少年サッカーの監督ですね。高校受験を終えて金沢から能登島までだいたい片道100kmをチャリで走破しようと考えて(実は二回目)、ルートを確認するために、そして自転車旅のコツを譲り受けるために監督の家に行きました。そこでなぜか呼吸法の話になったんです。

監督は言います。

「知っとった、リキ?長生きするってのは、長く息をすることやげんぞ。だから一回一回の呼吸をゆっくりにして、長ーく息を吸え。ほらマラソンランナーは短命やろ。あれは心臓に負担をかけて呼吸の回数を早めとるからや」

確かそんな内容だったと思います。面白いですね、記憶って。TOEICの英単語1つ覚えるのにあれだけ苦労するのに、監督と話した内容はエピソードごとしっかりと覚えているんですから。

能登島大橋をチャリで渡ったその日

「なるほど、なるほど」

僕は監督の言葉を胸に刻みます。結局、能登島への行路において、始終サザンとミスチルの音楽がたっぷり入ったMDをイヤホンで聞き大声で歌っていたので息はゼーゼーでした。現代生物学で習ったセオリーや監督から教えてもらった知恵が正しいのであれば、あの旅行で寿命を幾ばくか縮めたはずです。しかし、朝5時に自宅を出発して、昼過ぎの一番日光が強い時間帯に、青々とした海面を堂々と跨ぐ能登島大橋を渡ったときの感動は(仮に幾分かの生命時間を消費したとしても)何度でも経験したい代物です。

ということで長生きをしたい人はゆっくりと呼吸しましょう。長ーく息を吸って、長ーく息を吐くわけです。スー、ハー。はい、それで心臓が一回「トン」。そうそうその調子。赤ちゃんとしてオギャーと生まれたその瞬間に、砂時計がカタンと逆さにひっくり返され、心臓が鼓動するたびに中の砂つぶが1個また1個と下の受け皿へと落ちていくイメージです。

Facebookをやめたわけ

この砂時計理論(さっき造った)は生命だけではなく、もっと汎用性があるセオリーだと思うのです。例えば文章もそう。僕がFacebookやTwitterをやめたのは、無駄に砂つぶを下に落とさないためでした。おそらく人生で書ける文章量は決まっている。少なくとも僕はそう確信しています。1日という小さな単位ですら「これ以上書くと不幸せになるぞ」というラインが存在します。毎回そのラインを15%〜20%ほど下回るあたりで書くのを止めるようにしているんですけど、そこらへんで書くのをやめているおかげで次の日もまた「よし書くか」という気分になれます。

もちろん1日の上限を遥かに超えて書く時もあります。例えばセールスレターを書くとき。1日4万字は平気で書きます。明らかに不幸せになるラインを超えた字数です。その場合は週単位や月単位で帳尻を合わせます。セールスレターは寝かせた上で後日修正した方が良い文章に仕上がるので、書き終えた後に「もうセールスレターなんて書きたくもないし見たくもない」というコンディションになってむしろOKなんです。

セールスレターを書くにしろ、今回のようなシリーズものをブログやメルマガで書くにしろ、何かを集中的に書いている間は、他の文章は基本的に書きません。もし他の文章を書いている時に、頭の中に蓄積されているマテリアルを消費してしまったら、本腰を入れてやっているそのプロジェクトでそのネタは使えなくなります。もちろん使い回しをしてもいいのかもしれないけど、その場合、文章がいささか華奢に見えてしまうんです。不思議ですよね。おそらく自分でも同じ内容を二回も書きたくないんです。だから二回目の方が無意識にか雑になってしまう。その雑さが文章の流れをせき止め、仕上がった文章を安っぽくしてしまう。

呼吸にしろ文章にしろ、ゆっくりと長くやるのがコツかもしれません。特にインターネットビジネスでは、文章が肝になる要所が多々あります。その要所で肝心のセンテンスが脳から出てこないのであれば、それは悲しいことだと言えましょう。

あの逆三角形(セールスファネル)を見てインターネットビジネスは簡単だと思った

Last updated on 2016年10月14日 By 石崎 力也

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(香港の空港で一泊しました)

お金の神から啓示を受けたというのはもちろんメタファーであって、信教心のない僕には神様を見ることはおろか感じることすらできません。そもそもお金の神って誰のことを指すのでしょうか。ギリシャ神話のミダスさん?触ったものを全て金に変えちゃう神様ですよね。彼、のちにそのスキルを自ら放棄するからなあ。もちろん僕はミダスと知り合いではありません。

早稲田の国教に通う学生がメールをくれた

僕の経験したものは、世界を変えるような劇的な出来事ではなく、甚だ個別具体的なもので、きっと石崎力也以外には全くポジティブな影響を与えるものではなかったはずです。しかし、僕という個人に限定すれば、それなりに大きなイベントであったのは間違いありません。空から降ってきたそれを、しっかりと両手で受け取った感覚です。これまでは片手をかするような体験ばかりをしていたけど、その時ばかりは両手でしっかりと掴み取ったんです。ああこれだ、と。これでいこうと思えました。

その、甚く個人的なエポックメーキングが起こったのはアメリカに留学している時でした。春セメスターを終え、「まあ、アメリカ留学ってこんなもんだよな」と渡米前に期待していた展開をやや下方修正し、次の新しい展開を考えていた頃です。早稲田大学の国際教養学部に通う、僕より2つか3つ年下の知人が「力也さん、これ面白いですよ」と日本からメールで動画を送りつけてきました。もう少し正確に言うと、彼が購入したマーケティングに関する動画がホスティングサービスにアップロードされていて、URLを知っている人だけが閲覧できる状態でした。これ、たぶん販売者からすると嬉しくないことですよね。本来なら僕がお金を払って購入すべきコンテンツを、彼がタダで見せてくれたんだから。

メッシが言う「それはサッカーだよ」

春セメスターの真ん中あたりでMICSというギークの集まるロボットコンテストで全米3位に(たまたま)入賞したんですけど、それで燃え尽きてしまったというか、なんだアメリカってこんなもんかっていう感覚が強く残ったため、それからは授業への献身がどんどんとフェードアウトしてゆきました。アメリカの大学はリベラルアーツ(教養)を重視するとどこかの本で読みましたが、少なくとも僕の留学したネブラスカ州立大学はただの職業専門学校でした。CSIS441:人工知能のクラスで学んだこと(バブルソートとかスクリプト理論とか)は確かにプラクティカルではなかったけれど、生徒の知的欲求を刺激するほどのインパクトはありませんでした。まあとにかく時間がたくさんあった頃ですから、友人や知人から「これ面白いですよ」とガイドをもらえれば片端からそれらコンテンツを消費していました。

で、早稲田の彼がくれたマーケティングの動画が大当たりでした。これまで自分のやってきたことを上手に体系的にまとめて説明していたのです。例えば、これまでボールに対して頭突きをするのが大好きな子がいたとします。彼はボールを蹴って遠くに飛ばすことも得意としていました。目の前の通行人に「はい!そこのあなた」と呼びかけボールをコロコロと渡すこともしばしば。そんな彼に対して、青と白の縦ストライプの服を着た男性が言います。「やあ僕の名前はリオネル・メッシ。君のやっていることはサッカーだよ」と。そこで彼は自分のやっていたバラバラな(に見える)プレーを、サッカーという一つの体系化されたスポーツの中で理解するようになりました。

僕はマーケターとしてぼちぼち成功を収めるだろう

僕に起こったのも、まるでそんな感じ。自分がこれまでバラバラにやっていた活動が一段や二段ほど抽象化されて、ようやく自分のやっていることが理解できたような印象でした。僕が見たものはセールスファネルでした。あの漏斗型の図ですね。逆三角を3つや4つに刻んだあの絵を見て、合点がいきました。間口の大きさが顧客の数を表し、その深度が顧客の信頼度を表す。上は間口が大きいけれども信頼度は低く、下は間口が小さいが信頼度は高い。僕が無意識に(そして適当に)作っていたビジネスモデルをたった1枚のスライドが説明したのですから、驚きを隠せませんでした。それと同時に、自分がどこに力を入れてどこを抜けばいいのかがはっきりとわかりました。何を辞めて何をやるかの「緩急」がしっかりと頭に描けました。その瞬間、非常に厚かましい表現ではありますが、僕はマーケターとしてぼちぼち成功を収めるだろうと確信しました。

ちなみに誰かからアドバイスを受けるときは「僕のビジネスモデルのどこかダメですか?」と聞きます。そこで「うんぬん、がダメですよ」と指摘されたとして、そのうんぬんが「緩急の緩」であればひどく喜びます。わざと緩めている場所というかそもそも手をつけていない部分ですから、(そのアドバイザーには申し訳ないのですが)これからも徹底的に無視し続けようと決心します。もしそこで別のパーツを指摘されたのであれば、まだまだビジネスモデルに最適化の余地があると理解するわけです。ビジネスモデルの良い所は聞きません。聞かなくてもお客さんが親切に伝えてくれるからです。

競争戦略における差とは「なるほど」の合点のこと

あまり同業者のことは知りませんが、きっとインターネットビジネスでうまくいっている人たちは、僕のように合点がいく経験を一度や二度はしているはずです。逆に言うとそのような啓示体験をしていない人は、この世界で勝ち残ることは厳しいかもしれません。ご存知とは思いますが、経営戦略論的に言って、利益とは「差」のことです。差がなければ理論的に利益は生まれません。経済学でいう「完全競争」の状態ですね。完全競争の条件が揃うと価格は均衡し、どの供給者も需要者も自分たちで価格を決められません。ゆえに儲からないわけです。そこでその均衡をぶち壊すために、マイケルポーターさん(SP:ポジショニング)やバーニーさん(OC:ケイパビリティ)が知恵をひねり出し競争戦略という形で世の中にアイディアを提供しなきゃならないわけです。

漏れ始めた商売道具

インターネットビジネスをする人たちにとっての差とは、合点のことです。「ああ、そうかなるほどね、そういうことか」と理解した内容がダイレクトに差別化に繋がる。あるいは緩急のつけ方がわかるようになり、何かを捨てることで独自のポジションを獲得することになります。マイケルポーターさんが言うように「戦略とは、捨てること」なのです。もちろんここで石崎が捨てたもの(あるいは捨てなかったもの)を紹介することはできません。秘密の7つ道具であり、商売道具そのものですから。ただ最近、思うところがあって、徐々に商売道具をリークするようになりました。まあリークするほど大した内容ではありませんが、過去の5年や10年に渡って他の同業者が気づかなかった内容であるのも事実です。僕も利己的な生き物ですから、わざわざ損をするようなことはしません。思うところとは、今よりも少ない労力で同じだけ報酬を得られるか、或いは今と同じ労力で今より多く報酬を得られるかのどちからのはずです。この点に関してはまたどこかでお話しできればと思います。

留学中に起業はしなかったけど成功できることは確信した

Last updated on 2016年10月13日 By 石崎 力也

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(ちなみに来月から一ヶ月間は韓国です)

ゲコゲコと煩わしい友人の携帯が鳴り止んだのは、僕たちが成田空港を飛び立ったその瞬間でした。当然です。離陸時の機内アナウンスにあるように「電波を発するもの」は電源を切る必要があったからです。実際には8時間のフライト中にも数件の成約があったので、僕らが空の上にいる間ですらカエルは合唱を続けていたことになります。これ、インターネットビジネスの象徴的なイベントですよね。セールスしていない間も物が売れるのは非常に不思議な感覚です。

諭吉は印刷できないけど・・・

誇大広告はそれほど誇大な広告ではなかったのです。まるでどこかの怪しいセールスレターのヘッドコピーのように「寝ている間に現金製造機が勝手に福沢諭吉を印刷してくれる」ほどインターネットビジネスは簡単ではないけど、普通の人が想像するおおよそ1/2から1/5ほどの労力で彼らと同じだけ稼げるビジネスモデルだと表現しても差し支えはないはずです。誰を指して「普通」というのかは議論の分かれるところではありますが。

インドから帰国して(インド旅行については書くと長くなるので割愛させていただきます)、僕たちは別々に仕事を始めました。一度僕たちはここで距離をとります。喧嘩をしたわけではないんだけど、このままではシステムがうまく回らないとお互い直感したからです。先に言っておくと、彼は数年後に六本木で起業した時の創業メンバーです。あとでまたくっつくわけですね。

学生のくせにお金を稼ぐのは後ろめたい

僕は僕でアメリカ留学の準備に忙しかった。どこかで説明する機会がきっとあるはずですが、石崎は大学の4年間と留学の1年間を無料で過ごしました。いわゆるスカラシップですね。アメリカ留学に至っては、”フル”スカラシップだったので学費だけじゃなくて食費も生活費も全部タダでした。本当、お金を出してくれた日本には頭が下がる思いです。いつか別の形で還元できればと考えています。インドから帰国後はその準備に忙しかったわけです。割と学業も頑張っていたし、どこか学生の身分でお金をガツガツと稼ぐことにやましさを感じていた部分もあったはずです。一応、自分の名誉のために発言しておくと、お金を稼ぐ行為に後ろめたさを感じていたわけではなく、学生のくせにお金を稼ぐという行為に後ろめたさを感じていました。あれ、別に言う必要のないことでしたね。

自分が学業と仕事を両立できるほど器用な人間でないのはわかっていたし、そもそもインターネットビジネスというのは器用な類の人間(いわゆる頭の切れる、と表現される人々)がやるものではなかったので、いくらそこに利益の源泉があっても無理に手出しはしないというか、適度な距離感を保っていました。もちろんそれは源泉ですから、蛇口をひねるまでもなく、とくとくとお金が入ってきてはいました。あえて源泉に手を突っ込み真水をつかむような行為はしなかったということですね。

バカになるほど本を読みまくった学生時代

僕にとっての学業は、アカデミックに学校の勉強を頑張ること(法学部だったので法律の勉強ですね)と、もっぱら図書館の本を読み漁ることから成り立っていました。あまり信じてもらえませんが、学校が終わるといつも図書館に行き、毎回20冊を机に積み上げて読んでいました。その日に読み終えられなかったものはそのまま借りて家に持ち帰って読んでいました。だいたい毎日6冊くらいの本を読んでいたと記憶しています。自分に文才があると思ったことはないけど、今こうやって淀みなく文章を吐き出せるのはその当時の「タメ」を利用しているのは間違いありません。

図書館に限らず生協でもたくさん本を購入しました(10%OFFなので)。生協で購入する本はもっぱら自己啓発本やビジネス本です。学費がタダにもかかわらず、学生支援機構から月々10万円を借りていたので、お金はかなりあったと思います。しかもインターネットビジネスからの収入もありました。学生の身分で毎月のように海外旅行していたのは、そういう事情があったのです。ちなみに学生支援機構からトータルで400万円ほど借りましたが、大学を卒業した次の年に一括で返済しました。これもやはり学生時代に作った「タメ」をマネタイズ(収益化)したにすぎません。

自己啓発本を読んでいたのは自分をモチベートする意味もありましたが、それ以上に他人をモチベートするために利用していた・・・というと少し悪どいでしょうか。うんうん。タチが悪いですね。アメリカの自己啓発市場が3兆円を超えていると知っていたし、札幌でそういう系のセミナーがどれほど盛り上がっているか自分がそこに参加して身をもって体験していたので、彼らのビジネスモデルを真似ればそれなりにお金は稼げるだろうと安直に考えていました。学生の分際ですから短慮なのは仕方のないことですが、今から考えるとその短慮さが今の経済状況を支えていることに気づかされます。

今更「7つの習慣」知っていますか・・・と言われてもねぇ

Facebookをやっていた当時、社会人3年目、4年目の同級生が「この本はすごい」と7つの習慣を紹介していました。コメントを見ると、年配の方々が「その年齢でコビー博士の本を読めるなんて幸せだね」など彼の若さを絶賛しているようです。それも一人や二人でなく、二桁の規模で年配の方々がコメントをしていました。僕はその光景を見たときに、Facebookをアクティブにやっている人たちのレベルを垣間見た感じがして、すぐさまアカウントを閉じました。

いわゆるアウェアネストレーニング(自己啓発)と呼ばれるものは大学の4年間で一通りやり、7つの習慣に至っては高校3年生の時から暗記するほど読んでいたので、そのコンテンツだけでなくフランクリンコビージャパンのビジネスモデルまで熟知していたほどです。熟知していたというか、彼らのお客さんになったというか。自己啓発にハマるタイプ人ならうんうんと理解してくれるはずですが、400万円なんてすぐに消えます。僕の400万円もすぐに消えました。いや正確にはインターネットビジネスからの収入もあったので、400万円以上を自己啓発に費やしてきました。(だってNLPのセミナーなんて100万円もしますから!)

ベストセラー作家のほとんどは自己啓発マニア

ビジネス書でそれなりに売れている人たちのルーツを辿ればわかることですが(知人も含まれているのであえて具体的な名前は挙げません)、彼らは自己啓発マニアであることがほとんどです。自分たちが啓発されてきた内容をそのまま自著で書く。あるいは自分に響いた表現をパラフレーズして、やはり自著に書く。おそらく自己啓発にハマる人にはツボがあるのです。そのツボをうまく刺激する文章を書ければ、ぶっちゃけなんとかなります。インターネットビジネスでは困ることはないでしょう。

さてそうやって、ちょっとキモい文学少年は完成しました。彼の名前は石崎というそうです。自分と他人をモチベートするために自己啓発書を読むなんて、かなり捻くれた人間のやることです。でもこれ言いながら、自分の奥義を少しリークした感じがするので、消そうかどうか真剣に悩んでいます。なんか変な感じですね。捻くれた人間はそういう寛容さをも持ち合わせているようです。これをリークすると自分の食い扶持が減るかもしれないので、あえて言うなんてやっぱりどこか捻くれています。

4位まで奨学金をもらえる審査でトップ通過

さておき。留学準備もスムーズに進み、留学するための奨学金をくれる審査員(合計で4人に審査されました)をことごとく唸らせて、1位通過でそれを掴み取りました。4位まで奨学金をもらえるそうですが、僕を除く3人は全員、英文科?(普段から英語を勉強する学部)の人たちでした。ちなみにどうやって僕が審査員を唸らせたかはここでは秘密です。たぶん墓場まで秘密を持っていくのかな。あるいは息子にだけ伝授するか。まあいいや。きっと誰もが一つや二つくらいはネットでは公開したくないような人生のテクニックみたいなものを持っているはずです。

留学先ではCSIS(コンピューターサイエンス&インフォメーションシステム)に編入しました。法学部法律学科から計算機学科への転身です。自身の数学力を証明するものがなかったし、Pre-requisiteのクラス(algebraとdiscrete mathematics)を履修しているわけがないので、その場でテストを受けてなんとか本科の学生たちと同様に扱ってもらえるようになりました。テストの内容は数III数Cに加え学部レベルの統計学が出題されていたと記憶しています。100点満点で70点が合格点でした。僕は79点でギリギリ合格。韓国の理工系の人たちもなぜかテストを受けさせられていて、彼らは92点とか99点を取っていました。日本人は石崎を含めて4人そのテストを受けて他の3人は落ちていました。あと南米系の留学生もかなりの数が落ちていました。

でも大学の授業は、さっぱり意味がわからなかった

TOEICでもTOEFLでもある程度の点数は取っていたけど、やっぱり教授の言っている内容はほとんど分かりませんでした。20%でも理解できればいいとこです。でも現地の学生でも50%くらいしか理解できていなかったはずです。クラスの半分以上は母国語を英語としない人たちから構成されているんですけど、彼らに聞いてみると「何を言っているかさっぱり。これから図書館だわ」と口をそろえて言っていました。図書館には大学院生がバイトでTeaching Assistantなるものをやっていて、彼らにマンツーマンで教えてもらうと70%から80%くらいまで理解出来るという感じの人がほとんどだったと思います。

アメリカの大学ではプレゼンス(存在感)が評価対象になるとか聞いたことありますか。確かに評価項目の一つですが、まあたかだか一つです。例えば Java のオブジェクト指向をアカデミックに理解するクラスには、前から二番目の席に座り一番前の席に足をかけて授業を聞いているアメリカ人がいたんですけど、彼は挙手することもなく議論に交わることもなく、ただ淡々とクイズ(日本でいう小テストですね)とアサイメント(宿題)とファイナルテストで満点を取り続けて、トップでクラスを修了していました。彼を見ているとわかるんですけど、アメリカでそれなりのGPAを確保したかったら、勝負は授業後です。授業後にどれだけ勉強するかが全て。教授との癒着もいらないし、たとえ幽霊のようにプレゼンスがゼロでも、教科書の内容をしっかりと理解していればA以上の成績はとれます。拙い英語しか話せない留学生でも、です。

アメリカ人に混じって成績優秀で表彰されました

秋セメスターを成績優秀で終え、一通りの儀式というか表彰式みたいなものを終え、僕は灰になりました。まあ予想していたことではありますが、大学が学生に提供できるもんなんて限られているわけです。日本とアメリカの大学を比較して「アメリカの大学はこんなに優秀だ」と言いたがる人たちがいますけど、ぶっちゃけそんなの誤差です。確かにアメリカの大学は勉強しないとついていけないし、学生のレベルも総じて高いと思います。でもそれだけ。それ以上を大学に期待しちゃダメです。例えば好きな女性に対してドキドキした感情を抱くその気持ち・・・これは大学が与えてくれるものではありません。そう言った課外活動から来る喜びは課外活動から得るしかないのです。

お金の神から二度目の啓示

僕にとってのそれが、ビジネスだったんです。いよいよ、適度な距離を保っていた利益の源泉を真剣に掘り起こす時期が来たのです。春セメスターの後半になり、周りが帰国の準備を始める時、僕はマニラ行きの航空チケットを取っていました。そして、自分の中でもとりわけ強く記憶されている印象的な出来事が起こったんです。二度目の啓示です。

その啓示によると、僕はDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)を使って半年後には六本木で起業し、マーケターとしてそれなりに成功するだろうというものでした。ものすごく厚かましい表現ですよね。だけど・・・今でもその記憶を鮮明に覚えているのは幸せなことだと思っています。実際に今こうやって現役のプレーヤーとしてこのこの世界に生き残っていることを鑑みると、その啓示というか直感は1mmのズレもなく成就されたのですから。

僕のインターネットビジネスにおけるキャリアを少し振り返ってみよう

Last updated on 2016年10月13日 By 石崎 力也

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こんにちは。ブログのアップデートです。留学記と自己紹介を兼ねた文章を書いているんですけど、生徒さんが全員英語を勉強しているわけではないし、むしろ英語ではなくネットビジネスで何かしらのアクションを起こそうとしている人が多いはずです。ということで英語ネタを交えながら、一方で石崎の食い扶持・確保の方法と軽いキャリアについて紹介させていただこうと思います。

<1. カタンドアネス島に2ヶ月滞在していました>

8月から9月にかけてフィリピンのカタンドアネス島という場所に滞在していました。帰国後2TBのフッテージは眠りっぱなしだったんですけど、新潟から小樽までのフェリー(14時間ほど)の中で時間を見つけて一気に作りました。途中8ヶ月の子供の左腕にハンコ注射(BCG)の痕が見えるんですけど、フィリピンの現地人には虐待の跡に見えたらしく何度も何度も「これは何だ」と問われました。いく先々で、何度も聞かれて、終いには面倒くさくなって「これは Japanese tattoo だ」と適当なことを言ってあしらうようになりました。

その動画です。

https://vimeo.com/186147694

ブログURL:http://rikiyaishizaki.com/travel-movie/2-month-stay-catanduanes

<2. インターネットビジネスをやって稼げる人と稼げない人の違い>

ビジネスとは何かを語るとあまりにも間口が広すぎるため、まずはインターネットビジネスについて考えてみようと思います。これから10本ほどインターネットビジネスというカテゴリにおいて石崎がどうやってキャリアを築いてきたかお話ししてみます。

ブログURL:http://rikiyaishizaki.com/internet-business/difference-between-earning-not-earning

<3. インターネットビジネスで稼げると確信した理由>

お金の神様からいささかクールな啓示を受けた時のストーリーです。インドに渡航する前日、石崎のゴーストライター(セールスレターのほとんどは彼が書いています)であり、悪友でもあるF君の家でそれは起きました。中板橋の、駅から遠い、微妙な場所でそれは起きました。

ブログURL:http://rikiyaishizaki.com/internet-business/why-you-can-earn-online

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