どうもこんにちは、石崎力也です。
今日は「まずはMailChimpのAudienceを理解しよう」をお伝えしていきます。このレクチャーであなたが学べることは次の5つです。
- フォームを日本語に翻訳する方法
- MailChimpにリストを移行する方法
- Audience(旧リスト)の考え方
- Audience(旧リスト)の作り方
- MailChimpの禁止事項とルール
サインアップフォームは、自動的に日本語に変えれるんですけど、訳が少しおかしいので、それを日本語に変える方法をご紹介します。あとはMailChimpにリストを移行する方法ですね。例えば、CSVでデータを持っている人はそれを簡単に移行することができるますし、ConvertKitのユーザーやSalesforce.comのユーザーだった方は、簡単にMailChimpにリストを移行できるので、その移行方法をお伝えします。
このレクチャーを受講するために必要なものは、
- MailChimpのアカウント
です。このレクチャーは次のような人たちを対象としています。
- デジタルコンテンツの販売者
- Webマーケター/プロモーター
- コンテンツホルダー
- Udemy、SkillShare、Share-Wisの先生
物販の方でも使えるノウハウ詰め込みました。というか、Audienceに関しての話なので、かなり一般的なことをお伝えするのでデジタルコンテンツだけじゃなくて、物販の人でも使えます。また、必ずしもUdemyの先生全員に言えるわけではありませんが、今後ご自身でUdemyでは販売できないような顧問契約とかコンサルティングとか、あるいは24,000円以上の商品売りたいみたいな方々、分割決済受けたいとか、月額課金のサービス作りたいみたいな方々もMailChimp使うと、成約率が上がるので、是非読んでみてください。
1. Audienceとは?
まずは、「Audienceとは?」という初歩的な内容をお伝えしていきます。つい最近までListになっていたんですけど、それがAudienceに変わりました。つまり、人ですね。Listだと名簿です。だから、モノか人かの違いです。そういう意味もあるんですけど、それ以上に機能的にアップデートしたところがたくさんありました。
MailChimpはどのように説明しているのかと言うと、「Your mailchimp audience is much more than a list emeil address.」なので、名簿じゃなくて人と言っています。 「It’s your people」なので、あなたの大事な顧客だと言ってます。ただこれだけだと、意味が分かりませんよね。名前が変わっただけじゃないかと思ってしまうと思うんですけど、AudienceになってEメールアドレスの管理がだいぶ楽になりました。
僕はYouTubeで言えばチャンネルのことだと思っています。でも、YouTubeでいう登録者とは違います。例えば、ヒカキンさんとか、シバターさん、カズチャンネルさんみたいな感じで、皆さんサブチャンネル持ってますよね。シバターさんの場合だったらサブチャンネルでパチンコをやっていますが、メインチャンネルでは他のユーチューバーをぶった斬ってやるみたいな感じで、チャンネルごとに属性を変えています。
例えば、僕がNPOの法人を運営していて、メッセージを一律に投げるわけにはいきませんよね。NPOと言っても、NPOのそのサービスを受ける人、あるいはパトロンとしてそのNPOを支援してくれる人はやっぱり対象が異なります。だから、それぞれごとにYouTubeで言えばチャンネルを作らなくてはいけません。メールマーケティングの場合は、もっと細かく分岐しなくてはいけません。例えば、Aという商品を購入してくれた人に、Bという商品を購入してもらうためにタグ付けをするとか。それを丸っとAudienceの中に突っ込んでいくんですけど、とりあえずYouTubeで言えばチャンネルのことだと思っておいてください。
2. なぜAudienceが必要なのか?
なぜ、Audieneが必要かということなんですけど、これは読者を細かく分けるためです。細かく分けるためにどういうものが用意されてるかというと、タグとかセグメント、グループです。1個前の講義でもお伝えしましたが、例えば、1,000円のフロントエンド商品を持っていたとします。次にバックエンド商品として、1万円の高額商品を買ってもらいます。そして、さらにそれ買ってくれた人に10万円のコンサルティングを売る場合を考えてみましょう。その場合、いきなりこのコンサルティングを全ての人にオファーしても意味ないですよね。
まずはバックエンド商品を購入した人じゃないと、コンサルティングに入ってくれないだろうと思うのであれば、1万円のバックエンド商品を購入してくれた人にだけコンサルティングを販売していきます。今までの日本の場合だったら、ざっくりリストに全てのものを投げるわけですね。だから、1,000円の商品も売るときもあれば3万円の商品売るときもあるし、30万円のコンサルティング売る人もいるみたいな感じです。でも、30万円の商品を買えないとか、1,000円の商品ですら買えない人もそのオファーを見ています。これはダメですよね。でもAudienceという概念があると、お客さんを細かく属性に分けて、分岐していくと適切なマーケティングができるようになります。
例えばこれをみてください。右側に購入者というタグがついてます。それぞれのタグの名前が異なっています。「購入者:モアフリーのサイトテンプレート」、「購入者:あなたの参入ジャンルを決定する方法」、「購入者:最初の見込み客1,000人を集める方法」みたいな感じで商品ごとに、それぞれのタグがついています。だから、「石崎力也さんは、購入者:モアフリーのサイトテンプレートを買ったんだ。じゃあ次は最初の見込み客1,000人を集める方法という商品をオファーしよう。」と思ったら、このタグが付いてる人にこのメールを投げることができるようになります。
1番下の人には、タグが何も付いていません。つまり商品を買っていない人ということです。だから、まずは1番安い商品を投げるということができます。ということで、Audienceをしっかりと理解して、それぞれにタグを付けて、グループに分けて、セグメントしてくことが必要になってきます。
3. Audienceを理解するとどうなるか?
次に、「Audienceを使いこなすとどうなるか?」ということをお伝えしていきます。僕は2015年くらいにMailChimpにシフトしました。それまでは、京都の会社のVPS-NEOさんを使っていたんですけど、MailChimpに移行しました。VPS-NEOさん自体は2018年までお金をずっと払い続けていましたが、さすがに他のサービスとの連携が上手くいかないので、解約しました。
なぜ僕が移行したかというと、日本のメールプロバイダーにはリストという概念がありません。例えば、ステップメールを作るとします。そうすると、ステップメールごとに自動的にリストが作られ、生成されます。だから、例えば、一律にこの商品を買ってくれた人とこの商品を買ってくれた人とこの商品を買ってくれた人、全員に新しく作った新商品をオファーしたいとなった場合は、日本のやつだったら、1個1個のステップメールにアクセスして、そこにいる登録者にまずは1通送り、また次のリストにアクセスして送るみたいなことをやらなくてはいけませんでした。でも、MailChimpになってからは、該当するリストに全部チェック入れ、そこにメールを投げればそれで終わりです。つまり、メールを送るキャンペーンと、リストというのは離れてるんですね。でも日本の場合は、リストとメールが1つになっているから、別々にメールを送るとかそういうことができないわけです。
僕は、もっと自分のマーケティングを自動化しようと思ったので、MailChimpに移行しました。マーケティングオートメーションを組めるようになると、例えばタグ付けの例でもあったんですけど、適切な人に適切なタイミングで適切な商品を売ることができるようになります。そういうことをしたい人は、Audienceを使いこなして、マーケティングオートメーションを頭にインストールしていっていただければと思います。
4. AudienceとListの違い
MailChimpのメニューバーから「List」という文字が消え、「Audience」という言葉に変わりました。ListとAudienceがどう変わったのかということをご紹介していきます。
まずはあまり機能的な部分じゃないんですけど、Audienceは人で、リストは名簿です。だからよりMailChimpが人にフォーカスしたと言っても良いかもしれません。「僕のリストは1,000人です。」というよりも「僕の見込み客は1,000人です。」と言ったほうが良いですよね。中にいる人たちも「俺はリストじゃねえし、俺はあなたのお客さんです。」と思っている方がいるわけです。そういう意味を込めて、呼び方が変わりました。
具体的にどう違っているかと言うと、実はほとんど同じなんです。というのも、このAudienceに行っていただいたら分かるんですけど、過去にリストとして分けていたものが、上のスクショのようにドロップダウンで一気に見れるようになりました。
じゃあ何が違うのかということなんですけど、横断的に見れるようになりました。例えば、「Report」に行っていただいたら分かるんですけど、まずこれ1つ1つのAudienceのデータを「All Audiences」にすることができます。そうすると、僕たちのビジネスに今何が起こっているのかというのが一目で確認することが出来るようになりました。だから、自分たちのビジネスが上手くいっているのか、上手くいっていないのか、リストが十分集まってるのか集まっていないのか、そういうのを横断的に確認することができるようになったということです。これがListとAudienceの違いの1つ目です。
先ほど、基本的に使い方は変わらないと言いました。じゃあ、Listという言葉がないなら、どうやって新しくListを作れば良いんだろと思うかもしれませんが、「View Audience」に行くと、「Create Audience」で、今まで通り、Listを作れます。ただし、「Tags might work better than a new audience.」とあるように、タグのほうが良いということを言っています。つまり、MailChimpはなるべく全てのお客さんを1つのAudienceとしてまとめたがっているということです。それは僕たちも同じです。MailChimpは従量課金制なので、リストの数が増えれば増えるほど、月額の課金は大きくなります。だから僕たちはもっとお金を払わなきゃならなくなります。
MailChimp側からしても、おそらく迷惑メールとかスパム対策で1つのAudienceにまとめたほうが良いという結論になったんだと思います。ということで、今までの思考法で行くと、新しい商品をローンチする毎にリストを作っていったんですけど、今後は1つのリストに1つのAudienceという大きいグループにまとめて、その中でタグ付けしていくというのが今後の方向性です。これが2つ目の違いです。
5. Audienceを何個つくるか?
Audienceを何個作れば良いのかということなんですけど、基本的には1つのビジネスにつき1個です。だけど、ローンチリスト、つまり1商品をローンチする毎に1個Audienceという考え方もあるということを知っておいてください。
基本的には1ビジネス1Audienceです。
例えば、rikiyaishizaki.comでスクロールしていくと、こういうふうにして「オンライントレーニングのご案内」で「いますぐ参加する」というボタンをクリックすると、オートウェビナーのページに飛んできます。そのページで、リストを取得しています。
根本さんと一緒にやっているmorefree.meというブランドでは、また別のビジネスを展開しています。ここでは別商品を売ってので、ここのリストは、rikiyaishizaki.comとは別のリストです。
同じようにして、山田さんともVideocreationというブランドを持っているんですけど、ここのリストも別です。例えば、僕はどこにも共通してますけど、例えば山田さんがこのmorefreeのリストに勝手にアクセスしてメール流すとか、逆に根本さんが山田さんのVideocreationのリストに対してメール送れるようになると変ですよね。だから別々のAudience、リストにしてあります。これが1ビジネス1Audienceの考え方です。
一方で、1商品1Audienceという考え方もあります。つまり商品ごとにリストを作っていくというパターンです。例えば、morefreeにはステップ0:あなたの参入ジャンルを決定する方法、ステップ1:モアフリーのサイトテンプレート、ステップ2:最初の見込み客1,000人を集める方法と別々の商品を売ってます。この商品ごとにAudienceを作るという考え方もできます。例えば、あなたの参入ジャンルを決定する方法であれば、4,900円で販売しています。一方の例えばこの最初の見込み客1,000人とかウェビナーマスタークラスは、両方とも5万円を超えます。
ということで、リストを分けるとどういうことがあるかと言うと、例えば、「あなたの参入ジャンルを決定する方法」しか購入しない人は、年収が低い人と言えるかもしれません。あるいは情報にお金を払わない人と言えるかもしれないですね。一方で、「最初の見込み客1,000人を集める方法」を購入してくれる人は、もしかしたら年収が高いグループに属するかもしれません。でも、自分がそういうふうにグループを分けているのであれば、リストを分けたほうが良いです。だから、高額な商品を売る時は、かつてこの商品を購入してくれた人にメールを投げるという区分ができます。
僕はこの1商品=1Audience、1ローンチ毎に1Audienceを作っています。なぜと言うと、オプトインベースで考えているからです。例えば、そのブログの直下で「ブログの更新通知を受け取りたいですか?」とお客さんにオファーします。それに対してお客さんがオプトインしてくれます。「オプトイン」は、「選択的に」という意味です。選択的にこの人のブログの更新通知を受け取りたいというわけなんですけど、1週間経ってみたら、なぜかセールスのメールがたくさん来たとか、ブログの更新通知だけじゃなくていろんなセールス、あるいはアフィリエイトとかいろんなメールがやってきたというのであれば、お客さんと約束したことと違いますよね。
オプトインした段階で読者はブログの更新通知を受けるという承諾しますが、そのリストに例えば1日10通のメールを送るとか、そんなことすると約束したことと異なります。だからオプトインベースで考えてください。例えば、「1日に3通送ります。」とオプトインページで約束したのであれば、1日3通送っても良いかもしれませんが、例えば「週に2回しか送りません。」と言ったのに、1日3通送ると変ですよね。でも、セールス前になるとやっぱりたくさんメール送りたくなると思います。だからこそ、ローンチする度に今から「こういう情報をお渡しします。ここには1日3通のメール送るつもりなんですけど。」というのをオプトインページに書いてきます。そこで承諾してくれた人にセールスをガンガン仕掛けてく、ということですね。だから僕の場合は1ローンチごとにAudienceを分けて作っています。
6. Audienceの作り方
次に、Audienceの作り方についてご説明してきます。具体的な作り方には、そんな難しくないです。今までリストを作ってきた要領で作っていけばOKです。でも、まだやっぱり頭の中でモヤモヤしてると思います。丸っと1リストで良いんじゃないのかとか、ローンチリストを作るのが面倒だとか。でも、これは運用しながらじゃないと分かりません。特に日本のメールプロバイダーを使っている場合は、そもそもリストという概念がないので、ザクッと1つのリストみたいになっています。
ステップメールを作りたかったら、ステップメールごとにリストが自動で生成されていたんですけど、毎回リストが自動生成されているからリストを作っている感覚がありませんでした。MailChimpになってからようやく送るメールと誰に送るのかというリストが別々になっていることに気付くわけです。さらに、そこにAudienceという新しい概念が入ってきたから、頭がごちゃごちゃになっていると思います。こういうのはさっき言ったみたいに、運用しながらじゃないと分かりません。僕もリストの使い方に関しては、何度か変遷を経て今に来たような感じです。今、僕はオプトインベースでとしか考えていませんが、実際にどういうふうにして使いたいかというのはビジネスにもよるし、どういう風なマーケティングのゴールがあるのかによって変わってくると思います。
例えば、シーズン毎に何か商品を販売したい場合は、物を買ってくれるお客さんにだけ送りたいのか、あるいはバーゲンセールの時だけMailChimpでメールを送ると考えているのか、それともお得意様にメール送りたいのか。これによってもやっぱりリストは、分けたほうが良いですよね。あとは、例えば、NPO法人を持っているなら、NPOの会員や支援者、寄付してくれる人、そのサービスを手伝ってくれる人をザクッと1つにまとめてはいけません。やっぱり寄付してくれる人には、寄付してくれるようなメッセージを投げなきゃいけないし、そのNPOのサービスを受けてくれる人にはNPOのサービスを受けてくれる人だけのAudience、リストが必要になってきます。ということで、それぞれにマーケティングゴールがあります。だから、どんなふうにしてMailChimpを使いたいかによってAudienceの区分の仕方は変わってきます。とりあえず、作り方だけ確認していきましょう。
「Manage Audience」のドロップダウンメニューをクリックし、「View Audience」に行きます。それで、「Create Audience」というボタンをクリックします。ここで、「Create Audience」というリンクをクリックします。
次の画面で、以下の項目を入力していきます。
- Audience name:オーディエンスの名前
- Default From email address:デフォルトの送信元のメールアドレス
- Remind people how they signed up to your audience:お客さんがどのようにオプトインしたかの説明
「Campaign URL settings」はデフォルトのセッティングのままでOKです。「Remind people how they signed up to your audience」は、例えば、「ランディングページからオプトインしてくれた方にのみメールを配信しています。」みたいな文言にしておきます。
「From Settings」では、「Enable double opt-in」にチェックを入れておきます。ダブルオプトインするかどうかの項目です。これは、チェックを入れておいたほうが良いです。ダブルオプトインするとどうなるかと言うと、お客さんにサインアップしてもらうんですけど、登録してさらにその人に「これは本当にあなたが登録したものですか?」という確認メールが届きます。そこでクリックしてようやく本登録になります。
「Enable GDPR fields」は2018年にヨーロッパで個人のプライバシーに関する法律ができて、そのフィールドを作るかどうかという設定です。日本ではあまり関係ないのでここはチェック入れなくても良いです。次の「Notifications」は通知です。「Daily Summary」は1日に1通届きます。「One-by-one」は登録した毎に来ます。1日100件の登録があったら100通のメールが届くということですね。同じように一番下の「One-by-one」は、1人1人が解除する度にメールが届きます。大抵は「Daily Summary」で良いです。なんなら毎日MailChimpのアカウントにログインするくらい頻度高く使うのであれば「Daily Summary」すらも要らないですね。最後に、セーブして、Audienceは完成です。
7. 4つのコンタクトタイプ
4つのコンタクトタイプ紹介させてください。登録者・解除者・非登録者・削除者です。この4つのタイプを理解していただきたいんですけど、登録者という日本語訳をあてたのは僕です。登録者は普通にあります。でも解除者とか非登録者とか削除者なんて変な日本語ですよね。そのまま訳しただけなので、こんな変な感じになっているんですけど、英語で見るとすぐ分かると思います。
タイプ#01. 登録者(subscribed contact)
1は普通に「subscribed contact」です。登録者のことですね。「あなたのEメールのマーケティングキャンペーンを受けても良いですよ。」とオプトインした人のことを登録者と言います。
タイプ#02. 解除者(unsubscribed contact)
キャンペーンを解除した人は「unsubscribed contact」になります。MailChimpにデータは残るんですね。つまり、完全にデリートされないということです。完全にデリートしたかったら、こちらでデリートというボタンを押して削除することができるんですけど、基本的には誰かが解除したら「unsubscribed contact」として残ります。ただし、そこに対してはメールは送れないし、MailChimpはそれについて課金はしません。だから、10人いて1人が解除したらその人が解除者としてデータは残りますが、9人分の値段しか請求されません。
タイプ#03. 非登録者(non-subscribed contact)
「non-subscribed contact」というのはオプトインしてない人のことです。例えば、あなたのECサイトにお客さんがいて、そのデータは取ったけど、オプトインはしてない人が非登録者になります。
タイプ#04. 削除者(cleaned contact)
4番目は、削除者です。昔は「delete」という名前が付いていたんですけど、今は「cleaned contact」なので、本当に真っさらに消えちゃったということですね。例えば、メールプロバイダがそのメールアドレス宛にメッセージ送ったけど、メールが届かないEメールアドレスです。これには、2つあって、まず1つはハードバーンスです。メールアドレスが存在しないと返ってくる場合です。この場合、即削除者になります。あとはソフトバーンスが繰り返されるのも、やっぱり削除者になります。例えば、相手のメールサーバーがパンクしたとか、いっぱいいっぱいだからメールは存在しているんだど、そこに届かなかったとか。あるいは、僕たちが送ったメールの文面がすごく長すぎて届かなかったけど、メールアドレスが存在してること確認できているみたいなソフトバーンスが続くと自動的に削除者になってメールは届かなくなります。
だから基本的に僕たち気にしなくてはいけないのは、どのくらいの登録者がいるか、どのくらいの人が解除しているかです。でも、非登録者と削除者もあるというのを覚えておいてください。
8. Audienceに関するMailChimpのルール
Audienceに関するMailChimpのルールをご紹介していきます。Audienceの条件というのがMailChimpに書かれていて、具体的なタイトルを言うと「Requirement and best practice for audience.」です。日本語にすると、Audienceの取り扱い方です。どういうふうにして運用してけば良いかというのは、メールプロバイダー毎に異なりますが、日本と大きく異なる部分があります。
ルール#01. 購入リスト
まず「購入リスト」はダメです。誰かから買ったりしたリストですね。実際に、売っていましたし、僕も買ったことがあります。大学生の時なんですけど、10万円とか出せばまぐまぐに5,000リストを追加するというのがありました。もちろん、そんなのはアウトです。それから、他人のリストを借りるのもダメです。僕の友人が与沢翼さんのメールアドレスに登録したら一気にいろんなところからスパムメールが届くようになったと言っていたんですけど、もしそうであれば彼のやってることはダメですね。
ルール#02. スクラップリスト
2つ目は、「スクラップリスト」。ツールとかを使って、特商法からとかいろんなWebサイトからメールアドレスを収集するのもダメです。たまに僕も分からない人からメール来ますし、昨日も美容院の世界で有名な佐藤さんと一緒にもつ鍋を食べていたんですけど、佐藤さんの電話に急に不動産投資の電話がかかってきていました。こっちがオプトインしてないのに、どこから情報得たのかわかりませんが、これもMailChimpは禁止してます。
ルール#03. No オプトイン
あとは「No オプトイン」です。例えば、「ブログの更新通知が欲しいですか?」といったのに、セールスのメールがたくさんくるとかですね。だから、セールスのメールを送りたいのであれば、もう1回オプトインしてもらったほうが良いです。そのリストに対してランディングページを作って「今からこういうセールスをするつもりです。1日に3通のメール行くかもしれませんが、それでも良かったらオプトインしてください。」と言って、新しくもう1個Audienceを作っていきます。
ルール#04. 一つのAudience
次の3つは、MailChimpが勧めていることです。まずは、「一つのAudience」です。つまり、リストという概念を切ったということです。どういうふうにして管理すれば良いかと言うと、タグ・グループ・セグメントです。例えば、タグなら購入者・非購入者で分けれますし、同じようにグループもできます。セグメントもできます。例えば、反応の良い人、悪い人というのは、MailChimpが自動的に抽出してくれます。だから、よく開封してくれる人にはこのメールを送るとか、お客さんの単価が既に5万円を超えてる人にはこのメール送るというのをセグメントなり、タグなりでやっていけます。
ルール#05. どんどん捨てる
次は、「どんどん捨てる」です。「Reengage or unsubscribe inactive contact.」ということで、もう活動していないコンタクトだったらどんどん消していけということです。僕は実際に、やっています。連続で開封してなかったりとか、メールを読んでないという条件があるとオートメーションで自動的に捨てれます。あるいは、オートメーションのステップメールの最後にもう1回オプトインページを挟みます。本当に僕のライブのメルマガを見たい人はそっちに取り込めば良いけど、それが興味ない人は3日後に削除するとかという指定ができます。こういうのをポストアクションというんですけど、そういう部分でもMailChimpはとても便利です。
ルール#06. ダブルオプトイン
次は、「ダブルオプトイン」。これは簡単です。Audienceを作るときに、チェックボックスにチェックを入れれば、ダブルオプトインができます。確認メールを送ることによって、エンゲージメントの低いリストが入ってこんようにできます。
9. メールアドレスを手動で追加する方法
じゃあまずは登録者をAudienceに1個1個追加してくやり方をご紹介していきます。基本、こんなやり方はしないんですけど、例えば自分もメールを受け取りたいという時に、管理者として自分のメールアドレスを突っ込む時に、1つ1つ手動で入力していくことがあります。条件として、メールアドレスを登録しても良いかどうかの許可取っておく必要がありますね。とは言っても、自分許可すれば良いし、あるいは他の人のメールアドレスを登録するなら、口頭で聞いて許可を取ってください。
では、実際にやり方を確認していきましょう。まずは「Audience」に行っていただいて、「Current audience」がさっき作ったものになっているか確認してください。そして、「Manage Audience」から「Add a subscriber」を選択します。
そしたら、いろいろ記入する部分があるんですけど、「Email Address」だけが必須になっています。それ以外は、必須ではないので、記入してもしなくてもどちらでも構いません。タグも付けることができますが、なんでもかんでもタグを作りまくると後で管理が大変にるので、ちゃんと自分の中でどういうタグを作るか決めた上でやったほうが良いです。
それから、「This person gave me permission to email them」に絶対チェックが必要です。「この人は私にメールしても良い、という許可を与えてくれました。」ということですね。「If this person is already on my list, update their profile」は、もし記入している人が既にリストにいる場合はこのデータをアップデートするということです。ここはチェック入れても入れなくてもどっちでも良いです。最後に、「Subscribe」ボタンをクリックします。
そうすると「Your audience has」が1になります。これをクリックすると、ちゃんとEメールアドレスが表示されているのが確認できます。現時点では、「Contact Rating」がまだ2つ星になっているんですけど、僕が開封しまくったり、メールを見まくったりすると、これが3つ星、4つ星、5つ星と増えていきます。
10. CSVでメールアドレスを移行する方法(ConvertKitからMailChimp等)
MailChimpでは、CSVのデータも読み込めます。僕らは、ConvertKitでもメールアドレスを管理しているんですけど、ConvertKitのサイトにエクスポートのやり方が書いてあります。まず、サブスクライバーにチェックを入れて、右上の「Bulk Action」から、「Export」があります。これでCSVデータが手に入ります。僕の場合は実際にお客さんの名前が出ているので、手で入力します。
Googleのスプレッドシートのまず最初の列に、Eメールアドレス、ファーストネーム、3列目にラストネームを入力します。これをCSVで書き出します。
「ファイル」の「形式を指定してダウンロード」から「カンマ区切りの値(.csv、現在のシート)」を選択します。これで、CSVファイルが書き出されます。
そしたら、CSVをMailChimpに取り込んでいきます。まずは、「Audience」の「Manage Audience」から「Import sontacts」を選びます。その次に、どこからインポートするのか聞かれる画面に遷移するんですけど、一番上の項目にチェックを入れて、「Continue To Setup」というボタンをクリックします。
次に、「Browse」をクリックして、ファイルを取り込んだら、「Continue To Match」します。次のページでは、名前を変えたりできるんですけど、その必要がない場合は、「Continue To Review」します。次のページは、デフォルトのままでOKです。最後に、「Import」ボタンをクリックして、CSVからMailChimpにリストの移行が完了します。
11. MailChimpでサインアップフォームを作る方法
このセクションでは、サインアップフォーム作っていきます。まず「Audience」に行き、「Current audience」で適切なAudieneを選びます。そして、「Manage Audience」から「Signup forms」、あるいは「View Contacts」に行って、「Signup forms」でもOKです。よく使うのは、「Form builder」だと思います。
「Signup forms」と言ったら、1ページだけをイメージすると思うんですけど、上のスクショのように1つのサインアップフォームにこれだけのものが関わってきます。これを1個1個デザインしていかなくてはいけません。
ちなみにこのフォームのURLは「Signup form URL」でシェアできます。
まずは、「Buil it」の部分を設定していきます。フォームのブルーの部分は、非公開で見えません。だから取っても取らなくてもOKです。例えば登録日の「Date」を入れてみたら良いかもしれません。ドラッグ&ドロップで追加し、「Field label」に名前を付けます。「Untitle」じゃなくて、「誕生日」とかです。これを記入必須にしたかったら「Required field」にチェックを入れます。それで、「Save Field」すると誕生日が入ります。
誕生日を取ると何が良いのかと言うと、誕生日のキャンペーン送れます。お客さんがこの誕生日になったら割引クーポンを送ると自動配信しておけば、お客さんの誕生日が来るごとにメールを自動配信することができます。こんなふうにして必要な情報を付けたりしていきます。
フィールドを削除したい場合は、マイナスのボタンをクリックして、「DELETE」と入力します。
次は、一旦「Translate it」でJapaneseにしましょう。「Set default language」で「Japanese」を選択します。そうすると全部、日本語に変換されるんですけど、「reCAPCHA confirmation」の訳のように、たまに変な訳があります。だから、これを「ロボットかどうかを確認させてください。」のように、適切な言葉を上手くあて行ってください。
12. MailChimpのフォームを日本語に翻訳する方法
では、翻訳していきましょう。全部が全部使うわけではありませんが、必要があるものは直しましょう。僕の場合は、次のように直しました
- Address Line 2:それ以降住所2
- City:市町村
- Country:国
- すでに購読しています:あなたはすでに登録されています。
- Postal/Zip:郵便番号
- State/Prov/Region:都道府県
- Street Address:それ以降の住所1
「is already subscribed to list」は、「すでに購読しています」という訳が当てられていますが、「あなたはすでに登録されています」という文章に変えたほうが良いです。「購読する」というボタンは、ちょっと素っ気ないなと思ったら、例えばリードマグネットでeBookを渡すのであれば「ダウンロードする」とかでも良いですね。設定が終わったら、「Save Translation Settings」をクリックして、設定をセーブします。
あとは「Built it」に戻って、各フィールドのラベルを変更しましょう。僕は次のように変更しました。
- Email Address:Eメールアドレス
- First Name:名
- Last Name:性
日本人は慣習的に苗字から先に入れるので、ドラッグ&ドロップで、名の上に持ってきた方が良いですね。
リストの名前は「Edit」で変えれます。変更して、「Save & Close」したら文言が反映されます。
13. MailChimpのTags(タグ)を使いこなそう
ここからはセグメントについて少し勉強していきましょう。オフィシャルのページ行っていただくと、「You can create segments of your audience based on almost any criteria you can think of」とあります。つまり、あなたが思いつくものであればもうほぼ全てどんな条件でも網羅できると謳っています。嘘じゃないです。例えば、1つのAudienceのリストのグループがありとします。この中で、顧客・非顧客なんていうのは当然です。でも、この程度ではリマーケティングできません。もっと細かく設定していきます。例えば顧客の単価で例えば、1万、2万、3万にしていくこともできるし、あるいは商品名を入れたり。
そうすると今度は、そのタグが付いた人にオートメーションを流していきます。こういうのフォローアップメールとかオートメーションと言うんですけど、その商品のタグが付いた瞬間に自動的にトリガーが発動して、次の商品を売るステップメールが流れる、みたいなのはMailChimpは昔からすごく得意です。でも、実はタグに関しては、つい最近のアイデアです。昔までは、このグループとセグメントしかなかなくて、これで分岐してたんですけど、最近使えるようになりました。
ということで、実際にタグを作っていきましょう。「Manage contacts」から「Tags」に行って「Create Tag」ボタンをクリックします。そうすると、ポップアップが表示されるので、「Tag name」の欄にタグ名を記入します。
そして、Audienceに戻ってタグをリストに対して、タグを付けていきます。まずは、リストを選択して、右上の「Tags」にプラスボタンがあるので、これをクリックして適切なタグを選択します。そうすると、タグがつきます。
14. MailChimpのSegments(セグメント)を使いこなそう
次にグループについてご紹介します。グループはセグメントとほとんど同じ意味なんですけど、タグの上位概念だと思っていただいたら良いと思います。
例えば、今上記のようにmail+3@haamalu.co.jpだけ何も商品を購入していない状態になっています。これを1つのセグメントとして括ってしまいましょう。
例えば「Manage Contacts」から「Groups」か「Segments」を選択します。今回は「Segments」を使っていきます。そして、「Create Segment」します。そして、一番左の項目から「Tags」を選びます。そして、一番右の欄で、適切なタグを選択します。複数のタグを設定する場合は、「Add」ボタンをクリックして、追加します。「Preview Segment」をクリックして、設定が完了です。
誰が選択されたか見てみると、今設定したいずれかのタグがついたリスト3つが選択されました。逆に言うとmail+3@haamalu.co.jpは商品を何も買ってなく、タグがついていないので、ここに選択されないということですね。
確認が完了したら、「Save Segment」ボタンをクリックし、名前をつけて、「Save」します。
そうすると、「Manage contacts」の「Segments」に今セーブしたセグメントが追加されます。今度、キャンペーンでメール送る時に顧客というセグメントを選んだら、何か商品を買ってくれた人にだけ、次の商品を売るようなキャンペーンを打てますし、あるいは何も買ってくれてない人には、まずは1番安い商品を売ろうみたいな感じで顧客じゃない人という選択もできます。