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【アメブロに逃げるな】WordPressの始め方【初心者がインストールすべきおすすめプラグイン5つ】

Last updated on 2024年11月20日 By 石崎 力也

今日はWordPressの始め方についてレクチャーします。このレクチャーでは、WordPressを選ぶべき3つの理由と、ドメインの選び方、最初にインストールすべきプラグイン5つ、WordPressの初期費用、WordPress.comとWordPress.orgは全く別物という話をします。

特にパーソナル・プラットフォームにおける、あなた自身のホーム・ベースを確立することに重点を置いて説明します。あなたのネットビジネスに必要なホームベースは2つから構成されています。それはウェブサイトとメーリングリストです。必要なものはこの2つだけ。まずは僕のホームベースについて説明させてください。

ちなみに僕にはホーム・ベースとなる拠点のおうちがありません。デュアルライフみたいな格好いいものではありません。賃貸すらしていないのです。Airbnbを1ヶ月単位で借りて、長期割引を適用してもらいながら、その時々でやりたいことが最も簡単にできるベストな場所を転々としています。もうこんな生活を2012年からずっと続けています。その間に子供が二人も生まれました。いずれ彼らが学校に行くとなると、どこかに落ち着く必要がありそうです。

ホーム・ベースとは何か?野球のホーム・ベースではありません。英単語で検索したときに、第一義として出てくる意味のホーム・ベースです。そのホーム・ベースとしてWordPressを利用します。

:the place in which someone or something lives or operates

例:The company’s home base is in New York.

例:(informal) She returned to her home base after a long month of traveling.

参考元:https://www.merriam-webster.com/dictionary/home%20base

僕たちが普段住んでいる場所のことです。本拠地という訳語を当てたらわかりやすいかもしれません。松井秀喜の戸籍はおそらく石川県の根上町にあると思うんですけど、彼がジャイアンツで活躍していたとき彼の本拠地は東京でしたし、ヤンキースで活躍していたとき彼の本拠地はロサンゼルスでした。毎日戻ってくる場所、というイメージ。出身地と本拠地は違いますね。活動する場所が本拠地です。

パーソナル・プラットフォーム の中心はウェブサイトとメーリングリスト

自転車のハブを想像してください。車輪の中心部です。そこから360度スポークが伸びて、車輪を構成します。スポークを中心に辿れば、全てハブにつながります。

ホーム・ベースもそれと同じ。友達と遊んで帰ってくるのは、自分の家。実家に帰省して、しばらくして自分の家に戻ってくる。自分の家からオフィスに行き、オフィスから自分の家に帰ってくる。野球だって、バッターボックスに立って、一塁、二塁、三塁と周り、やっぱりホームベースに戻ってきます。ホーム・ベースは、必ず戻ってくる場所のこと。僕もお家に戻ります。

さて、僕たちのビジネスにおけるホーム・ベースとはなんでしょうか?パーソナル・プラットフォームを構築するプロセスで、中心に据えるべきものとはなんでしょうか?先に答えを言うと、パーソナル・プラットフォームのハブは2つあります。

  • WordPressで構築されたWebサイトと、
  • MailChimpで管理されたメーリングリスト

の2つです。WordPressやMailChimpなどのプラットフォームは適宜あなたの使っているものに置き換えてください。僕たちはこの2つのプラットフォームをお勧めします。あなたのホーム・ベース、あるいはハブは常にWebサイトとメーリングリストの2つです。

Chris Brogan(クリス・ブローガン)がビジネスにおいて、はじめて「ホーム・ベース」という言葉を使った人物です。これは、アイディアは、自分が所有または管理をするデジタル上の本拠地であるという考え方です。この考え方が、現在においても重要であると言える理由、そして、現在プラットフォームを立ち上げている人にとって、ホーム・ベースにはどんな意味があるのか。これらの点について、説明します。

今回はOptinMonster、WPBeginner、MonsterInsightsなどのブランドで有名な、まさに「デジタル帝国」とも言うべきプラットフォームを運営している優秀な起業家・Syed Balkhi(サイード・バルヒ)を紹介します。彼は、わずか7歳のときに初めてビジネスをスタートさせました。僕がサイードを知ったのは、おそらく彼が17歳くらいの頃だったと記憶しています。

彼は、まさに連続起業家。そして、WordPressにおいても、もっとも信頼されているリーダーだと言えるでしょう。今回は、サイードのアイディアをもとにして、ホーム・ベースを確立することの意義や、WordPress上でホーム・ベースを構築するべき理由などについて説明をします。

さあ、それでは早速始めましょうか。Syed Balkhi(サイード・バルヒ)のことをよく知らない人もいると思うので、まずは彼のパキスタン時代のことから話します。

サイード・バルヒはWordPressの世界で最も有名な人物

Syed Balkhi(サイード・バルヒ)は7歳の頃にビジネスを始めました。もう少し詳しく話すと、このビジネスはグリーティング・カードの販売でした。その頃のSyed Balkhi(サイード・バルヒ)はパキスタンに住んでいました。そこから少し話を進めると、12歳の時に家族みんなでアメリカに移住することになり、その時にまた新たなビジネスを始めたのです。どんなビジネスかと言うと、ドメイン管理者になって、ドメイン名を売るというものでした。これをきっかけに、彼はテクノロジーの世界に足を踏み入れたのです。

その頃のSyed Balkhi(サイード・バルヒ)はまだ子どもだったので、どうしても学校のパソコンでゲームがしたかった。でも、学校のパソコンはネットワークセキュリティが厳しかったので、ゲームサイトにアクセスできませんでした。それで、セキュリティを通り抜けてゲームをするためのプロキシを作りました。これが、SEO業界のほかのWebサイトにつながっていったのです。

それから数年後の2009年。Syed Balkhi(サイード・バルヒ)は世界最大のWordPressリソースサイト・WPBeginnerをローンチしました。サイトの立ち上げは、大体彼がやりました。そうすると、「メーリングリストってどうやって作るの?」といった感じの質問がよく送られてくるようになったのです。そこで、OptinMonsterというサイトを立ち上げました。OptinMonsterは、提供しているツールも素晴らしいですが、オウンドメディアで展開しているブログ記事が本当に優れています。日本でも、彼のサイトをほぼまるまる翻訳してブログを更新している人を見かけたことがあります。真似したくなるほど素晴らしいコンテンツなのです。

さて、Syed Balkhi(サイード・バルヒ)の開発したOptinMonster。これは、conversion optimization platform(コンバージョン最適化プラットフォーム)と呼ばれるもので、自分だけのメーリングリストなどを簡単に作成できるプラグインです。OptinMonsterは、数十億回のインプレッションを記録しています。これってすごくないですか?あなたが何か物を作り、それが数十億回も誰かにみられることを想像してください。それはつまりどういう現象かというと、僕がデジタルマーケターの友達に「OptinMonsterがね…」と切り出すと「ああ、あれいいよね」という感じで切り返されるくらいの認知度です。

僕の中では、オプトインに関するプラグラインだったら、SUMOかOptinMonsterの二択だと思います。たぶん世界中の若いデジタルマーケターも意見を一致させるはずです。少なくともユーザー数はこの2つがぶち抜いています。

また、MonsterInsightsもSyed Balkhi(サイード・バルヒ)が立ち上げたものです。これは、簡単にGoogle Analyticsと統合できるプラグインで、これだけで190万以上のWebサイトが管理されています。本当にすごい数です。データの共有を許可するかどうかはプラグインを導入したユーザーの任意ですが、少なくない人たちがデータの共有を許可しています。仮に半分の95万のサイトがアナリティクスのデータ共有を許可しているとしましょう。もしあなたが950,000ものウェブサイトのデータを集めたら何をしたいですか。僕なら優れたブログ記事を書きたいです。950,000のウェブサイトで共有されたデータをベースにして最新のSEO情報を書いてもいいしコンバージョンの高いキーワードをシェアするものいいでしょう。実際にこれはオプトインモンスターのメディアがやっていることです。なぜ彼の書いた記事がいつも英語圏で何百万というアクセスを集め、常にバズるのかその理由がお分かりでしょう。

Syed Balkhi(サイード・バルヒ)はWPForms、Envira Gallery(エンヴィラギャラリー)、SoliloquyWP(セリラクイ・ワードプレス)など、さまざまなサービスを提供し続けてきました。また、時間があった時にList25を制作したとも本人はpodcastの中で発言していました。このお手隙の間に作ったYouTubeのチャンネルは、全世界トップ1,500に入り、265万人以上の登録者と5億5,000万回以上の再生回数を稼いでいます。

このチャンネルみたことありますか?全部が、25に統一されているんです。25枚の信じられない写真。25の冷酷な拷問。25のクリーニングハックなどなど。1つ1つの動画は、それほど製作費もかかっていない様子。でも1つの動画につき1000万回も再生されているんだから、いかにSyed Balkhi(サイード・バルヒ)が世界中の目ん玉を彼のサービスやコンテンツに集めているか理解できるでしょう。

あなたはこう思うかもしれません。「なるほど…。彼はすごい。でもどうやって、そんなに色々なサービスを手掛けられるんですか?巨大なデジタル帝国を作り上げた秘訣を教えてもらいたいです」と。

これに対してSyed Balkhi(サイード・バルヒ)はシンプルにこう答えます。「第一に良いチームがいること。すべての商品にオペレーターがいます」と。

「石崎さんはもっと優秀な人を雇ったほうがいい」と言われた

ようはすべてのウェブサービスはすでにSyed Balkhi(サイード・バルヒ)の手から離れているのです。

なぜこのフレーズを僕が記憶しているか?シンプルです。僕は常にSyed Balkhi(サイード・バルヒ)のサービスとブログをベンチマークしており、彼の発言や彼の思想を逐一追っているからです。だから日本で彼のブログを翻訳していたりパクっていたりするサイトを見るとすぐにわかるんです。「ああ、なるほど、Syed Balkhi(サイード・バルヒ)からネタをとっているのか」と。

彼は良いチームを作ることの重要性を何度も繰り返し解いています。僕は彼の言葉に啓発されて良いチームを作ろうとしました。ちょうどその頃ライフネット生命の岩瀬さんの講演を聞いていたんです。岩瀬さんは経営者の考えてるいる事は1つしかないと言っていました。それは良い人材を見つけること。ただそれだけです。

経営者の仕事となると資金繰りやマーケティング、ファイナンスからセールス、営業、PRまで様々なことを考えなきゃいけないと思うのですが、岩瀬さんは一番大事なのは人事だと言い切ります。「良い人材を見つける」は100人の優れた人を見つけることを意味しません。「良い人材を見つける」は1人の飛び抜けた超天才を採用することです。優秀な人を採用するだけで企業というものは変わると岩瀬さんは言います。

これは創業当初にうちのチームにジョインしてくれた優秀なプログラマーが言っていたことです。彼自身も優れたプログラマーで誰もが知る上場企業から引く手あまたの状態でした。
彼はそういった上場企業を断り、彼が尊敬しているプログラマーがいるインターン先にずっと通っていました。彼はこういいます。僕の行っているソフトウェアカンパニーは1人の超優秀なプログラマーによって支えられています、と。優秀なプログラマーが100人かかっても作れないようなコードをその1人の超優秀なプログラマはたった数分で作ってしまうそうです。

ここからは僕の話です。僕が越後湯沢の岩原スキー場の横にあるパノラミック岩原と呼ばれるリゾートマンションを借りてウィンタースポーツを毎日楽しんでいた時のことです。表参道で年商数十億円の美容院を経営している方がわざわざ僕に会うために新潟県まで来てくれました。彼の名前をAさんとしましょう。その業界ではかなり有名な人なので、本名を出すことができません。

Aさんは、ピットーレというピッツェリアでビザを食べながら「俺の開発したトリートメントをはける手伝いをしてくれないか」というのです。ちょうどアメリカにそのトリートメントを広めるプロジェクトが立ち上がっており商標やロゴの問題で日本の古いデザインが使えなくなったとの事でした。すでに似たようなデザインがアメリカで商標登録をされていたのです。だから在庫をはけなきゃいけない、と。

僕たちはナスパスキー場に隣接しているホテルオータニのラウンジに通い、ビジネスミーティングを繰り返し、最終的には合意しました。手付金をいくらかもらい、成果報酬として売り上げの10%をもらう契約をしました。いきなりラウンジで、キャッシュで手付金を払おうとするから、僕は手で制して「お客さんが見ているからその現金の束をバッグに戻してください」と言いました。ホテルの駐車場で、いきなり後ろからゴンとスキー板で殴られるの怖くないのでしょうか。本当のお金持ちは、一挙手一投足、僕のような凡人とは違います。

もともと年商数十億円を稼ぐ経営者に、僕ごときが何をアドバイスすると言うのでしょうか。百戦錬磨の達人は考え方が全く違います。これはチャンスだと思い越後湯沢のとんかつ屋さん人参亭で聞いてみました。Aさんがもし僕にアドバイスをするなら何かありますかと。Aさんはすぐに答えました。

石崎さんのところはチームが良くないと。

もっと優秀な人を周りにおいた方が良いですよ、と繰り返し教えてくれました。今はあくまでも石崎さんのマンパワーに頼っている状態だからと。実はこれを言われたのは初めてではありません。ビジネス書のベストセラー作家さんで、コンサルタントとして非常に有名な方からも同じことを言われたのです。横浜に住む方です。横浜駅から出て歩いて数分のところに、奇妙な地下街が広がっています。階段が途中から剥き出しの岩になるのです。そこに突如現れるエレベーター。洞窟の中にあるエレベーターを想像してください。

扉の前には丸太のような腕を持つ強靭な身体のドアマンが3人も立っていました。僕はその経営者の先輩に馬鹿な質問をしました。「ここってドレスコードありますか」と

彼は笑ってこう言いました。今日は僕たちしかいないから心配しないで、と。「あ、もちろんシェフもいるよ。シェフと執事が一人ずつね」と続けます。

執事なんて言葉、イギリス映画とカズオイシグロの小説でしか聞いたことがありません。僕が入ったこともないようなレストランです。彼はこれがトラットリアと言うのだよと教えてくれました。僕は大学生の頃から彼の本の熱心な読者でした。その方は、赤ワインで顔を少し赤くし、子羊のなんとかを頬張りながら僕にこう言いました。「石崎さんはプレーヤーでいてもいい。でもバックオフィスは外に出すべき。もっと優秀な人周りに置いたほうがいい」と。そこで僕がこう返します。「でも人事とかに時間を使うのは嫌なんです。採用とか面接をするのが面倒なんですよ」と言ったら「そういうのまるっとやってくれる人を探せばいいんだよ」とあっさりいうではありませんか。

僕はその時驚きました。人事は自分がしなきゃいけないと思っていたからです。なるほどだからこの横浜の先輩経営者は1人でビジネスをしているのに、いくつもの事業を同時並行的にやっているのだと理解しました。端から見るとどう考えても1人でできる仕事量ではないのです。例えば彼がメルマガでこういう事業立ち上げますと言うと本当に次の週に事業が立ち上がり、セミナー集客まで終わっている、みたいな状態です。僕も一度、ミーティングに参加させてもらいましたが、セミナー開催の1日前に、どんなバックエンドを販売しようか話し合っているんです。300万円が20本売れて、6000万円かぁ。悪くないね、とか言っているのです。商品もないのに。そのセミナーには500人近くの人が来ました。僕はその一部始終を見ていたのですが、本当に300万円の商品を20本売り切っていました。このモデルの構想を練ってから実際にバックエンドを売るまでのリードタイムは1週間。半端ねぇな、と思いました。リストを持っている人はビジネスの強度が違います。圧倒的に強いのです。

でもどうやったら彼のようにたった1人でたくさんのビジネスを同時並行的に立ち上げることができるのでしょうか。

どうやったら人事から採用、面接、仕事の受注、発注まで一通りこなしてくれる優秀な人を周りに置けるのでしょうか。

人間同士には大きな職業的能力の差が存在する

方法を考えるよりも目的を強く願うことの方が大事です。手段は後からついてきました。優秀な人が急に目の前に出没したんです。うちのビジネスに小川さんと言う超優秀な人がジョインしてくれました。 僕のような平凡な人間は人間同士に差があると言うことを信じたくありません。でも小川さんがジョインしてくれて明確にわかったことがあります。それは人間の才能にはとんでもないくらい差があると。少なくとも職業的な能力には、平凡な人と優秀な人の間には大きな差があります。

はい。Syed Balkhi(サイード・バルヒ)が言うように良いチームを作るのはすごい重要なことです。小川さんがうちの事業にジョインしてくれて、チームの重要性を正しく理解しました。表参道の美容院経営者が言ったことは実に正論でした。優秀な人を周りに配置するだけでビジネスががらりと変わりました。横浜駅近くのトラットリアで僕にアドバイスをくれた先輩経営者の言った事は100%正しかったのです。

繰り返します。小川さんがチームにジョインしてくれてわかったのは、人間同士には埋められがたいほど能力の差があるということでした。そんなのみんなわかっているんです。

国連に加盟している200カ国それぞれにスティーブ・ジョブズのような超天才経営者が1人いれば世界経済はもっとよくなるでしょう。そして毎年のようにイノベーションが起こるはずです。 Macintoshを作りiPhoneを作りiPodを作った。ピクサーも成功させた。そんな経営者が世界中にいることを想像してください。

僕は当時小学生。地元でチャリをこいでいました。反対車線に友人の山下君がいました。そろばん塾の仲間と一緒にバス停の前にいました。反対側の歩道に向かって僕は聞きました。山下君どこ行くのって。 彼は「そろばん塾の仲間と一緒に御経塚サティに映画を見に行く」と言いました。今はイオン御経塚ショッピンセンターに名前が変わっています。彼らが見に行った映画は、トイ・ストーリーです。当時のお小遣いでは、御経塚サティに行くバス代も出せなかったし、もちろん映画のチケットを買うこともできなかった。 心の中で山下くんたちを羨ましく思ってました。

それから僕は歳を重ねます。中学生、高校生、大学生になり社会人になり結婚し子供が生まれました。今の僕ならバスに乗るお金もあるし自分のお金で映画のチケットを買うこともできます。なんなら子供の分まで買うこともできます。ポップコーンの大きいサイズも買えます。先日僕は子供と映画館に行きました。トイ・ストーリー 4を見たのです。トイ・ストーリー 4を見ながら、歩道の向こう側にいる山下君たちに出会ったあの時の情景を鮮明に思い出していました。

スティーブ・ジョブズのインパクトが、世代を超えて、国境を越えて、言語を超えて、僕たちの生活に影響を及ぼしています。彼のやったことは、彼の才能抜きで語ることはできません。

そうです人間の能力には差があるのです。超優秀な人が一人ビジネスにジョインするだけで、事業構造そのものがガラリと変わります。それは僕自身が身をもって経験したことです。

かつて僕は手書きでスクリプトを書いていた。今は、小川さんから指示された日に、指示されたスクリプトを読むだけです。

かつて僕は自分でビデオの編集をしていた。今は、小川さんから指示された場所に、撮影データの入ったハードディスクを送るだけです。(海外にいる時はFedexを使って送っています)

かつて僕は毎月のようにセールスをしていた。今は、小川さんが組んでくれたエバーグリーンファネルが勝手にセールスを仕掛けてくれます。

今すぐ年収10倍は無理だけど、今すぐ10倍優秀な人は雇える

例えば、僕の仕事を手伝ってくれる「普通の人」がいるとする。小川さんはその普通の人の10倍の速さで、10倍のクオリティのものを仕上げてくれます。そういえば、かつて勝間和代さんは「10倍シリーズ」の本を出して一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たしました。「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」や「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」ですね。年収を10倍にするのは、時間がかかります。でも、平均的な人より10倍仕事のできる人にジョインしてもらうことは今すぐできます。もちろん業界最高水準の報酬をお支払いすれば、の話ですが。

うちの場合、収益の半分をまるっと小川さんに渡しています。例えば、あなたが僕のたちのOnline School Building 2.0 を20万円で購入するとしましょう。Teachableが自動で折半してくれた売上を、小川さんと僕のPayPalアカウントに10万円ずつ払い込みしてくれます。この自動払い込み機能を利用するために、Teachable PaymentとTeachable Back officeに手数料を払っています。SamCartやThinkificにはこの機能はないのです。

これは大きな組織を作れという意味ではありません。リモートに働いていても構いません。ただし帰属を会社に紐づける必要はないです。それぞれが個人事業主、あるいは各々の設立した法人で活躍してもいいでしょう。あなたが「今からプロジェクトを立ち上げます」といったら「僕もやります」と手を挙げてくれる超優秀な人たちが周りにいればいいのです。

良いチームを作ればあなたのビジネスモデルは変わります。あなたのビジネスモデルが変わればあなたの生き方そのものが変わります。

岩瀬大輔さんが経営者のやる事は優秀な人をリクルートするだけだといった意味をよく考えてください。

表参道で美容院を経営している超有名な事業家が僕に向かって「人事をちゃんとしたほうがいい」という理由が最近になってよくわかりました。

今ならSyed Balkhi(サイード・バルヒ)言ってる意味がよくわかります。なぜチームが重要なのかと。

さて話を戻しましょう。

さっきの話にはなかったけど、Syed Balkhi(サイード・バルヒ)はオンラインだけでなくオフラインビジネスもたくさんやっています。

オフラインビジネスは、Syed Balkhi(サイード・バルヒ)にとって大きな収益源になりつつあります。Syed Balkhi(サイード・バルヒ)は数多くの不動産運用を所有しています。商業用不動産を購入し、貸し出しています。オンラインでもオフラインでも両方とも成功させる人は珍しいですよね。Syed Balkhi(サイード・バルヒ)がいかにビジネスタイクーンであるか理解できるはずです。

僕はたしかSyed Balkhi(サイード・バルヒ)が17歳の時に彼を知りました。すでにWordPressの業界では有名人でした。Syed Balkhi(サイード・バルヒ)はWordPressをいつ頃始めたのでしょうか?何が彼にとってそこまでWordPressが魅力なんでしょうか?

Syed Balkhi(サイード・バルヒ)はこう言います。「たしか2006年にWordPressを初めて触り始めました」

WordPressが開発されたのは2003年ですから3年後にはすでにWordPressを知っていたのです。彼がWordPressを気に入ったのは、それが動的コンテンツだったからです。それ以前に彼が作っていたサイトはすべてHTMLでしたから、静的コンテンツだったんですね。WordPressならホームページを定期的に更新することもできますし、当時はSEOの観点でもメリットがありました。これは、今でもWordPressの強みですよね。検索エンジンの品質管理を務めるマットカッツも「WordPressを採用した時点でSEOの8割は終わっている」と言います。

Syed Balkhi(サイード・バルヒ)は2006年に魅力を知って、そこからハマっていったんです。

Dreamweaverにアクセスしたり、コードエディタを開いてページを編集したりする必要がありませんでした。僕も大学生の頃、Adobe CS5.5を学生割引で購入し、くまひげ先生の使い方講座をDVDで購入して、勉強していました。DVDプレーヤーなんて過去の遺物。もうDVDプレーヤーは家にありません。そんな昔の話です。

FTPの設定とかね。よくやってましたね、ああいう面倒なことを昔は。今ならWordPressの使い方をUdemyで勉強すれば、Dreamweaverに投下する1/10の時間で10倍優れたビジネスサイトを作れますよね。ちなみにAdobe CS5.5は学割でもすごい高かったです。2〜30万円はしたんじゃないでしょうか。今はサブスクで提供されているので学生の方は比較的手が出しやすいですね。

WordPressなら管理ページにログインしたり、投稿したり、ページを作ったり、サイドバーのデザインを編集したりするだけで、簡単にホームページを編集できます。これがWordPressの1番の魅力だと思います。

2006年といえばもう10年以上前ですが、今でもWordPressへの熱はなおらないとSyed Balkhi(サイード・バルヒ)は言います。

「そうですね。もう10年以上が経ちますが、その頃以上に熱中していると言っても過言ではないでしょう。だって、この世のすべてのWebサイトのうち、28%もWordPressが占めていて、さらに増えていっているんですから」と彼は続けます。

WordPressを選ぶ3つの理由

たしかにWordPressのシェアはどんどん拡大していますよね。ここからは僕がSyed Balkhi(サイード・バルヒ)から学んだことをベースに持論を展開させていただきます。

動的な機能に加えて、ほかにはどんなメリットがあると思いますか??例えば、パーソナル・プラットフォームを構築する上でWordPressを選ぶ理由はどこにあるのでしょう。

理由#1. 自由度の高さ

石崎力也がWordPressを選ぶ理由は、いくつかあります。1つ目は自由度の高さです。自分のWebサイトをすべてコントロールできる自由さは、やはり良いものですね。MediumやSquarespaceのようなほかのプラットフォーム上に、自分のWebサイトを構築するわけではありませんから。もし、ほかのプラットフォーム上にサイトを作ってしまったら、自分のコンテンツは、ほかの民間企業の所有物になってしまいます。だから、何かしらの利用規約に反してしまったら、サイト自体をシャットダウンされてしまうリスクがあるのです。でも、WordPressは違います。自分のWebサイトを自分で管理することになるので、先ほど言ったようなリスクはありません。これは、とても大事なことです。

実際、アメブロはかつて商用利用しているサイトをバンバン削除していました。メーリングリストを構築していなかった人たちは、足廃業です。。廃業されて気付くわけです。他人の土地で商いをするべきではなかったと。アメブロはあくまでもサイバーエージェントの土地です。その点、WordPressは自分のサーバーで運用できますから、企業の判断でいきなり消されることはありません。

そんなこといっても企業が僕たちの作ったコンテンツや財産を何の忠告もなしに没収することはないだろうとあなたは思うかもしれません。それは無知と言うもの。おそらくビジネスの規模が小さいから、奪われたときのダメージが小さいゆえ、ビビる必要がないのだと思います。ブログが大きくなってきたり、ビジネスの規模が大きくなってくると、普通、人はよりセキュリティに気を使うようになるし、積み上げた資産を守ろうとします。

こんなツイートがありました。PayPalに1500万円を没収されたと言うもの。僕の周りでもコンテンツ販売をしている人がPayPalに没収される例をたくさん聞きます。そのためどうですか?ダメージを軽減するために、収益の払い込みを散らします。具体的には、銀行振り込み、Stripe、Payoneerといった具合に。僕は、Udemyから毎月50万円近い不労所得がありますが、これは全てPayoneerに逃しています。Teachableからの払い込みは、PayPalとStripeの両方を設定できます。コンサルティングや業務委託の代金は銀行振込です。サブスクの収入はStripeに計上しています。こんな風に、一極集中させないのは普通のことなのです。他人のサービスを使っている以上、彼らの判断でどうにでもされると言う覚悟は常にしておく必要がある。実際にPayPalの利用規約には「PayPalの判断で売り上げを凍結したり、没収できる旨」がしっかりと明記されています。

理由#2. プラグインの拡張機能

2つ目は、WordPressのプラグインである拡張機能です。WordPressには、5万以上ものプラグインがあります。だから、どんなことでもできますし、よく「WordPressはブログ専用だ」なんて言われますが、ディレクトリサイトを作ったり、求人サイトを作ったり…。Airbnbそっくりのサイトを作るテーマとプラグインまであります。あんな感じで、市場とユーザーをマッチングして手数料をとるインフォミディアリのビジネスモデルは、WordPressで簡単に作れます。

WordPressを使えば、完全にカスタム化されたWebサイトを構築することができるんです。拡張性があるからこそ、インターネット上でもっとも人気なプラットフォームとなることができたのだと思います。

理由#3. フォーラムが充実している

僕がWordPressを魅力的に思う3つ目の理由は、関連コミュニティがたくさんあることですね。困ったらいつでもヘルプを見つけることができますし、どんなことでも、WordPressでやりたいことがあれば、それを教えてくれる人がいますよね。テーマのサポートはすべて揃っていますし、拡張機能やプラグインについてのヘルプも充実しています。

たとえば、Squarespaceは、プラットフォーム自体がクローズドなので、拡張機能の入手が難しいんです。でも、WordPressはオープンソースなので、それに関わるコンサルタントやトレーナー、デベロッパーたちが何十万人といます。だから、リソース自体も豊富なんですね。

WordPressに限らず、英語圏のデジタルマーケティングツールを使うときは「ググって答えが出るか」は非常に重要なポイントです。ユーザーが少なすぎるとフォーラムが充実しないので、すぐに回答を得られないのです。例えばメールマーケティングに使うツールとして、三択があるとしましょう。MailChimpとConvertKitとActiveCampaignの3つです。MailChimpは、最大手だし、フォーラムも充実しています。ワンクリックで連携できる別サービスもたくさんあります。ConvertKitも許容です。世界一のニュースレターを発行しているティモシーフェリス(週4時間だけ働く、著者ですね)もCovertKitを使っています。僕のようなオンラインコースの販売者はCovertKitを使うことが多いです。日本でも、Udemyのベストセラー講師の山田どうそんさんや、広告代理店ポータルサイトを運用している西和人さんなどの有名人がConvertKitを使っています。フォーラムはMailChimpほどではないが、それなりに充実している。きっとググって問題が解決しないことはないでしょう。じゃあActiveCampaignは?うーん。僕の尊敬するCrazyEyeMarketingのサイトオーナーもActiveCampaignを使っていますが、MailChimpやConvertKitに比べてユーザーの数が少ないので、フォーラムは充実していません。検索してもすぐに答えは見つからないはずです。例えば、Teachableで管理している顧客がサブスクを辞めたときにActiveCampaignのメールの配信を停止にするZapierを組むとしましょう。「Teachable cancel subscription ActiveCampaign Zapier」と検索窓を叩いても適切な回答は得られませんでした。MailChimpやConvertKitならすぐに見つかります。

こういった理由では僕はお客さんにはActiveCampaignは勧めていません。今後ユーザーが増えれば話は変わってくるかもしれませんが。

ドメイン名をどうするか?自分の名前を入れるかどうか

そういえば、Syed Balkhi(サイード・バルヒ)はブログを始めるとき、個人的な要素と切り分けていました。どうして、Syed Balkhi(サイード・バルヒ)のパーソナリティとブランドを切り離していたのでしょうか?そこには、どんなバックグラウンドがあったんでしょうか。OptinMonsterの開発者がSyed Balkhi(サイード・バルヒ)で、List25のYouTube チャンネルを運営している人であるとどのくらいの人が知っていたでしょうか?

Syed Balkhi(サイード・バルヒ)はこう言います。「自分のドメイン名を売ることができないと思っていたからです」

サービス名に自分の名前をつけてしまうと、買い手がつかない思ったそうです。最初から事業の売却を意識してビジネスを構築したとのこと。

実際が、彼がこれまで作ってきたブランドは、すべて彼のパーソナリティと切り離して、販売してきました。パーソナリティと切り離してブランドを構築した方が、スケールしやすいんです。反対に、自分個人をブランド化したコンテンツだったら、Syed Balkhi(サイード・バルヒ)以外の人からメールが届くのはおかしいでしょう。しかし、個人と切り離していたら、誰からメールが来ても違和感はありません。

rikiyaishizaki.com は、ドメイン名に僕の名前が入っています。これはこれでいいのです。石崎力也のキャラクタービジネスをやっている意識が僕にはありますので。実際にうちに来るお客さんは、僕に依存しようとする傾向にあります。それは悪いことではありません。僕がそういう風にビジネスを構築しているので当然といえば当然です。

スタッフの方にメールを送ってもらう時も、石崎力也オンラインスクール事務局 鈴木です…のように冒頭に僕の名前を出した上でスタッフの名前を出してもらいます。そうでないと「鈴木って誰?」となりますから。

VideoCreation

一方でジョイントベンチャーで一緒に作ったウェブサイトは、僕の名前を一切使っていません。例えば、山田どうそんさんと一緒に作ったvideocreation.cloudは、僕と山田さんのUdemyノウハウを市場に供給するビジネスモデルです。サイトの構成を見たらわかりますが、石崎力也が過度に強調されることはありません。実際にこのビジネスは収益折半で運用されているので、僕と山田さんの関係は常にイーブンです。どちらかが目立つことのないように配慮されてビジネスモデルが運用されています。

Fast Launch 2 0 Optin

竹岡さんと一緒に作ったfastlaunch.infoも同様です。

1日の時間は限られています。だから、個人で何かをするのではなく、チーム一丸となって、メールを送ったりできるように意識しました。ユーザーがブランドではなく、個人に縛られるようなコンテンツにならないようにしたんですね。

個人からのスタートではなく、ブランドとしてローンチすることで、これらの問題が解決できました。多くの見込み客たちは、僕ではなくブランドに魅力を感じてくれたので、僕からのメールであろうと、ほかの人からのメールからであろうと、videocreationやfastlaunch から届くメールであれば、納得してもらえるのです。

ブランド自体がある意味「人」であった、といえます。そして、見込み客との接点や彼らが信頼するべき対象も人ではなく、ブランドにしたわけですね。でも、一方でSyed Balkhi(サイード・バルヒ)を押し出したブランドもあるんです。パーソナル・プロフィールやソーシャルメディア・プロフィールなどもあったはずです。Syed Balkhi(サイード・バルヒ)のの名前で作ったFacebook、Twitter、それに、個人ブログもあります。なぜ、このように、Syed Balkhi(サイード・バルヒ)個人を表すコンテンツも持っているのでしょうか?

「いつでも僕自身のブランドを活用して、多くのブランドを立ち上げられるようにしたかったからです」と彼は答えます。

たとえば、彼が開発したWPBeginnerのユーザーが、このプラットフォームの管理者であるSyed Balkhi(サイード・バルヒ)に興味を持ってくれるとしましょう。そうすれば、きっと彼のプロフィールを見るはず。そのプロフィールには、別の商品情報も書かれているので、結果的にWPBeginnerから別のサービスを利用してくれるようになります。これは、完全に独立したエコシステムだと言えます。Syed Balkhi(サイード・バルヒ)は16社以上の会社を持っていますが、彼の商品をフォローしてくれている人は、個人としてのブランドを通じて、ほかの商品をフォローし始めるのです。

このアイディアは、なかなか面白いです。僕は自分自身の個人ブランドを主な戦略としているので、若干違うかもしれません。先ほどSyed Balkhi(サイード・バルヒ)が教えてくれた通り、個人ブランドがスケールしにくいというのは、確かです。

僕は、誰かにビジネスを任せたり、売却したり、何かほかのコンテンツを手掛けたりすることはできません。僕はビジネスを次の世代に残していきたいと思っているからです。それが、コンプリートバンドルやOnline School Building 2.0 、Online Course Creation 、Evergreen Factory を作った理由です。だからブランドでビジネスをやるのではなく、言うなれば石崎力也というキャラクタービジネスをやっているのです。

Webサイトとメーリングリストだけがホームベース

では、次にホーム・ベースのコンセプトについて話をしていきましょう。そもそも、僕がホーム・ベースについて初めて説明をしたのはコンプリートバンドル1.0を立ち上げた時でした。Chris Brogan(クリス・ブローガン)から、この言葉を借りた記憶があります。彼はビジネスにおいて、はじめて「ホーム・ベース」という言葉を使った人物ですね。僕はこのコンセプトについては、かなり昔から知っていました。現在僕は31歳ですが、19歳の頃にIT分野に参入したので、12年間、この分野にいることになります。「なぜ、メーリングリストが必要なのでしょうか?」「Facebookページですべてのことができるのに、どうしてWebサイトを作る必要があるのでしょうか?」こんな質問をよく受けました。

数年前までは、Facebookはそこまで大きなソーシャルメディアではありませんでした。英語圏であればMyspace、日本だったらmixiやアメブロなどが代表的なサービスでしたよね。そして現在では、多くの人の関心がFacebookやTwitterに寄せられています。でも、Twitterはいつまで続くのでしょうか。今後、多くのユーザーがInstagramやSnapchat、もしくはまだ出てきていない新たなSNSに移行する可能性だってあるんです。

だから、自分にとって本拠地(ホーム・ベース)となるサイトが必要なんです。これを、人体解剖学に例えるのが僕は好きです。ホーム・ベースはその人の心臓部で、ソーシャルメディアのようなプラットフォームは、動脈です。血液が体内をめぐっていけば、最終的に戻ってくるのは、心臓なんです。だって、心臓は臓器の中でもっとも中心的な器官なんですから。

ここで疑問です。Syed Balkhi(サイード・バルヒ)は個人名を使わないウェブサービスをたくさん持っています。その代表がOptinMonsterやList25です。中には彼の手から離れ、すでに売却したウェブサービスやビジネスもたくさんあります。これらはホームベースとはいえません。

じゃあSyed Balkhi(サイード・バルヒ)にとって現在、管理しているさまざまなプラットフォームなどのパーソナルブランドやパーソナルWebサイトは、Syed Balkhi(サイード・バルヒ)にとってのホーム・ベースだと言えるでしょうか。彼はどう捉えているのでしょうか。例えばSyed Balkhi(サイード・バルヒ)の名前でやっているTwitterやFacebook、Linkedinなどがそうです。それとも、Syed Balkhi(サイード・バルヒ)にとってホーム・ベースとは、さらに洗練されたプラットフォームのことを指すのでしょうか?

彼はこう答えます。「たしかに僕は、多くのパーソナルブランドやパーソナルWebサイトを持っていますが、ホーム・ベースはWordPressで構築したWebサイトだけです。ほかのプラットフォームは、言ってみればほかの誰かの縄張りのようなものです。たとえ、それがFacebookであろうと、Twitterであろうと、LinkedInであろうと、Google+であろうとしても。だから、こういったソーシャルメディアを利用するということは、ほかの人の縄張りと道具を使っているのと同じなのです。いかに、それらのプラットフォームに人気があろうとも、それは変わりません。だから、僕はいつも、自分のWebサイトとメーリングリストだけがホーム・ベースだと考えています。なぜなら、自分自身がそれらを管理できるからです。」

さてSyed Balkhi(サイード・バルヒ)の発言の中で語られた、大事な部分を強調しておきます。

自分のWebサイトとメーリングリストだけがホーム・ベースだと考えています。

覚えておいてください。インターネットビジネスにおけるホーム・ベースは2つです。Webサイトとメーリングリストだけです。

言われてみたらその通りですよね。僕も、世の中にある自分の管理下にないあらゆるもの、たとえばソーシャルメディアなどのことを「大使館」と、コンプリートバンドルというサブスク教材の中で説明しました。ソーシャルメディアを使えば、世界や多くの人々と繋がることは簡単になります。しかし、目標は常にユーザーを自分のホーム・ベースにアクセスさせることです。Syed Balkhi(サイード・バルヒ)も同じように考えています。

彼もブログのコンテンツを、YouTubeで動画フォーマットにして使ったり、FacebookやInstagram、Twitterなどで画像フォーマットとして使ったりすることはありますが、結局は、自分のホーム・ベースにアクセスしてもらうことを目標にしています。YouTubeからウェブサイト。Facebook、Instagram、Twitterからウェブサイトの流れです。

最初に説明したハブとスポークを思い出してください。そうです、車輪です。車輪の中心部(ハブ)から外に向かってスポークが放射状に伸びています。ブログがハブです。スポークが伸びた先に、僕であればYouTubeやUdemy、あるいはその他のSNSが位置しています。

なぜ人々は note.mu やアメブロに逃げるのか?答え:手軽だから

さて、ここまでWordPressについて、いろいろな話をしてきました。少しここで脱線をします。英語圏で盛り上がっているMediumというサービス。

僕はうちの子供をホームスクールで育てたいなと一時期考えており「ホームスクール」で検索すると、Mediumで書かれた記事が見つかりました。それが初めて、日本人がMediumを使っているのを見た時です。英語圏だとJumpcutなどがMediumをうまく使って集客しているようです。日本で言う、note みたいな感じでしょうか。今ソーシャルメディアの中でも、かなり人気がありますよね。このレクチャーが公開される頃には、どうなっているか分かりませんが、僕の友人でも「Mediumをやってるよ」っていう人が大勢います。僕も実際、2週間ほどブログを書き溜めて、Mediumにポストしてみました。でも正直なところ、あんまり印象的なプラットフォームではないな、と感じました。

Mediumは、今話題のかなり派手なプラットフォームだとは思いますが、制約が厳しいんですね。何度も言いますが、Mediumであろうとなんであろうと、誰かの縄張りでコンテンツを作っても仕方がありません。もし明日MediumがGoogleへ売却されたとしましょう。そしてGoogleが「Bloggerと統合しよう」と決めたら、どうなるでしょうか。こういったリスクを、常に抱えることになります。でもWordPressなら、誰かに急にプラットフォームを取り上げられることはありません。やはり、これがWordPressの強みなんですね。

僕が思うに、人々が「誰かの縄張り」であるプラットフォームを利用するのは、手軽だからですよね。プラットフォームの仕組みを一から考える必要もなく、書くことだけに集中できる。だから、みんな手を出してしまうのです。

ちなみに、WordPressの場合も、書くことに集中できるってことご存知でしたか?

あれは2012年のことです。僕はフィリピンのクバオという街にいました。今でもフィリピンのインターネットは遅いのですが、当時は今よりももっと遅い。定期的に切断されるWifiにイライラしながら、スタバの店員に「ネットつながらない」と文句いうと「大丈夫、主電源きって、もう一回入れれば直るから」と返される。ちなみにスタバのWifiは有料です。カードを購入してWifiを使っているのに、繋がらない。でも店員はFacebookをやりまくっている。

この「Wifiつながらない」>>「ルーターを再起動すれば直る」のやりとりを何度繰り返したことか。カフェの店員にお礼を言いやっと繋がった超遅い回線を使ってFTP経由でエックスサーバーにWordPressのシステムをアップロードします。100MBのzipファイルをアップロードするのに平気で3時間とかかかりました。

でも今は、ワンクリックですよね。FTPなんか経由させなくてもいい。エックスサーバーにはWordPressのインストールボタンがありますから、それをクリックするだけで綺麗なサイトが完成します。うちの場合は、その上にGenesis Frameworkの親テーマを載せて、さらにその上に自分のブランドに合った子テーマを被せています。

僕はFacebookもTwitterもやっていないので、アカウントも持っていません。ログイン方法も知らないし、当然、書き方も知りません。書き方?投稿?っていうのかな?

そういう意味では、僕にとってFacebookなどの各種SNSの更新は、WordPressの更新以上に難しいことです。でもこういう現象って僕だけじゃないと思うんです。そもそもSNSを使うと疲れちゃう。だから意図的に距離をとっている人もいるはずです。一方、ウェブサイトはSNSほど不特定多数の人たちとのインタラクションはありません。WordPressをやっていても、友達の結婚や出産の情報は入ってこないので「いいね」しないで済みます。離婚の話も死別の話も自殺の話も聞かなくていいから、心は穏やかです。

見込み客の欲しいと思われるコンテンツを、自分の好きな時に書いて、自分の好きな時に公開する。既読かどうかのチェックも不要です。ああ、なんて心地よい。

WordPressは、現在ほとんどすべてのホスティングプロバイダにプリインストールされています。インストールされていないとしても、ワンクリックでインストールができます。自分のブランドやプラットフォームがビジネスならば、ちゃんとビジネスとして扱う必要があります。たしかに、ほかのプラットフォームと比べると初期設定などに時間がかかるかもしれませんが、長期的に利用したいのであれば、少しの投資は必要です。近道をしたいのであれば、いろいろなプラットフォームがあります。しかし、今やBlogger.comを使っているWebサイトで、ビジネスがちゃんとできているものはめったに見ません。それくらい、他人のプラットフォームを使うというのはリスクがあることなのです。

というより、まだ、ビジネス用にBlogger.comを使っている人なんているでしょうか?そう言っても過言ではないくらいには、もう時代遅れなプラットフォームとなってしまっていますね。

昔はTypePadを使っていたものですが、今やこのプラットフォームで知名度があるのは、Seth Godinくらいですね。なぜ、彼がいまだにTypePadを使っているのか、僕には分かりませんが。たぶん彼はとても誠実なのです。だから、TypePadはこれからも存続しなければなりません。

周りを見ていて思うのですが、最初別のプラットフォームを使い始め、ビジネスが成長し始めると、そのプラットフォームに限界を感じて、WordPressに乗り換えます。特にアメブロでビジネスがスケールしてきたほとんどの人は、自然とWordPressに移行します。逆に、いつまでもアメブロにいる人は、その程度の事業規模だということです。頑張って平均的なサラリーマンの給料に届かない程度の収入です。それも女子会を定期的に開催して、情報弱者っぽい主婦を取り込まない限り収入は途絶えてしまいます。アメブロでブログを書き続けているうちは、ビジネスでの限界を感じていないということですから、お気軽なものです。

だから結果論で言ってしまえば、最初からWordPressを使うのが得策です。

僕もパソコンの操作が得意だとは言えませんが、やはりWordPressから始めました。ちなみに、デジタルマーケティングの申し子であるSyed Balkhi(サイード・バルヒ)はWordPressで試したことの中で、できなかったことはあったのでしょうか?

Syed Balkhi(サイード・バルヒ)は「もちろんあります」と言います。でも「できないことがあったとしても、優秀なプログラマーを雇えば良いだけの話ですね。」と続けます。今、クラウドワークスにはたくさんのフリーで活躍しているプログラマーがいます。お金を積めば、すぐに人材は見つかります。先ほども言ったように、WordPressはオープンソースなので、フォーラムが盛り上がっています。ソースが見えるし、自分たちでもいじれるから、問題の解決が促進されるのです。

共通的な問題はすぐに次回のアップデートに適用されます。もう長らくWordPressを使っている人は、WordPressがアップデートするたびに使いやすくなっていることを日々感じているはずです。それは彼らのオープンソースの精神がもたらす結果です。ということで、デジタルマーケターとして、メーリングリストを集めたり、ブログを更新したりするプロセスで、95%の問題はすでにフォーラムで解決されており、残り5%の問題も検索すればすぐに答えが見つかると言った状態です。

WordPressのテーマは時間をかけずにサクッと決める

そう言えば、僕たちの現在のプラットフォームデザインは、Genesis Frameworkのテーマを使用しており、かなり洗練されています。僕たちは、これまで、子テーマをいろいろ変えながら、いろいろと特別なことをしてきました。ここかはらテーマの世界観や、その中に存在するコンテンツなどについて、少し話しましょう。

僕が初めてWordPressを始めた2006年頃は、まだテーマのカスタマイズ自体、簡単なものではありませんでした。しかし、現在ではドラッグ&ドロップでテーマを選択できるようになり、DiviのElegant ThemesやBeaver Builder-styleのプラグインなどを使って、どんな種類のWebサイトでも構築できるようになりました。Elementorは、好きなテーマをカスタマイズできるプラグインです。要素を追加したり削除したりスライドしたり…ドロップ&ドラッグで、あらゆる種類の要素を組み合わせることができるのです。だから、今は誰だってパーソナル・プラットフォームのカスタマイズが簡単です。

初めてブログを立ち上げようとすると、その選択肢の多さに圧倒されてしまいますよね。僕の家族でさえ、テーマを決めるのに何時間もネットサーフィンをしていました。

まずテーマ決めに関するアドバイスをしましょう。

第一に、テーマはいつだって変更できるということですね。だから、何週間もかけてテーマを決めなくて良いんです。なんでも良いので、とりあえず始めてしまいましょう。それが一番大事です。WordPressを選んだ時点ですでに正解です。だから、今よりも良いテーマが見つかったら1ヶ月後に変更しても良いんです。テーマ決めに何週間も何ヶ月も費やすのなんて、もったいない。

アメブロやJugemブログの時代、つまり2004ごろからブログを書いていますが、これまでおそらく7、8回はデザインを変えました。だから、1つのテーマの賞味期限は、最長2年くらいでしょう。常にパーソナル・プラットフォームを改善したいし、変えたいと考えています。トピックやテーマを変えても良いんだということを理解できれば、WordPress のテーマはすぐに決まりますね。

テクノロジーは常に進化しています。WordPressを始めた頃は、当然ですがiPhoneなんてありませんでした。でも、今では多くの人が持っていますよね。

だからここで大切なのは、よく考えること、そして事態に応じて反応をすること。これから5年先、10年先にはどんなことが起こるでしょうか。そんなことは分かりません。デバイスのサイズが変わるかもしれません。でも、そんなこと今考えても仕方がないのです。だから、とにかく今始めさえすれば良い。僕もこれまで何度もテーマを変えてきました。正直言って、数え切れないくらいです。クールなテーマを見つけたら、すぐに変えてしまいます。

WordPressには、今では当たり前のようにプレビュー機能があります。しかし、以前はありませんでした。この機能があるおかげで、実際に新しいテーマを反映させる前に、確認することができます。既存のコンテンツがどんなふうに表示されるのか見れれば安心ですよね。

Syed Balkhi(サイード・バルヒ)がフリーランスとして、大御所の人たち、例えば、ジェフウォーカーやストゥマクラーレン、マイケルハイアットなどのもとで働き始めたのは、プレビュー機能がなかったからでした。テーマをリアルタイムで変えることの危険性はわかっていたのですが、つい気に入ったテーマを見つけると変更して、Webサイトがクラッシュ。そしたら、大御所たちがSyed Balkhi(サイード・バルヒ)に電話をして「また変なことになってしまったから、助けてくれる?」と。今となっては、そういったことも少なったとジェフウォーカーは言います。

今ではステージング機能などを提供しているホスティングを管理していますから、そういったトラブルが起こることはほとんどありません。たとえは機能試験や外部連携試験を行う環境としてステージング環境を用意し、可能な限り本番に近い環境を疑似的に立ち上げることが容易になりました。

WordPressの初心者はここからスタートしてください

Webサイトの立ち上げにあたって、そういった知識がなく、つい気が引けてしまうという人がいます。こういった人たちにアドバイスをするとすれば、どんなことがあるでしょうか。

まず第一に深呼吸をする。そして英語が読める人はWPBeginner.comに書かれているチュートリアルに従ってください。別に英語でなくてもいいです。WordPressに関するチュートリアルは日本語でもたくさんシェアされています。そう言った体系的なレクチャーを見ながら1つ1つ確実にやっていく。

あとは、パーソナル・プラットフォームも大事ですが、何よりも中身にフォーカスすべきだということですね。

最善を尽くし、ただコンテンツを作り続ける。コンテンツを重視する人は、コンテンツに集中しましょう。Codableのようなプラットフォームに行けば、かなり安くWebサイトを構築してくれる人を見つけられると思います。このプラットフォームには、センスがある人がたくさんいるので、必ずしも自分でやる必要はありません。ほかにもUpworkにアクセスすれば、自分ができない仕事をアウトソーシング化させることができます。

英語が苦手な人はクラウドワークスやランサーズでもいいです。ただWordPressは英語圏のサービスなので、英語圏で探した方が圧倒的に素晴らしい人材にたどり着きます。そもそも日本にはフリーランスの文化が育っていないので、圧倒的に需要過多の状態です。仕事を発注したいけど、ぴったりの人が見つからない。ある程度ビジネスをスケールさせた人は皆この問題にたどりつきます。

外注してサイトを構築してもらうのは投資です。ビジネスをするときにオフィスを借りるのと同じで、オフィスを一からレンガで積み立てていく人なんていませんよね。だから、自分がやるべきことに最善を尽くして、ほかの仕事はアウトソーシングする。これがベストです。

WordPressには、たくさんのプラグインがあります。だからこそ、プラグインをたくさんインストールしすぎたり、コンフリクトを起こしたりしてしまうこともあります。プラグインは魅力的なものが多いのです。僕は、この点について英語圏のデベロッパーたちと、継続的に議論をしてきました。

プラグインは魅力的です。そのため「プラグインの数が多すぎますか?」「プラグインは幾つ必要ですか?」などといった質問をよくフォーラムで見受けます。ただ、Webサイトをクラッシュさせるのは、プラグインの数ではありません。それらがどれだけうまくコーディングされているかが重要です。プラグインのコードがうまく書けていないと、プラグイン1つしかインストールしていなくても、Webサイトの動作が遅くなることがあります。一方で、僕のパーソナル・プラットフォームには、60以上のプラグインが入っていますが、なんの問題もありません。

それらのプラグインのうち、約半分はSyed Balkhi(サイード・バルヒ)が作ったものです。そして、残りの半分は、コミュニティ内で信頼のできるプログラマーによって作られたたものです。プラグインを選ぶ際には、まずレビューを見ましょう。そして、その背後にいるデベロッパーを見る。レビューや開発者情報は、すべてプラグインの詳細ページで確認できます。もし、そのプラグインが50万のWebサイトで使用されているのであれば、明らかに信頼できることがわかります。また、同じ開発者がほかにも人気のプラグインをリリースしているのであれば、それらも同様に信頼できるものだと言えるでしょう。平均が5つ星や、1,000人が5つ星をつけているプラグインも同様に信頼度が高いです。逆に1,000人のユーザーが1つ星の評価を下している場合には、インストールしない方がいいでしょう。おそらく平均的なWebサイトでは20〜30のプラグインをインストールしているはずです。僕はその倍くらいの数を入れていますが。だから、一定の選択基準を持って、プラグインを入れた方がいいですね。

WordPressの初心者がインストールすべきおすすめのプラグイン5つ

プラグインは、言うなればWordPressのバックボーンです。プラグインを入れてWordPressが改善されるのなら追加しましょう。反対に、あってもなくてもいいようなプラグインは入れてはいけません。どうしても必要な場合にのみ、プラグインの導入を考えるといいですね。

おすすめのベーシックなプラグインをいくつか紹介します。どんなWebサイトであれ、入れておくと便利なプラグインを3つか、4つか、5つか…

Syed Balkhi(サイード・バルヒ)ははどんなWebサイトにも入れておくと良いプラグインのことを、Purpose Plugin(パーパス・プラグライン)と呼んでいます。

#1. VaultPress

一番大事なのはバックアップができるプラグインです。

SAFサービスのVaultPress、BackupBuddyなどは、バックアップのためのソリューションとなるでしょう。

#2. WP Super Cache

もし、あなたがまだWP Super Cacheをインストールしていないのであれば、キャッシングプラグインを使うといいです。

#3. Akismet

Akismet(アキスメット)もいいですね。Akismetはスパムフィルターです。

#4. WPForms

ちなみに、僕は連絡先フォーム用のソフトウェアとして便利なWPFormsを使っています。どんなWebサイトでもコンタクトフォームは必須ですから。

WPFormsは、セキュリティが確保できるのでかなりおすすめです。

#5. Sucuri

ほかにも、無料のプラグインで、Sucuri(スクリ)もおすすめします。処理速度、バックアップ、セキュリティ、フォーム、コメントスパムなど、多くのものをカバーできます。どんなWebサイトにも必須の機能を備えているので、1つ1つプラグインをインストールするのに比べると、とても簡単ですね。

まさにオールインワンなプラグインだということです。プラグインを入れるのは実験のようなもので、コンテンツを作るよりもずっと簡単です。何時間でも遊べます。気に入らなければ、無効にすればいいだけの話ですし。プラグインの話はこんなところでしょうか。

WordPressの初心者がコケそうなポイント2つ

ちょっと気になることがあって、正直な話、多くの人がユーザーにとってあまり重要ではないこと、つまりプラグインやらテーマやらといったことで、立ち止まってしまっているように思います。

#1. プラグインよりもコンテンツ

でも、良いプラグインが入っているからといって、Webサイトにアクセスするなんてことはあり得ないですよね。すべてのユーザーは、求めているコンテンツがあったからこそ、アクセスしてくれるものです。

もしデザイン上、雪が舞い散るような演出を追加したいと思っていたとしても、それらはコンテンツになんら関わりのないこと。コンテンツのクオリティがすべてで、それ以上のことはありません。でも、たしかに多くの人が、プラグインとか、デザインにこだわってしまいますね。

そういった人には、ぜひSeth GodinのWebサイトを見てもらいたい。彼のパーソナル・プラットフォームには、特別凝った演出など一切ありません。しかも、WordPressでもない。彼がプラットフォーム・ビジネスで成功しているのは、コンテンツが素晴らしいからです。

#2. WordPress.org と WordPress.com は全くの別物

もう1つ。WordPressの初心者がコケるポイント。これは、とても重要なポイントだと思います。自分でホストしたWordPressとホストされたWordPress.comの違いを多くの人が理解できていません。だから、彼らは息詰まってしまうのです。この点についてお話しします。僕はSyed Balkhi(サイード・バルヒ)のサイトの素晴らしい記事を読んでいるので知っていますが、多くの人はまだ理解できていないと思いますので。

WordPress.comは、僕からすると、Squarespaceやアメブロ、noteを使っているのと変わりありません。WordPress.comにパーソナル・プラットフォームを作るのは、他人の土地に家を建てているのと同様です。分かりやすくいうのであれば、自分の家を買うのではなく、アパートを借りているような状態です。

もし、あなたがWordPress.comやSquarespace、note上でパーソナル・プラットフォームを作っているのであれば、まさに貸し部屋状態。だから、いつ追い出されるか分かりません。それに、自由に必要な変更を加えることもできません。

アパートでは好き勝手できませんが、自分がホストしたWordPressであれば、どんなことでもできます。好きにプラグインをインストールできますし、必要なものをなんでも揃えることができます。開発者を雇って完全にカスタム構築することも可能です。これが、自分でホストしたWordPressとホストされたWordPress.comの違いですね。

初心者の方でもわかるように、もう1度まとめておきましょう。自分でホストしたWordPressとは、サーバ上のスペースをリースして、そこにインストールするすべてのものを管理・所有することです。一方で、ホストされたWordPress.comとは、WordPressが持つサーバ上でブログなどを構築すること。つまり、WordPressがあなたのインストールしたものを管理・所有しているということです。だから、あなたの持っている権限は限られています。

WordPressの初期費用は20万円以下に抑えよう

費用については、どうでしょうか?立ち上げや運営コストはどれくらいかかるでしょうか?WordPress.comは有料ですか?

まず、フリー版でWordPress.comを始めた場合、独自ドメインの取得はできません。だから、例えば僕の場合、”rikiya.wordpress.com”のようなドメイン名になってしまいます。これは、嫌ですよね。やはり、ブランドを構築するのであれば、”rikiyaishizaki.com”としたいです。しかし、そういった独自ドメインを取得したいのであれば、有料版にしなければなりません。

そんなことをするのであれば、そもそもセルフホスティングを選んだ方が良さそうですね。

WordPress.comの場合、通常の有料版でもプラグインをインストールすることができません。プラグインをインストールするのであれば、月額3,000円のバージョンにしなければならないのです。ロリポップのような安価なプロバイダで手に入る権限にさえ、年間30,000円以上を払うことになる。ちなみに、ロリポップは個人的におすすめです。僕も使っていますが、月額円くらいで独自ドメインを取得できます。

では、セルフホスティングのWordPressを使った場合、他にどんなコストがかかってくるでしょうか?多くの人は無料だと思って始めますよね?でも、立ち上げて運営していくためには、他にやらなければならないこともありますし、実質無料ではありません。

まず、ソフトウェア自体は無料ですね。Webサイトを構築するには、ドメイン名とホスティングサーバーが必要です。例えるなら、ホスティングサーバーは家であり、ドメイン名は住所のようなものです。ここにすべてのファイルが保存されることになります。これが、WordPressのサイトが負担する基本的なコストとなるでしょう。

利用するプロバイダによって、料金は異なります。通常のホスティングは月額800円くらいですが、ロリポップようなプロバイダと契約すれば一ヶ月300円くらい。低コストでユーザーに無料の独自ドメインを提供しているので、かなり費用を抑えられるはずです。自分のパーソナル・プラットフォームを作ろうと思えば、独自ドメインとホスティングサーバーは必須のコストだと言えるでしょう。

また、無料のプラグインが山ほどあります。おそらく50,000件以上は利用できるプラグインがありますし、無料のテーマも何千個あります。だから、実際にパーソナル・プラットフォームを構築するとしても、年間10,000円以下に抑えることができるでしょう。WPBeginnerに、すべての機能を利用しながら、コストを10,000円以下に抑えるという主旨の優れた記事がありますので、こちらも参照してください。

もし自分が気にいる既存のテーマがなくて、デザイナーを雇って新しいカスタムデザインを作ってもらおうとする場合、どれくらいのコストがかか流でしょうか?本当にユニークなものを作りたい、自分は特別だって考える人もいるはずです。

個人的には自分の想定を遥かに超える優れたデザインのテーマがあります。繰り返しになりますが、うちのサイトはGenesis Frameworkを親テーマに入れて、その下にGenesis Frameworkのマーケットプレイスで購入できる子テーマを入れてあります。

一流デザイナーやデベロッパーを雇うのであれば、かなり高額なコストを覚悟しておかなければなりません。ただ、どんなデザインを作りたいのか、その複雑さや手間がどれくらいかかるのかによってコストは変わってきますので、最低50,000円、高くとも500万円で作ることができるでしょう。

費用範囲は広いですが、基本的にシンプルなブログの場合、どれだけ素晴らしい完全カスタマイズのものであっても、20万円を超えてはいけません。完全にカスタマイズされたブログでもない限りは、「Genesis Framework を使っているんだけど、ちょっと微調整が必要で…」なんて声をかけて、時給で誰かを雇い、数万円を支払うといいでしょう。

例えば、カスタムヘッダーが必要な時などは、それで十分。しかも、一度作ってもらえれば、ヘッダーのようなものは何年でも使うことができます。

そう、まさに投資です。ビジネスが成長し始めると、多くの資金を得ることができます。そうすれば、より大きく、より良いものに投資することができるようになっていきます。

サイト全体のWeb開発が必要というわけではなく、たとえば、あるページに特別な機能を加えたいだけなど、小さなプログラミング作業をお願いするときは、どこに依頼すればいいでしょうか?

Codableは1つの選択肢です。タスクごとに人を雇うことができます。GoDaddyが買収したWP Curveというプラットフォームもあります。1回限りの依頼でも、繰り返しのタスクでも、お願いすることが可能です。月額10,000円とか5,000円とか、ごくわずかな依頼料でも構いません。

または、UpworkやOnlineJobs.phを使ってもいいでしょう。OnlineJobs.phを使えば、フィリピンで誰かを雇って、月に20,000円で仕事を任せることもできます。もちろん日本のクラウドソーシングを使うのも1つですが、日本人は単価が高いのであまりお勧めはできません。コードなんて、そもそも言語の壁を超えているので、日本人が書こうがインド人が書こうがほぼ同じものになります。じゃあ単価の安い海外のものを使ったほうがいいという判断になるわけです。僕たちが日本人のクラウドワーカーを雇うときは、もっぱら「日本語のテキスト仕事」だけです。

クラウドワーカー 又は 外注選びで失敗しないコツ

例えばブログ記事の編集作業や校正作業、あるいはYouTubeなどの台本をスクリプトライターに頼む際は、日本語を母国語としている日本人のプロフェッショナルを雇いたいですよね?それ以外のもの、例えば、写真撮影や、映像、コーディングなどは全て海外のものを利用しています。ワーカーさんとのやりとりに必要な英語も中学基礎程度で済みます。実際にはここらへんの仕事はうちのバックオフィスをまるっと担ってくれている小川さんがやっているので、詳しくはチャットワークコミュニティの小川さんに聞いてください。

そういえば、過去に安価で質の高い仕事をしてもらったことがあります。小川さんと話していると、クラウドワーカーやフリーランサーの選び方で失敗しないコツがわかってきたのです。誰かをWordPressのバックオフィスに入れるなら、注意しないといけませんから。こういったときに心得ておくべきことはなんでしょうか?

たしかに、報酬額が安いフリーランサーを雇うとリスクを負うことになります。例えるなら、訴訟を受けたときに安い弁護士を雇ったり、納税申告書を準備するときに安価な会計士を雇うのと同じですから。

そのため、Codableをおすすめします。このプラットフォームは、すべての登録者を調査してくれています。もしくは、WP CurveやWP Site Careのような企業サービスを使うのもいいでしょう。このサービスのスタッフたちは、全員テストを通過していますので、OnlineJobsでフリーランサーを雇うのとは異なります。

OnlineJobs.phは安いです。フルタイムでフリーランサーを雇っても20,000円くらい。だから、「安くてお得」と思うかもしれませんが、その分リスクもあると考えなければなりません。一方で、Upworkのようなプラットフォームは、評価制度があります。フリーランサーは、仕事の出来に基づいて評価されるので、ある程度の信頼度が担保されます。このような理由から、僕はCodableやWP Curbe、WP Site Careのようなサービスをおすすめしています。

コストを安く抑えることは、頭痛の種になる可能性がある。これは、僕が起業家として学んだことの1つです。コストを抑えることで、最終的にコストがかかってしまう。こんな矛盾も起こりかねません。

せっかく安価でプラグインを作ってもらっても、その後、不具合が起こってWebサイトがクラッシュしたら、意味がありません。結果、すべて1からやり直しということになるリスクもあります。僕も悲しいことに、そんな過ちを犯したことがあります。

WordPressで絶対にやってはいけない2つのミス

さて、ホーム・ベースを構築する際に、やってしまいがちなミスをいくつか指摘します。

#1. WordPress.comとWordPress.orgを混同すること

1つ目は、間違ったプラットフォームを選択することです。多くの人は、WordPress.comとWordPress.orgという2つのWordPressサイトを混同しています。セルフホスティング型のWordPressから始めるのが正攻法ですが、そうしない人もいるでしょう。特に無料版のWordPress.comから始める人が多い。簡単そうに見えるからでしょう。

簡単かつ無料。たしかに技術的なリスクはありません。しかし、それがWordPress.comであろうと、Squarespaceであろうと、Mediumであろうと…どれであっても、プラットフォームの選び方としては間違いです。これは、もっとも多くの人がやってしまいがちな過ちだと言えます。だからWPBeginnerにアクセスして、ホストされたプラットフォームから、WordPressのようなセルフホスティング型のものに切り替えるための記事を探すのです。

ここにサンクコストに関する問題があります。僕に言わせれば、月間10万PVに満たないブログは、ビジネスとしての利用価値はありません。つまりあってもなくても同じということ。月間3万PV程度のWordPress.comで作られたサイトを、どうやってセルフホスティングのWordPressに移植するかなんて考える必要はないのです。時間の無駄だから、そんなサイトは捨ててしまえばいい。月間3万PV程度のブログからは、収益は1万円も出ていないでしょう。古い記事を移植する場合、考えなきゃいけないことはたくさんあります。コピーサイトとしてSEO的に不利に働くのではないか。そもそもクラッシュを起こさずにどうやってサイトを移植すればいいか。

起業家であるあなたはこんな小さな収益と小さな悩みを、いますぐ追い払って、ちゃんとした方法で新しくスタートを切ったほうがいいと思います。

WPBeginnerには、そういったやりがちなミスに対処するための記事がたくさんあります。

#2. バックアップを取らないこと

僕が見た中で2つ目に多いミスは、セルフホスティング型のWordPressを使っているユーザーが、バックアップを取っていないことです。バックアップは、セキュリティの観点において、最後の壁です。もし悪意のある誰かがサーバに侵入してきたり、何かしらの手違いでクラッシュしたりしても、バックアップがあれば安心です。言うなれば、保険のようなもの。定期的なバックアップをリアルタイムで取っておくことが重要です。

バックアップは、まさに僕がVaultPressを使っている理由の1つです。VaultPressは設定しておけば、あとは忘れていてもいい。知らず知らずの間に、プラットフォームを守ってくれていますから。

しかし、多くの人は、バックアップを取っておらず、何かミスが起こったときに「ああ、バックアップを取っておけば」となってしまいます。これは、本当によくあることですね。

#3. 脆弱性のあるパスワードを使うこと

そして最後になりますが、3つ目のありがちなミスは、脆弱性のあるパスワードを使うなど、セキュリティ対策が十分ではないということです。1 PasswordやLastPassのようなパスワードマネージャーを使うこともできるのに、すべてのものに対して、同じパスワードを使う理由が僕には分かりません。他にも、Sucuriのようなマルウェア感染チェックサイトや、Cloudflareを使わない人も多い。Cloudflareは無料ですが、DDoS(ディードス)攻撃やハッキングを簡単に防ぐことができます。Webサイトがダウンしないようにブロックしてくれるのです。これはとても重要なことですが、特に始めたばかりの人はあまりセキュリティについて考えません。

かつて僕らは英語の学習サイト「thisisenglish.jp」を運営していました。月間PV100万を超えていました。当時、レアジョブが上場する前で、積極的に広告主としてアフィリエイトにリソースを注いでいました。僕らはレアジョブ含めて、フィリピン英会話の類似サービスからたくさんの特別単価をもらい、がっつり稼いでいました。特定のキーワードで検索した時に、1度、公式サイトより上に来たことがあって、TGアフィリエイトの担当者からなんとかするように言われたこともありました。「記事を1位にする方法は知っているけど、2位にする方法は知りません」と返したのが昨日のことのようです。

さて、このサイト。ハッキングされました。さくらサーバーで管理していたのですが、そのさくらサーバーの持ち主が僕ではなかった。うちのウェブ周りを全部担当していてくれた慶應大学に通うプログラマーのものでした。西麻布にある事務所を清算する時に、全てを整理しました。サーバーの管理者が会社名でないのが嫌だったので、彼にお願いしました。慶應大学の彼も就職を決めていたので、快く快諾してくれました。

どういう手続きが行われたかシンプルにいうと、パスワードを 「password」 にするという超初歩的なミスで瞬時にハッキングされました。今となってはわざとやったのではないかと思うほど。西麻布の部屋で申し訳なさそうに謝る慶應大学の学生を見て、言葉も出ない僕。運よく、WordPressのバックアップを二重に取ってあったので、すぐにエックスサーバーで復活させられました。もしバックアップがなかったら、今頃こんなふうにネタにできていなかったはずです。

ロリポップには月額300円ほどでバックアップを取れます。さらに先ほど紹介したVaultPressなどのプラグインを使って二重にバックアップを取るといいです。

WordPressを更新するのにエディターは必要か?

さて、次はエディターについて。

記事を書くときには、WordPress EditorやMarsEditのようなテキストエディタを使ったほうがいいでしょうか?

何を好むかによりますが、僕はWordPress Editorのディストラクションフリーモードが気に入っています。これはボタンを押すことで、WordPress上のすべてのボタンが隠され、テキストエディタだけが全画面表示されるというものです。気を散らす要素が画面から消えるので、集中して文章を書くことができます。

他には、Google Docsで文章を書いてから、WordPressにインポートする人も多いですね。こちらは、コラボレーション、フィードバック、コメントなどが使えるので便利です。

Syed Balkhi(サイード・バルヒ)は、WPBeginnerで記事を作成する際には、Edit Flowというツールを使用しています。これは、WordPressのプラグインで、WordPress内からすべてのことができるようになっています。まあ、個人的な好みとしては、WordPress上で文章を書くことですね。だから、記事を書くことについては、自分が何を求めているのか、ハッキリとさせることが大事です。

これまで僕が話してきたような技術的なことについて、疑問に思っている人もいると思います。そんな方に言いたいのは、すべては学習曲線のようにうまくはいかないということです。

まだWordPressが今ほど簡単にはなっていない頃から、僕はプラグインをいじったり、実行したりして、その難しさを肌で感じてきました。

現在、GutenbergというWordPressの新たなテキストエディタが開発されています。このエディタは、これまでのエディタとは一線を画すものとなるでしょう。きっと、これから参入するユーザーが、より扱いやすいものとなるはず。2018年にローンチされましたが、これをきっかけに、僕は15年前、まだWordPressがなかった頃の時代を思い返しました。

コンテンツを作るためには、HTMLが必要でした。ログインして公開ボタンを押す「ダッシュボード」はありませんでした。それを考えると、今はずいぶん簡単になったと思います。

最初は、Dreamweaverを使ってしましたね。すべてHTMLベースのものでした。しかし、今では簡単に更新できるWordPressがあります。

最後に。あなたが独自のホーム・ベースを構築することを励ますために、Syed Balkhi(サイード・バルヒ)はこう言います。

技術に圧倒されてはいけません。一歩ずつ着実に前に進んでいきましょう。1つのことだけにフォーカスを当ててください。「あれと、これと、それをしなければならない」なんてことは言わないでください。成功しているオウンドメディアと自分を比べてはいけません。なぜなら、今あなたが参考にしているブログは、10年前から今の姿だったわけではないからです。

その通りでね。

あなたの最初の章を、他の人の第32章と比べるのは、間違っています。第1章からはじめて、次は第2章です。

さあ、今こそ情報から行動へと、軸足を移すときです。まだホーム・ベースを確立していない場合、もしくはWordPress以外のプラットフォームでホーム・ベースを確立している場合は、成功のためにできることをしましょう。UdemyにあるWordPressのコースを見れば、すぐにWordPressの新しいWebサイトを作成できます。YouTubeにもたくさんのチュートリアルがあります。もし質問があれば、コメント欄で教えてください。それでは、またお会いしましょう。

ウェブサイトをブランド化する3つのアセット【タグライン、カラー、プロフィール写真】

Last updated on 2024年11月20日 By 石崎 力也

今回のレクチャーでは、ブランド・アイデンティティをあなたのブログやオンラインスクールに落とし込むために、3つのブランドアセットを決定しましょう。3つのブランドアセットは(1)タグライン、(2)ブランドカラー、(3)プロフィール写真です。この3つのアセットを決めることで、あなたのビジネスの雰囲気が決まります。まるで僕たちがコカコーラに特別な印象を感じるように、見込み客はあなたのネットビジネスに「特別な印象」を感じるようになります。「ああ、なるほど。マーケティングオートメーションといえば石崎力也だよね」といった等式がお客さん頭の中で浮かぶようになるのです。

さて、あなたのブランドアイデンティティを具体的なアクションに移すために、あなたのウェブサイトのために、特定のブランド・アセットを構築する方法についてお話ししていきます。あなたのプラットフォームには、すぐにあなたとわかるブランドアセットが配置されているでしょうか?

ブランドアセットはあなたを特徴付けるサイト上の部品

僕は Crazy Eye Marketing のブランドが大好きです。

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僕がClickFunnels のユーザーということもあり、ClickFunnels が英語圏でどのように使われているかを教えてくれる Crazy Eye Marketing のコンテンツは役に立ちます。あの血走った目。なんでクレイジーな目がマーケティングになるんだ?と疑問に思った時点で、僕は彼のブランドアイデンティティに巻き込まれているのです。

クレイジーな目のロゴ。あれがブランドアセットです。ランディングしたお客さんに一発であなたのネットビジネスの印象を植え付けるのが、ブランドアセットです。

アセットは資産という訳語が当てられるんですけど、広告業界、デザイン業界、IT業界では「デジタルで記録されている素材全般」を意味します。画像、イラスト、動画、音源、データファイル。これら全てアセットです。Adobe製品を使っている方やデザイナーの方は、日常的にアセットという言葉を使いますよね?

僕がブランドアセットといったとき、それが意味するのは、僕たちが僕たちたらしめるウェブ上の部品全てを指します。ネットビジネスのタグライン、ブランドカラー、プロフィール写真、これら全てがブランドアセットになります。

さてこのブランドアセットを決めるとき、現段階において、アーキタイプの選択、ブランド・ディスクリプティブ、バリュー・プロポジション・ステートメントの作成という、ブランド・アイデンティティに関する3つの異なる側面を完成させている必要があります。

アーキタイプはあなたにあったネットビジネスのタイプ

アーキタイプは、分析心理学者のユングが考案した概念です。僕がアーキタイプと言ったとき、それは「あなたに合ったネットビジネスのタイプ」を意味しています。ドラえもんのキャラで言うと、あなたはどのアーキタイプですか?「スネ夫系?」「ジャイアン系?」それとも「のび太系?」・・・うーん、じゃあ僕は「のび太系かな」といった感じです。あなたのキャラや実績にあったネットビジネスのタイプを選択します。3つのアーキタイプを簡単に説明します。

1. セージ型 – すでに業界内で一定の評価があるプロフェッショナル型。基本的には第三者機関などに認められていることが必要。元上場企業社長のホリエモンが始めたオンラインサロン、ZOZOタウンをソフトバンクに売却した前澤社長のYouTube、史上最高の女子テニスプレーヤーと称されているセリーナウィリアムズや、NBAトッププレーヤーのステファンカリーが講師を務めるMasterClass.comなど。圧倒的な実績と結果をプラットフォーム・ビジネスに落とし込むパターン。もしApple創業者のスティーブ・ジョブズが革新的な商品の作り方を教える情報商材を作ったら、セージ型です。

2. シェルパ型 – 登山のガイド型。自分が成し遂げたことを、周りの人に教える。先生は自分で、見込み客は受講生の立場になる。石崎が先生ビジネスと呼ぶもの。筋肉ムキムキの人が筋トレの方法を教えるメトロンブログ。本がベストセラーになり、Netflixでも大反響のコンマリメソッド。近藤麻里恵さんはTIME誌の世界で最も影響力のある100人に選ばれたので、セージ型とシェルパ型の中間といえるかもしれません。少なくとも片付けコンサルタントとして事業を立ち上げたときはシェルパ型で市場に参入していました。FXでうまくいったからそのやり方を教える、プログラミングで月収100万円超えたからそのやり方を教える、などが典型。

3. ストラグラー型 – 「みなさんと同じ立場です」というスタンス。同じ目線で、同じ目標を追い求めながら、進歩をシェアする。XXをやってみた!系のコンテンツを出すビジネスモデル。失敗例や成功例をシェアしながらストラグラー自身が成長する物語を提供する。ダイエットの実践記録をログで残したり、株主優待生活の様子をディテール含めて綴ったり、AGA治療を受けながら髪の毛が少しずつ増えていく経過を伝えたりする。struggle は苦労する、苦悩するという意味なので、struggeler はあなたの代わりに私が実験台となり苦労または苦悩してそのデータを共有します、というスタンスです。99%のネットビジネス参入者がシェルパ型を選ぶので、ストラグラー型はライバルが少なくおすすめです。

ブランド・ディスクリプティブはビジネスを言い表す3〜5つの形容詞

次にブランド・ディスクリプティブをリストアップします。ブランド・ディスクリプティブ(brand descriptive)とは、見込み客が、第三者にあなたやあなたのパーソナル・プラットフォームについて説明する際に使うであろう3〜5つのワード・リストです。ブランド・ディスクリプティブはよくbrand adjectivesと説明されます。あなたのブランドを表す形容詞を選択するので、adjectives(形容詞)の英単語が使われます。

ブランド・ディスクリプティブの例:

  • 知識・親切・洞察力がある
  • エネルギーが溢れる・フレンドリー・インスパイアされる
  • 知的・なんでも知っている・革新的

例えば僕たちのブランド・ディスクリプティブは「フリー」「テクノロジカル」「スマート」の3つを設定しています。見込み客が僕たちのことを第三者に紹介する際、この3つの形容詞を使ってもらえるように努力しています。

「石崎さんは本物の自由を知っている人だよ」「石崎さんのビジネスモデルはかなり技術的だから難しいよ」「石崎さんのマーケティングはいつもスマートで感心するんだ」と。まあいまだかつて僕のことをそんなふうに紹介してくれている人にお目にかかったことはりませんが。

バリュー・プロポジション・ステートメントはビジネスの説明文

次にバリュー・プロポジション・ステートメントを決定します。

バリュー・プロポジション・ステートメントは、あなたが誰であるか、誰を助けるのか、そしてどのようにして助けるのかについて定義した説明文です。バリュー・プロポジション・ステートメントには公式があります。

  • 私は【 自分の専門的なアイデンティティ 】で、
  • 【 ターゲットとする見込み客 】を助けます。
  • 【 独自の解決策 】をおこない、
  • そして【 見込み客に約束する変化 】を約束します。

例えば僕たちのバリュー・プロポジション・ステートメントはこうなります。

  • 私は【 デジタルマーケティングの専門家 】で、
  • 【 年収3000万円以上のネット経営者 】を助けます。
  • 【 デジタルコンテンツをマーケティングオートメーションで販売し 】
  • そして【 働く時間1/10にして売上を10倍にすること 】を約束します。

物語の扉を開けるタグラインの作り方

これら3つの異なる側面(アーキタイプ、ブランドディスクリプティブ、バリュー・プロポジション・ステートメント)、をベースとして、ソーシャルメディアのプロフィールやウェブサイトのデザイン、さらにはウェブサイト自体で使用する言葉の選び方など、プラットフォーム全体で使用できるアセットを作っていきましょう。

はじめにおこなうべきは、新たなタグラインを作ることです。このタグラインは、そこまで詳細でなくて構いません。あなたのネットビジネス を表すバリュー・プロポジション・ステートメントをイメージしてください。タグラインは印象的かつ簡潔なフレーズが好ましいです。あなたのタグラインは、あなた自身ではなく、見込み客にフォーカスを当て、彼らのためにどんなことができるのか約束するのがベストです。

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タグラインは会社名や商品名の後にさらに興味を引くために付加する言葉です。ナイキのJust Do Itはあまりにも有名でしょう。

僕がタグラインで思い出すのは東京マラソンです。「東京がひとつになる日」

まず東京マラソンというタイトルがあります。それに注意を引かれた僕。次に「東京がひとつになる日」というタグラインが目に飛び込んできます。それはまるで物語の扉が開く瞬間です。頑丈な城壁に囲まれたお城のドアがゴゴゴ…とゆっくりと開くようなイメージ。ドアが重ければ重いほど、そしてドアの開くスピードがゆっくりであればあるほど、僕たちは「お城の中はどうなっているんだろう?」と興味をそそられます。だからタグラインは、ドアなのです。

ネットビジネスにおけるドアの向こう側、つまりお城の中身は、いうまでもなくコンテンツです。あなたはコンテンツを使って、物語を展開します。

僕は石川県金沢市出身の人間なので、東京がひとつになると言われるとどこか疎外された印象を受けます。悔しいと思いながらも「タグラインはそれでいいのだ」と納得してしまったのです。東京に住んでいるランナーは、この表現をみて一発で心を掴まれます。優れたタグラインは、誰を対象にするかを限定すると同時に、誰を対象にしないか明確に伝えることに成功しています。

たとえば、コンプリートバンドルの卒業生である小野田さんはオランダで活躍するコンサルタントです。小野田さんはこんなバリュー・プロポジション・ステートメントを作りました。

私は、講演家かつ作家です。私は、やる気はあるけど、手いっぱいになってしまっている父親が、自分の家族をどのようにリードし、どのように愛していくべきか学ぶことを助けます。そうすれば、彼らは一生涯、充実した結婚生活を送ることができ、子どもたちに有意義な影響を与えることができるのです。

小野田さんAboutページでこのステートメントの全文を公開していますが、彼のサイトにアクセスした際、一番初めに目にするのはもっと短い「一番大事な人をリードして愛しなさい」といったタグラインです。

さて、これからバリュー・プロポジションを反映させたタグラインについて、いくつかの選択肢を検討していきましょう。通常、あなたのタグラインは、あなたの名前と並んでウェブサイトのトップに目立つように表示されるべきであることを覚えておいてください。

僕のビジネスモデルの場合、タグラインはこうです。このタグラインは Thinkific や Teachableで構築されているオンラインスクールに表示されているし、それぞれのオプトインページにも明確に提示されています。

デジタルコンテンツをマーケティングオートメーションで販売する

キーワードでは2つです。

  1. デジタルコンテンツ:オンラインコース やeBook、ソフトウェア、テンプレートなどの無形商品
  2. マーケティングオートメーション:手放しで集客、教育、販売、決済、納品を行う

この2つのキーワードに引っかかる人だけをお客さんとして成約しています。タグラインは、まるで磁石のようです。お客さんを引っ付けるだけでなく、引き離す役割もあります。「デジタルコンテンツ?なんだそりゃ?」とか「マーケティングオートメーションって難しそう」と思っている人は、まるで同じ極同士の磁石を近づけたときのように、反発しあって離れていきます。これがタグラインの役割です。ど真ん中のお客さんをくっつけ、それ以外の冷やかし客を徹底的に引き離す。

優れたタグラインの事例(企業のキャッチフレーズ)

ちなみにブログ(rikiyaishizaki.com)のトップにはもっと端的にこう書かれています。

週4時間だけ働く

これはティモシーフェリスの本のタイトルで同じですが、あまりにもインパクトが強いので僕もそのまま使っています。これは社標やタグラインというよりは、僕の現実の生き方を反映したフレーズです。僕が働くのは土曜日の午前中だけです。デジタルコンテンツをマーケティングオートメーションで販売した結果週4時間だけ働けるようになったのはではなく、週4時間だけ働くためにデジタルコンテンツをマーケティングオートメーションで販売しているのです。この順番、あるいは因果関係理解できるでしょうか?

さて、英語圏のビジネスではこのタグラインづくりが個人単位でも頻繁に行われています。僕たちがこれまで見た中で最高のタグラインは、通常5〜10語単語程度で構成されており、動詞から始まるものが多かったですね。もちろん中小企業も、大企業もこのタグラインを持っています。いくつか記憶に残るタグラインを並べてみます。

  • タワーレコード:NO MUSIC NO LIFE
  • 日立:INSPIRE THE NEXT
  • ファミリーマート:あなたと、コンビニ、ファミリーマート
  • インテル:インテル、入ってる
  • 高島屋:いつも、人から
  • セコム:信頼される安全を、社会へ
  • キャノン:make it possible with canon
  • ナイキ:Just Do It
  • アップル:Think Different
  • M&M:Melts in Your Mouth, Not in Your Hands

最後のM&Mチョコレートは、USPの事例としてもよく使われますね。お口で溶けて、手で溶けない。体温ですぐに溶けるチョコレート。うちの子供はすぐにそのチョコレートを、まるで一筆書きをするかのように、壁に擦り付けます。大人の僕たちも、溶けたチョコレートがこびりついた手の後始末にいつも困りますね。そういった手間が一発で解消されることを、M&Mのタグラインは印象付けます。さて、あなたのタグラインはなんでしょうか?

ここからは僕たちがベンチマークしている英語圏のデジタルマーケターのタグラインを紹介します。

  • Neil Patel:Neil Patel: Helping You Succeed Through Online Marketing!(オンラインマーケティングで成功のお手伝い!)
  • Jumpcut: Creates captivating online courses. (魅力的なオンラインコース を作ろう)
  • Stu McLaren:Membership Experts(会員制ビジネスの専門家)

ネットビジネスのブランドカラーを選択する方法

次に色の選択をしていきましょう。ブランド戦略における色の選択の重要性については、すでに多くのことが述べられてきました。結局のところ、自分のブランドにどの色を採用するかで、見込み客たちにどんなイメージを持たせられるかが決まってしまいます。

たとえば、コーラの缶が2つあるとしましょう。ロゴやラベル、ブランディングなしで並べてお見せしたら、それぞれの缶の中になんのコーラが入っているか分かりますか?片方が赤色で、もう片方が青色だったらどう思うでしょうか。Coca-ColaとPepsiは、コーラという自社製品と同じくらい、自分の会社の色をブランドの認知度を高めるアセットとして捉え、多くの時間と費用をかけてきました。

とはいえ、色の心理学は芸術と科学の両方を合わせたものです。たとえば、オレンジのような色は多くの場合「エネルギー」や「アクション」といったイメージに関連するものですが、明るいオレンジは、より遊び心のあるトーンを表現することもできます。そして、ネオンオレンジは明らかに不快な印象を与えるものとなります。

何故こんなにオレンジに詳しいかって?僕たちのブランドカラーがオレンジだからです。白黒を基調としたサイトデザインに、オレンジ色を一色だけ混ぜてあります。このオレンジ色は、ボタンの上でマウスをホバリングしたときにだけ表示されます。そういう意味では、ファーストインプレッションはただの白黒のサイトです。実際にランディングしてみてください。白と黒しか使われません。お客さんがマウスを動かしたり、ブログの記事を40%以上スクロールして読み込んだり、あるいはオプトインページに入ったりしたタイミングでオレンジ色の度合い、スライドボックスやヘッダーが登場するといった具合です。

お客さんにアクションを求めるときだけ1色のオレンジ色を使うようにしています。

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こんなふうにメールアドレス を集めるポップアップのボタンや、クリックしてもらいたいURLにだけオレンジ色を使うといった具合に。サイト上でなんらかのアクションをすればするほど、オレンジ色に遭遇する頻度が高くなるように設計してあります。最終的に商品を購入する決済ページには、たくさんのオレンジ色が用いられていることに気づく人も多いでしょう。

rikyaishizaki.com のサイトを16進コードで表すとこうなります。

  • メインカラー:黒色(#000000)
  • サブカラー:オレンジ色(#ff9900)
  • 文字の色:黒色(#000000)
  • 背景色:白色(#ffffff)

メインカラーは黒色です。メニューバーやフッターには黒色が使われています。サブカラーはオレンジ色です。ボタンやリンクなどにカーソルをホバリングしたときオレンジ色が表示されます。文字の色は黒。いろんなサイトを確認してみてください。海外のサイトでは、僕のように#000000の黒色ばかりではなく、黒とグレーの中間色を文字の色に設定しているケースが多いです。背景色は白色です。僕が高校生の頃、背景色を青色にして文字色を黄色にしていたサイトをたまに見かけたんですけど、今はそういうクレイジーなサイトはなかなかお目にかかれませんね。

色には意味や役割が付与されています。暖かい感じを与える、黄色、赤色、オレンジ色の暖色系、逆に寒い印象を与える、青系統の寒色系は、あなたも聞いたことがあるはずです。

ウェブサイトを叩けば色と説明がペアになってリスト化されています。そのため、独自のブランド・ディスクリプションに合わせて、適切な色を選ぶことができます。もしかすると、あなたが感じている色への印象と、他の人が感じている色への印象はまったく異なるかもしれません。それも、色の選択というプロセスの中で学んでいけるでしょう。

ブランドカラーに一貫性がないと素人っぽく見える

オンライン・プラットフォームに採用する色の選択でもっとも重要なことは、一貫性があることです。具体的にいえば、原色を1つ、それに合わせた二次色を1つ、黒やグレーなどの濃淡や一般的には白色が用いられる基本色が必要です。

たとえば「青」といったようなカラーカテゴリを選ぶだけではなく、特定の色合いを一貫して採用しなければなりません。通常「#2da2cc」のような16進コードが用いられます。ただ、16進コードに慣れていないなくても構いません。

色の一貫性についてはどれだけ強調してもしきれません。海外のこういった「オンラインビジネスを作りましょう」系の教材を買うと真っ先に決めるのがブランドカラーです。その証拠に、Canvaの有料プランを申し込むとブランドカラーを数色決められる機能がありますよね?あれをユーザーにやらせるのは、デザインの基本はカラーの一貫性だからです。

僕にとってNeil Patelはオレンジ色です。僕にとってRussel Brunsonは青色です。僕にとってTeachableはライトグリーンです。こんなふうに、海外の個人プレーヤー、ウェブサービスには一貫したブランドカラーがあります。僕らのようなレベルの人間であれば、まず市場に認知してもらってナンボです。なのに、色をコロコロ変えていては、いつまで経っても市場に覚えてもらうことは不可能でしょう。何より、素人っぽいのです。いろんな色を使っているのは。僕なら「あ、この人はデザインについて何もわかっていないな。デザインについてわかってないってことは大して儲かっていないな。この程度の人間から学ぶことは何もない」と思うのです。

もしあなたがロールモデルとしてベンチマークしているウェブサイトがあれば、法律に抵触しない程度に、真似してみるのも一つです。カラーパターンをパクったぐらいで違法行為に当たるとは思えませんが、一応アナウンスしておきます。さて、どうやってベンチマーク先のカラーを調べるか。あなたがMacユーザーならプリインストールされているDigital Color Meterを使い、RGBカラーを16進法で表示することができます。サイト上の調べたい色の上に、カラーピッカーを乗せるだけでOK。

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color-hex.com には、現在人気のあるカラーがトップに表示されます。配色やパターンの事例もたくさんあるので参考にしてみてください。

カラーについてはプロを雇うのも一つです。予算があるのであれば、プロのデザイナーに色選びを手伝ってもらう良い機会です。しかし、ここで節約したいのであれば、とても便利なオンラインツールがあります。「カラーパレット」「テーマカラー」など関連するキーワードで探してみてください。あなたにあった配色パターンを提示してくれるはずです。

色を選択したら、ウェブサイト全体でこれらの色を使用することになります。また、写真撮影をする上で製品のデザインや衣装に、採用した色を組み込みましょう。すると、やがて多くのユーザーがあなたのブランドと採用した色を関連づけて考えるようになります。また、あなたのブランドを説明する際には、あなたがブランド・ディスクリプションと同じ言葉を使い始めるようになるでしょう。

プロのカメラマンに頼んでプロフィール写真を撮影してもらう

最後にプロカメラマンにプロフィール写真を撮影してもらいましょう。あなたのパーソナルなプラットフォームを作る上では、あなた自身がブランドでもあります。プラットフォーム上に並んでいる言葉にあなたの顔写真などを並べることによって、アクセスするユーザーがあなたのことをより深く知ることができます。

プロカメラマンによる質の高い写真撮影は、見込み客の信頼を得るために必要不可欠なものです。友人にスマートフォンを使ってもらって撮影する人もいますが、ここは手抜きをしてはならないことの1つです。ぜひ、あなたが住んでいる地域でプロカメラマンを探して雇いましょう。もし写真撮影コストが高すぎて払えないということであれば、もっとクリエイティブに考えて、カメラマンとサービスの交換をしてもいいでしょう。もしくは、近くの大学の写真部に連絡を取って、写真撮影の練習を必要としている人を探したり、ポートフォリオを作りたい人を探してもいいでしょう。

今はマッチングサービスがたくさんありますから、簡単に人を探せます。無料でも有料でも。もちろん無料でサービスを提供してもらう場合は、スキルの物々交換など相手にギブするものをあなたが持っている必要があります。大した金額ではないので、お金を払うのが一番楽です。

Airbnb experience ml

僕はAirbnbのエクスペリエンスを使ったり、Upworkを使います。特に旅先で活用できるAirbnbのエクスペリエンスは、歴史的建築物や世界遺産を回りながら撮影をするので、旅人としてのナチュラルな雰囲気を写真におさめられます。たまに「へー」とか「おー」みたいな間抜けな顔で写真が撮られることもありますが、たいていの写真は心から旅行を楽しんでいたり、ハイチーズと言われても絶対に作れないようなリラックスした表情の写真が収められます。すごい自然だと思いませんか?

写真撮影をするときにはカメラ目線で微笑んでいる腰から上のアングルだけではなく、クライアントにコーチングをしている写真や講演で話しているときの写真、あるいはPCに向かって何かを書いている写真なども撮影してもらいましょう。これら3つの写真は、たとえば写真撮影の際にセット物を利用しても構いません。1日の写真撮影で講演からコーチング、PC作業など、すべてのことをするわけにはいきませんから。

写真撮影の準備について4つ注意点があります。

  1. あなたのブランド・カラーに適した服装を選びましょう。 僕の場合は、メインカラーが黒なので黒色の服を選ぶことが多いです。背景色の白色に合わせて、無難に白いTシャツも何枚か用意しています。
  2. 撮影に関する詳細な情報が書かれた「撮影シート」をカメラマンと共有し、必要な写真について、正確に伝えましょう。大抵のカメラマンは会う前に要望を聞いてきます。
  3. カメラマンと契約する際には、写真の著作権について話し合い、写真の使用期間が永久であるか確認しましょう。(プロカメラマンの中には、写真のライセンスの許諾を一定期間に限定している人もいます)
  4. 撮影に必要な小道具(パソコンや机など)をすべて揃えましょう。

撮影シートにはショットアングルを掲載しておきましょう。またオウンドメディアに掲載するプロフィール写真や、ビジネス用途の写真が必要である旨(むね)伝えましょう。撮影しておくことをおすすめするショットアングルは以下の通りです。

  1. 真正面からのアングルで、カメラ目線かつ満面の笑みを浮かべた顔写真
  2. 真正面からのアングルで、カメラ目線かつ微笑んでいる顔写真
  3. カメラから目線を逸らし、かつ笑っている顔写真
  4. ブログで紹介する活動のアクティブショット(コンサルティング中・執筆中・講演中など)
  5. カメラ目線かつ笑顔の全身写真
  6. カメラから目線を逸らし、笑顔の全身写真
  7. 椅子に座ったまま、カメラに向かってニッコリ笑っている全身写真

まとめ:ビデオを軸に構築する場合はフッテージでもOK

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僕の場合、家族4人でのフッテージをよく撮影してもらいます。それが僕のキャラクターをよく反映しているからです。仕事より家族が大事。それを実現するためにはネットビジネス をオートメーションに載せよう。そういったメッセージを上手に伝えるために、家族で登山している様子や、家族で街を散策している様子を動画で撮影してもらいます。僕たちは動画を使ってマーケティングするのが好きなので、ビデオグラファーを雇って撮影をしてもらいますが、ビデオは恥ずかしいとか、編集の手間がかかると思われる場合は、フォトグラファーに静止画を撮影してもらうだけで十分です。

重要なポイントは、あなたのやりやすいやり方で、ナチュラルにあなたのキャラクターを売り込めるアセットを用意しましょう。

ここまで紹介したブランド・アセットをすべて完成させたら、ブランド・アイデンティティをインターネットで全世界に共有できるようになります。今後はウェブサイトを設定するための技術的な側面についてお話ししていきますが、タグラインやブランドカラー、そしてプロフェッショナルな写真をすでに準備してもらっている想定なので、すぐにスタートできますよ。何か質問があれば、コメントで教えてください。

【ビジョン・目標を決める】ネットビジネスの99%は失敗する理由【時給800円のコンビニバイトより能率が悪い】

Last updated on 2024年11月20日 By 石崎 力也

今回のレクチャーでは、あなたのブランドを明確にするため、パーソナル・プラットフォームのビジョン(目標)を決めていただきます。7つの習慣を愛読する人は、ミッション・ステートメントという言葉を聞いたことがあるはずです。シンプルに言って、あなた自身の、あるいはあなたのパーソナル・プラットフォームのゴールを決めましょうということです。

さて今回のレクチャーはブランディング101です。ブランディングで最初にやるべきことです。パーソナル・プラットフォームの明確なビジョンを設定し、どのようにあなたのブランドにつながっていくのか紙に書いていき、それをウェブサイトのデザイン全体に反映させるというプロセスになります。さっそく始めていきましょう。

まずは用語の確認です。

パーソナル・プラットフォーム = トラフィック + セールスファネル + オンラインスクールです。

僕たちは、ブログ、SEO、YouTube、Udemyを使ってトラフィックを集めています。そのアクセスをオプトインページに流します。オプトインページなどの各種ページはClickFunnels を使って構築しています。ClickFunnels で制作したセールスページで、コンプリートバンドルや、Online School Building 2.0 、Online Course Creation 、Evergreen Factory のプレミアム商品を販売しています。それらプレミアム商品はTeachableで実装されたオンラインコース で管理されています。

ビジョンは5年後の未来を物語風の文章で書いたもの

多くの人は、新しいロゴを作ったり、プロフィール画像を撮影したり、ウェブサイトのキャッチコピーを作ることこそが、良いブランドを確立するための最初のステップだと考えています。しかし、そのずっと前に重要なステップがあるのです。そのステップとはなんでしょうか。そう、パーソナル・プラットフォームのビジョンを設定するということです。これは、あなたのパーソナル・プラットフォームが5年後に、あなた自身、あなたの愛する人たち、あなたの見込み客たちをどこに導こうとしているのかを説明するものです。

なぜ5年後なのでしょうか。第一に、ネットビジネス業界全体が誕生してからまだ20年しか経っていないということが挙げられます。だから、5年後には想像もできないような変化が起きている可能性があり、さらに先を見据えようとするのは、いささか現実的ではないからです。一方で、明確なビジョンを設定するのに5年未満の未来を設定してしまうと、あまりに短期的な目標となってしまいます。短期的なビジョンは持っていてもいいのですが、5年先のビジョンに比べると、もう少し具体的でなければなりません。

パーソナル・プラットフォームのビジョンは、ナラティブ・ステートメントであるべきと、英語圏のビジネスでは説明されます。Narrative、つまり物語風のということです。まさにあなたが成功した5年先を生きているかのように人生を説明し、そのビジョンにおいて成功がどんな意味を持つのかを明確にする必要があるということです。

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そう言えば、僕が妻と2年に渡る新婚旅行をしている時に、Narrative Clip というカメラが発売されました。Kickstarterでコンセプトがうけてすぐに目標達成金額をクリアしたのですが、資金難ゆえ、廃業しちゃいました。アメリカのスタートアップが作った商品です。商品名の通り、クリップに小さなカメラが付いています。小さなカメラにクリップがついているという方が正しいかもしれません。カメラからシャッターを切るという概念をなくした面白い商品だったので、ついキックスターターで買っちゃいました。僕たちがシカゴにいるときに商品は届きました。30秒おきにシャッターが自動で切られます。1日で何千枚も写真が自動で撮られることになります。AIがきれいに写っている写真だけを選別してくれます。1日の終わりにiPhoneにデータを転送してみるのが僕たちハネムーンのルーチンでした。

シカゴに1ヶ月滞在して、次の目的はカナダのトロント。グレイハウンドを乗り継ぎ、デトロイトから長い長いトンネルをくぐりカナダの国境に到着しました。みんなバスから降りてPassport Controlに向かいます。バスは外で待っているんです。バスの運転手と入国管理の人は友達。やあ今日もお客さんをたくさん連れてきたよ、みたいな感じ。空港ほど厳しい印象はなく、スルスルと列は進んでいきます。入国審査官はスキンヘッドの優しそうな40代くらいのカナダ人男性。カバンの中に何入っているの?何日滞在するの?旅行目的は?

入国審査官に聞かれる質問なんて決まっていますから、いつも通り答えます。でも次の質問だけは予想していませんでした。

その首元についているやつ何?

その瞬間、やってしまったと思いました。バス移動で疲れていた僕たちはNarrative Clipを取り忘れていたのです。すぐに僕たちはNarrative Clipを首元から外し、ポケットに入れました。入国審査官は「ちょっと待って、それ出して」と。彼の後ろにはデカデカと「カメラ禁止」のサインがあります。彼はそれを指差して「ああ、問題を起こしてしまったね」というのです。You are involving me in trouble とかそんな感じのことを言っていました。

いわゆる別室送りというやつです。さて、四日間これから君たちを勾留するよ、が最初のセリフです。うちの奥さんビビりすぎて、ヒザをガクガク震わせていました。結局4時間程度で解放されたのですが、今でも鮮明に思い出せる記憶の1つです。パソコンから、荷物まで全部調べられました。僕たちがハネムーンの旅中で撮影した映像も1つ1つ確認していました。スキンヘッドの彼を含めて4人の巨漢が腰に手を当てて僕たちのパソコンを見ています。いや、本当にエロい映像とか撮影してなくて本当に良かったとその時思いました。まさか自分たちのパソコンの中身をあんなにもマジマジと見られる機会があるんだなと、渦中にいながらも、割と冷静に考えていたのを覚えています。

あのNarrative Clipさえ購入していなければ・・・。

馬鹿みたいですが、2年後、僕たちはNarrative Clip 2も購入しました。しかもバックパッカーの友人に配りまくったんです。我ながら悪いやつです。

物語でビジョンを記述すると感情がくっついてくる

Narrative Clip は、1日のハイライトです。まるでセリフのない早送りの物語を見ているかのようです。朝、カフェでベーグル食べたな。ウォルマートでターキーを買って家でサンドイッチを作ったな。たくさん水飲むからしょっちゅうトイレに行っているな。スポーツバーでマニーパッキャオの試合見たな。ああ、パッキャオ負けてうちの奥さん悲しそうだな。スポーツバーからの帰り道、マックに寄ったら、中国系カナダ人の子供たちがたむろしてNintendo DSしてたな。

記憶の外注化とでも言いましょうか。1日の記憶、1週間の記憶、1ヶ月の記憶が全て静止画として記録されている。ちなみにNarrative Clip 2には、タップを2回すると動画撮影をする機能が追加されました。

あれから6年経ち、僕たちはいまだにNarrative Clip の写真を見ては、ハネムーンのハイライトを楽しんでいます。不思議なことに、記録された物語には感情がくっついています。その時何を感じていたか。どんな音楽を聞いていたか。写真を1枚みるだけで全ての体験が頭の中で立ち上がってきます。信じられないかもしれませんがこんなことまで思い出すんです。

先日、モントリオールで撮影したNarrative Clipの写真を見ていたら、写真の中の僕たちはNYのセントラルパークより美しいと言われるモンロワイヤルにいました。雪の降る日、階段はツルツルでした。僕は案の定、階段から滑り落ちました。ああ、お尻痛いなあとかいいながらバスに乗り、車窓から映画館を見つけたのです。そう言えば、日本の映画見てないなとふと思ったのです。なぜかその時。そしてその夜、僕は妻とドラえもんの映画を見ました。英語字幕のやつ。のび太は静香ちゃんとの結婚を決めます。河川敷でドラえもんがのび太との別れを惜しむ場面で、二人号泣しました。泣きながら、フィリピン料理のティノラという鶏肉スープを食べていたんです。うちの奥さん、料理で塩の分量とか間違えることほとんどないけど、その日はなぜかすごい塩辛いティノラを作ってしまったのです。仮に1000リットルの涙がスープにこぼれ落ちたその塩分量を割引いても、やっぱりしょっぱかった。

僕は人と比べて記憶力がありません。それは自他共に認めるところです。ビジネスパートナーの小川さんも、記憶力の悪い僕の頭に配慮した簡単な仕事だけを振ってくれます。これは冗談抜きで本当の話しです。明日広告代理店とFacebook広告に関するZoomミーティングがありますと1日前に連絡を受けても、翌日そのアポを忘れてマレーシアで登山して頂上からドローンを飛ばしているような人間です。小川さんから「今どこにいますか?」と電話を受けて「今、マレーシアの山の頂上にいます」と答えると、心底呆れたような失笑が電話口から聞こえます。小川さんはこう言います。「ごめんなさい、朝にリマインドするの忘れてて。僕の責任です」と。それを言わせる自分はなんて情けないのか。自責の念にかられるとは、まさにこのことです。そして次の週もミーティングを忘れて、韓国のカンナムで開催された、ソジュの試飲ツアーに参加してベロンベロンに酔っているのですから、たぶんなんかの病気なんだと思います。

考え事していると、洗顔料で歯を磨くような人間です。エレベーターで1階に降りて、手にタオル1枚だけを持っている自分を発見し「何をしにきたんだっけ?」とまた24階に戻って妻に聞くような人間です。タオルを持っていたら大浴場に行くか、ジョギングするかの二択なのに、それすら忘れてしまうのです。で、妻に「Apple Watchつけてないし、ランニングシューズも履いてないんだから、大浴場に決まってるじゃん」とこれまた呆れ顔で言われます。

そんな記憶力の悪い僕でさえ、たった1つの写真を見るだけで、1つの物語を目の前に立ち上がらせることができるのです。それもかなりビビッドに。感情だけでなく、匂いから味までもが蘇ってくるのです。これが物語の力です。

ちなみに今あなたは「物語は鮮明に記憶を呼び覚ます」という物語を僕から聞かされました。きっと物語の重要性を次の3年くらいは忘れないでしょう。これが物語のパワーなんです。

最初に僕はこう言いました。あなたのパーソナル・プラットフォームのビジョンは、ナラティブ・ステートメントであるべきだと。ただ単に「私は1億円稼ぎたいです」とステートメントを残すだけでなく、1億円を稼いで何をしているか、匂い、感情、全てを物語形式でステートメントにする必要があるのです。なぜか?ビジョンは鮮明であればあるほどあなたに強いパワーをもたらすからです。

ある時はビジネスからブレないというパワーを与え、ある時はあなたを駆動するモチベーションというパワーを与えます。

パーソナル・プラットフォームのビジョンを明確にすると仕事内容が見えてくる

たとえば僕が今、自分のパーソナル・プラットフォームのビジョンを書いているとしましょう。僕は次のようにステートメントを作りました。

僕のパーソナル・プラットフォームのおかげで、毎日好きな時間に妻や子どもたちと過ごすことができます。また日本中の企業から、コンサルタントとして、高く評価されています。僕は毎日、自分の分野で成長し続けるため、新たなハードルに挑戦していっています。もちろん、収入も悪くない程度にはもらっていますし、妻は欲しいものを買うくらいの自由を持っています。僕と僕のチームは、キャッシュフローや請求者の支払いに煩わされることもなく、より大規模かつ興味のあるプロジェクトを追い求めることができています。ほんの数年前、そう5年前にこの旅を始めて本当によかったな、と心から思っています。

これは、あなたからしても「羨ましい」「自分もそんな人生を生きたい」と感じるようなビジョンではありませんか?もちろん僕も、このように生きたいものです。だって、僕が考えたビジョンなんですから。もしかすると、あなたのパーソナル・プラットフォームのビジョンは、先ほどのものとは異なるかもしれません。ビジョンは、あなた自身のモチベーションやライフステージによって変わるものですから、異なることは当然のことです。だから、あなた自身のビジョンに、自分の業界や文化に特化した詳細な情報を追加したり、収入面に関して具体的な数値を入れてみることもできるのです。

重要なのは、あなたに合った方向に進むということ。このトレーニングのポイントは、目的に重点を置くことです。そうすれば、あなたが望む未来を創造するために、どの製品やサービスを追求すべきかということだけでなく、あなた自身が業界の専門家としてどのように位置づけられるのかを決めるのが、ずっと楽になるでしょう。

僕の場合であれば、先のステートメントで「好きな時間に妻や子どもたちと過ごすことができます」と宣言しました。もし僕がサラリーマンだったら拘束時間が大きいので好きな時間に家族と過ごすことはできません。だからサラリーマンは選択肢から外れます。もし僕が東京で売れっ子のセミナー講師だったら、確かにサラリーマンよりかは時間の拘束は小さいかもしれないけど、決まった日付の決まった時刻にセミナー会場にいなきゃいけない。だからセミナー講師も外れます。じゃあ僕がマーケティングオートメーションの専門家で、自分のビジネスを完全にハンズオフで運用することに成功していたら?こちらは字義通り「好きな時間に」家族と過ごせます。

ステートメントを明確化すると、やるべき仕事内容、顧客にオファーするサービス、その実現方法までもが見えてくるのです。

ただ漠然と「金持ちになりたい」だけだど、その目的を達成するための手段があまりにも多すぎて、達成可能性の高いものを選ぶ傾向にあります。ビジネスにおいて達成可能性の高いものは大抵、人生を破壊するものが多いです。例えば、銀行から出てきたおばあちゃんから鞄をひったくれば高い確率でお金を手に入れられるでしょう。でもそんなことしたら日本の刑法で裁かれます。あるいは「コンビニバイトを掛け持ちして毎日23時間働く」という選択肢を選ぶ人もいるかもしれません。僕が高校生だった頃に比べればアルバイトの時給も上がっています。仮に1時間1500円だとしたら、23時間働ければ3万4500円の日給です。これを1ヶ月続ければ100万円超えます。かつてから目標にしていた月収100万円を達成できる確実な方法です。でもそんな生活を長く続けることができません。あまりにも破滅的な選択肢と言えるでしょう。

アルバイトを1日23時間頑張るなんて現実的じゃない。誰がそんなもの選ぶんだとあなたは思うかもしれません。でも僕から言わせれば儲かっていないパーソナル・プラットフォームをいつまでも続けるのは、この23時間バイトと同じ発想だと思うんです。パーソナル・プラットフォームをしている99%の人がコンビニバイトよりもはるかに低い時給で働いてることを僕は知っています。YouTubeのインフルエンサーが「毎日ブログを書いて365日更新を続ければ生活費は稼げるようになる」と言うビデオ撮影したとします。実際にそういうビデオがあります。そのビデオ見てそれを信じてしまった人は本当に1日8時間かけて毎日ブログを書きます。1年後確かにインフルエンサーが言っていたように生活費、そうですね石川県に住む27歳の独身男性が慎ましく暮らすために必要な150,000円ぐらいは稼げるようになったとしましょう。でも冷静になって考えてみると時給換算すれば1時間600円くらい。これならコンビニバイトをしたほうがはるかに生産性が高かったなんて事はよくあるのです。というか99%のパーソナル・プラットフォームをやっている人は、コンビニバイトよりもはるかに低い時給で働いているのが実情です。マーケットに流通するお金の量が一定である以上、誰かが大きく儲けると、その他大勢は大して儲からないのです。それが資本主義の本質です。

確かにインターパーソナル・プラットフォームは人と接する必要がないのでコンビニバイトで起こり得るような店長との軋轢や嫌な客の対応等は無いかもしれません。それでも自分でビジネスを起こしながら時給800円程度の仕事を作るなんて僕は信じられません。実際に99%の人たちはこの市場から退場し、再就職するか、実家で引きこもる運命なのです。僕はそういう人たちをたくさん見てきたので、こんな風にあなたに警鐘を鳴らせるのです。

ビジョンを明確にすることでブレないビジネスを運営できる

ビジョンのステートメントは明確であるべきです。ただ単に「お金を稼ぎたい」という不明瞭なものでなく、お金を稼いだ後の世界をビビッドに想像して欲しいのです。そうじゃないと先ほども説明したように達成可能性は高いが、破滅的な選択肢を誤って選んでしまうことになります。

このビジョンステートメントを作るトレーニングがいかに重要であるかを説明するために、僕がまだ駆け出しの頃に担当した最初のクライアントに関する、痛ましい思い出話をしましょう。僕がオンラインビジネスの専門的な知識を身につけた後すぐに、コンサルタントとして独立しました。当時、クラウドファウンディングのKickstarterでもっとも成功したキャンペーンの1つが、ホワイトボードアニメーションの会社を立ち上げるものでした。僕のコンサルティングには、石崎力也のコンサルティングということで「いしこん」というふざけた名前が付けられています。そのいしこんの、本当に初期の初期のお客さんです。

今ではあまりにも有名になってしまったので、具体的にこのホワイトボードアニメーションの企業名については教えられませんが、とにかくこのスタートアップのスタッフたちは事業拡大のために金銭的な支援を必要としていました。急上昇するビジネスの中で、何千万円ものキャンペーンがKickstarter上で販売されていきました。継続的に広報活動がおこなわれ、新しく立ち上げられたShopifyのストアでの売上がどんどん増加していきました。そうです、PayPalでもStripeでもなく、彼は英語圏の顧客に対してShopifyでサービスを販売していたのです。

そんな状況が数ヶ月間続き、従業員が1人もいない状態で世界中のあらゆる顧客を対象とする数億円規模のビジネスへと成長したのです。ちなみに日本における彼の大口顧客は朝日新聞でした。この奇跡的なビジネスも最初は紙に書いた想像話だったと言います。

設立者のKという日本人の方は文字通り狂ったように働き続けていましたが、いつかそんな働き方は破綻してしまうということにも気づいていたようでした。そこで彼は僕に連絡を取り、事業を拡大するためのサービスを提供して欲しいとお願いされました。そこで、僕は喜んで彼の話に乗りました。僕は彼らと一定期間のコンサルタント契約、つまりリテーナー契約を結び、さっそく事業にジョインしました。

僕の仕事を簡単に表現すると、散らかったものを片付けるということでした。そこで下請業者を雇い、プロセスを文書化し、いくつかのシステムを自動化。また、ホワイトボードアニメーションの納品プロセスで繰り返し問題が発生していたので、納品のために新たなフルフィルメントセンターへ移行していきました。僕は理論的な組織図を作成し、溢れかえっているメールボックスを管理するために、カスタマー・エクスペリエンスの担当者を雇いました。この段階で僕はアウトソーシングするべき作業をどんどん並べていき、仕事を請負業者にどんどん任せていきました。

ただ、この仕事は長く続きませんでした。会社は成長していきましたが、Kさんのニーズもどんどん増えていったからです。リテーナー契約を結んでいる期間、僕は自分の仕事のための時間を見つけるのに苦労していました。そして、少しずつこのプロジェクトに対する不満が蓄積されていったのです。結果として、僕はファウンダーに対して厳しい話をしなければならなくなりました。ただ、そんなことがあった今でも仲の良い友人たちであることには変わりありません。これが僕の痛ましい思い出です。

「どうして、このプロジェクトはうまくいかなかったのだろう。」僕は自分に問いかけました。コンサルタントを務める上で、これまでにないくらいの報酬をもらっていました。しかし、満足できなかったのです。そして「お金のために仕事をしているのではないのだ」と気付きました。僕はビジネスで独立すること、そして影響力を持つことを求めていました。一方で、舞台裏で24時間体勢で働き続けるような仕事は求めていなかったのです。

これが、パーソナル・プラットフォーム・ビジョンが明確であるべきだという理由です。はじめにビジョンを設定しなければ、6ヶ月後に「これまで間違った方向に走っていた」と気付く羽目になるかもしれません。僕はまさにこういった間違いを犯したのです。だから、みなさんが同じような過ちを犯す必要はありません。

パーソナル・プラットフォームのビジョンを決める10の質問

時間をかけて独自のビジョンを構築してください。次のステップに進む前に、このビジョンを完成させてください。完璧に仕上げなくても構いません。また、パーソナル・プラットフォームのビジョンは見込み客とシェアするのではなく、家族や親しい友人とシェアすることができます。

もちろん、今回作ったビジョンをアップデートするために、ある程度時間が経ってから見直しをする必要があるでしょう。それは1年に1回かもしれませんし、2回かもしれません。あなた自身のパーソナル・プラットフォーム・ビジョンを考えるときに役立つ10の質問を用意しました。まずはここで一読ください。

  • 質問1:そもそもパーソナル・プラットフォームを作ろうと思ったきっかけはなんですか?そのパーソナル・プラットフォームには、他のパーソナル・プラットフォームではなかなか見つけられない、見込み客を引きつける何かがありますか?
  • 質問2:あなたのパーソナル・プラットフォームが誰かに影響を与えるということを望みますか?あなたの家族や私生活の中で親しい人に影響を与えることはできますか?
  • 質問3:パーソナル・プラットフォームが成功すれば、あなたのビジネス・ライフが変わると思いますか?あなたはパーソナル・プラットフォームを通して、どんな人生を望んでいるのですか?
  • 質問4:あなたが影響力を持ちたいと思っているのは、現在働いている業界においてですか?それとも、それに近しい業界、またはまったく違う業界ですか?
  • 質問5:もし5年後にあなたが最高の人生を送っているとすれば、現在から未来に至るまでにどんな成功を収めたと思いますか?
  • 質問6:いつでもどこでも好きなことで働けるという未来に対して、あなたのパーソナル・プラットフォームはどのように役立つと思いますか?
  • 質問7:あなたは他人に影響を与える能力を持っていますか?また、オンライン上であなたをフォローする人々にどんな影響を与え、どんな人生に変えていきたいですか?
  • 質問8:経済的な視点から将来を考えてみましょう。オンライン・パーソナル・プラットフォームを持つことで、あなたの収入にどんな影響が及ぼされると思いますか?
  • 質問9:質問6〜8は、パーソナル・プラットフォーム構築における3つの基本的なモチベーション要素に関係しています。その3つの要素とは独立性・影響力・収入です。この3つの要素に優先順位をつけてみてください。すべてを一気に手に入れることはできず、トレードオフの関係にあるからです。
  • 質問10:5年後のあなたのキャリアに対して、パーソナル・プラットフォームがどのような影響を与えていると思いますか?現在の仕事をやめてフルタイムで働きたいですか?それとも、パーソナル・プラットフォームを活用して社内での昇進に活かしたいですか?それとも、ほかの可能性を探っていますか?

それぞれの質問について、しっかりと時間をとり、考えましょう。もし可能であれば、コメントにあなたのパーソナル・プラットフォームのビジョンをシェアしてください。この実習が終了したらステップに進みます。次にあなたのやるべきことはパーソナル・プラットフォーム・ビジョンを適用して、戦略的なブランド・アイデンティティを構築することです。

【3つの型】あなたに向いているネットビジネスはどれ?【アーキタイプ】

Last updated on 2024年11月20日 By 石崎 力也

こちらのレクチャーでは、ネットビジネス・ビジョンに基づいてブランド・アイデンティティの概要を作成します。そして、そのビジョンを日々のネットビジネスに適用できるようにしていきましょう。ブランド・アイデンティティとは何か?あなたのネットビジネスの独自性のことです。あなた他のやるべきことは2つ。1つはアーキタイプの原型を選ぶこと。ネットビジネスのアーキタイプは、セージ型、シェルパ型、ストラグラー型の3つしかありません。1つを選択します。次にやることは、バリュー・プロポジション・ステートメントを作ることです。私は【 】の専門家で【 】を助けます、という宣言文を完成させることでネットビジネスの方向性を決定します。

https://youtu.be/7DHvpykQRUQ

作業を進める上でいろいろな手法を学ぶ必要がありますが、1つ目の手法はかなり簡単です。それは、アーキタイプ、つまりネットビジネスにおける性質の原型を選ぶということです。僕たちの経験上、成功しているオンラインビジネス、ネットビジネス、オウンドメディアは、3つのアーキタイプのうちのどれかであることが多いです。アーキタイプは心理学者のユングが生み出した心理分析に用いられる概念です。日本語ではネットビジネスの「タイプ」と言えばしっくりくるのではないでしょうか。

あなたのネットビジネスは3つのうちどのタイプ?

アーキタイプを3つ紹介します。これは2014年、マイケルハイアットがブログに書いてアメリカに紹介された概念です。5 Reasons You’re Not Getting Traction with Your Platform というポストです。あなたのブログに人が集まらない5つの理由というポストです。その後2019年にRoberta Ryanという人物がMediumでもう一度このコンセプトを紹介しデジタルマーケティング業界で一気にバズりました。さああなたのネットビジネスはどのアーキタイプに当てはまるでしょうか?

  • 1つ目のアーキタイプは、セージ型と呼ばれるものです。sageは哲人という意味です。学識豊かな人。これは、業界で一定の知名度があるプロフェッショナルや第三者機関に認められるほどの信頼性がある人物によるネットビジネスです。たとえば、ニューヨークタイムズのベストセラー作家やノーベル賞を受賞した経済学者、有名な医学博士などのネットビジネスがセージ型に該当します。
  • 2つ目のアーキタイプは、シェルパ型と呼ばれるものです。シェルパとは、登山時のガイド役。つまり、一定の経験を得たあと、同じ経験をするであろう人々に自分の経験を教えるというタイプです。具体的な例としては、大幅なダイエットに成功した人や、ビジネスを成功させた人、あるいは文字通り、登山経験者などのネットビジネスがシェルパ型に含まれます。
  • 3つ目のアーキタイプは、ストラグラー型と呼ばれるものです。実は、この型がもっとも見逃されがちです。ストラグラー型のネットビジネスでは、ユーザーに対して「僕たちは一緒にいるよ」と伴走するようなスタンスを示し、プロセスをシェアしながらゴールに向かいます。当然ながら、成功したことも失敗したことも共有していくこととなります。

自分自身の経験に応じて、これら3つのアーキタイプを適用させましょう。そうすることで、ネットビジネスを成功に近づけることがかなり簡単になります。ここで大事なのは、1つのことに専念して、決めたことに対してこだわり続けるということです。そうすれば、見込み客はあなたのブランドを簡単に理解できるようになります。

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Pat Flynn(パットフレイン)という人物を例に考えてみましょう。あまり僕のブログやYouTubeでは紹介されませんが、いしこんのクライアントにはPat Flynn(パットフレイン)の名前を何度も出していますし彼のようなビジネスモデルを作ることを推奨しています。Teachableのブートキャンプやミートアップで彼はいつも登壇して喋るので、Teachableのニュースレターを読んでいる人は彼のことをご存知と思います。オンラインコースビジネスで成功している人は誰?と英語圏で聞けば多くの人が彼の名前を挙げることでしょう。彼のサイト、一度でいいから確認してみてください。ものすごく洗練されています。

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そういえばビジネスパートナーの山田どうそんさんにもPat Flynn(パットフレイン)のモデルを紹介したことがあります。山田さんが石川県の手取川にあるロッジに来てくれたときのこと。僕らは年に1回に山小屋にこもり、お互いの知識を交換します。最近、僕はお勉強をしていないので、デジタルマーケティングの最前線はいつも山田さんから教わることが多いです。山田さんはボソッとこう言いました。「収入に頭打ちが来てる」と。その時点で山田さんのネットビジネスの不労所得は2000万円を超えていたので、僕としてはそれで十分では?と思っていたのですが、山田さんはさらに上を目指していました。

ちなみに越後湯沢で初めて会ったとき、とりあえずネットビジネスで月に30万円欲しいと言っていました。ついこの前の出来事です。それを宣言してからすぐに月収30万円は達成され、次は50万円を目指すと言っていました。それを宣言してからまたすぐに月収50万円は達成され、次は100万円と。ハンズオフで回るビジネスモデルから100万円の収入があればとりあえず働くのはやめると言っていたのに、100万円を達成したら今度は200万円を目指すと言い出しました。エバーグリーンファネルからの収入が月収200万円を超えたら働くのをやめるとまた同じことを言っていました。で、手取川で会ったとき、安定して200万円を稼いでいたのに、やっぱり働くのをやめていなかった。それどころか「エバーグリーンファネルからの売上が頭打ちしている」とのたもうている。彼はまだ上を目指すつもりなのです。いうまでもなく、それ以降も山田どうそんさんのキャッシュフローは倍々ゲームで伸びています。まるでJohnson&Johnsonの売上のように、毎年増収増益状態です。

自らが実験台となってデータをシェアするストラグラー型がおすすめ

さて、200万円の不労所得で満足できない山田さんに僕は何と答えたか。山田さんがpodcastを熱心にやっていて、podcastを上手にマーケティングに利用していたので、Pat Flynn(パットフレイン)を思い出したのです。Pat Flynn(パットフレイン)もpodcastの名手で、Power Up Podcastingというオンラインコース を10万円ほどで販売しています。山田さんの販売してる商品の価格帯に比べてPat Flynn(パットフレイン)のそれは少し高めです。もし収入の上限をブレイクスルーにはターゲット層を少しずらし次に投入する商品の値段を上げることだと僕は思っていたので、山田さんにPat Flynn(パットフレイン)の価格帯と商品群をモデリングしてはどうかと提案しました。山田さんはとても幸福そうな顔をしていました。

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ちなみにこの会話は手取川の広瀬町にある「はせがわ」という古民家レストランで繰り広げられたものです。山田さんも「これはリピするわ」と絶賛していました。おいしいので一回行ってみてください。予約しないと入れないお店です。

さてPat Flynnが「smartpassiveincome.com」というネットビジネスをローンチした際、彼はストラグラー型のアーキタイプを選択しました。Pat(パット)はオンラインビジネスの分野に対して不慣れであることを認め、自分のことをcrash-test dummyと呼び始めました。「クラッシュテスト用ダミー」なんのこっちゃ?車の衝突実験で使われるダミー人形のことです。僕は自分の体を使って実験するよ、たくさん失敗もするけど、うまくいくこともある。それら失敗も成功も全てデータとしてあなたにシェアします…と言ったスタンスです。僕は何度でも壁に衝突してクラッシュします。そのデータを提供するから、あなたは安全運転してね、みたいな。

ストラグラーは、strugglerと綴ります。struggleは苦悩するという意味です。英語圏のネットビジネスでは、struggle は problem と同じ頻度でよく使われます。見込み客が悩んでいることや、苦悩していること、あるいは問題と感じていることをあなたの商品で解決するのがネットビジネスの基本であることはあなたもご存知のはずです。ネットビジネスにいざ参入するとなると、みんなすぐに「先生」になりたがる。これは大きな過ちです。せっかくインターネットという高速道路に乗っているのに、皆が同じトンネルを通ろうとするから大混雑をしています。全国つつうらうら、高速道路は張り巡らされているというのに。

僕らのようなリソースの少ない個人ビジネスに、競争はご法度です。いや、個人でなくとも、大企業でも競争はしない方がいいでしょう。ドラッカーも「できることなら競争しない方がいい」といっていますし、その競争に勝つためにできることは一つしかないといっています。それは「選択と集中」であり換言すれば「リソースの1点投下」です。他と差別化するために、あえて資源を1つに絞って違いを創造するのです。

僕らはもっぱらビデオです。2015年の2月以降、ずっとビデオをビジネスの中心に据えてきました。セールスレターはボロボロだし、ステップメールも書かない。もちろん毎日ブログを更新する余裕もないし、日刊のメルマガも書いていません。シンプルに言って、リソースが足りないからです。全てのリソースをビデオに投下しているから他には手が回らないのです。幸い、ビデオを軸にしたプロモーションがうまくいっているので、なんとか凌いでいるわけです。ネットビジネス を個人単位または少人数でやっている人が、他人のそれをパクることほど馬鹿げたことはありません。わざわざ競争の中に身を突っ込む行為だし、混んでいるトンネルに猛スピードで突っ込むようなものです。追突しまっせ!

儲けの源泉は市場に無競争状態を作り上げること

桜の季節、改造した超かっこいいスーパーカブにキャンプ道具を積み、新潟県と群馬県の県境にある三国峠を、多くのバイク乗りが気持ちよく疾走しています。桜吹雪の中を駆け抜ける比較的車体の細いバイクは本当にクールで、無茶苦茶、絵になります。あれみて、僕もバイクやりたくなるのです。よほど物好きの人でないと三国峠まで来てツーリングはしません。ちなみに三国峠にはたくさん熊と猿が出没します。三国峠を越えて、5キロほど走らせると左手に苗場スキー場が見えます。そのまま突き進むと田代スキー場、かぐらスキー場が見えます。さらにまっすぐ下りていくと、湯沢の温泉街につきます。「人参亭」という美味しいトンカツ屋さんがあるので行ってみてください。僕らがかつて湯沢で山籠りをしている時、よくお客さんを人参亭に連れていきました。もちろん先ほど登場した山田さんとも一緒に行きました。当然、お財布は山田さんです。お金持ちの友達を持つといいことしかありません。

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さて、新緑の美しい三国峠。全然混んでいません。車間距離をたっぷりとっても走行可能なくらいすいています。途中途中に登坂車線があるので、余計に混み具合は少ないです。ゴールデンウィークに三国峠を越えて、群馬県のみなかみに行きました。満天の星の湯でバーベーキューをしました。2019年のことです。全然混んでなかったです。赤谷湖(あかやこ)という素晴らしい湖を眺めながら、それはそれは見事な初夏の風景がそこにありました。こんな素敵な場所なのに、三国峠は全く混んでいない。

一方で、超混んでいる道路もあるのです。それはトンネルです。そのトンネルはサイバー空間にあります。名前をつけるのであれば「先生トンネル」です。ネットビジネスをやろうとしている人、あるいはやっているけど結果を出していない人の99%が通ろうとするトンネルです。トンネルの中で追突事故が発生しています。そもそもトンネルを抜けられる人は少ないのですが、抜けた後も地獄であることを知っている人は少なくありません。なぜなら「先生トンネル」を通ろうとする時点で、ネットビジネスの素養がないからです。競争を回避するのがビジネスの鉄則であるにもかかわらず、わざわざ行列のあるラーメン屋が美味しいと錯覚するかのように、混んでいるトンネルを見て「俺も行こう」と判断するのですから、万が一トンネルを抜けた後も、また混んでいるトンネルなのです。競争に疲れた人はエンストしておいまい。つまりこのネットビジネス というマーケットからの退場を意味します。

さあ、ここで白状しましょう。ネットビジネスで儲かるためには、人のいない道を通るのが一番です。僕は就職もせず、せどりもせず、バイトもせず、インターネットビジネス1本で生きてきました。僕がどのくらい成功しているかはさておき、この業界に長くいるのは間違いありません。星のように現れては、数秒で消えていく人もたくさん見てきました。知名度だけ上げて、大して儲からずに退場した人もいます。知名度も上がらず、しかも儲からずに消えた人もいます。誰が見ても「絶対こんなビジネス成功しないだろう」と思えるようなものでも、本人に自己肯定のバイアスが働いて「いつか30万円稼げるようになる」と信じて毎日のようにゴミのようなブログを書き続けてそれをピンタレストで共有している人もたくさんいます。(何でピンタレスト?とあなたは思いましたか?はい、それが正常な感想だと思います。でもやっている本人はそれがマーケティングになると信じているのです)

「先生ビジネス」は、僕はあなたよりも優れているから、それを教えてあげる。代わりにお金を払いなさい、という構図です。日本のネットビジネスの99%はこのパターンでしょう。おかげで日本には実績や結果もない「先生」がたくさんいます。茨城県の実家に住むアラサーのおっさんが、アフィリエイトで5万円ほどしか稼いだことないのに、自らをウェブマーケターと自称してオンラインコース を販売している。よくあることです。残念ながらお客さんは馬鹿じゃないので、アフィリエイトで5万円ほどしか稼いだことのない人間のうわべの姿を見抜いてしまいます。当然、彼から商品を買うことはない。おかげで彼も儲からない。気づいたら子供部屋に住み着いて10年がたち、いわゆる子供部屋おじさんになってしまった。独身、無職、貯金は0。

本当にダイエットに成功してそのダイエット方法が画期的であれば「先生ビジネス」をやることに何の問題もありません。まあ仮に参入したとしても、血みどろの競争が待っているだけですが。問題なのは、先生でもないのに先生のふりをしている人たちが大勢いることです。

  • ちょっと痩せただけでそのやり方を教える。
  • ちょっとアフィリエイトで稼げたからそのやり方を教える。
  • ちょっと株式投資でうまくいったからそのやり方を教える。

残念ながら、ちょっとうまくいった経験であれば母数が大きすぎるのです。うちの4歳の息子でさえインラインスケートを4日間の練習で滑れるようになりました。そういう意味では、人生経験の浅い息子ですらインラインスケートを「ちょっとうまくいった経験」としてカウントできることになります。うちの息子が「お父さん、僕はインラインスケートのやり方をUdemyで教えることにするよ」と言い出しても僕は止めます。「確かに4歳でインラインスケートできるのはすごいと思うよ」と前置きした上で「同じようにインラインスケートできる子はたくさんいるんだ。だからもっとうまくなってからそれをマネタイズしようね」と続けます。

ストラグラー型のビジネスでも1億円規模のビジネスを作れる

この先生ビジネスの面白いところは、自分がうまくなればなるほど、あるいは実績を積めば積むほど、競争相手は少なくなるという点です。同じ実業界の成功者がYouTubeに参入したとしても、1000億円を記帳できるのは前澤さん一人だけということです。これから先生ビジネスに参入する人はよく覚えておいてください。結果ほどユニークバリューを出せるものはない、と。結果が小さければ小さいほど競合が増えるので、競争は厳しくなり消耗します。結果をもう少し積めば、競合は一気に減るのでその後の競争は楽になることを覚えておいてください。

さて、先ほど問題は「ちょっとうまくいった経験」を持っている人が先生ビジネスを始める弊害について説明しました。こんな悲劇が生まれるのは、日本人のネットビジネスに参入しようとする人が「先生ビジネス」しか知らないからです。別に先生にならなくたってお金を稼ぐ方法はたくさんあるのです。Pat Flynn(パットフレイン)がそのいい例です。彼のやり方を見ると、先生にならなくても、素人でも、ストラグラーとしてお金を稼げることに気づくはずです。

Pat Flynn(パットフレイン)はストラグラーとして、ネットビジネス上で透明性の高い収入報告書や収益性の高いニッチな実験をシェアし続けました。例えば「Uber Eatsで本当に月収40万円稼げるか」というネタをブログにしたのは彼が世界で初めてでした。別にPat Flynnは、Uber Eatsで稼ぎまくっている人ではないのです。あくまでも自分を実験台にして、率先してストラグル(苦悩)を買ってでるのです。ちなみにUber Eatsネタよりも遥か前に「Uber Driverで本当に月収40万円稼げるのか」というネタもブログに投稿していました。これもやはり彼が世界で初めてでした。

ダミー人形として、たくさんの壁に衝突し、データを世の中に共有し続けた。その結果、数億円規模のビジネスを成長させることができ、彼のアーキタイプに心酔する見込み客たちをたくさん獲得することができたのです。繰り返します。彼はたった一人で億越えのビジネスを作ってしまったのです。彼はメインストリームの「先生」ビジネスを選ばなかったのです。先生ビジネスを選んで、実家暮らし・実績なしの人間がウェブマーケターやら億万長者を名乗らなくても、ストラグラーのポジションでしっかりと億を稼げるのです。

現在、Pat(パット)のネットビジネスはシェルパ型に近いアーキタイプとなっています。これは彼が長い期間、オンラインビジネスの分野に携わり続け、社会的にも広く知られるほどの成功を掴むことができたからです。

一方、Michael Hyatt(マイケルハイアット)はセージ型のアーキタイプを中心に、サイトの構築をおこなっています。出版大手のThomas Nelson社でCEOを務めた彼の権威性と、ニューヨークタイムズのベストセラー作家であるという立場を活用し、リーダーシップ・メンターという地位を確立したのです。

サブスクリプションの導入方法を教えるオンラインスクールビルディング2.0の商品の中でもマイケルハイアットについては何度も言及しました。彼のプラットフォームユニバーシティーと言うサブスクリプションは世界でも最も成功している月額課金のプログラムです。

日本では、オンラインサロンで稼いでいるホリエモンやキングコングの西野さんがセージ型でしょう。ZOZOを売却した前澤さんもYouTubeをやっています。彼の場合はもうお金なんて稼がなくてもいいくらいたくさんお金を持っているんですが、彼が【初投稿】1000億円を通帳に記帳してみた、と題したビデオを投稿すればすぐにバズります。Yahooのトップニュースにも載りました。前職での圧倒的実績を次のビジネスに持ち込んだ、セージ型の典型といえるでしょう。競艇選手の峰竜太、メジャーリーガーのダルビッシュ、サッカー日本代表の長友・・・こう言った現役のレジェンドな人物がYouTubeに参入するのもやはりセージ型と言えます。

石崎力也のビジネスモデルはストラグラーとシェルパの中間

さて、僕のビジネスモデルはどうでしょうか。3つのアーキテクトで言えば、Pat Flynn(パットフレイン)と同じくストラグラーとシェルパの中間くらいと言えるでしょう。最初は、海外のデジタルマーケティングを日本に紹介するだけの人間でした。大した実績はありませんでした。「MailChimpでステップメールを組んでみた」「Udemyで10コースをリリースしてみた」「ClickFunnelsを使ってアップセルを実装してみた」といった、やってみた系のネタをどんどん投稿していました。特に人気だったのは「PayPalでチャージバック詐欺を受けました」という失敗ネタです。こんなことを2年も続けていたら、いつの間にか、儲かってしまいました。

ClickFunnelsでファネルを1つ作れば、そのファネルからは1年で6000万円近くの売上が計上されるようになりました。コンサルティングを販売すれば、断らなきゃいけないくらいのお客さんが集まってしまった。法人向けに超高額な業務委託をセールスすれば、こちらもやはり定期的に決済がある。ちなみにこのサービスは1つ成約すると、家が1戸立ちます。YouTuberのようにプライバシーを切り売りしなくても、大して知名度がなくても、高単価の商材をお金のあるユーザーに売れば、こんなにも稼げるんだと、我ながら驚いている最中です。

僕は自分が成功したこと、失敗したこと、やっていることしか教えていません。例えばUdemyには150,000人の受講生がいます。だから僕はUdemyについて教えることができます。またマーケティングオートメーションを運用しておりビジネスがほぼハンズオフで回っている点を鑑みても僕はマーケティングオートメーションを教えるにふさわしい人間です。Shopifyで過去iTunes Cardを販売したことがあります。これ利用規約違反ですよね、今は。沖縄の宜野湾にあるEdionで150万円分のiTunes Cardを購入しました。クレジットカードで。アホみたいでしょ。それをブラジル人とか、アメリカ人に売るんです。日本のiTunes Storeでしか買えないアプリを購入するには日本で発行されたiTunes Cardが必要なんです。まさに薄利多売。さあ、僕たちを待ち受けていたのは、チャージバック詐欺でした。

最初は調子良かったんです。3分に1回のペースで決済があり、薄利多売でも、塵も積もれば山となるように、結構なお金になりました。まず最初のチャージバックはフロリダ州の人間が起こしました。当時、配送先住所とアクセス元のIPアドレスを参照することもなかったので、このフロリダ州の詐欺師が本当にフロリダからアクセスしていたかは知りません。PayPalはちっとも売り手保護ではないんです。クレジットカード会社にすごい弱いのです。クレジットカード会社の決定にすぐに従う。クレジットカード会社は顧客を優先するので、売り手の僕たちを守りません。手口はこうです。

まずスキミングやらハッキングなどで、そのフロリダの詐欺師が他の誰かのクレジットカードを盗む。その盗んだクレジットカードを使って僕たちのiTunes Cardを購入します。iTunes Cardを送付する前に、僕たちはコードだけを、SendOwlというアプリを使って配送していました。そのコードを、フロリダの詐欺師はeBayで販売してすぐにマネタイズします。クレジットカードの本物の持ち主が請求書を確認して、何だこの決済は?ということでVisaなりダイナースなりアメックス なりに問い合わせて、チャージバックがクレジットカード会社経由で起こります。

PayPalにもStripeにも、審議にかける上告プロセスがあるんですけど、上告してもお金が返ってきた試しがありません。いかに僕たちがこういうプロセスでこういう商品を販売したとアクセスログ付きのスクリーンショット で報告したとしても、お金は返ってきません。しかも1500円の手数料がかかるのです。じゃあもう素直にチャージバックに応じてお金を返した方が早いしダメージも小さくなります。もちろん商品を回収しようとしても無駄です。すでにコードは全て使われていました。

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次に僕たちがやったことはShopifyの保険サービスアプリ・signifydを使ったことでした。signifydに保険手数料の名目で売り上げの8%を払うことで損失分を補填してもらいます。保険手数料は、実績やビジネスの形態によって変わります。僕らも何度か交渉を繰り返して10%の手数料を8%にまで下げてもらいました。家具の販売、手作りクラフトアートなどのタンジブルなものを扱う場合は、トラッキングコードを発行できるので、チャージバック詐欺は起こりにくく、仮に起こったとしてもPayPalの売り手保護のプロテクションを受けられるので、損失は小さくなります。それゆえsignifydの保険手数料も5%ほどに抑えられます。僕たちはiTunes Cardのコードというデジタル商品を販売していたので、保険手数料が8〜10%と無茶苦茶高かったのです。

考えてみてください。1500円分の日本版iTunes Cardを$20で販売したとしましょう。$20のうち10%がsignifydに支払われたら、手元に残るのは$18です。ここからさらにShopifyへの手数料、さらにはPayPalへの手数料と引かれて、1回の決済で得られる利鞘は50円ほどです。仮に1日100回の決済があったとしても、儲けは5000円です。こんなビジネスやってられるかよ。僕は心底そう思いました。だから利益は出ていたけれど、頻度高く起こるチャージバック詐欺に疲れ、ビジネス自体を閉じてしまいました。

人の猿真似をするな!目の前の問題を1つ1つ解決せよ

2013年の話です。僕は今でもマーケティングオートメーションの世界に傾倒していますが、全てのはじまりはこの全世界を商圏としたネット通販でした。旅をしながらでも在庫を持ち運べるのは何か。iTunes Card 50万円でも名刺ケースに収まる大きさなのは知っていましたか?Shopifyで決済を受けて、SendOwlに一括登録しておいたコードをZapierのタイムラグ機能を使ってユーザーに届けます。決済直後にコードを届けないのは、signifydに信用状況をチェックしてもらっているからです。signifydは、ユーザーの安心度を赤、黄、緑の三色で報告してくれます。きっと登録されたメールアドレスを自動で検索にかけてFacebookやTwitterなどに紐づけているかなどをAPIで引っ張ってくるんだと思います。もし緑色の安全だと思われるユーザーが問題を起こしたら、全額を補填してくれます。赤色や黄色だったら、そもそも僕たちが fulfillment ボタンを押しません。今でも覚えています。わざわざ手動で shopifyのfulfillment ボタンを押しても、チャージバックされるなんて馬鹿げているよな、と思いながらクリックしていたものです。

僕はいまだにフロリダとニュージャージという単語を聞くと反応してしまいます。チャージバック詐欺を起こすのは、フロリダ州とニュージャージ州の人間が多かったからです。

このECサイトで僕がやったことは2つだけです。1つはSendOwlというアプリにiTunes Cardのコードを登録すること。それも写真で処理していたのでわざわざコードを打ち込む作業はありませんでした。もう1つはsignifydが安全と判断したユーザーの fulfillment ボタンを押すことでした。それだけ。この作業を繰り返すだけで、月収50万円〜60万円の利鞘が出ていました。

僕はそのお金を軍資金にして、2年間も新婚旅行を続けられたのです。辞めようと思ったタイミングを明確に覚えています。僕たちは仁川空港にいました。JFK行きの飛行機を待っていたんです。フライト直前にPayPalのカスタマーサービスから電話がかかってきて、ニュージャージ州から大量のトランザクションがあるけど大丈夫か?と日本語が流暢なおそらく中国人のサポートから伝えられたのです。「いや、搭乗時刻まで残り15分だけど。何もできないけど・・・」と僕は思いました。その時、言葉では形容し難い怒りが込み上げてきたんです。案の定、12時間のフライトで一睡もできず、JFKについてもひとつも嬉しくない。

ブルックリンにあるAirbnbを30日間借りました。お部屋についてすぐにPayPalのカスタマーサポートに電話しました。「NYPDに連絡してみてはどうか?」と提案してきました。まさかニューヨークに来てニューヨーク市警に身元不明のニュージャージ州の詐欺師について話すことになるとは思いませんでした。ぶっちゃけいうと、詐欺師はインド人かもしれないし、イタリア人かもしれない。ブラジル人かもしれないし、日本人かもしれない。IPアドレスなんて簡単に偽装できますから。

ちょうどこの頃、僕がstrugglerとして活動していたネットビジネスが軌道に乗り出したのです。もちろんこのチャージバック詐欺を受けたことも、Udemyのコースにしたし、ブログにも書きました。不幸中の幸いと言いますか、その僕の失敗談を聞いて勇気づけられた人からたくさんフィードバックや励ましの声を受けました。そうです、今やっている僕のオンラインコース ・ビジネスの原型がここにあるのです。

もともとオンラインコースビジネスをやろうと思ってやり始めたわけではなく、目の前の問題を1つ1つ解決していたらいつの間にか今の仕事になっていったのです。これは一橋大学教授の楠木建さんの本にも書いてあったのですが、カルビーのCEOを引き受けたプロ経営者の松本晃さんは最初からプロの経営者になろうと思っていたわけでなく、目の前の問題を1つ1つ解決していたらプロ経営者と呼ばれるようになったのです。オンラインコースビジネスが儲かるからそれに飛びつこうとする人が最近増えました。オンラインコース ・ビジネスという僕たちが言い出した言葉をそのまま使って事業を作っている輩もいます。でも土台が違うのです。僕は目の前に忽然と現れたその当時の僕に対応できるかどうかわからない問題を、大量の検索行動と、各種デジタルマーケティングツールのサポートとの折衝(せっしょう)の結果引き出したこちらに有利な条件をベースに、少しずつビジネスモデルを改善してきた。その繰り返しが、今のネットビジネスに繋がっているわけです。

僕の話はどうでもいいや。あなたも struggler としてお金を稼げますよ、という情報をシェアしたかっただけです。僕のように自己顕示欲の強い人間はすぐに自分の話をして、優位性を示そうとするから大変です。ごめんなさい、余計なこと言っちゃって。

さてさて。ここまであげたいくつかの例を鑑みて、まずは自分のネットビジネスをどのようなポジションで確立したいのかをよくよく考えましょう。そして、自分自身の心に正直になって考えるのです。あなたがネットビジネス上で扱う分野は、すでにあなたがある程度の権威性や知名度を得ているものでしょうか。その場合、どのような権威があるか具体的に考えてみてください。また、あまり経験のない業界であっても、ネットビジネスを成功させることができることは、Pat(パット) Flynnの「smartpassiveincome.com」で明らかとなっています。ストラグラー型のアーキタイプを選択することで、見込み客たちの信頼を得ることができるからです。

あなたのネットビジネスに合う形容詞を選ぶ(ブランド・ディスクリプティブ)

アーキタイプを選択したら、見込み客からの認識をさらに深めたいと思うはずです。まずは、オンライン上で自分のことをどのように捉えてもらいたいかについて考えましょう。あなたのブランドを象徴するような形容詞をいくつか選択します。そのため brand descriptives は 海外では brand adjectives とも呼ばれています。adjectives は形容詞という意味です。

見込み客が、あなた自身やあなたのネットビジネスをどう説明することが望ましいかイメージするのです。そして、見込み客が説明する際に使ってほしい形容詞のリストを作りましょう。このリストに並べられた言葉群は、ネットビジネスのデザインやブランディングに取り入れていくべきものとなります。

たとえば、「楽しい」や「フレンドリー」という言葉が思いつくかもしれません。あるいは「信頼できる」「プロフェッショナル」といった言葉がリストに並ぶかもしれません。あなたの理想である言葉を自由に考えてみましょう。あなた自身にイメージがなく、ネットビジネスのデザインやブランディングになんの意図も加味せず、見込み客に説明を委ねることだけはしてはいけません。

石崎力也は「フリー」と言う概念がぴったりだと思います。僕も意図的にその点を強調している節があります。でもそれは情報商材を販売して一儲けして「自由になろう」と言った時のものではなく、まるで実力と才能の交差点をマネタイズするかのようにしっかりと技術を伴ったフリーを意識しています。そういう意味では「フリー」の他に、技術的なという形容詞の「テクニカル」もいいかもしれません。

僕の顧客は平均年収3000万円を超えるので皆さん頭がすごい良いです。超スマート。そういう賢い人たちをペルソナにするためには「情報商材を販売して一儲けしよう」みたいな俗なフレーズじゃダメなのです。ただ単に「自由」とか「フリー」を連呼してるだけでは学生や主婦あるいはアメブロ界隈にいる全く成功していない自称女性起業家、コーチ、カウンセラーもどきなどが寄ってくることになります。でも僕にとって彼らは顧客の対象外です。そういう意味で「マーケティングオートメーション」というキーワードをあえて強調することで「個人ではでnきないんじゃない?」「難しいんじゃない?」と思ってしまう冷やかし客を弾いて顧客を選別するようにしています。覚えていますか、ダンケネディのマグネティックマーケティングはただ単に見込み客をくっつけるように集めるだけじゃなく、見込み客ではない人たちを引き離す役割を持っています。磁石はくっつけるだけではありません。磁石には引き離す機能もあるです。

あなたがご自身の形容詞を決めることで、引き付けたいお客さんが決まります。同時に「引き離したいお客さん」も決まることを念頭においてください。「自由な」という形容詞を使えば規律を求める人や、責任の伴わない自由なんて無意味だと感じる人、を突き放すことになるのです、極論を言うと。でも、それでいいのです。繰り返します。磁石には、引きつける機能と引き離す機能があるのです。僕たちのビジネスも、ブランディングを強める過程で「引き付けたいお客さん」と「引き離したいお客さん」を二分化していく必要があります。

バリュー・プロポジション・ステートメントの作り方

さてこれからあなたはバリュープロポジションを作ります。今回のトレーニングビデオにある最後の課題、バリュー・プロポジションの作成を進める中で、あなたがどんなビジネスを作りたいか明確になるはずです。バリュー・プロポジション・ステートメントは、構造化されたステートメントであり、自分が誰で、どんな人を対象として、どのように問題を解決していくのかを定義するものです。

大事なことなので再度強調しておきます。このステートメントは

  • 自分が誰で
  • どんな人を対象として
  • どのように問題を解決していくのか

を定義するものです。

このステートメントを見込み客に公開するかどうかは自由ですが、ネットビジネスを構築するプロセスで、どんなことをするのか、どんなことをしないのかなどを決める重要なフィルターとなるはずです。バリュー・プロポジション・ステートメントは、フレームワークにしたがって作成できます。次のフレームワークにおける【  】に当てはまる語句を入れてみましょう。

私は【 あなたのプロフェッショナルまたはアイデンティティ 】です。私は【 あなたが対象とする見込み客 】を助けます。(あるいは【 あなた独自の解決策 】を理解することをサポートします。)

僕の場合はこうなります。

私は【 マーケティングオートメーションの専門家 】です。私は【 オフラインの仕事で忙しい年収3000万円以上の経営者のオンラインシフト 】を助けます。

僕と小川さんはこのステートメントをベースにしてビジネスを構築しています。僕たちのブログ、Udemyに公開しているコース、ウェブサイト、オンラインスクールを確認してみてください。すべてにこのステートメントの思想が背後に流れているのを確認できるはずです。

ここからは石崎力也以外の完成したバリュー・プロポジション・ステートメントの例をいくつか紹介し、どのようにフレームワークを完成させればいいのか理解できるようにしていきます。参考にしてください。

本間さんの例:

「私は【 テクノロジー・ライフスタイル・コーチ 】です。私は【 成功しているものの、仕事でいっぱいいっぱいになっているビジネスリーダーのために、カスタマイズされた生産効率向上システムを設計することで、彼らがコントロール感を取り戻し、もっとも重要なことに集中できるようになること 】を助けます。

井坂さんの例:

「私は【 Podcasterかつ講演家 】です。私は【 養子縁組後の長いプロセスに関しての真実を語ることで、養子縁組をしている母親たち 】を助けます。

小野田さんの例

「私は【 講演家かつ作家 】です。私は【 やる気はあるけど、手いっぱいになってしまっている父親が、自分の家族をどのようにリードし、どのように愛していくべきか学ぶこと 】を助けます。そうすれば、彼らは一生涯、充実した結婚生活を送ることができ、子どもたちに有意義な影響を与えることができるのです。」

これらは、コンプリートバンドルにおける卒業生の数例に過ぎませんが、あなたがバリュー・プロポジション・ステートメントの完成したフレームワークがどのようなものであるべきか理解するのに十分な参考資料となるでしょう。さあ、今度はあなたの番です。紙とペンを用意して、アーキタイプの選択、ブランドに関する説明文作成、バリュー・プロポジション・ステートメントの作成という、ブランド・アイデンティティに関する3つの異なる側面を完成させてください。

バリュー・プロポジション・ステートメントが完成したら、コメントで共有してください。あなたの次のステップはついにあなたのネットビジネスそのものについて説明をしていきます。もう直ぐ完成です。その調子でがんばってください!

【ブランド・アイデンティティの作り方】ネットビジネスの初心者が最初にやることは「ブランディング」

Last updated on 2024年11月20日 By 石崎 力也

このレクチャーではネットビジネスにおける「ブランド・アイデンティティ」をはっきりとさせることに重点を置きます。まずはブランド・アイデンティティについて説明します。ブランド・アイデンティティとは「顧客にどうイメージして欲しいか」を明確化したものであり、あなたとその他を差別化するものです。

あなたがネットビジネスを始めるにあたり最初にやるべきことは「ブランド」の設計図を描くことです。ブランド・アイデンティティがあると、ビジネスがブレません。ブランド・アイデンティティがあると集めるべき見込み客が明確になります。ブランド・アイデンティティがあると見込み客の記憶に残りやすくなります。それはつまり、お客さんに選ばれるということです。

ブランドと聞いて、クリスチャンルブタンやドルチェ&ガッバーナなど、舌を噛み切ってしまいそうな企業名の高い品物を思い浮かべるのは、日本人だけです。特に港区女子。ブランドの辞書的な意味は「① 自己の商品を他の商品と区別するために,自己の商品に使用する名称や標章。銘柄。商標。② 特に優れた品質をもつとして知られている商品の名称や標章。」

標章って記号のことです。あなたとあなた以外を区別するための記号。それがブランドです。あなたのネットビジネスには、競合と区別するための明確な何か、つまりブランドがあるでしょうか?

パーソナル・プラットフォームを構築しよう!

僕は、独自のパーソナル・プラットフォームを構築し、ネットビジネスで成功するまでになりました。ブランド・アイデンティティに基づいて構築されたネットビジネスは、今や僕のフルタイムの仕事に取って代わりました。ちなみに僕のパーソナル・プラットフォームは次のパーツから構成されています。

石崎力也のパーソナル・プラットフォーム = ブログ + Udemy + YouTube +セールスファネル + オンラインスクール

ブログとUdemyとYouTubeはあくまでも僕たちが今成果を出せているトラフィック誘導のメディアです。SNSやウェブ集客の方法には流行り廃りがありますから、どのようにトラフィックを集めるかは、参入するタイミングや商圏、地域、国によって異なるでしょう。そう言った諸々のことを勘案し、ここでパーソナル・プラットフォームの定義をします。あなたがこれからネットビジネスに参入して、オンラインコースやeBook、あるいはサブスクリプションなどのデジタルコンテンツを販売するためには、以下に説明するパーソナル・プラットフォームが必要になります。

パーソナル・プラットフォーム = トラフィック + セールスファネル + オンラインスクール

見込み客を集められるならトラフィックソースはなんでもいいです。SEOでもいいし、ブログでもいいし、Instagram、Facebook、Twitterでもいいです。僕のようにUdemyのようなマーケットプレイスを使う人もいれば、ビデオが得意な人はYouTubeを使うでしょう。編集者や出版社とのつながりがあれば書籍もトラフィックソースになりますし、すでにテレビのコメンテーターとして活躍しているならテレビもトラフィックソースになり得ます。

ネットビジネスで成功するためにそんなにアクセスはいらないです。

Clickfunnels stats

例えば、これはうちのClickFunnelsの売上ダッシュボードです。1つのセールスファネルで7600万円の売上があります。この7000万円近くの売上を計上するために必要なページビューはたったの12,419です。もちろんこれは恣意的にアクセスされたものではなく、石崎のコンテンツがみたい!という動機でオプトインページにランディングしたホットトラフィックの数で、Facebook広告などのコールドトラフィックは含まれていません。これが意味するのは質の良いトラフィックさえ集められれば、それほどアクセスは必要ないということです。

僕たちはデジタルマーケティングの使い方に特化した、マニアックなブログを更新しています。マニアックな内容だからこそ、お客さんが絞り込まれるのです。絞り込まれたお客さんのほとんどは今すぐ客です。すぐにコンバージョンできます。もし僕たちが芸能人の名前を絡めたり、トレンドやニュースに乗っかったブログ記事を書きコールドトラフィックを集めていたら、仮にページビューは伸びても、ここまで売上を計上することはできなかったでしょう。

大事なことなので繰り返します。ネットビジネスで成功するためには、それほどたくさんのアクセスは必要ないのです。いかにホットトラフィックを効率よく集めるかがキーポイントとなります。

ブログはWordPressで構築されており、Teachableでオンラインスクールを運営しています。他にも、メールシーケンスにはMailChimp、締め切り管理にはDeadline Funnelsを使います。オプトインページやプリローンチコンテンツのセールスマテリアルは全てClickFunnelsで作ります。それぞれのアプリを連携させるためにZapierを使います。パーソナル・プラットフォームは1つを指すのではなく、あなたのネットビジネスを有機的に動かす集合体だと思ってください。

ジェフウォーカーの本を読んで「ブランド」の意味を再認識した

先ほども言った通り、今回のレッスンでは「なぜブランド・アイデンティティを明確にすることが重要なのか」というテーマについてお話をします。

僕のことを知らない人のために自己紹介させてください。赤ちゃんの頃の話はスキップして…僕の経歴について説明します。どうやって今のポジションを掴み取るとこまで来たのか。

僕もともと僕は大学で法学を専攻していました。あの頃は、法学とコンピューターサイエンスの勉強に夢中になっていました。だから、法学ついてのアイディアを、いろいろな人と議論し合いたいと思っていたんです。そこで僕はブログを始めました。タイトルは「オープンマインドな法学部生」。タイトルには自分の名前すら使っていませんでしたね。

匿名でやってたブログだったのでだれも知らないと思うし、とっくの前に削除しました。今はアーカイブにも残っていません。そのくらい昔のブログです。

このブログはまったく軌道に乗らなかったんです。その頃の僕は自分のことを「オープンマインドな法律家」と呼んでいました。そして、誰かが「お前なんてオープンマインドじゃない」と言ってくれるのを待っていたのです。そうしたら僕は「じゃあ、議論をしよう」と返事しようと思っていたのです。想定では完全にこれらの思考と討論と議論がうまく回るはずだったのですが、実際のところは何も起こりませんでした。ほとんど誰との交流もなかったのです。たしかに、いくつかのブログ記事には、ちょっとしたフォードバックやコメントがありました。

うまくいかなかったのは、ブログに自分の名前や顔を出さなかったということもあるかもしれません。でも、誰とも議論できなかったというのは、僕にとってかなりショックなものでした。そこで次に「格闘日記」という別のブログを立ち上げました。これは、格闘技と法律のコンビネーションがテーマのブログでした。

難しそうなテーマですよね?

だから、この匿名ブログもあまり成功しませんでした。ここまででお分かりと思いますが、僕はかなり自意識がこじれた大学生だったんです。我ながら、こんなひねくれた奴とは付き合いたくないなと思うような人間でした。

その後、飛行機に乗っているときに、ジェフウォーカーの『Launch』という書籍を読んだんです。ちょうど僕がアメリカに留学している時でした。

その頃、ジェフウォーカーは『LAUNCH』を出版したばかりでした。もちろん僕は長い間、ジェフウォーカーのことを知っていたので、ジェフがどんなことをやっているか、なんとなく知っていました。でも、そこまで詳しくは知らなかった。だから、ナッシュビルからボストンまでのフライトで本を一気読みしてしまいました。その時にこう思ったんです。「僕は間違ってた」と。

これが『LAUNCH』を読んだあとの最初の反応でした。そして、すぐに「僕は石崎力也。僕のことを知らない人へ」というブログ記事を投稿したのです。それから僕は、これまで書いたいくつかのブログ記事やプロジェクトをまとめて「rikiyaishizaki.com」というブログにまとめました。そしてこれを僕のパーソナル・プラットフォームにしようと決めたのです。

そこでブログを書き、自分の考えをシェアし始めました。最初はいろんなトピックを扱っていましたが、少しずつブログの視聴者が増え始めたので、彼らの話を聞いて、どんなトピックを求められているのかを理解していきました。そして、彼らのニーズを満たすノウハウを学び始めたのです。こうやって、僕のパーソナル・プラットフォーム がビジネスになっていっていきました。だから、最初から計画性のあるビジネスであったというわけじゃないんです。

最初はただ…本を読むのも、誰かに何かを教えるのも好きだったというだけでした。だから、自然と「自分の頭の中にあるアイディアを教える」という考え方に惹かれていったのです。結局、今でもやっていることはほとんど同じです。セールスファネルも、サブスクリプションも、マーケティングオートメーションも、全部、僕の頭の中にあるアイディアを共有しているに過ぎない。それに金銭的な対価が付くんだから不思議な世の中です。

インターネットは誰かに自分のアイディアを伝えるための素晴らしいツールです。だから、インターネットが僕を今の道に導き、最終的にビジネスになったのだと思います。さらに踏み込んだ話は後ほど話しますが、インターネットがあれば、オンラインコースやソフトウェア、アフィリエイトプロダクトなど、すべてがビジネスになります。

ちなみに、僕はジェフウォーカーの”Secret Launch Lab”というサブスク商品を今日までずっと購読しています。彼の月額課金は毎年値上げされますが、古いお客さんの値段は据え置きのままなんです。だから僕の月額課金は、一番低い値段に設定されています。そのくらい古いお客さんなんです、僕は。

はじめて彼の商品を購入したのは2014年でした。かなり早い時期だったと思います。Secret Launch Labは、ジェフウォーカーにとって2番目のローンチでした。

僕はジェフの1つ目のローンチには参加しませんでした。おもしろいコンテンツだなって思ったんですけど。その後すぐに、Secret Launch Labは月額2,000円から2,500円に値上がりしました。

Secret Launch Labを見たときに「これは参加しなきゃダメだ」「このままじゃもっと会費が上がってしまう」って思って参加を決めたんです。参加してみて、すぐにSecret Launch Labを気に入りました。すでにその頃の僕は自分のネットビジネスで『LAUNCH』の原理を扱えるようになっていて、ある程度の成功も収めることができるようになっていました。この成功を掴めたのもSecret Launch Labのおかげです。

ネットビジネスの初心者にとってブランド・アイデンティティが必要な理由

ジェフウォーカーのネットビジネスについてのストーリーを通して、ブランディングの重要性を理解しました。ブランディングの重要性について、僕の考えをシェアします。あなたにとってブランディングはなぜ大事なのかや、どれくらいブランディングが大事なのかについて話します。

僕がパーソナル・プラットフォームを作り始めたとき、「ブランディング」と言われるとコルゲートやフォードを思い浮かべるようなレベルでした。そうですね、あとはCoca-Colaとか。英語圏で出版されているブランドに関する本でも、いつもこの3つが取り上げられていました。たしかに、これらはブランディングをうまくやっている代表例ですよね?

実際にこれらの企業には、Brand Editor という肩書を与えてその道の専門家に企業のブランドを管理させています。僕たちはマーケターであると同時に、ブランドエディターとして自らのビジネスをデザインする必要があります。

ちなみに僕はフィリピンに行くたびにコルゲートをたくさん買います。あれ使って歯磨くと、歯が真っ白になります。研磨剤が入っていて、あんまり良くないという意見もネットにはチラホラありますが。歯が白くなる、歯磨き粉ならコルゲートっていうブランドが僕の頭にはこびりついています。

僕は「これらのブランド・アイデンティティに共通点がある」という考えについてまったく理解ができませんでした。だから、この点について少しずつ、そして真剣に考え始めたのです。僕はこれまでどんなことをした結果、成功をしたのか。もしくは、どんなことをして失敗したのか。そして、これらの経験から何を学ぶことができるのか。最後に、知り合いがどんなことをやって成功しているのかなどについても観察し始めたのです。

時が経つにつれ、僕はブランド・アイデンティティに対して深い敬意を払うようになりました。これについては後ほど詳しく説明をしますが、ブランド・アイデンティティとは、コンテンツの意味、プロダクトの意味、いかなる状況での適切な対応方法など、すべてを判断するためのフィルターだと僕は理解しています。ブランドロゴはただのロゴであるだけではなく、「なぜ僕が存在しているのか」という深い意味にもなり得るのです。

これは、僕自身が見込み客に対して冒頭で発する言葉で「どうもこんにちは、石崎力也です。」というものがあります。ある種のお約束ごとです。この言葉を聞いた人は「お、デジタルマーケティングの講義が始まるぞ」と期待してくれます。僕はそれを想定していつも同じフレーズを冒頭に使っています。

たとえばCoca-Colaは、お客さんが「本物のコーラ」を手に入れること、そして「ピザとハンバーガーに合う飲み物」を約束するブランドですが、このように各ブランドは市場に何らかの約束をしています。パーソナル・プラットフォーム・ビルダーの僕たちにとっても、このような戦術が必要だと思うのです。

実際に僕がUdemyに出すコンテンツやYouTubeに出すビデオの冒頭で「どうもこんにちは、石崎力也です。」と言い続けることで、「石崎力也」の指名検索が増えるようになりました。アフィリエイトをやっている人や儲かっているブロガーなら知っていると思いますが、指名検索はホットなトラフィックです。「MailChimp 使い方」で僕のページにランディングしてくるコールドトラフィックと、すでに僕に興味を持ち「石崎力也」というキーワードで検索してくるホットトラフィックでは、コンバージョン率は全く異なります。もちろん石崎力也で検索する人をコンバートする方が遥かに楽です。

最初にネットビジネスを作り始めたとき、僕は見込み客に約束をしていませんでした。だから、結果を出せなかったんです。友達に「僕のブログを見にきてみなよ」と言ってみても、これによって十分な「引き」を得ることはできませんでした。ブログを軽くチェックして「良いね。ブログ、興味深く読ませてもらったよ」と言ってはくれますが、その後に投稿した記事を彼らがチェックすることはありませんでした。後から考えると、これは僕が市場に対して約束をしていなかったからです。市場に対する僕のポジショニングができていなかった。要は何屋さんかわらかなかったのです。法律が好きな人?ただネブラスカ州立大学に通っている留学生?ネットビジネスで儲かっている人?それとも儲かっていない人?もう何の人かわからなかった。ただ「僕の意見を知るべきだ」と押し付けていただけだったんです。

テーマを絞り込んでブログを書くと儲かり始める理由

まさに僕は自己満足で意見を押し付けていただけでした。「これが僕のアイディアです。」「これが僕が学んでいることです。」もちろん、こんな内容でも価値を見出してくれる人はいました。彼らは「良いね。僕もあなたと同じような境遇なので、どんなことを経験しているのか分かるよ。それに他の人の視点が知れるのも魅力的だしね。」と言ってくれました。でも、彼らにとって僕のブログは、あくまで僕のためのものであり、彼ら自身のためのものではなかったのです。

僕もいろいろなテーマでブログを書いていたけれど、似たようなことをしている人は当時からたくさんいました。でも、テーマを絞り込んで見込み客をフィルタリングするようなケースはなかった。つまり「メルマガの使い方」についてブログを書き、YouTubeの広告収入についてブログを書き、ネットビジネスについてのブログを書き、経費で落とすためかどうか知らないけど行った先の食堂で食べた980円のランチまでブログコンテンツにしている。たまに育児について書いて、自分のかかった病気について書き、おすすめのクレジットカードのアフィリエイトもやっている。でもそれだとダメなんです。

僕はブランド・アイデンティティについて考え始めました。ある程度時間が経つとそれがフィルターのように働き始めたんです。「ブランドはお客さんに何を約束するのか」「市場の中でどのように知られたいのか」と考えていくことで、一気にターゲットが絞られた。ブランドは直感でやるものではなく、正確さが必要なものですよね。あなたは何屋さんですか?この質問に即答できるようでないと、ネットビジネスでは成功できません。

きっと「そうそう」と頷いてくれている方も多いと思います。

すべての人のためにブログを書くというのは、誰のためにもならないブログを書いているということです。

あなたは何屋さんですか?

さて、ジェフウォーカーは彼の3ヶ月250万円のプレミアムコンサルの中でこんなことを言っていました。「誰もが心の中にローロデックス(卓上回転式の名刺整理文具)を持っている」と。

Rotary card index PL32QUL

この言葉、すごい心に残っています。僕と同い年くらいの人は、たいてい「ローロデックスって何?」と言います。現代人にはiPhoneの「連絡先」アプリがそれにあたります。

誰もが頭の中にコンタクトリストを持っています。そこには、知っている人の名前とタイトルがリストになって書かれています。彼らがそのコンタクトリストからあなたのことを見つけたとき、最初に考えることはなにか、ということですよね。僕のコンタクトリストにある「小川さん」の欄には「ビジネスパートナー、仕組み作りの天才、石崎力也の相談役」と書かれています。小川さんは僕のビジネスパートナーです。うちのバックオフィスを管理しているだけでなく、僕たちのビジネスの戦略・企画・集客の全てを担ってくれている天才です。うちのビジネスがうまくいっているのは小川さんがいるから、ただそれだけです。

あなたは信じられないかもしれませんが、僕が喋っているこの内容も、全ては小川さんが発注したスクリプトライターの方が書いた物です。僕はただ「こんな内容で喋りたい」ということをリストアップするだけ。それをスクリプトライターの方が口語体の文章にしてくれます。さらに小川さんはその文章を別の編集者に投げます。編集された物を小川さんが読み直し校正し、それが僕の読む台本になり、あなたが今聴いている僕の発話内容になるのです。

僕は土曜日の午前中に、糖質制限の発泡酒を飲みながら、小川さんの作ってくれた台本をプロンプターに写して読み上げているだけです。

さて、僕のローロデックスが回り始めます。小川さんの名刺が見えた。あるいはiPhoneの連絡先アプリで小川さんの名前を見た。僕の頭の中に「小川さん = ビジネスパートナー、仕組み作りの天才、石崎力也の相談役」の等式が瞬時に浮かびました。

もしあなたの連絡先に石崎力也の名前を発見したら、こういう風に等式を描いてくれると嬉しいです。「石崎力也 = マーケティングオートメーションの貴公子」と。それが僕のブランド・アイデンティティだからです。僕の専門は、インターネットビジネスの自動化です。どれだけ待っても誰も貴公子とよんでくれることはありませんでしたが。

ここで大事なのは、等式で思い浮かべるその人のブランドが、どこかの会社のCEOであるかどうか、といったビジネスタイトルや肩書を意味するわけではありません。コンタクトリストの持ち主が、4秒以内であなたを理解するために使っているラベルは何か、あなたはどんなサービスを提供しているのか、ということです。コンタクトリストは、その人について思い出し、理解することができる便利なものです。

ちょっと軽くやってみましょうか。YouTuberを対象にやってみます。僕のコンタクトリストにある名前と、その人のラベルです。

  • メトロンブログ:筋トレの人
  • ヒカキン:Mac Proの一番高いやつを買った人
  • Neil Patel:デジタルマーケター(特にSEOが得意)
  • Peter Mckinnon:ビデオグラファー
  • Casey Neistat:ストーリーテラー

世間的な評価ではありません。あくまでも僕がどう思っているかです。ヒカキンはガジェットレビューの人ではないだろ、と思うかもしれませんが、僕の中ではヒカキンはいつもApple製品の一番高い物を買う人という印象が強いのです。

シンプルに言えば、ラベルとは「あなたは何屋さんですか?」の答えになります。あるいは「何の専門家か?」アメブロ界隈には、ヒーラーやら、コーチやら、カウンセラー、女性起業支援家、スピリチュアルコーチなど、何屋さんか全くわからない人たちがたくさんいます。彼らは全くうまくいっていません。仮に出版している人でも上手くいってないです。なぜそんなことを知っているかと言えば、彼らは僕のもとに来て必死に勉強をしているからです。正直、今からビハインドを取り戻し、ネットで稼いでいる人たちのグループに入るにはかなり難しいことですが、なんとか頭のスイッチを切り替えて頑張ってもらっています。

アメブロを使っている時点で、デジタルマーケティングに弱いのが明らかなんです。昨日本で読んだ内容を、あたかも自分の名言のようにして情報発信するだけでお金が稼げると思っている人たちです。アメブロでセールスレターを書いて、PayPalで決済を受け取り、手動で一人一人に商品を手渡しする。こんな非効率なビジネスモデルをたった一人で運営していると、まるでラットレースから抜けられないように、いつまでもしょぼいビジネスモデルにしがみつくことになります。

ちなみに金子隆祐さんはこう言っていました。

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手動でコンテンツを渡してたのが懐かしいです。teachableに乗り換えて本当に良かったです。

teachableでサブスクリプションの決済を受けて、teachableが自動的にユーザーアカウントを生成します。お客さんがサブスクリプションをやめたら、自動的にコースにアクセスできないようになります。もちろん毎月の領収書は、teachableで連動して動いているStripeから自動で送られます。

ブランド・アイデンティティとは全体像のことです。普段からアメブロを更新して自らを「ウェブ集客の専門家」やら「起業支援コーチ」などと名乗る人がいたら、自分のやっている行為に齟齬が生じていることに気付けなければなりません。ウェブ集客の専門家や、起業をする人は、アメブロなんか使うわけがないからです。

まず何屋さんかを決める。次に、ちゃんとした英語圏のプラットフォームを使いネットビジネスを構築する。英語が苦手です、とか言っている時点でアウト。ネットビジネスからは退場です。英検準1級か、TOEIC900とってからまた戻ってきてください。

見込み客にとってあなたのネットビジネスがどう役立つかを明確化する

英語圏のデジタルマーケティング業界には「WIIFM(What‘s In It For Me?)」という言葉があります。これは「私にとってどんなメリットがあるのか」といった意味ですが、人々は「私にとって、このコンテンツはどんなメリットを与えてくれるの?」ということを知る必要があります。そしてその疑問に対して、すぐに思い出すことができて、とても簡潔な答えを与えるのが僕たちのやるべきことです。いろいろな情報を発信していると、彼らはラベルを貼るのに苦労します。そうなってしまうとエネルギーを無駄にしないように、離れていってしまうでしょう。

ラベルがあることで、興味を持ってくれる人々を惹きつけ、興味を持たない人を遠ざけることができる。これがブランディングの大きな価値だと思うのです。まさに僕があなたにやっているように、より自分のことを知ってもらい、信頼してもらい、魅了し続けるようなコンテンツを作ることが必要です。これはお金を稼ぐための前提条件だけど、さらに必要なのは影響力を持つことでしょう。

インターネットでお金を稼ぐことは、影響力を持つということの一面に過ぎません。莫大な影響力を持っていてもお金を稼げない人もたくさんいますし、影響力を持っていなくてお金を稼げない人もいます。ネットビジネスでうまくやっている人はお金も影響力も持っていると思うけど、彼らのやっていることは基本的にブランディングなんです。まずは自分のブランド・アイデンティティが何であるかを明確にすることが大事。ポジション、立ち位置、ジャンル、ニッチ。いろんな呼び方があるけど、どれも同じ意味です。あなたは何屋さんですか?の答えをちゃんと持っていましょう。

僕のブランド・アイデンティティは、先ほども話しているようにマーケティングオートメーションです。オンラインコース を販売するのは、マーケティングオートメーションの一環にしか過ぎません。自動化できるからフォーマットにオンラインコース を選ぶだけであって、自動化できないのであればわざわざデジタルコンテンツを選ぶ必要はありません。

そして、ブランドを明確化するために、僕がいつも話しているのは「自立」です。副業であれ、本業であれ、趣味であれ、パーソナル・プラットフォーム を作る際には、この点をハッキリとさせておかなければなりません。まさに真正面からクリアすべき問題です。ネットビジネスを作る際の理想としては、どの程度の自立を想定しているのか。ネットビジネスからどんな収入が得られるのか。どんな影響を与えるのか。優先順位は人によって違うでしょう。このようなことを決めた後に、ブランドを構築し、そこから逆方向でプラットフォーム戦略を構築します。まずは目的を考え始めるところからです。

あなたにとって役立つ内容ですので、もう少し詳しく話をします。あなたは「明確なブランド・アイデンティティを構築するものはなんですか?どんな要素があるのでしょうか」という問いになんと答えますか?

僕はなら「約束」と答えます。コミットメントですね。あなたはどんな市場にコミットしますか?そして市場に何を約束しますか?どんな人として認知されたいですか?まずは、先ほど話していた「約束」から始めるのが良いと思います。基本的には、あなたのネットビジネスが誰のために何をしているのかについて文章にまとめるような方法となります。

ブランディングをする際、最初にすべきことは「あなたはどのような問題を解決するのか」という質問に答えることです。そして「誰のために」「どうやって」という視点がとても大切です。これは最初のステップです。もちろんそこで終わるわけにはいきません。ただ、「どんな問題を」「誰のために」「どうやって」という視点は、その後のプロセスでも必要となるものなのです。

ブランドカラーを決めることで見込み客の記憶に残りやすくなる

それからブランド・アイデンティティを確立するため、定期的に使用するコア・カラーを1色か2色、あるいは3色選びましょう。もちろん数多くのカラーパレットから適当に選ぶというわけではありません。色を選ぶためには、まずこのように考えましょう。「コンタクトリストを見て私のことを考えるとき、どんな形容詞や感情を思い浮かべてほしいだろうか」と。

明るい感じか、モノトーンな感じが、奇抜な感じか、それともユニークな色合いか?

次に、逆方向から作業を始めましょう。カラー心理学の研究はたくさんあります。「誰のために」「どんな問題を」という話に戻すとすると、たとえば僕が、ランニングを継続することをサポートしようとしているとしましょう。マラソンイベントに参加するために毎日走れるようになりたいと考えている人もいるでしょう。そんなニーズを満たすために「ついサボってしまう」という問題を解決しようとしています。

このような人々は、定期的に運動をすることにはある程度慣れています。なぜなら、彼らは運動をまったくしない人ではなく、より上質な運動ができるようになりたいと考えている人だからです。このような人々には、互いに励まし合って、責任感を持って行動できるようなグループを作ることがいいでしょう。

さて、こんなブランド・アイデンティティを作るときに頭に浮かぶキーワードはなんでしょう。たとえば「エネルギー」や「アクション」でしょうか。この言葉から最初に思い浮かぶ色はオレンジやブルーなど。またオレンジやブルーなどの色の中でも、特定の色調によって人に狙った印象を与えることができます。これが色心理学の基本的な考え方です。

ある色調のオレンジやブルーを見た人は、「エネルギー」や「アクション」を感じることができます。そして、コンタクトリストのあなたに対してのイメージがより強化されるのです。だから、まずは「どんな問題を」「誰のために」「どうやって」という視点をしっかりと持ちましょう。すべてのことはこの軸が基準となります。

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例えば僕の場合、モノトーンをベースにサイトを構築しています。うるさい感じにはしたくないのです。僕のブランド・アイデンティティは「オートメーション」でした。自動化を専門とする人間のサイトは、どちらかというとシンプルにすべきだと僕は考えました。個人的な意見ですが、カラフルなサイトを僕は信用しません。素人っぽいからです。Keynoteでプリインストールされているアニメーションが楽しくてスライドにたくさんに動きをつけているプレゼンを見たことはありませんか?あんなん見ると「こいつは素人か」って思いますよね。それと同じ印象をサイトから受けちゃうのです。ついつい嬉しくてデフォルトのエフェクトを多用してしまうプレゼンターと同じように素人臭がプンプンするのです。だから僕はあえてその逆をいきました。白黒をベースに、オレンジ色の1色を質素に使うサイトカラーです。

あなたは何にコミットするか。すべてはそこから始まります。自分の見込み客が誰であり、彼らにどんな価値を与えるのかを理解できれば、僕たちのレクチャーを繰り返し視聴することで、ブランドロゴを選択するようなことがとても簡単になります。なぜなら、トレーニングを通して、そのロゴに一貫性があるかどうか、ブランドをしっかりと表現できているかどうかなどがわかるようになりますから。

たとえば銀行が大きな建物を建てようとするとき、太い柱を用いることが多いですね。これは「安心してお金を預けられますよ」とか「誰もコンクリート製の金庫室に入ることができませんよ」などといった信頼性を表現したデザインなわけです。優れた建築には思慮深いコンセプトがあるものです。もし銀行の建物がプレハブ小屋だったら、誰もお金を預けたくないですよね。

不安すぎてお金を預けられないです。もしくは銀行がテントだったら…絶対だれもお金を預けない。

プロフィール写真はあなたのキャラクターを反映させた1枚を選ぶ

ビジネスブランドやビジネスカラーって面白いですよね。それではブランドがなんなのかという話に戻りましょう。あとは、それに関連するいろいろな話もしなくちゃなりませんし。僕たちが普段から教えているパーソナルプラットフォームやパーソナルブランドの話や、それからプロフィール写真のことも話さないといけませんね。

多くのユーザーにとって、プロフィール写真はオンラインプラットフォーム上ではじめて対話するときの、あなたの具現化です。これ意味わかりますか?多くの人は静止画のプロフィール写真とコミュニケーションをするわけです。僕なんかはナタリーポートマンの教養がにじみ出る写真を見て「かわいいなあ」とか「こんな美人でハーバードってすげえよな」とか「世の中不公平だよな」と様々な会話を繰り広げています。どちらかというと独り言ですね。

あるいはサイトにランディングして、トップに表情の硬い写真が掲載されていたとしましょう。ある人はこう思うかもしれません。「おいおい、こんな貧相な顔のやつがウェブマーケターだって?自分の顔がネガティブキャンペーンに繋がっているって気付けよ」とか「メガネが全然似合っていない。実家暮らしの田舎もんみたいな顔しているな」とか「この顔は典型的なマザコンの顔」など。ちなみにいずれも過去に僕が受けたコメントです。メガネが似合ってないことを何度も指摘されたので、レーシックで視力を回復させました。(あとはスノボとサーフィンのため)

僕たちが「コレはイケている」と思う要素も、マーケットに通してみると、大してイケてないことがあるのです。漫才師はよく「客席との温度差」という言葉を使いますが、同様に「マーケットとの温度差」を感じられない人が世の中には大勢いるのです。以前、50代の痩せ細ったおばちゃんが、おかめさんのような化粧をして青色の水着を来てコタツの上に立ってポーズをとっている写真をFacebookで発見したんです。僕の友人が「これ見て笑」とその写真をシェアしていました。それを見ている人と、自分のやっている行為の温度差を感じられない人は、自分が痛い行為をしているということを気づかずにどんどん暴走しています。

はじめてのやりとりでは、ブランドロゴよりもあなたのプロフィール写真の方が重要です。だって、コンタクトリストにおさまる1つの情報ですから。暴走した写真を載せないためにも、セルフィーではなく、他人というフィルターを通した写真を使いましょう。

プロフィール写真を工夫することで、個人的な距離が近くなりますし、人間的な関係が築けるようになるでしょう。見込み客との繋がりがとても簡単になります。

さて、それではブランド・アイデンティティがどのようにプロフィール写真の選び方に影響を与えるのかについて話をしていきましょう。プロフィール写真を撮影する際、ランニングウェアのようなスポーツウェアに身を包んで写真を撮ろうと思うかもしれません。もしくは専門家のような見込み客と話しているときはジャケットを羽織ろうと思うかもしれません。ジャケットを着たら少しプロっぽく見えますからね。もしくはティーンエイジャーや幼い子どもたちと話すためにカジュアルな服装をしようとするかも。こうやってプロフィール写真を撮影する前に、まずは自分の見込み客がいったい誰なのか考えなければなりません。

僕の場合は、完全に普段着です。僕はそんなつもりはないのですが、どうやら側から見ると癖の強い人間のようです。なんとなく扱いにくいような印象を受ける。僕はただ、世間や空気などを気にせず、嫌なことは嫌といい、好きなように生きているだけです。もし僕がここで着飾ったスーツの写真を掲載したとしましょう。ちなみに僕はスーツを一着も持っていません。僕がスーツを着ていることで「ああ、この人はちゃんとした人だな」と判断するような人には僕のもとに来て欲しくないのです。そういう人はそもそもデジタルマーケティングの世界には一切なじみません。だから仮に来たとしても相手にしたくないし、彼らを成功させる自信はないのです。

だから普段着の僕を見せている。僕が好んで使う表現は「カオサンロードをステテコで歩いています」です。バックパッカーのハブスポット、タイのカオサンロードには旅慣れした欧米人が、動きやすい格好に身を包み、カオマンガイを食べています。基本的に旅行というものは、ものすごく自己中心的な行為です。他人がどう思うと関係ない。自分が一番動きやすい格好をする。そうでないと1年スパンでの長期旅行は不可能です。他人が自分をどう見るかではなく、自分がどれだけ気持ちいかで判断をする。その結果、僕のように、カオサンロードをステテコで歩くような人間が生まれるわけです。ヨーロッパ人のはいているのはサルエルパンツでステテコではないといった揚げ足どりは受け付けません。自分が一番気持ちの良い生き方をしろ、というのが僕の言いたいことなのですから。

僕は好きなように生きています。その好きなことを実現するために、仕方ないからデジタルコンテンツをオートメーションで販売しています。値段が高いのでお勧めしないけど、必要であればうちの商品を買ったり、コンサルティングに申し込んでくださいね。・・・そういった雰囲気や、メッセージを写真から出せるようにするわけです。

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こういった話をしているときに思い出すのは、Josh Axe(ジョシュ・アックス)博士のことですね。彼のウェブサイトは「DrAxe.com」です。

健康が専門の彼は、オウンドメディア上のプロフィール写真を見てみると、白い医療用コートを着て聴診器などを持っています。かわいい奥さんとキッチンに立ち、プロテインをシェイカーを混ぜている写真もあります。このプロフィール写真からユーザーは彼の仕事や専門性を理解することができます。

これが、僕が伝えようとしていたことです。だからプロフィール写真はブランド・アイデンティティに適したものじゃないといけないんです。もしちょっとふざけたブランドなのであれば、面白い写真を撮る必要があるかもしれませんね。つまりブランドとプロフィール写真の適合性を考えなければならないということです。プロフィール写真だけではなく色や口調など、すべてがブランドと一致している必要があります。だから、ブランドについてしっかりと理解するということが大切なのです。

コンテンツを通して見込み客を引きつけ冷やかし客を突き放す

そうそう。「ちょっとふざけたブランド」って言ったときに、つい、Stu McLarenを思い浮かべました。

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僕のブログで何度も登場するサブスクの専門家、Stu McLarenです。日本ではジェフウォーカーのプロダクトローンチフォーミュラの認知度が高いですけど、英語圏ではStu McLarenのTribeの方が有名です。1回のプロモーションで彼のフラグシップ商品 – Tribeは毎年5億円売れますから、売上の観点からもプロダクトローンチフォーミュラよりも優れていると言えます。Stu McLarenはジェフウォーカーのプラチナコンサルのメンバーですから、一蓮托生と言った具合でしょうか。

さて、そのStu。他の人が提示するブランドと彼のブランドを比べてみると、コミュニケーションの仕方に大きな違いがあります。

彼のプロフィール写真はStu McLarenの意図的なものです。コミュニケーションの仕方はあなたのブランドの一部であり、あなたの一部でもありますから。だからコミュニケーションの仕方は、あなたの個性の延長線上であるべきです。Stuの個性といえば…あえて言えば”Fun”かな。

”Fun”がぴったりですね。エニアグラムの性格診断で言えば、タイプ7の「熱中する人」「楽しさを求め熱中する人」。もし彼がスーツを着て真剣な顔で写真に映っているようなブランドを作ったのなら、多分「フェイクだ」って思っちゃいますね。彼らしくないですからね。僕がスーツを着ても似合わないのと同じです。そういえばメトロンブログの中の人は、いつもタンクトップを着ていますね。きれいな筋肉が見えます。彼がスーツを着ててもやはりなんか違うとなるのかもしれません。

あなたは自分の個性をデジタル化して見込み客に提供するような方法を見つけなければなりません。僕、Online School Building 2.0 という商品を販売しています。4本のビデオを見せて、最後に20万円の商品をエバーグリーンローンチで販売するセールスファネルを組みました。この4本のビデオを作るために、家族と文字通り世界中を回って、8ヶ月かけて制作しました。アレ見れば一発で僕がどんな人間か、わかるようになっています。

さて、自己評価についてです。自分よりも、周りの人の方が自分のことを理解してくれるってこともありますよね。

自分のことを深く理解してくれている人がいれば、彼らはさらに他の人が理解できるような言い方で自分のことを説明することができます。

あとは、キャッチフレーズも重要ですね。英語圏では、タグラインと呼ばれています。これはブランド・アイデンティティのもう1つの要素です。クイックサマリーにキャッチフレーズを入れるべき理由は、それがブランド・アイデンティティすべてを集約する表現だからです。クイックサマリーは、見込み客に対するコンテンツのバリューを提案するものですが、後ほど説明します。

ユーザーがあなたのブログにアクセスし、文字通り5秒間だけ、あなたのサイトを見てくれるでしょう。しかし、もしその5秒間で彼らがあなたに興味を持たない場合、どこか別のサイトに行ってしまうでしょう。だから、ユーザーに共感を覚えさせる必要があります。このときに使えるのがキャッチフレーズなのです。

僕の場合、「Your marketing-automation mentor.(あなたのマーケティングオートメーション・メンター)」というのがキャッチフレーズです。もしユーザーがマーケティングオートメーションに関するメンターを求めていないのであれば、すぐにサイトを離れるでしょう。一方マーケティングオートメーションについて学びたいという人がアクセスしたら「やっと見つけた。マーケティングオートメーションを知りたいと思ってたんです」と感じるはずなのです。

ちょっとデジタル・ローロデックスの話に戻りましょう。そうです。コンタクトリスト。僕はさっき「小川さんの欄には『ビジネスパートナー、仕組み作りの天才、石崎力也の相談役』と書かれている」と言いましたよね。多くの場合、パーソナル・プラットフォームに来たユーザーはこう思います。「この人は、私のコンタクトリストのどこに入れればいいの?端的に言って、あなたが誰かわからない」と疑問を持っています。そんなとき「Your marketing-automation mentor.」とプロフィールに書かれていたら、すぐにその疑問も解けるでしょう。先ほど言った通り、明確なキャッチコピーやブランドがあれば、興味のない人はすぐに去ってくれます。これはとても重要なことでもあり、難しいことでもあります。

特にネットビジネスを始めたばかりのときは慣れてないので難しいでしょう。すべてのアクセスユーザーは、貴重なゴールドのようなものです。受け入れるのは難しいことですが、「成功したい」「成長したい」と思っているのであれば、強力な磁石のような存在になるべきです。強い磁石は共鳴するものを強く引き付け、合わないものを強く弾くことができますから。

ダンケネディはマグネティックマーケティングという言葉を使いますね。いざ磁石となると、引き付ける側面ばかりが強調されますが、おなじ極同士はむしろ反発して離れていきます。マグネティックマーケティングの表向きのメッセージは「見込み客を引きつけよう」ですが、サブメッセージには「見込み客じゃない人は離れてもらう」があるのです。まさにブランド・アイデンティティは、磁石のような機能を持っています。引きつける機能と、引き離す機能。

ブランディングで最初に着手すべきことはバリュー・プロポジションを決めること

それでは、どのようにネットビジネスを展開していくのかについて話していきたいと思います。明らかなことですが、ブランディングが1番の仕事です。これから登場するすべてのモジュールよりも最優先すべきなのがブランディングです。なぜなら、オウンドメディアにとってのベースとなるべきものだからです。

ブランディングが完全に終えるまで、何もブログに書くことはできませんし、収益化を図ることも不可能です。メーリングリストやその他のコンテンツを作成することもできません。あなたはこう疑問に思うはずです。

しかしブランディングと言っても、プロフィール画像や色調、ブランドロゴや対象ユーザーの明確化、バリュー・プロポジションの提案などありますし…どれから着手すればいいんでしょうか。

これはいい質問で、多くの人が知りたがっていることだと思います。まずは「最初に何をしてはいけないか」について答えていきたいと思います。たとえば「まずはパーソナル・プラットフォームを構築して、ブランドロゴを作ろう」と思っている人もいるかもしれません。ただブランドロゴなどは、最後に必要になるものです。

失敗談から始めましょう。まず僕がやったのは、デザイナーを見つけて、彼に数万円払うということでした。実はデザイナーと言っても僕のいとこだったので探す必要はそんなになかったんですけどね。僕は彼に2万円払いました。いとこは優秀なデザイナーなのですが、家族割引で助かりました。たしかその頃、僕は「RI」と書かれた吹き出しをロゴにしました。Rikya Ishizakiだから、RI。シンプルでしょ。

でも、後から振り返ってみると「ロゴなんて作っても、見込み客のためになんてならないな」と思ったんです。ロゴを持っていると、よりオフィシャルな感じに見えていいかもしれません。でも、ブランドや見込み客の詳細な情報、自分が解決しようとしている問題などを明確にしていけばしていくほど、「僕が誰で、何をしていて、どんなことを教えていて、どのように見込み客を助けられるのかについて、ロゴを作ることで分かりやすくなっただろうか」と思うと、全然そんなことはなかったのです。

だからすぐにロゴを変えましたし、最終的にロゴは削除してプロフィール画像を貼り付けました。rikiyaishizaki.comについて考えたとき、私たちがが思い浮かべるのは小さなロゴではなく、あなたの顔です、と以前クライアントから言われたことがあります。そう考えると、人々はブランディングの際、ロゴに執着しすぎていると思いますね。

もっとも基本的なことは、バリュー・プロポジション、つまりコンテンツの核となる価値の提案です。なぜなら、中心となる価値を提案することで、対象となるユーザーに焦点を当てることができるのですから。対象ユーザーが定まれば、どんな人とコミュニケーションを取る必要があるのか、そのユーザーが抱える問題は何なのか、自分がどのようにガイドをして問題を解決していけばいいのかなどを知ることができます。これは他の誰でもなく、自分がやらないといけないことですね。とても時間がかかりますが、しばらく熟考して時間が経過すると、考えなければならない事柄がより鮮明にわかってくるでしょう。ネットビジネスにとってのコアを明確にすることは、とても有効です。すべてに応用できるフィルターとなるからです。

あなたはバリュー・プロポジション・ステートメントを作る必要があります。ステートメントを作り、引き出しにしまっておいてください。あるいは紙に書いて壁に貼っておいてもいいでしょう。バリュー・プロポジション・ステートメントはあなたが誰であるか、誰を助けるのか、そしてどのようにして助けるのかについて定義した説明文です。

そして、バリュー・プロポジションに基づき、こう考えましょう。「どんなプロフィール写真を使えば、見込み客に共感してもらえるだろうか。」「バリュー・プロポジションを表現するためには、どんなカラーがマッチするだろうか。」「見込み客のガイドとして、自分はふさわしいだろうか。」「どんなキャッチフレーズが覚えてもらいやすいだろうか。」と。バリュー・プロポジションが明確になれば、ロゴがあるべきかどうか、という検討事項もより考えやすくなるでしょう。

バリュー・プロポジションの構築からスタートさせて、次にキャッチフレーズを作るのがいいでしょう。長々としたものよりも、簡潔なキャッチフレーズの方がいいですね。それからプロフィール画像を決めましょう。イメージカラーを決めるのも大切だけど、プロフィール画像より先にしなくてもいいかな。それで、次にロゴ。

オウンドメディアを自前で構築するのにかかる費用

僕も同じようにあっています。僕たちは最近、パーソナル・プラットフォームを再設計しました。ブログ、YouTubeのチャンネル、オンラインスクール、Udemyの講師ダッシュボード。ブランドを象徴するような写真が撮影できたので、その写真からイメージカラーを決めました。こうしたらプロフィール画像と調和して、とても素敵になりますしね。

パーソナル・プラットフォームを設計し直してから、とても良くなったとたくさんの人に言ってもらいました。ブランド・アイデンティティを再設計する際には、必ずバリュー・プロポジションをすべて1から話すようにしているのです。オウンドメディアのライフステージがネクストステージに到達したときには、このように変更する必要が出てくるでしょう。うちが運営する新たなオウンドメディアは、かなり開放的な印象になりました。

オウンドメディアは最初から完成させる必要はなく、シーズンごと、ステージごとに変えていけばいいのです。完璧じゃなくていい。

おそらくオウンドメディアは数年に一度くらいのペースで、アップデートすることになるでしょう。うちのブログも何度かテーマを変えています。親テーマにGenesisのフレームワークを入れて、子テーマを2〜3年に1度変更しています。だから、作業を進めながら調整していけばいいのです。僕たちのオウンドメディアも常に調整をしています。少しずつ変更を加えていくのが基本ですね。いくつか写真を変えて失敗したこともありました。これがまさに、僕たちの業界の本質です。先が読めないダイナミックな環境が僕は大好きです。

オンライン・プラットフォームのあらゆる商品、コンテンツ、要素はまるで固まっていないセメントのようなもの。だから形を変えていくことはできます。まさに自由なのです。先を読み、その予測を調整していけばいいのです。だから、100%完璧なオウンドメディアを作る必要はありません。常時、ブランドイメージが反映されていると自分が感じられるような構成を考えていきましょう。失敗すれば、また元の構成に戻ることもできます。

オウンドメディアを構成することに関して、すべてのコストをお話ししておきましょう。話しておかないと、企業体質の方は「大変だ。これは一体いくらくらいかかるんだ」と心配になってしまうでしょうからね。

かつてアンソニーロビンズのThe Moneyという音声教材を聞いていました。彼はその教材の中で、会社のロゴを全体的にリブランドしたと言っていました。そのとき、ブランドデザイン会社に対してアンソニーロビンズは、1,500万円ほどの費用を支払ったそうです。デザイン会社は、膨大な種類のロゴから、ウェブサイトにおけるロゴの表示方法や、便箋・展示スペースでの表示方法など、なんでも提供してくれたと言っていました。でも、僕たちが話しているのは、そんな大規模なものではありません。では、コストと言えばどんなものがあるのでしょうか。

1,500万円も予算をかけられる人なんてなかなかいないでしょう。特にスタートしたばかりの人は、たとえ1,500万円をかけられる資金があったとしても、絶対にそんなことに使っちゃダメです。

僕もオウンドメディアにそんな大金を使ったことはないです。

100円から1,500万円まで、どれだけ使える資金があったとしても、駆け出しのときには、見込み客のブランド・エクスペリエンスに最大の効果をもたらすであろう要素を優先していかなければなりません。すでに説明したブランディング要素で言えば、バリュー・プロポジションなど。これは時間がかかりますが一切お金はかかりません。時間をとにかく割いて、ホワイトボードの上のいくつかのバージョンを実際に検討してから、実装していきましょう。キャッチコピーも無料ですよね。でも、時間をかけなければいけません。優れたキャッチコピーを考えるのには時間がかかりますから。誰かにフィードバックをもらいましょう。誰もいないところで作っていても深まりませんから。

Airbnbのエクスペリエンスでプロの写真家に撮影をお願いする

プロフィール写真についてですが、おそらくオウンドメディアを作る上で始めにお金を払う要素になるでしょう。もちろん友人にスマートフォンやカメラを使って撮ってもらうということもできます。ただ、見込み客があなたのことをどう捉えるのかという観点についてとても重要なものであるため、僕なら身近なプロの写真家を探すでしょう。

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マレーシアにいった時、Airbnbのエクスペリエンスで、プロのフォトグラファーと街を散策しながらたくさんの写真を撮ってもらいました。僕もLumixのS1を持っていたので、僕がカメラで撮影している時の様子を彼の一眼レフで撮影してもらうという少しおかしな風景が出来上がりました。モスクに向かうマレー系の人たちは僕たちのことをジロジロ見ていましたね。Airbnbのエスクペリエンスはお勧めです。旅行先でぜひ活用してください。

実際、僕がオウンドメディア上で使う写真は、過去いずれもプロの写真家にお願いしました。ウェディング写真家にアポをとって会いにいき、「あなたはプロフィール写真を撮影できますか?」と尋ねました。すると彼女は「時々ですが撮りますよ」と言ってくれたので、お願いしたのです。2回のプロフィール撮影で3万円程度を請求されました。僕の友人はフォトグラファーにコーチングをすることを交換条件に、撮影してもらうことができました。物々交換、スキルの交換は、お金を節約する一つの手法です。

1番のポイントは、カメラを持ったアマチュアの友人にお願いをしなかったという点です。「プロフィール写真なんかに…」と思う人もいるかもしれないのですが、やはりプロフェッショナルにお願いすべきですね。プロフェッショナルに撮影してもらうことの利点の1つは、照明設備がしっかりとしているということです。明るい環境の中で撮影してもらうというのが大切ですね。逆光で写ってたり、目の下にたるみがあるように見えたりする写真はアマチュアっぽくなってしまいますから。

だから、スマートフォン以上に機能の良いカメラを使う必要があります。もちろん照明が明るければ適当なカメラでも撮れるかもしれませんが、たしかな撮影の腕を持ったカメラマンに撮ってもらう方がベターでしょう。僕の場合は、プロフィール写真だけではなく、すべての写真をプロのカメラマンに撮影してもらいました。思いつく限りすべてのショットを、2時間のセッションのような感じで。それで2万円くらいでしたね。

僕はコンサルティングサービスを立ち上げようとした時に、あるアイディアを思いつきました。最初はプロフィール写真と風景に合わせた何枚かの写真を撮影するだけの予定でしたが、ふと思いつきで「僕が誰かをコーチングしているような風景を撮ってもらえますか?」とカメラマンに尋ねてみました。そうするとカメラマンは快諾して、彼女のFacebookに「無料でプロフィール写真を撮影してほしい人を募集します。参加条件は、座って撮影に参加してもらうだけです。」といったコメントをポストしてくれました。

結果として、撮影当日には2人が参加してくれ、僕がコーチングをしているような写真を撮ることができました。撮影の時には参加者に対して「いくつかアドバイスをするので、ぜひメモをしてみてください」と言ったので、フェイクとは言いつつも、実際にセッションをしているような雰囲気の写真を撮ってもらえたのです。本来なら参加者に撮影料を払うものでしょうが、その代わりに参加者たちも無料でプロフィール写真を撮ってもらえたため、物々交換のようになりました。

この時に撮影された写真のうちの1枚は、後日、僕のオンラインコースのカバー写真に使われるようになりました。理由はシンプルで、かなり良い写真だったからです。この写真を使ったコーチングサービスで、僕は何百万円ものお金を稼ぐことになりました。そのプロフィール写真のROI(投資収益率)は異常なほど高いものでした。コストの話に戻しましょう。プロフィール写真を撮影してもらうと、結局2万円ほどはかかると思います。もしお金に余裕がないのであれば、あなたが提供できるサービスと交換しても良いでしょう。ただ、最初のプロフィール画像などに何十万円ものコストをかけなくても、すばらしいオウンドメディアはできますよ。もちろんお金をかければ苦労をせず簡単にできてしまうかもしれません。ただブランド・アイデンティティの軸がぶれてしまいかねないので、なんでもかんでもお金で解決はしない方がいいと思います。特に最初の1年は。

クラウドワーカーに2〜5万円でサイトのデザインを発注する

それからヘッダーの設計も必要になってくるでしょう。ただ、ボタンやサイドバーなど、オウンドメディア全体のデザインを施す必要はありません。良いテンプレートやテーマを選んで、ヘッダーをカスタムデザインするといいでしょう。その中で、自分の写真とキャッチフレーズを合体させたくなるかもしれませんね。その辺りのコストに関しては、いくつかアドバイスがあります。

僕はこれまでいくつものプロジェクトで、何人かのデザイナーと仕事をしてきました。何度も言いますが、はじめのうちは節約することが一番です。重要なのはROI(投資収益率)です。その上で、もしプロのデザイナーにヘッダー画像の作成費用を数万円くらいかけられるのであれば、カラーの選定を手伝ってもらうことがおすすめです。

たとえば、うちのサブスク商品・コンプリートバンドル全体の再設計のためにクラウドワークスでトーマスというデザイナー兼デベロッパーを雇いました。僕はトーマスとすでに何度も仕事をした経験があります。僕が彼に対して「僕たちはこんなブランド感を求めています」とか「ブルーやオレンジがいいかな」といったことを言うと、彼は僕が好むデザインを教えてくれるだけでなく、正確な16進コードなどを持って来てくれるのです。僕の漠然としたブランド感とカラーイメージを、デザイン業界と出版業界に10年以上のキャリアを持つプロの彼が「まさにこの色が、あなたの希望を反映したトーンです」と提案してくれるのです。

この16進コードは、プロが撮影したプロフィール画像やヘッダー写真と同じくらいの価値があるものです。これらすべてを手に入れるのであれば、2万円から5万円程度のコストがかかると考えて良いでしょう。

99design fiverr

99 designsやFiverr(ファイバー)のようなプラットフォームを使うことで、かなり低コストでデザインを依頼することもできますね。こういったアウトソーシングプラットフォームを使ってみると、運がいいときにはかなり良いデザインを仕上げてくれることもあるものです。

ただ、99 designsやFiverr(ファイバー)のようなプラットフォームを使う上で注意点があります。もし、自分が求めているカラーやデザインが明確であるのなら、こういったアウトソーシングプラットフォームを利用しても問題はありません。ヘッダー画像を500円くらいで仕上げることもできるでしょう。ただ「どんなカラーを使いたいか分からない」「どんなヘッダーデザインが良いか分からない」という段階で、プラットフォームを利用するのはおすすめできません。

自分のブランドイメージが明確ではない状態では、カラーもうまく選択ができないからです。たとえばブルーにも千差万別の色合いがあります。たくさんのオウンドメディアを見ていくと、かなり不愉快なネオンブルーを使っているサイトがありました。彼らはデザイナーを雇うお金をケチって、自己流でカラーを選んだのでしょう。しかし、このような選択は結果としてブランドにダメージを与えることになります。どの色合いを使うべきなのか自信がないときには、プロフェッショナルデザイナーにお金を払い、色選びを手伝ってもらってください。

Pinterestのボードに好みの写真を保存していくというのも一つの手段でしょう。好きなウェブサイトやデザイン、ロゴなどをコレクションしていくと良いでしょう。僕たちも何か作る前に、気に入った他のコンテンツを集めています。それらをデザイナーに渡して「これが僕たちの目指す外観や感覚です。」「正確に言葉で表すことはできませんが、頭の中にあるイメージはこのような方向性です。」と伝えるだけでも、かなり自分の想定するデザインに近づけることができます。

そういえばコストにおいて、まだロゴのことには触れていませんでした。繰り返しになりますが、ロゴについては、もしかすると最初は必要ではないかもしれないと言うことをすでに述べました。ロゴを具現化するために、まずはどのようなブランドがいいか分かっていること。これが大事ですね。その次のステップとして、もしロゴを作るのであれば…。99 designsやクラウドワークスでデザイナーに依頼するとすれば、どれくらいになると思いますか?だいたい、1万円くらいです。もしかすると15,000円くらいになるかもしれませんね。もちろんロゴに5万円から10万円をかけることもできます。ただ、その必要はまったくもってありません。

特に最初の方は必要ありません。

デザインよりも見込み客の問題を解決するコンテンツの方が遥かに重要

もし、自分自身のビジネスで幾らかの収益を生み出し、次のステップとしてロゴを利用し、さらに上のレベルの品質や権威性に引き上げたいということであれば、何の問題もありません。ただ、スタートしたばかりのときに覚えておかないといけないのは、ブランドやデザインよりも人とのつながりを優先すべきだということです。

人とのつながりを作ることによって、彼らはあなたのコンテンツにつながっていくのです。かなりの時間を基本的なことに費やしましょう。当たり前のことを言っているように聞こえるかもしれませんが、僕は人とのつながりがもっとも重要であると信じています。もしあなたがお金をかけてリッチな見た目のブランドを作ることに成功したとしても、人の心がつながっておらず、本気で魅力的だと思ってもらえなければ、成功を掴み取ることはできないのです。

本当にそうですね。ウェブサイトにアクセスしたときに「サイトのコンテンツはひどいけど、デザインは綺麗だから今後もアクセスしよう」と思ったことはありますか?

ないですよね。一方で、たとえ見た目がひどいサイトであったとしても、コンテンツが充実していたらアクセスしたくなるものです。

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インターネット上でもっとも人気のあるサイトの1つとして、Drudge Report(ドラッジリポート)を挙げることに異論はないでしょう。クリントン元大統領とモニカルインスキーのスキャンダルを他のメディアに先駆けて報じたことで有名です。

これは本当に見た目がひどいサイトで、デザインに至ってはすべての原則に反していると言っても過言ではないのですが、彼らのターゲットユーザーたちは、ヘッドラインとニュースを見るために1日に何度もDrudge Reportをチェックしているのです。すごい人気ですよね。

つまり、デザインは重要であり、ブランディングが明確であることも重要なのですが、それ以上に、解決しようとしている問題を把握して、その問題にコミットしようとすることの方がはるかに大切なことなのです。ユーザーのニーズに全力で答える。これはウェブサイトをきれいに見せることよりも優先すべきことなのです。

さて、ここまで僕たちは「なぜブランディングをするのか」ということについて話してきました。また、ブランディングを構成する要素についても少し話をしましたが、これは僕たちネットビジネスのオーナーだけではなく、見込み客にとってもメリットがあることだと思うのです。見込み客にとって、ブランディングのメリットと言えば、どんなことだと思いますか?

僕が思うに1つ目のメリットは「彼らがあなたのことをどう捉えるべきか知ることができる」ということでしょう。ローロデックスの例に戻ると、彼らは知り合い1人1人を心のコンタクトリストに登録し、興味があるかどうかについても分別することができます。だから、もし彼らが僕に関心を持ってくれれば、すぐに意識をこちら側に向けることができるのです。特にこちら側がどんな問題を解決できるかについて伝えることができていれば、集中力をしっかりと向けてくれるでしょう。

だから明確なブランディングをすることによって、見込み客たち自身も問題を解決するためにアクションを取りやすくなるというメリットがあるはずです。ネットビジネスの適切な評価基準は人々の問題をどれだけ解決して、人々が生活を変えることができたか、ということですから。そうですよね?

あなたのネットビジネスによって見込み客にメリットがもたらされることによって、彼らはさらにそのネットビジネスに頼るようになるでしょう。

ネットビジネスはいろいろあります。アフィリエイト、物販、オンラインコースの販売。いずれも共通しているのは、顧客の問題解決です。例えば痩せたい人がいたとする。痩せたいけど、痩せる方法はたくさんあり、しかも玉石混淆。どれが正しいかわからない。

あなたがアフィリエイターなら「私はこの商品を使って痩せました」とサプリメント を紹介しつつアフィリエイト報酬を得るでしょう。あなたのアフィリエイトビジネスの成功を決めるのは、検索エンジンで1位を取ることでもないし、トラフィックの量でもありません。あなたのアフィリエイトビジネスがどれだけ見込み客の問題を解決できるかにかかっています。そう思いませんか?

あなたが自分で在庫を抱えて物販をするとしても同じです。あなたがダイエット方法をまとめたオンラインコース を販売する場合もやはり同じです。どれだけ見込み客の問題を解決できたか?それだけが重要なのです。ネットビジネスの成功は、見込み客の問題を解決した度合いで決まるのです。

ネットビジネスの第一歩は特定の業界でポジションを取ること

これは僕の意見ですが、こちら側が提供するものを見込み客へ明確に提示できればできるほど、多くのユーザーとより深い関係を築くことが簡単になります。またそれだけではなく、こちら側のネームバリューを向上させることも容易になるでしょう。逆にいうと「何をやっているのかよくわからないサイト」はユーザーと関係を築くことはできません。で、結局この人は何をやっているの?と思われる間もなく、彼らはあなたのサイトを去っていきます。

正直なところ、ネットビジネスを成長させるために広告を打ち出したとしてもあまり効果はないでしょう。それよりもブランドイメージを明確にして、ユーザーに「ニーズが満たされそうだ」と感じてもらわなければなりません。ブランドイメージを明確にできれば、特定業界のプロフェッショナルだと思ってもらえますから。

僕たちはその点について、これ以上意識を注げないほど意識を注いできました。脳に汗をかくくらい考えたのち、決めたことはこうです。僕たちのブランドは「あなたの既存の収入をオンラインコースビジネスにリプレイスします」です。既存の収入がポイントです。僕たちのメインの顧客は、既存の収入を持っている人です。例えば、セミナー講師として成功している人や、ビジネス書のベストセラー作家、YouTubeで登録者100万人を持つインフルエンサーなどです。市場をリサーチするうちに、彼らの悩みは「お金ではなく時間」であることに気付いたのです。お金を稼ぎましょうという訴求ポイントは、お金のない人を集めてしまいます。一方、既存の収入を持っている人に「あなたのビジネスをオンラインコース に置き換えて、マーケティングオートメーションで売り、時間を作りませんか?」という訴求ポイントは、ドンピシャで効くのです。

まあ、金払いのいい人をターゲットにした方が、僕らのビジネスの運営が楽になりますし。実際、僕たちがドン引きするような金額を稼いでいるお客さんが、うちに来られます。たくさんのフォロワーを持つインフルエンサーであれば、月に2000万円から3000万円を広告収入だけで稼いでいるのですから驚きです。こういうお金を持っている人たちは、僕らがフロントで売っている20万円の商品なんかも、ワンクリックで複数購入されます。まるでマックスバリューでイチゴのパックを3つ4つとカゴに放り込むような要領で。

僕はブランドイメージをはっきりとさせるために、こんな練習をおすすめしています。まず見込み客の誰かが友人と話しているとしましょう。その見込み客は、あなたの名前を出して友人たちにおすすめしてくれます。では、なぜ見込み客は自分のことを友人に勧めてくれたのでしょうか?「あの人はマーケティングオートメーションの専門家だから、質問があれば聞いてみると良いよ」とかね。

たとえば、友人たちの会話の中でこんな話題が出たとしましょう。「最近、昇進をしたんだけど、今までに経験したことがないリーダーシップが求められているんだ。しかも、これまで以上に多くのスタッフをマネジメントしなくちゃいけない。上からのプレッシャーもすごいし…。だからリーダーとして成長しなければならないと感じているんだけど、正直、かなり大変でどうしたらいいかわからないんだ。どうすればいいかな?」そうすると、きっとこんな答えが返ってくるでしょう。

「エリックシュミットのことは知ってるかい?彼は”1兆ドルコーチ.”ってキャッチフレーズだから、きっとリーダーシップについて指導してくれるはずだよ。」と。こういった会話の中で、あなたの名前が出てくるような理由を明確に打ち出さなければなりません。

ネットビジネスを構築し始めたのであれば、こんな会話が想像できるようになる必要があります。「毎日運動しないで15キロも痩せようとしているの?それならこのブログをフォローした方がいいよ。時間を無駄にしないシンプルなダイエット方法がたくさん紹介されてるから。」と。「器具を使わない筋トレの方法を知りたい?じゃあメトロンブログを見るといいよ。編集方法もすごいイケてるし」って感じ。

ここで大事なのは、自分のファンが、彼らの友人に対して、こちら側の魅力などについて伝えることができるようにするということ。ブランディングをするメリットの1つはここにあります。ファンがファンを呼んできてくれるのです。

もっと分かりやすい会話をイメージしてみましょう。たとえば「石崎力也って知ってる?あなたは、彼のことをフォローしてる?」と聞かれた際、きっと僕のことを知らない人は「知らないよ。彼はどんなことをしているの?」と返すでしょう。そこで「彼はいろんなことをブログに書いてるし、その内容がとてもいいんだよ。」と。正直「いろいろ」って言われても、知らない人からすると「ああ、そうなの」って感じになりますよね。

そう、切迫感が足りません。

ネットビジネスの初心者がブランディングをすることで軸がブレなくなる

じゃあ、ネットビジネスの初心者にとってのブランディングのメリットは何でしょう?

ブランド・アイデンティティが明確になることで自信を持てるということですね。たとえば、コンテンツを公開しようか迷ったときにも、ブランドイメージがはっきりとしていれば、フィルターにかけることができます。「これは自分のブランドに一致したコンテンツだろうか」「これは僕が解決しようとしている問題にコミットするものだろうか」と自問できますよね。もしこの自問への答えが「いいえ」であるならば、公開しなくて済むのです。一方で、答えが「はい」ならば、コンテンツを公開するだけではなく、そのコンテンツに対してどれだけ情熱を傾けているのか、出会った人すべてに伝えるべきです。

そう、これが自信を形成する大きな理由です。ブランドイメージから外れているものに迷わず「ノー」を言えること、そして明確なブランドイメージを持つことで、気が散るような儲け話やうまい話に乗せられずに済むということです。下手な儲け話に乗ってネットビジネス構築に集中できなければ、本当のチャンスを掴むことができないですから。ブランディングのおかげで僕たちは美味しい話に騙されたり、二兎を追おうとしたりしなくて済みます。いやもう本当に疲れるんですけど、僕のもとには「石崎さんにお世話になったから」という前振りで、いろんな儲け話を持ってくる人が困るんです。

この前は電力の自由化だかなんだかわからない内容を長々と連ねたメールを送ってきました。電力の自由化で僕がどうビジネスに関わっていけばいいか全くわからないのです。要は僕の持っているリストで宣伝してくれ、ただそれだけのことでしょう。そういう面倒な人は死んでしまって構いません。唐揚げでも天ぷらでも高温の油で熱されてください、本当。もちろん僕は自分のブランドを知っているので、そんなゴミみたいな儲け話に騙されません。

達成しなければならないことがもし1つでもあるのであれば、もしくはできるだけ早くネットビジネスを構築したいのであれば、その一点に集中しなければなりません。焦点を当てるには明確さが必要です。

僕もブランディングが明確になる前に、KKという日本人がアプローチしてきたことがありました。彼はこう言ったのです。「こんにちは。石崎さん。あなたはとても有名なブロガーだよね。どうして僕の……を宣伝しないんだい?」と。彼は僕に近づき、彼の自費出版に関するオンラインコースを宣伝してほしいと言ってきたのです。

正直この話はこれまで誰にもしたことがなかったのですが、その話を聞いたとき僕は「いいですね。おもしろそうです。」と言ってしまいました。

でも、僕は自費出版のためにネットビジネスを構築しているわけではありませんでした。それに出版社で働いていたわけでも、本を執筆していたわけでもありません。いわゆるアフィリエイターのようなことをしていたわけです。当時はなぜこんな話を請けてしまったのか正直分かりませんが、今になって振り返れば完全に失敗でした。役に立つオンラインコースをブログで宣伝するというアイディアに惹かれていたのだと思います。僕の見込み客ではないわけですが「自費出版のノウハウを必要とする人がいる」ということがとても興味深かった。アフィリエイトを経験する機会としては良かったですが、自分がコミットする対象ではなかったということです。

だからブランディングをはっきりとすることで、より自信のあるプラットフォーマーになり、自分の仕事に自信を持ち、人々を助けることに情熱を傾けることができるはずです。これはとても重要なことなのです。オンラインネットビジネスとは、1つの長い長い登山のようなものですから、なぜ登山をするのかという理由を明確にして、自分自身を維持できなければなりません。

さて、最後にブランドを確立する際にありがちな間違いについていくつか見ていきましょう。パッと思いつくのは、見込み客を明確に定義することに時間を割かず、すべての選択肢を視野に入れてしまい、「どうやってネットビジネスを拡張すればいいのか」と悩んでしまうことです。

僕のクライアントには出版業界に携わる人が多いです。独立系の編集者から、本を出版すれば必ず平積みベストセラーになる作家さんまで。ある作家さんはよくこう言っていました。「もしあなたの本が万人受けなのであれば、それは誰のためにもならない」と。どんなものでも、特定の人のためである必要があります。最高のネットビジネスの初心者とは、ターゲットを的確に絞れる人でもあります。

初めて僕がコアバリュー・プロポジションを作るというトレーニングに参加したとき「それは誰を助けるの?」という質問に対して「すべての人」と答えました。これはまったくひどい回答ですよね。だって「みんな」なんて、ありえないんですから。

だから、初めの段階ではまったくもってうまくいきませんでした。だからその後に見込み客の定義を明確にして、少しずつ成功することができました。ただ、僕は見込み客を「すべての人」だと答えてしまうような、ありがちな間違えをすることに対しては、割と肯定的でもあります。なぜなら、見込み客をニッチにしすぎるのもよくないことだからです。

まとめ:多肉植物のオウンドメディア = 最強のニッチ

今年の夏、大規模なオンラインプラットフォーム事業を運営している女性に出会いました。彼女は小さなサボテンのような、多肉植物(たにくしょくぶつ)の世話をする方法をオウンドメディアでオンラインスクール上で提供していたのです。このニッチはとても深いですね。なぜなら、多くの人が気になっていることだからです。だから、あなたが本当に情熱を注いでいることを考えましょう。その情熱の矛先こそ、ニッチな分野なのです。

たとえば「僕は政治に対して熱い情熱を持っています」と言ったとしましょう。残念ながら、これは情熱的だとは言えません。なぜなら、政治と言ってもジャンルが広すぎるからです。具体的な政治理論や、政治における特定の専門分野に対して熱い情熱を持っているのであればいいでしょう。ただ「政治」というのはジャンルがあまりに広すぎます。多くの人は、このように見込み客をあまりにも広く捉えすぎているという過ちを犯しがちです。

もう1つは、すでに触れたことでもありますが、実際にサービスを提供する前に、ロゴなどのコンテンツ制作にこだわりすぎて多くの時間とエネルギーを費やしてしまうということです。明確なブランドを確立するためには、見込み客が誰であり、どのような問題を、どのように解決するのかを明確にすることが重要です。コンテンツ制作に時間を費やすことはとても簡単なことです。だからこそ、問題になるのです。

みんな自分のデザインセンスを過大評価してしまう傾向にあるのです。自分がキモいものを作っている自覚がないのです。特にこれまでデザインの仕事をしてこなかった人は、デザインに対する見る目があまり育っていません。

ただ、この点についてはあまり指摘してくれる人もいないでしょう。

ウェブサイトを公開したときに「悪くないな」と思うかもしれませんが、もしウェブデザインに多くの時間を費やしていないのであれば「悪くない」というのは楽観的すぎるかもしれません。おそらく致命的なミスを犯していますが、それに気づいていないだけです。マーケティングツールやテクニック、ローンチなどに何百万円も使っているのに、ウェブデザインに一切お金を使わないという人をこれまでたくさん見てきました。彼らは決まってこう言います。「うちのウェブサイトは大丈夫だから」と。

でも、こう考えてください。銀行のような外装・内装の飲食店を建てたとしましょう。お客さんはお店に入っても混乱してしまうでしょうし、テーブルに着くのにも時間がかかるでしょう。それに、会計をする場所もわからないでしょう。お店側としても、入店したお客さんをどう導くのか、どんな絵を壁に掛けるのか、お店を一言で言い表すとすれば、など分かりませんよね。ウェブサイトとは、あなた自身のロケーションなのです。

ウェブサイトはサイバースペースにおける小売店のようなものですね。現実世界で建築をする際にプロに頼るのと同様、パーソナル・プラットフォームを制作する際、プロへお金を払うことを躊躇してはいけません。

安く作ろうとしてはいけません。ただ、そこまで費用は掛からないので安心してください。

そうです。倹約していたとしても、投資は惜しんではいけません。あなたのパーソナル・プラットフォームをさらに進化させるには、投資をする姿勢が大切です。初めてローンチする際には特に、実際に収益が発生するまでは自分のパーソナル・プラットフォームに大金を使いたいとは思わないでしょう。そのため、パーソナル・プラットフォームに再投資できるようになった段階ですぐにユーザーエクスペリエンスを向上させる方法について考えてください。ユーザーが時間を費やすのはパーソナル・プラットフォーム上ですから、パーソナル・プラットフォームのクオリティは重要なのです。

ここまででブランディングについては、しっかりと説明をしてきました。また、ブランディングの構成要素についても同じく話をしました。さて、次のステップはなんでしょうか?

次からは具体的なハウツーを学んでください。ここまでは「こういうことをすべきだ」というハイレベルな話をしてきましたが、ここからは具体的にどうすればいいのかということを学習してください。

たとえば、バリュー・プロポジションとは何かについて詳しく調べてください。そして構築方法についても学んでください。いくつかのプロセスを歩みながら、全体を見ていくという流れになります。

ブランディングの設計図を描き終わると、いよいよあなたのパーソナル・プラットフォームを立ち上げることができます。

みなさんには今すぐ、現在のブランドを評価し、何が出来ていて、何が出来ていないのかについて評価する時間を取ってほしいと思います。ご不明な点があれば、コメント欄でお知らせください。それではまたお会いしましょう。

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