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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

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Udemy

セクション14:コンテンツビジネスで事業規模の売上を計上する

Last updated on 2018年3月17日 By 石崎 力也

ステップ69:1つ目のUdemyのコースが売れ始めたら次に考えること

1つのコースをリリースしても、そこから得られる売上はたかがしれています。1コースだけで「リタイアしました!」という講師をみたことがありません。複数のコースを作り、一人のお客さんに対して2つ以上の商品を売ることで売上はさらに伸びます。

またUdemyの外側で商品を販売できるようになるといいですね。Udemyでビジネスをしている限り、Udemyのルールに縛られます。例えば、価格の上限はUdemyの規約によって規定されます。仮に$200以上の商品を販売したくても、これを書いている現在、それはできません。なぜなら規約がそう定めているからです。顧問契約、コンサルティングサービスやバックエンドなどの高価格帯商品を販売することで、売上は最大化されます。Udemyでそれらを販売できない以上、Udemyの外側に出る必要があります。デジタルコンテンツの販売であれば、Thinkific、Teachable、Kajabiがオススメです。コンサルティングなどの人的サービスを販売する場合は、SamCartやThriveCartを使うといいでしょう。

Udemyは分割決済や月額課金、銀行振込を認めていません。インターネットビジネスの世界では、決済手段は増えれば増えるほどいいという共通の認識があります。$10前後の安い商品であれば、クレジットカード決済のみでいいかもしれませんが、$500や$1000の商品を販売する場合、分割決済を用意した方が売上は伸びます。個人的には、今後、Udemyが分割決済や月額課金のサービスを導入してくれるといいなと思っています。

セクション14では、月々50万円や60万円といった副業レベルの収入を飛び越え(インターネットビジネスにおいてこれら数字はお小遣い稼ぎです)、1つの会社が立ち上がるほどの売上をあげる方法について考えていきたいと思います。事業規模の売上を目指す試みです。

ステップ70:2つ目のコースリリースを考える

2つ目のコースを作るのは、Udemyでは必須です。なぜならもっとも効果的なマーケティングツール = Promotional Annoucement を使いたいからです。また2つ目のコースは、1つ目のコースよりも早く作成できます。3つ目のコースは2つ目よりも早く、4つ目のコースは3つ目よりも早く。どんどん慣れてくれるからですね。

非公式のUdemy Creation コースをいくつか購入してみてください。ほとんどの講師が2つ目以降のコース作成を推奨しています。ある講師は受講生からこんな質問を受けました。

専業でUdemy講師になりたいけど、何コースくらいを、どのくらいのペースで作ればいいですか?

その講師はUS Udemyでは中堅より少し上の売上を計上しています。彼はこう答えました。少なくとも毎月1つのコースをリリースして、合計で20〜30のコースを持っておきたい。僕もこれは真実だと思います。たいていのトップクリエイターはみんな10を超えるコースを持っています。中には、Benさんのように少ないコース数で大きな収益をあげている講師もいるけれど、これはレアケースです。

既存顧客に聞こう

さてコースアイディアをどこから得ましょうか?既存顧客に聞きましょう。これがベストです。きっと既存顧客は、あなたよりも市場のニーズを理解しています。なぜなら既存顧客は市場のニーズそのものだからです。既存顧客が欲しいと言ったコースを作ればいいだけの話。あるいは既存顧客が「知りたい!」と言ってくれた内容をレクチャーにすればいいだけの話です。

FAQからコーストピックの着想を得る

別セクションでも説明しました。コーストピックやレクチャーのネタは、FAQから持ってくるといいですね。人々の購買行動の基本は「悩みの解決」です。なぜGoogleがあれだけの巨人になったか?検索エンジンという悩み解決のシステムを無料で提供したからです。人は悩みを解決するためにお金を払います。もしあなたのコースがなんらかの悩みを解決してくれるのであれば、お客さんは喜んでコースを購入してくれるでしょう。

すでに1つ目のコースをリリースしていますから、既存顧客からFAQを取ることができます。もちろんQuoraやYahoo Answers、Stack Overflow、あるいはSNSに言って悩みを見つける方法もOKです。

上位コースを開発する

1つ目のコースが「VBA マクロ 初級」であれば、「VBA マクロ 中級」を開発すればいいですね。あるいはさらに分野を絞り、トピックを掘り下げることもできます。理論を学んだ受講生の実践を促すコースを作ってみるのも面白いです。僕はよくこれをやります。

  • 1つ目のコース:コピーライティングの基本
  • 2つ目のコース:QUESTフォーミュラの理論と原理原則
  • 3つ目のコース:実践編!QUESTフォーミュラを書いてみよう

コピーライティングのコースであればこんな風に上位コースを展開することができます。下位コースの受講生が、あなたのコースに満足している場合、上位コースを購入してくれるはずです。

シリーズ化する

上位コースを開発する以外には、シリーズ化する方法もあります。Udemyで見たことありませんか?関連コースにナンバー(#1、#2、#3・・・)を降って複数のコースを販売している講師を。

  • Udemyコースの作り方#1:Udemy SEOについて(非公式)
  • Udemyコースの作り方#2:Udemy マーケティング(非公式)
  • Udemyコースの作り方#3:スクリーンキャストの方法(非公式)

1つのコースに全てが詰まっていない故に、お得感は薄れます。コースのクオリティが高ければ、お客さんは連番に沿って購入してくれることでしょう。 

ステップ71:オウンドメディアを構築する

僕の専門はこれです。確かにUdemyのようなマーケットプレイスは、色んな意味で美味しいです。コースリリースの時間短縮もできるし、何よりUdemyには大きな集客力がある。しかし、フリーランスの生命線である顧客リストが構築できない。これは痛い。いわばビジネスの心臓部を握られているようなものです。あまり想像したくはありませんが、仮にUdemyが倒産したとする。さあ、どうする?僕は今、Udemyから$6720の収入がありますけど、これがパタリと止まるわけです。

収入が止まるのはそれほどダメージではない。そこからビジネスを再起するための顧客リストが手元にないんです。あれだけ苦労して集めたUdemyの受講生にアクセスする権利がない。これはやはり考えものです。もし安定した事業収入を稼ぎ続けたいのであれば、Udemyだけの頼るのはやめましょう。あなた自身のメディアを作るのです。

覚えておいてください、オウンドメディアを構築する道のりは時間を要します。それこそUdemyに投下した時間の5倍から10倍かかることもあります。

さてまず最初に何をしましょうか。僕がお勧めするのは次の手順です。

  1. バックエンド商品を開発する
  2. バックエンド商品をTeachable/Thinkific/Kajabiで販売する
  3. 収益性の高いブログを作る
  4. 収益性の高いYouTubeチャンネルを作る
  5. MailChimp/ConvertKitで無料のEメールコースを作る
  6. コンサルティングを販売する

これは1例です。売っている商品によってアドバイスも変わります。

メールアドレスを集める

ビジネスの生命線は顧客リストです。同様に見込み客リストも重要です。インターネットビジネスをする場合、見込み客リストはメールアドレスになります。Udemyという黒船が来日するまで、ネット起業家は必死でメールアドレスを集めていました。なぜならメールアドレスの数 = 売上だからです。二流のネット起業家は、Udemyに完全シフトして、メールアドレスを集めなくなりました。一流のネット起業家は、Udemyで活躍しつつ、今でもメールアドレスを集め続けています。

メールアドレスを集めるには、お客さんに無料コンテンツを配布するのが一番です。ブログ記事を書いたり、ウェビナーを開催したり、動画をYouTubeにアップロードしたり、ポッドキャストを配信したり。ただしUdemyで個人情報を集める行為は禁止されていますから、UdemyのWebサイト上ではリストを集めないでください。

見込み客を教育する

メールアドレスを集めるだけではダメです。メールアドレスに対してメールを配信し、見込み客を教育しましょう。ある人は、無料コンテンツを渡して見込み客から信頼を獲得します。ある人は、プロモーションの伏線として商品に関連するノウハウを提供します。ある人は、旅先のエッセーを配信して親近感を獲得します。使い方は自由です。ポイントは定期的に配信することです。途中で挫折しないように、続けられるトピックを選びましょう。

ステップメールを利用する

海外ではAuto Responderと呼ばれています。MailChimpではAutomated Campaignと呼ばれています。呼び方はなんでもいいです。一連のEメール・シークエンスを作ります。もしあなたの中で、見込み客を教育するゴールデンルールなるものを持っているのであれば、それをステップメールにしてしまいましょう。例えば、自分のストーリーを語ったら売上が伸びた!という経験をお持ちなら、それをステップメールに含めればいいのです。多くの人は3日〜7日以内にコースのセールスをするようです。

ステップメールの最後にセールスの案内を入れることで、見込み客の教育と商品の販売を自動化することができます。ちなみに僕が毎週土曜日の午前中しか働かなくていいのは、まさにこのシステムを利用しているからです。見込み客がセールスファネルに入ると、トリガーが発火してステップメールが流れ始めます。月曜日の午前も午後も、火曜日の午前も午後も、水曜日の午前も午後も、ステップメールは休むことなくメールを配信し見込み客を教育し、彼らに対してセールスをします。いやらしい話、毎日のようにセールスが行われているので、毎日のように売上があります。

ステップ72:Udemy以外のマーケットプレイス/プラットフォームを利用する

水平展開ですね。すでに動画レクチャーが手元にあるわけですから、それをそのまま別のマーケットプレイスにアップロードすればいいだけの話です。僕が利用しているオススメのマーケットプレイスはSkillShareです。SkillShare以外にも、英語圏には、たくさんのプラットフォームがあるんですけど、どれも規模が小さいです。

SkillShareですらUdemyに比べるとかなり小さいです。Udemyで活躍するトップクリエイターのインカムリポートを確認してみてください。ビデオグラフィーの分野でベストセラーコースを連発しているフィルさんの場合、Udemyからの収入が月々200万円ほどで、SkillShareからの収入が月々20万円ほどです。おおよそ10倍の開きがあります。あなたがUdemyでコースをアップロードしても、同じようにUdemyの1/10ほどしか稼げないかもしれない。でも、いずれ他のプラットフォームもSkillShareくらいのレベルに育ってきて、合計で10のプラットフォームになれば、売上を合計するとUdemyに並ぶかもしれません。仮にそうならなくても、1/10をほぼ手放しで稼げるのですから、利用しない手はありません。

ステップ73:ありがとうございました

「Udemyで$6720を稼ぐ方法」に参加してくれてありがとうございました。あなたがUdemyでコースを公開し、受講生の悩みを解決し、その上お金を稼げているのであれば、こんなに嬉しいことはありません。あなたがUdemyに参加したことで、Udemyには新しいコースが1つ増えました。Udemyはあなたの商品を販売するためにさらに広告を打ち、市場のスケールは拡大することでしょう。そうすれば、僕の取り分もたぶん増えます。だからあなたが儲けることは、僕が儲けることでもあるんです。いつかどこかでJVできたら嬉しいですね。

Udemyの印象は、エスカレーターです。まるで上りのエスカレーターにいるように、そこで足踏みをしているだけでもどんどんと売上は伸びて行きます。各ステップを作り終えるたびに、Udemyの講師ダッシュボードから収益を確認します。少しずつではあるけれど、確実に売上が計上されていました。きっと僕がこの最後のスクリプトを書いている間にも、世界のいずれかの国から誰かが僕のコースを購入してくれているはずです。Udemyの魅力はそれです。1200円や1800円でコースが売られているし、手数料も取られるから、1件あたりの制約から得られるコース売上は数百円です。

でもその数百円の売上が毎秒、毎分の単位で積み上がっていく。1日すぎた頃には、売上が数万円になっていて、1ヶ月すぎた頃には、数十万円になっている。先月、うちのアカウントの売上記録が$6720に更新されました。円換算すると、1日に約2万3000円の売上が計上されたことになる。僕はかねてからブログでこう言っていました。「快適に家族で世界旅行を続けるには、1日2万円あれば十分」と。つまり月に60万円ほどあれば、航空券、宿泊費、食費、その他のレジャー費も賄える。とうとう副業のUdemyの収益だけで、世界旅行を続けるだけの費用を賄えるようになりました。Udemyに参入してからほぼ2年が経ちました。嫌なことは一つもありませんでした。

あなたはUdemyからの不労所得があれば何に使いたいですか?いろいろ想像してみてください。僕は想像してから2年で、目標を達成しました。いろいろ失敗して試行錯誤したから2年かかりました。あなたはすでにノウハウをお持ちですから、2年よりか幾分か早く目標を達成できるかもしれませんね。

想像するだけでは収益は発生しません。でも想像することで、何か人生の大切な仕事が一つ、少しだけ前へと進む気がするのです。

どうでしょう。あなたは何を想像しますか?

セクション8:動画を編集しレクチャーを書き出す

Last updated on 2018年3月17日 By 石崎 力也

ステップ32:動画のクオリティは音声で決まる

動画の表面的なクオリティは音質で決まります。Vimeoで2014年の大賞をとったレオナルドさんはこう言っています(彼は動画クリエイターの憧れです)。

動画のクオリティの5割は音で決まるってみんな言うでしょ。僕は8割だと思うんだよ。

正直、ノイズたっぷりの音声じゃあどれだけ良いノウハウでも聞いてられないんですよね。ノイズってのは人を生理的に不快にします。ゴミ山に囲まれて高級フレンチを食べても満足できないのと同じです。じゃあどうやったら良い音声が録音できるか?2つしかありません。

  1. 良いマイク
  2. 良い環境

良いマイクのボトムラインはBlue Snowballのレベルです。逆にいうとBlue Snowballを使っている限り、常に合格点は超えます。次に環境。静かな場所で撮影してください。あなたのお家が静かならラッキーです。ジョインベンチャーした講師が言ってました。近所の風鈴の音が撮影の邪魔になるから、ポストに手紙を投函したって。そしたら次の日、風鈴がなくなっていたって。僕にはそんな勇気がありません。僕の場合は、レオパレスやAirbnbで家を借ります。だいたい月に15万円ほど払えば、快適で静かなお家を借りられます。短期での撮影なら、貸し会議室も検討しましょう。以前、英語のコースを別のパートナーと撮影するときに、金沢文化ホールの茶室を借りました。1日朝から晩まで借り切って、2万円ほどでした。営業目的で借りると、5割増しになるんですよね。

ステップ33:石崎力也の使用機材

いきなり同じものを揃える必要はありません。ここに至るまでたくさんの機材を購入し試行錯誤しました。今から紹介するものは石崎力也が現時点で使っている機材であり、これなしではうちのビジネスは成り立ちません。

マイク

  • Blue Yeti Pro 4万円(オフィスで使用)
  • Blue Snowball 1万円(出先で使用#1)
  • Zoom H4n Pro 3万円(出先で使用#2)
  • Amazon Cheap Pop Filter 1000円(オフィスで使用)

一眼レフカメラ

  • Panasonic GH4 10万円
  • Nocticron f1.2 15万円
  • Rode Pro 2万円
  • Manfrotto 055シリーズ 3段 3万円

スクリーンキャスト

  • ScreenFlow 1万円

編集ソフト

  • Adobe Premiere Pro 月額5000円

ステップ34:Udemyのトップ講師が使うScreenFlowの基本的な操作方法

こちらに記事がまとめられています。参考にしてください。

ScreenFlowの基本的な操作方法と編集方法

ステップ35:ScreenFlowの編集効率を上げる撮影時のコツについて

https://www.youtube.com/watch?v=jMu_hz8IxMs&index=4&list=PLo66hGLPU3VbusCKdt6qedm_3E0QWh3Zt

ステップ36:ScreenFlowで画面にテキスト文字を挿入する方法

https://www.youtube.com/watch?v=Kag94Zm9ht0&t=0s&list=PLo66hGLPU3VbusCKdt6qedm_3E0QWh3Zt&index=18

ステップ37:ScreenFlowでノイズキャンセル(除去)する方法

https://www.youtube.com/watch?v=_CdkqdG4aXg&index=13&list=PLo66hGLPU3VbusCKdt6qedm_3E0QWh3Zt

ステップ38:動画の開始と終了時にトランジションを適用する

https://www.youtube.com/watch?v=-PwlCCHRj1c&list=PLo66hGLPU3VbusCKdt6qedm_3E0QWh3Zt&index=10

ステップ39:ScreenFlowで動画を書き出す方法

https://www.youtube.com/watch?v=kyKWbBALl7g&index=11&list=PLo66hGLPU3VbusCKdt6qedm_3E0QWh3Zt

ステップ40:Udemyのコースタイプ(スクリーンキャスト VS ビデオ)

こちらの記事が参考になります。

Week2:Udemyに公開する無料コースを撮影する方法

Last updated on 2018年3月16日 By 石崎 力也

ステップ16:パレートの法則

ご存知の通り、世の中の多くの事象がパレートの法則に支配されています。世界の富の8割は、2割のリッチマンによって生み出されており、残りの2割の富を8割の貧しい人たちが分け合っています。Udemyでマーケティングをする際も、常にこの法則を頭に置いておくべし。きっとあなたが知っている8割の施策は意味がないものです。僕がお伝えするのは2割の意味があるマーケティング施策です。逆にいうと、ここで紹介されているマーケティング施策以外は全部偽物だということになります。

実はさらに重要な秘密があるんです、マーケティングに関して。本邦初公開の内容をお伝えします。それは、パレートの法則のパレートの法則です。ペリーマーシャルが書いた80/20 Sales & Marketingという本があります。僕がちょうどアメリカ留学している時に、この本が出版されました。近くのモールに、エルサルバドル人のネミスと言って、この本を購入しました。真に効果のあるマーケティングメソッドは、パレートの法則のパレートの法則であると。

つまりこういうこと。2割のマーケティングメソッドが、8割の売上に貢献しているわけです。さらに、この2割の中の2割、たったの4%が、全体の8割の8割、つまり64%の売上に貢献していると。

4%のインプットが64%のアウトプットを生んでいる

で、僕は思ったわけです。もし仮に売上がほぼ半減してもいいのであれば、働く時間を4/100に圧縮できると。だって4%の労働が64%の年収に貢献しているわけですから。これって悪魔の囁きですよね。ちなみに僕はこの悪魔との取引に応じました。年収を大きく減じたとしても、労働時間がほぼゼロになるなら・・・この甘い魅惑のオファーに、僕はとうとう魂を売ってしまった。

振り返って、我ながら良い取引をしたなと。今はこうやって週に4時間だけ働いて、Udemyからは$6720の副収入があるのですから。確かに全体的には売上は大きく減りました。でも後悔していません。お金よりも大事な時間を手に入れたのですから。

僕は冷静になって考えました。うちの売上の64%はどこから生まれているのだろうかと。この図を見てください。

64 001

そうオーガニックの売上です。これだ!と目がさめる思いでした。オーガニックの売上こそが「パレートのパレート」でした。

あるUdemy講師はこう言うかもしれません。Promotional Annoucementを送りなさいと。確かにPAは即金です。売上のほぼ100%が収益に計上される。でもそれはその他96%の非生産的な活動であり、36%の売上にしか貢献していない些細なプロモーションなのです。見てください、上の図。総収益が$6720に対し、講師のプロモーションによる売上は$685です。PAを配信するには、しっかりとしたセールスライティングの訓練を受ける必要があります。その学習コスト、あなたは払えますか?

あるUdemy講師はこう言うかもしれません。ブログを書きなさいと。断言します。今からブログを始める?もう遅いです。世の中には1000文字を400円で引き受ける、下請けライターがたくさんいるんです。彼らは図書館に籠り、調べ物をしながらちゃんとした記事を仕上げます。そう言った記事がGoogle上にはごまんとある。あなたがブログを書いたところで、検索エンジンから見つけられる確率はほぼ皆無です。それもやはり96%の非生産的な活動です。

あるUdemy講師はこう言うかもしれません。YouTubeでチャンネル登録者数を増やしなさいと。これもブログと同様、もう遅いです。YouTuberは子どものなりたい職業にランクしています。実際に10代の若者がこぞってYouTubeに参入して、彼らの若い感性を利用した超面白いコンテンツがたくさんアップロードされています。僕のようなおっさんが、今からYouTubeに参入して「はい、どーも!石崎です。今日は・・・」とカメラの前で喋っても痛いだけです。

2018 03 14 11 27 22

僕がお伝えするのは、8割のさらに8割の売上に貢献する4割のさらに4割のノウハウです。それはつまり、僕が週に4時間だけやっている活動そのものです。見てください、この図をもう一度、別の角度から。どの色が最も目立っていますか?それはあなたのプロモーションでもないし、アフィリエイトプログラムでもないし、広告プログラムでもありません。Udemyオーガニックです。Udemyオーガニックからの売上を最大化する前に、ブログを書いたり、アフィリエイターを集めたり、プロモーション活動をしても意味がないってことです。

4割の4割のノウハウ。全体の64%に貢献している、たったの4%の究極のノウハウです。これを言葉にするとこうなります。

Udemyオーガニックの売上 = アクセス × コンバージョン

これにつきます。Udemyオーガニックの売上を最大化するには、Udemyでの露出を増やす必要があります。Udemyでどれだけ検索しても出てこないコースは、死に筋コースです。逆に検索して上位に表示されるコースや、オススメに表示されるコースは、放っておいてもどんどんと売れていきます。

さらに売上を伸ばすためにはアクセスあたりの成約率を伸ばす必要があります。僕らがやるべきことをまとめると、まずUdemyのアルゴリズムを理解して、特定のキーワードで検索された時にコースが上位表示されるようにする。次に、コピーライティングの基本的な原則を学びそれをセールスページに当てはめる。そうすることでページビューあたりのコンバージョンが良くなり、もっと多くの商品が売れるようになります。

僕たちはUdemyのアルゴリズムを理解して、このアルゴリズムに好かれるよう活動を最適化する必要があります。月収$6720を稼ぐために週に100時間も働く必要はありません。なぜなら売上の64%は、100時間働いたうちの4時間からしか生まれていないのですから。そう、僕が毎週土曜日の午前中にやっていることは、Udemyオーガニックの売上を伸ばすための活動であり、それはすなわち、アクセス数アップと、成約率のアップだったのです。

ステップ17:Udemy SEO の攻略方法(アクセスアップの秘密)

まずカテゴリーいきますよね。次にサブカテゴリーにいきます。そこに表示される一覧のコースが、多くのアクセスを集めているコースです。この第1ページ目にどう表示させるかが一つの鍵となります。あるいは特定のキーワードで検索した時に1ページ目に表示されるか。ここも一つの鍵です。これら2つをまとめて Udemy SEO と呼ぶことにしましょう。Udemy SEOを構成するのは次の項目です(あくまでも経験則です)。

レビュー

英語圏のコースを受講したらすぐにわかるんですけど、セクション1のかなり早い段階で(最近はレクチャー#4あたり)でコースのレビューをお願いしています。「こんにちは、トムです。あなたが5つ星をつけてくれると嬉しいけど、仮に5つ星をつけられない場合は、その理由を教えてください。次のお客さんが5つ星をつけてくれるようにすぐにコースを改善します」と。

これ、結構悪どいんですけど「5つ星」を何度も連呼して、お客さんの頭の中に5つ星をアンカリングしているんですよね。これはiPhoneなどのApp Storeでよく使われている手法です。App Storeもやはりレビューを重要視しますから、Udemyとは比べ物にならないくらい競争が過熱しているアプリ市場では、こういった少しEvilなメソッドが育まれるんです。笑

あなたもセクションの早い段階でレビューのお願いをしましょう。5つ星をもらえなくてもOKです。ダメな点を指摘してくれるんだから、こんなハッピーなことはないでしょう。改善すればさらにいいコースになるんだから。

コンテンツ

コンテンツが良ければ、レビューは高くなります。それだけでなく、僕たちが知り得ないUdemyのアルゴリズムにもなんらかの好影響を与えるんです。だから素晴らしいコンテンツを作ってください。Udemyのアルゴリズムが何を基準にしてコンテンツの良し悪しを判断しているかは僕にはわかりません。きっとUdemyの内部でも一部の人しか知らない情報なんじゃないかな。最近、知人がサイバーエージェントからGoogleに転職したんですけど、たぶん彼に「Googleが重要視しているSEOの項目を教えてよ」と聞いても、知っているわけがないし知っていても言わないよと回答されるのが関の山です。ただ良いコンテンツを作ると、受講生がなんらかの特定の行動を取り、その行動がアルゴリズムに好影響のシグナルとしてキャッチされるんだと思います。

コミットメント

YouTubeでいうリテンションですね。コースの場合は、動画が1つではなく複数あるので、当然、視聴時間はYouTubeとは比べ物にならないくらい長くなっています。とはいえ、Udemyはコース自体がすごい安いなので、買ったまま何も見ていないというケースもあるはずです。それを阻止しなきゃいけないんです。あるいはレクチャー#1やレクチャー#2を見ただけで飽きられてしまうコースを作ってはダメだということです。

1つはアクションプランなどを作成して、受講生のコミットメントを強める方法があります。もう1つは質問を促して、それに回答をすることでやはりコミットメントを強める手段があります。とはいえ、いずれも枝葉のノウハウ。木の幹の真ん中をずっしりと通るノウハウは、やはり「受講生が知りたいノウハウを、高品質な動画で提供する」に尽きます。

受講生が知りたいノウハウをちゃんと提供できているか。ここが重要です。ただただ講義時間が長くて、講義数が多いコースを作っても、受講生は最初の数レクチャーを視聴してすぐにクオリティを見抜きます。ああ、このコースを買ったの失敗したって。

高品質な動画・・・。できればスクリーンキャストではなく、一眼レフで撮影した動画の方がいいです。HubSpotのYouTubeチャンネルが参考になります。HubSpotはUdemyにもコースをリリースしているので、それを見てください。スッゲー、クールです。まああくまでもオプションですが、一眼レフは。作るのシンドイですよね。

毎回、講義の最後に質問を促すセンテンスを含めるといいです。

何か質問があったら、Udemyのダッシュボードか、あるいはダイレクトメッセージを送ってください。レクチャーのリクエストもOKです。確認次第、すぐにレクチャーを追加させていただきます。

初動売上

コースをローンチして最初の週でどのくらいのコースが売れるか、これ結構重要です。まず新着に掲載されますよね。それで様子を見て、売れないコースは、今度もたぶん売れることはないんです。だからUdemyも積極的にそのコースを売ろうとはしません。検索結果の後ろの方にそのコースを押しやります。だからこそコースをローンチしたらすぐに、Promotional Annoucementやメーリングリストを使って、最安値でコースをどんどん売るんです。そうやって初動売上の出たコースは、カテゴリー別のランキングで既存コースの横に食い込みます。これ、僕の経験上、最も効果のあった方法の1つです。

そういう意味で、新参者がUdemyのバックアップを受けずにコースを売るのはどんどん難しくなってます。US Udemyでは、比べ物にならないくらいたくさんのJVが行われています。10万の受講生を抱える講師とジョイントベンチャーすることで、彼らのリソースを利用できるからです。どのような契約が裏で交わされているかはわかりません。うちのケースでは、会員の方とは50:50か、60:40で収益を配分しています。僕が、売上の50%〜60%を受け取る代わりに、彼らの商品をプロモーションします。うちには2万のメーリングリストと、2万4000人の受講生がありますから、合計4万強の潜在顧客に対してコースをアナウンスすることができます。

成約率

Udemyはビジネスです。会社として利潤を追求しています。慈善活動ではないので、あんまりパッとしない講師を支援しようみたいなインセンティブは一切ありません。売れるコースを優先的に売る、これが基本です。僕もJVをするとき、売れなさそうなコースとはJVしません。「いや、そのコース売れないでしょ」って思ってしまう案件を持ち込まれても、対応できないんです。もちろん顧客属性が違うという点もあるでしょう。なんにせよ売れないコースとはJVしません。なぜなら僕もビジネスでやっているからです。

Udemyも同じです。売れるコースをどんどんプロモーションして利益を最大化したい。となると、Googleに広告費を払ってAdsを掲載したものの成約率が低いせいでお金を無駄にするのは是が非でも避けたい。変なサムネイル、変なプロモーション。変なコースタイトル、変な説明文、変なコース説明。気をてらったセンテンスを紡ぐのはあなたの自由ですが、それがコピーライティングの原則から離れている限り、成約率に繋がることはありません。売れているコースには、売れている理由があるわけです。

たまーに、見た瞬間に嫌悪感を抱いてしまうコースがあります。やばい、このコースは買っちゃいかん・・・みたいな。なぜかわかりませんが、日本版Udemyにそういうコースが多いです。例えば講師の写真が白黒で変顔だったり、コースタイトルが意味不明だったり、やる気がないような文章だったり。Udemyのセールスレターは、穴埋めで、書くべきことをしっかり書いたらちゃんとしたものが出来上がります。僕からできるアドバイスは、次の2つ。

  1. コピーライティングの基本原理を学ぶ
  2. わかりやすい文章でセールスページの空欄を埋める

ステップ18:受講生の中だるみを防ぎ最後まで視聴してもらう戦略

ステップ17でリテンションが大事だと言いました。最後まで見てもらえるコースは、きっとコンテンツが素晴らしく、価値があるコースなんです。Udemyのアルゴリズムのそれを好材料と見なし、あなたのコースを検索結果の上位に表示させることでしょう。一方、いくらコンテンツが素晴らしくとも、途中で中だるみが発生することも否めません。

根気よく受講生のモチベーションを維持し、可能な限り多くのレクチャーを消費してもらうことが重要です。そのために講師ができるいくつかの施策を紹介します。まず1つ目は、顔出しです。基本はスクリーンキャストで動画を作ると思いますが、定期的にあなたの顔を出して「はいさい!よくここまで来ましたね。あなたは偉いです」みたいなことを言うわけです。これでリテンションが上がります。うちのお客さんには「各セクションの最初と最後に顔出しレクチャーを入れてください」とお願いしています。セクションのはじめには「このノウハウを利用してベストセラー化したコースがいくつかあるので確かなメソッドです。

さらにコースをおおよそ4分割して、可能であれば顔出しをして、一眼レフカメラで身振り手振りを加えながら撮影したビデオを挿入します。ここではレビューのお願いしましょう。さらにボーナスとして、なにか受講生の喜ぶものを渡しましょう。こんな感じ。「ここまで頑張ってくれたあなたにプレゼントがあります。それはこの、ステップメールのテンプレートです。リソースからダウンロードできます・・・もしまだレビューをしていなかったらここからレビューをしてください。5つ星だと嬉しいけど・・・」と言った感じで。

最後に既出ネタですが、アクションプランです。オンラインコースの弱点はインボルブメントが小さい点です。受講生を巻き込むこめない。学校の授業であれば、先生から生徒に問題を出して「おい、石崎。この数学B オリジナルの134番、前に出て来て解いてみろ」とある程度のインタラクションを保てるんだけど、オンラインコースはそれができない。だからアクションプランやワークを挟んで、どんどん受講生の行動が促します。人には自分の行動を後付け的に肯定する心理的作用がありますから、一旦アクションプランの課題をこなしてしまうと、脳が「このコースは重要だ。僕は大事なことをやっていると」と自分を説得するようです(ロバートチャルディーニの「影響力の武器」を参考)。重要なコースだから最後まで見ようとします。途中で投げ出したら、なんか負け犬っぽいからな・・・と。それでリテンションを保ってもらうという魂胆です。

ステップ19:Udemyでリストを収集する方法

Udemyでは、講師が受講生の個人情報を取得するのを禁止しています。僕はUdemyにかなりのお金を稼がせてもらっているので、スタンスとしては「仲良くやりましょう」が基本です。Udemyがダメと言うことは絶対にやらない。規約に抵触するかどうかわからない微妙なことは、いちいちスタッフに聞いて、ダブルチェックした上で実行に移します。

唯一、講師に「自由にしていいよ」と与えられているのがボーナスレクチャー。ここでは、倫理的・法的に大丈夫なことであれば、なんでもやってもいい。例えば、自分の本を販売したり、コンサルを販売したり、顧問契約を受注したり。そしてリスト取りも許されています。

コンテンツアップグレードってご存知ですか?HubSpotがブログの中で使っている、もっともオプトイン率の高い手法です。つまり、リストの落ち具合が半端ないんです。これまでは、どんなブログ記事に対しても一律に一つのリストに見込み客を取り込んでいた。仮に「ダイエット」に関するブログ記事を書いていたとしても、サイドバーや記事直下では「ブログの更新通知が欲しければメールアドレスを登録してください」という、まあ僕だったら100%そんな人のメルマガは読まないだろうなっていうオファーをしている。コンテンツアップグレードは、ブログ記事に強く関連しているプレゼントをオファーする手法です。

アフィリエイトに関しての記事を書いたのであれば「eBook:成約率の高いアフィリエイト案件3つを無料で教えます」というプレゼントを用意してリスト取りをする。Udemyにもこのコンテンツアップグレードのアイディアを導入して、ボーナスレクチャーでのリスト取りを最適化しましょう。

もしあなたが「確定拠出年金」に関するコースを公開していたとする。ボーナスレクチャーではどんなコンテンツアップグレードをオファーすればいいでしょうか?僕ならこうします。

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「メルマガに登録してください」とか「ブログの更新通知を受け取ってください」というお願いは、ダイレクトマーケティングの世界では、ゴミな方法論として認知されています。ダイレクトマーケターは、お客さんになんらかの行動をお願いするとき、それはオファーであるべしと強く信じています。オファーとはつまり、交換条件です。あなたは受講生から個人情報をもらう代わりに、価値ある何かを提供しなければいけない。それがもっとも効果的にあらわれるのがコンテンツアップグレードではないかと僕は思っています。少なくともここ数年間でもっともオプトイン率を高めた方法であることは間違いありません。

ステップ20:コースの概要を作る

現時点までであなたはたくさんのことを学びました。コースの作り方もわかった。一般的なマーケティングも理解した。Udemyのエコシステムも理解した。さて次です。いよいよコースの制作です。先に言っておくと、これを読んでいる人の5%ほどしかコースを制作できません。なぜなら、コース制作というのはそういうものだからです。

オンラインコースからしっかり収益を得たいと強く思っている人。副業でも本業でもちゃんとしたビジネスにしたいと考えている人。お金を稼ぐためには初期投資が必要だと理解している人。こういう人たちが初志貫徹、最後までやり抜く力を持っています。

他の人たち?

途中でやめます。ノウハウを読むだけの人もいれば、今度やろうと後回しする人もいる。アイディアはあるけど撮影はしない。撮影はしたけど途中で辞めちゃう。全部撮影したけど編集のやり方がわからなくて諦める。いろいろです。いろいろですけど、結局は一銭もお金を生まずに自らこの市場から退場します。だからUdemyでコースを公開しただけでも、僕は「すごいね!」って心の底から褒めたくなる。なぜなら同じ過程を辿りつつ志半ば、途中で諦めちゃう人はたくさんいるんだから。

さて、あなたはコースを作ると決めました。まずはアウトラインの作成から始めましょう。アウトラインはラフで結構です。会員の方には「7割発進でいいですよ」と発破をかけていますが、僕なんかは3割発進でコースを作ってしまいます。こんなコースがあったら面白いだろうなとアイディアが浮かんだら、頭の中でセクションを広げて、ネタがたくさん出そうだったらすぐに撮影を開始します。こんな感じで、プランニングが不十分なものだから、ある程度まで作ってから「あ、やっぱダメだわ」と思って投げ出し、お蔵入りしているコースの亡骸?って、結構あるんです。ほんと、時間の無駄だったわ。そう思います。

なぜここまでコースの作成を急ぐかと言うと、ひとえに僕は動きながら考えるタイプの人間だからです。さらにマーケット信者なので、とにかくマーケットの反応を得ないことには、アクセルをベタ踏みできないタイプなんです。可能であれば、とにかく早くコースをリリースして、反応が良ければ本格的にコース制作にかかる。常にマーケット志向であるがゆえに、マーケットからのレスポンスを取ろうと躍起になった結果、早とちりをしちゃう欠点もあるわけです。

エバーグリーン VS NOTエバーグリーン

Udemyのコースには2タイプあります。一つはエバーグリーンのコース。もう1つはNOTエバーグリーン。エバーグリーンってのは、ずっと使えるって意味。NOTエバーグリーンはその逆ですね。evergreenには不朽の作品なんて訳語が与えられています。わお!具体的な例を挙げましょう・・・

  • エバーグリーン:睡眠を改善する方法、ウェビナーのやり方、コピーライティングの原理原則
  • NOTエバーグリーン:Microsoft Excel 2013の使い方、今年の夏に流行る美魔女メイク、Udemy Course Creation 2018

僕はね、Udemyとの親和性が高いコースはエバーグリーンだと思っているんです。もちろんニッチを攻めるという意味では「Udemyで講師デビューする方法」よりも、「Udemyで講師デビューする方法 2018年版」の方が優れている。2016年版、2017年版と繰り返し購入してくれるお客さんもいるでしょう。でも、やっぱりエバーグリーンの方がいいかな。だって、独立した2016年版、2017年版、2018年版の3つのコースよりも、それら3つのコースが1つにまとめられているアルティメットUdemyコースクリエーションの方がお得感ありますよね?

実際にUdemyでベストセラー化しているほとんどのコースは、年度を刻まない、エバーグリーン形式です。僕がお勧めするのはエバーグリーンだけど、やっぱりこれも好みの問題かな。僕自身、かつてAdobe Premiere Pro 2015の使い方みたいなコースをリリースしたんだけど、その後にすぐにアップデートがかかり、Adobe Premiere Pro CC 2017になった。うわ、もうこのコースは売れないわ・・・と思ったのを覚えています。2017年に2015年のノウハウを買う人はいないよなって。。。

今更「Windows 95の使い方」みたいなコースをリリースしても売れないですよ。ただしそれを1995年にリリースしたのであれば、もしかしたら大ヒットしたかもしれません。

ブレインダンプ

Brain Dump! 脳みそをダンプ。総出力でっせ。使うツールはなんでもいいです。マインドマップを紙に書いてもいいし、iMindMapを使ってもいいでしょう。うちの奥さんはMacのPagesにコースアイディアを書き出しています。僕は、もっぱら壁。オフィスの壁、全面をidea paintで塗りたくっているので、部屋全体がホワイトボードなんです。とはいえ、金沢のオフィスに帰るのは決算期の30日間だけで、基本はいつも出先。年間300日以上は海外にいるので、他人のお家に脳みそをぶちまけるわけにはいきません。だからパソコンを使ってアイディアを広げるんだけど、いかんせん、早とちりで、すぐにコースを開設しちゃう。そして早速、セクションを書き出してしまいます。ネタがでそうならレクチャータイトルも書き込んでしまう。人それぞれ気持ちいいようにダンプやっちゃってください。

ステップ21:外部リソースを利用してレクチャーのアイディアを広げる

まずブレインダンプして、アイディアをブチまけますよね。いくらあなたが天才でも、使える脳みそは1個だけですから、限界があります。2個目の脳みそは、あなたの外側にあります。ちなみにいま、僕の周りを見渡してみると、2個目の脳みそが2メートルほどの距離にあります。長男の脳みそです。次にせわしなくメキシコ料理を作っている3個目の脳が8メートルほどの距離があります。妻氏の脳みそです。3個目の脳にくっついて一緒に動いているのが4個目の脳みそは、妻にババスリングで抱かれている長女の脳みそです。この#2〜#4の脳みそが外部リソース。

インターネットに繋がった瞬間に、それこそ数億の脳にコネクトすることができます。あなたが作ろうとしているコーストピックに興味のある同僚、友達にメールしてください。彼らのフィードバックを利用するわけです。あるいはQuoraやYahoo知恵袋(英語圏だったらYahoo Answers)からレクチャーアイディアを持ってくるものいいでしょう。Udemyのトップクリエイターは、QuoraやStack Overflow からネタを持ってきているとウェビナーの中で話していました。あとは別コースでよく受ける質問(FAQ)もレクチャーになりえます。

そうそう、自分で考えようとするからネタがでないんです。外部リソース(他人の脳みそ)の使い方を知っていたら、ネタは無限化できる。僕はブログ記事にも、Udemyコースのネタにも困ったことはありません。それはいつも他人の脳みそを利用しているからです。自分の持っているノウハウを知りたがっている人たちが、具体的にどんな疑問を抱いているか?全てネットに転がっている。僕はそれを拾って、レクチャーで解決すればいいだけです。

外部リソースを使えばネタは無限化される

この名言は、かの有名なUdemy講師、R.Iさんによるものです。

QuoraやStack Overflow、Yahoo Answersの他に、TwitterやFacebookのアドバンス検索をする方法もあります。コースに関連するキーワードを入れて検索をかければ、具体的な質問(たいていはクエスチョンマークで終わる)が見つかります。それをレクチャー化します。

ステップ22:Udemyで大事なことは全てシンガポール航空から学んだ

大前研一さんが、リークアンユーに請われてシンガポールという国家にコンサルティングをしました。リークワンユーは「日本のような工業の強いカントリーにしたい」と大前さんに言いました。

「こんな小さな領土しかないのに工業は無理。サービス産業で建国しなさい」

大前さんはそうアドバイスしたようです。ご存知、シンガポールは、アジア1位のリッチな国です。正直、僕がシンガポールに行ったとき、マレー系やインド系のドカタをたくさん見たので、一人当たりGDPってあくまでも平均値だよね、と思ったものです。オーチャードに行けば、テスラやポルシェを乗り回している若者に出会える。でもリトルインディアに行けば、そんなにリッチじゃない若者にたくさん出会います。そりゃそうだ。日本にも貧乏な人とお金持ちの人がいる。給料の低い日本人に対して「でも日本はリッチだよね」と言ってもなんの意味もなしません。あくまでも平均値の話だから。僕、時給1000円以下で働いている無数の下請けライターを知っているんです。クラウドソーシングサイトにたくさんいます。そういう日本人を見ていたら、日本のどこかリッチなんだろうと思ってしまう。

さて先ほどのアドバイスを守ったリークアンユー。例えば、世界一の航空会社はどこか?と問われれば、旅人ならずとも「そりゃシンガポール航空でしょ」と答えるはず。飛行機を飛ばす飛ばさないは外交問題です。マレーシアが「うちのフラグシップをあなたの国に飛ばしたいんだけど・・・」と言えば、相手国は「じゃあうちのフラグシップ(例えばオーストラリアならカンタス航空)もあなたの国に飛ばすからね」と返します。さて、シンガポールとオーストラリアの間を、シンガポール航空とカンタス航空が飛ぶことになりました。あなたはどっちの乗る?

TripAdvisor に尋ねるまでもなく、安くてサービスの良い方を選ぶに決まっています。シンガポールもオーストラリアも、そんなの関係ねえ!です。シンガポールのような小国家が、世界中の国々とフラグシップを交換し、競争力を維持するためにとった戦略はただ一つ。

全部のイイトコドリ

カンタス航空の優れているところと、JALの優れていところ、デルタの優れているところ。相手国のフラグシップの良いところを全部盗み、シンガポール航空のサービスに取り込みました。経済的に成功しない限り、地下鉄で国中を回れるほど小さな国が、存続していくことは難しい。そうでもしないと、中国とかインドとかに国を飲み込まれてしまいますから。

このシンガポール航空の戦略をUdemyに取り入れるとどうなるか?

ライバルコースのイイトコドリ

良いレビューを確認する

まず、ライバルコースの5つ星レビューを確認してください。その中でも「人生が変わった」みたいなフレーズが含まれる強烈なレビューを確認します。なぜ人生が変わったのか!?その理由はなんでしょう、確認してください。「ステップバイステップで組み立てられているから効率良く学べた」と書いてあるなら、あなたはシンガポール航空のごとくステップバイステップをあなたのコースに取り入れるわけです。さらにライバルコースが教えている内容は、最低限、あなたも教えるようにしてください。ライバルが10教えていたら、あなたはそれら10を全てカバーした上でさらに多くのことをコース内で教えます。

悪いレビューを確認する

悪いレビューは反面教師として使えます。例えば「喋り方がぎこちない」とあれば、あなたは「スムーズに喋るぞ」と心に誓う必要があります。あるいは「PDFに外部リンクをまとめてあると嬉しかった」という要望があれば、あなたは外部リンクをまとめたPDFを用意してください。そうやってライバルコースの足りない部分をあなたが埋めるようにすると、いよいよあなたのコースが日本を代表するフラグシップコースになるはずです。

ステップ23:Udemyコースのアウトラインを完成させる

ブレインダンプしたままでは、ただ脳みそが地面に散らかっているだけです。この散らかった脳みそを商品に仕立てなきゃいけません。その作業がステップ23。コースのアウトラインを完成させるにはまず最初に次の質問を投げかけてください。

受講生のゴールは何か?

受講生のベネフィットです。コースを修了したとき、受講生はどんなものを手に入れるのでしょうか?どんなスキル?どんなことを学べる?彼らが達成できることは何?これらの答えに合わせて、散らかったアイディアを体系的にまとめる必要がある。OKですか?受講生が最も効率よくそのゴールを達成するために、必要なレクチャーなんだろう?そのレクチャーをどの順番で提供していけばいいだろう?そう考えるわけです。

セクションに分ける

僕の場合、MacのPagesやiMindMapを使ってセクションを書き出すことが多いです。アイディアが明確な場合はそのままUdemyのコースに書き込んでいくこともあります。まずはレクチャーをグルーピングして、大きなセクションの中に格納していきましょう。

完璧を目指さない

完璧を目指してもいいんだけど、その結果、コースが完成しないのであれば、やっぱり完璧を目指さない方がいいです。だってあなたは需給のバランスが崩れているところを狙うわけです。ということはすでにあなたの商品を舌舐めずりして欲しがっているお客さんがたくさんいる。でも完璧を目指すせいでコースが供給できないのであれば、それを必要としている見込み客にとっても損失です。人助けをできるかもしれないのに、完璧主義がそれを阻むわけです。

スライド作成の段階でほぼ完璧を目指す

アウトラインが決まり、資料作成の段階になったら、本気になってください。完璧でなくてもいいけど、あなたのできる限りの力を発揮してください。それはすなわち、持てるノウハウをすべて出し切るということです。僕はよく「フルスイングしてください」とアドバイスするんですけど、同じことです。100%を出し切ってね、と。例えばこの写真を載せたらもっとわかりやすくなるだろうと思ったら、それを確実に載せる。この一文を追加したら受講生は喜ぶだろうと思ったらそれを載せる。そんな些細なことで結構です。

頭の中であれこれ決め事をするときは、完璧を目指さなくてもいいです。資料を作成する段階になったら、完璧を目指してください。つまりできることは全部やってください。そうじゃないと、マーケットプレイスで突き抜けたコンテンツを作ることは不可能です。

セクションを細かく分ける

僕のオススメはセクションを小さく区切ることです。マックスでも7レクチャー。8レクチャーを超える場合はセクションを切ってしまいましょう。切って2つにわけるのです。その方が受講生にとっても、学びやすいです。情報の収集が楽になります。

売れているコースを確認してみてください。セクションが細かく別れています。きっと同じレクチャー数の場合、セクションを細かく切った方が、何となくお得感が出るのかなと個人的には思っています。

  • 1セクション22レクチャー
  • 4セクション22レクチャー

どうだろう?なんとなく4セクションの方が良く見えませんか?

理想的なコースの長さ

これ、結構深いトピックです。Udemyのオフィシャルサイトには「60分くらいでいいと思う。一方、数時間の大きなコースもある。一般的に3〜4時間が平均です」とあります。じゃあUdemyがEメールを使ってリマーケティングする時、どんなコースを紹介しているかと言うと・・

ついこの前、みたEメールは、Comprehensive Web Programing Course:34時間 でした。おいおいおい、1コース34時間って、大学の講義1セメスター分くらいじゃんと。Udemyは売れるコースしか紹介しませんから、この34時間のコースもきっと売れまくっているんだと思います。でもねえ・・・。いくら売れるからといって、公式ページが「売れ筋コースは30時間の講義があります」なんて言うと、いよいよ新米インストラクターがやる気をなくしてしまう。

「34時間のコースを作ったら売れますよ、やりますか?」と問われれば丁重にお断りするでしょう。34時間のコースに対して1億円を前払いで払ってくれるならやるけど、あくまでもマーケットは水物。市場がどんな反応をするかは、コースを投入してみるまでわかりません。じゃあ34時間のコースを作るなんてギャンブルでしょ。

毎度同じことを言うようですが、コースは徐々に拡大していけばいいです。ミニコースを作って、反応を確かめた上で、コースを拡張するかどうか後で決めればいいのです。うちのアカウントにあるベストセラーコースは、おおよそ4時間〜6時間ほどの講義時間です。

理想的なレクチャーの長さ

Udemyは20分以上のレクチャーはダメって言っています。確かに20分の長さは見る方もシンドイですね。だいたい5分を目安に作ればいいじゃないでしょうか?私事ですが、いつも5分に収めようと思って録画を開始するんだけど、ついついダラダラと話してしまうので7分くらいなってしまうこと、多々あり。

成約率の高いコースタイトルの決め方

これはUS Udemyのタイトル付けを真似してください。可能であればコンバージョンも計測してみてください。シリーズ物の場合は同じキーワードを含めるといいです。僕は「食いっぱぐれない」とか「免許皆伝」と言うフレーズを含めるようにしています。これはうちのアカウントの中でも上位版の商品なんだよ!というシグナルを送るわけですね。「あ、石崎さんの免許皆伝シリーズだ!買っちゃおう」みたいに。

ステップ24:Udemyで質の高い動画レクチャーを作る方法

ここまできた。今、あなたが持っていなきゃいけないものは1つ。コースのアウトラインです。持ってる?よし、じゃあ次に進もう。ここでは僕が今まで公開してこなかった、Udemyで質の高いコンテンツを作る秘密を紹介しようと思います。良いコンテンツの構成は次の通りです。

  • 法則
  • 事例(できれば写真)

僕は僕なりの法則を持っています。Udemyで成功するための。その方法論にしたがってコースを作成し、いくつものベストセラーコースをリリースしてきました。でも、あくまでも「僕なりの法則」なんですよね。信ぴょう性がない。そしてこの信ぴょう性の欠如こそ、多くの人のコンテンツをスポイルしているんです。そのコンテンツのもつポテンシャルを最大化するには、事例が必要です。この、法則-事例のコンビネーションは次のようにも説明できます。

  • 主張
  • 説明

そう、事例のない法則は、説明不足の主張と同じなんです。いいですか。事例なくして人は、法則の主張をしてはいけません。事例は、写真がいいです。スクリーンショットでもいいです。まだWeek2ですけど、これまでにたくさんのスクショを僕は掲載しました。それは事例を出してお客さんを説得したいからなんです。

Udemy launch 001

ほらね、説得力増すでしょ。これが良いコンテンツの条件。

逆にいうと、それが法則をサポートする事例でない限り、どれだけファンシーな写真を載せても意味がないということです。それはただの蛇足。説明を冗長にするだけです。だからこそ写真は厳選して使わなきゃいけない。より効果的に、よりインパクト強く。ビジュアルの情報さえ与えられれば良いやという安直な発想で写真や事例を使わないように。あくまでも、法則を補助するために事例を掲載するわけです。「法則-事例」は常にセットであることを忘れないように。

ステップ25:レクチャーのフォーマットを決定する

Udemyは動画レクチャーをメインとしたプラットフォームです。今では動画で情報を伝えるのが当たり前になっているけど、ひと昔前はそうじゃなかった。今でもマーケットプレイスに参入してこないネット有名人たちは、動画以外のフォーマットでお客さんに商品を提供しています。GKICのDan Kennedyは、テキスト形式のレポートを配布して毎年数億円の利益をあげていますよね!僕も最近、Guest Post(他人のブログに記事を投稿させてもらいリストを集める方法)に関する海外のノウハウを購入するために$600を払いました。いやー、Udemyで$10とか$20で商品を買っていたから、久しぶりに$600という数字を見て「高い!」と反応してしまいました。そう思った直後に「ああ、自分も$1000や$2000のオンラインコースを販売してらぁ」と自覚するわけです。

あまりにもUdemyに長く居座りすぎると、Udemy脳になってしまいます。笑

Udemy脳:高額商品を売れなくなってしまう脳

まだまだデジタルコンテンツ販売の世界では、10時間の動画講義を1000円で売る行為はマイノリティです。Udemyが少しクレイジーなだけです。マジョリティ(つまり多くの儲かっているデジタルコンテンツの販売者)は、2時間や3時間そこらの商品に10万円の値付けをして販売しています。もちろんクオリティは素晴らしく高い。ああ、話が長くなりました。レクチャーのフォーマットを確認しましょう。

  • スクリーンキャスト + スライド
  • スクリーンキャスト + ライブデモ
  • 一眼レフで撮影したビデオ
  • 音声
  • テキスト
  • PDFなどのドキュメント

受講生が最も学びやすいフォーマットはどれか?

どれがベストか?それは受講生が決めることです。もちろん講師側の都合もありますよ。例えばスクリーンキャストで撮影するのはすごい楽だけど、一眼レフで撮影したビデオは色々と大変です。でもそれがあなたのブランドに繋がり価値に繋がるのであれば、やった方がいいです。

ただ一つ、僕は恐ろしい事実に気付いてしまったんです。US Udemyには、全てのレクチャーを一眼レフで撮影した、とんでもなくすごいコースがあるんです。そのコースを見た瞬間、石崎力也もこんなコースを作るど!!と意気込んだほど。どのコースかは言いません。僕はそのコースを2014年に購入しました。ジャンルはソーシャルマーケティングです。でね、まあそのコースは売れていないんです。勝手に批評するのであれば、コースタイトルがよくない。さらにリリースしているコースの数も足りていない。その人、Udemyに1つのコースしか供給していないんです。

ふと思うわけです。リターンを求めず、とにかくクリエイティブにすごいコースを作ってみたいと。実際に、僕の横にはパナソニックのGHシリーズと、ライカのレンズがあるわけです。2つで30万円するんですよ!やろうと思ったらできる。そこで我に返って、また考える。

でも、お客さんが購入してくれたんかったら意味なくね?

そう、僕はあの「とんでもなくすごい」コースを思い出すわけです。全く売れていないあのコースを。講師が楽をして作ったスクリーンキャスト・ベースのコースに売上で負けているんです。つまりこういうことです。売れるコースは常に見た目が綺麗なコースであるとは限らない、と。一眼レフで撮影したビデオをふんだんに使い、高級感溢れるレクチャーを作ったとする。でも、見た目が綺麗なことと、コンテンツのクオリティにはそれほど相関はないんです。コンテンツのクオリティは、やはり情報そのもの。どれだけお客さんにベネフィットを与えられるか?それに尽きるわけです。

ということで、一眼レフカメラを持っていなくてもがっかりしないでください。もちろん持っていた方がいい。でもそれを使うかどうかは、受講生に決めてもらってください。どの形式が、最も学びやすいフォーマットですか?それに尽きるわけです。

講師が最も教えやすいフォーマットはどれか?

僕が仕事をする上でもモットーはこれです。サステナブル。継続できるかどうかを最重要視しています。でね、仮に受講生が最も学びやすいフォーマットでも、それがサステナブルでない限り実行に移してはいけないと思うのです。やっぱり自分の出来る範囲でやらなきゃ。そういう意味で、僕にとってはスクリーンキャスト(ScreenFlowを使います)が最も心地いい形式なんです。「たぶん、これは一眼レフで撮影した方がインパクトあるだろうな」というレクチャー以外は、スクリーンキャストやドキュメントで処理しています。なんせ、子供と一緒に旅を続けていますから、働く時間がたっぷりあるなどとはゆめゆめ思わない。正直、働く時間なし!出先にもミラーレスカメラと複数のレンズを持っていく。でも使う機会はほぼありません。ここで使ったらいい感じになる!という時にバシッと使うだけ。僕にとって最も教えやすいフォーマットはスクリーンキャストです。

受講生の都合と講師の都合をちょうど良い塩梅で保つもの。それがサステナブルなビジネスモデルであり、僕にとってのスクリーンキャストなわけです。

ちなみにこのデジタルコンテンツの世界でおそらく最も大きな売上をあげたであろうフランクカーンの商品、見たことありますか?各セクションの冒頭に、一眼レフで撮影した動画が1本だけ。それ以外はスライドショーをスクリーンキャストしたものなんです。それで22億円かよ!って突っ込みたくなるのは、僕だけではないはず。まあノウハウは超一流なんですけどね。

ステップ26:突き抜けたプレゼン資料(Keynote スライド)を作る方法

まずスライドのPros/Consから。

スクリーンキャスト(スライド)のPros

  • シンプル
  • 学習しやすい
  • スクリプトから抜粋できる
  • slideshareで再利用できる
  • スライドをPDFで配布できる

スクリーンキャスト(スライド)のCons

  • 受講生とのインタラクションが小さい

大学の授業とかでも、面白くない講義はみんなスライドでした。ノウハウが優れていればスクリーンキャスト(スライド)でも良い。それでも適宜、顔出しをして受講生に語りかけるようなビデオを各セクションに挿入することをお勧めします。ダレてしまうんですよね、スライドだけだと。

必要な機材

  • スライド(PowerPoint / Keynote)
  • 撮影(Camtasia / Screenflow)

僕はKeynote / Screenflowの組み合わせを使っています。(かつてCamtasiaを使っていたんだけど、動作が重くて。しかも頻繁にクラッシュするからさ。ScreenFlowに改宗しました)

優れたスライドの条件

  • 文字数が少ない
  • 高画質な写真
  • 見やすい(基本は白背景・黒字)

ステップ27:一眼レフで撮影するビデオの作り方

英語圏ではDSLRと呼ばれています。Digital Single Lens Reflexです。僕が使っているミラーレスカメラは、一眼レフと同等のフッテージを撮影できるんだけど、Reflexミラーが付いていないから、正確にはDSLRではないんです。一眼レフやミラーレスに加えて、最近はパナソニックやソニーから、4K撮影可能なビデオカメラが出ているからますます動画クリエイターの選択肢は増えました。まあようするに、スクリーンキャストやWebカメラではない、ちゃんとしたカメラを使った動画レクチャーのことだと思ってください。スクリーンキャスト動画に対して、これらをまとめて一眼レフ動画と呼ぶことにします。

Pros

  • 知覚価値が高いので受講生は高いお金を払う傾向にある

Cons

  • スクリプトが必要
  • 編集が必要
  • 機材が高い

必要な機材

  • ミラーレスカメラ / 一眼レフカメラ
  • レンズ
  • Premiere Pro / Final Cut Pro

石崎は、GH4のカメラにライカのNocticronというレンズを付けて撮影しています。編集はPremiere Proを使っています。

ステップ28:石崎力也はいかにUdemyのコースを作っているか?

使っているツールは次の通り。

  • MacBook Pro(出先)
  • iMac(オフィス)
  • Keynote
  • ScreenFlow
  • Envato Elements

Udemyに公開している9割のコースは、ScreenFlowで撮影されたスクリーンキャスト形式です。そのうちの半分はスライド。もう半分はライブデモ。ライブデモってのは、例えばPremiere Proの操作方法を実演しそれを撮影する方法。スライドで「フッテージをパネルにインポートしてください」とスライドで説明するより、Finderから動画を選択して読み込む様子を見せた方が圧倒的にわかりやすいですよね。

かつて与沢翼さんが「頭の中にあることをホワイトボードで喋るのが一番早い」とどこかで言っていたんだけど、僕もそう思います。スライドは準備が必要でしょ、資料の。僕なんかはその作業すら面倒臭くて、最近はもっぱらライブデモの動画ばっかり使っている。受講生も、平凡なスライドの講義を見ているよりかは「いかに石崎が米国のマーケティングツールを使いこなしているか」をデモ形式で見たいそうなので、まさにWin-Win!(と勝手に思っている)

かつて慶応大学に在籍していた、うちの会社の創業メンバーと与沢さんの動画を見ていたんです。「与沢翼の顧客って情報弱者ばっかりだけど、彼本人は、絶対頭いいですよね」と彼は言っていました。僕もそう思います。セールスレターのヘッドラインで、札束をチラつかせてフェラーリの前で腕を組む与沢翼。その姿に感銘を受ける人は、まさに情報弱者そのものなんだけど、彼自身は間違いなく確信犯的に自分の役割を演じている。表面的に彼を判断するのは自由だし、幾分かEvilなマーケティング手法を使っているもの確かなんだけど、彼の頭の中にあるノウハウまでを頭ごなしに否定するのはどうなんだろう。

ま、いいや。彼がダウンタウンDXに出演してくれたおかげで、社会の興味が確実にデジタルコンテンツの世界に向いたのは事実だし、お金もたくさん流入してマーケットは拡大しました。あの時期にデジタルコンテンツを販売していた日本人って、みんな儲かったんじゃないかな。まるで上りにエレベーターに乗っているかのにように、ただただ足踏みをしているだけでもどんどん売上は伸びていきました。

話を戻しましょう。そうそう、早く簡単に撮影できる割りにはお客さんの満足度も高い形式・・・それがスクリーンキャスト+ライブデモですよと。僕にとっても、サステナブルなプランなんです。毎週、土曜日の午前中しか働く時間はない。その時間、何をしようか。まさか4時間かけて資料を作るわけにはいきません。ヨーイドンで頭の中にあるノウハウを、何も準備せず(資料も脚本も)一気に話す。それが一番早いし、楽。一旦、ネットビジネスが軌道に乗ってしまえば、あとはスクリーンキャスト + ライブデモで動画を作るだけで、こっちが断らなきゃいけないくらいたくさんのお客さんがきます。ということで、大事なエッセンス。

ScreenFlowでデモンストレーションを撮影するのが一番早い

あとは、過去に学習したノウハウをいかにして脳の片隅から引っ張ってくるかが目下の課題になるわけです。

ステップ29:Envato Elementsのテンプレートを利用する

Envato Elementsに月々$29を払ってテンプレートを利用すれば、見た目のいいクールなデザインのプレゼン資料が完成します。

デザインテンプレートのPros

  • ハイクオリティに見える
  • 受講生のリテンションが上がる

デザインテンプレートのCons

  • お金がかかる
  • アニメーションが学習の妨げになりうる

本来、デザインなんてのはどうでもいいわけです。僕がマーケティングのコースを購入するときは、ノウハウが優れているかどうかの一点にしか興味がありません。すなわち売上に繋がるかどうか。いくらデザインが綺麗でも会社の利益に貢献しないノウハウなら意味がないわけです。そういう意味では、薄いノウハウはデザインの力を借りたとしてもゴミでしかないと。たまに「よく、その程度のノウハウでオンラインコースを作りたいと思いましたね?」と言いたくなるようなコースを見かけます。以前「海外でフリーランスをする方法を教えたい」という人がいたんですけど、当の本人がまず海外での就労許可を持っていない。その上、下請けライターとして日銭を稼ぐので精一杯という状況。そんな人から何を学べるでしょうか?

昔、情報商材を売る人はこんな風にしてバカにされました。「貧乏なくせに、お金を稼ぐ方法を教えて、お金持ちになろうとしている」と。先ほどの彼も同様です。自分が海外でフリーランスできていないのに(そもそも違法就労です)その方法を人様に教えようとしている。その人、Envato Elementsのテンプレートを使ってスライドを作っていました。で、YouTubeにその動画をアップロードしているんです、仮名を使って。コンテンツチェックしてください、と言われてチェックしたものの、もう喋りが下手くそな上に、話し方がすごい下品なんです。その上、ノウハウが空っぽ。どうしようもないとはこういうことを言うのだと。

で、彼にこう言ったわけです。「あなたは圧倒的にコミュニケーション能力が欠如しています。この講義を見て人がどう思うかを想像してください」と突き放したところ、逆上してキレられました。

ここに大事なことがあります。ノウハウがクソだとどうしようもない・・・ということです。デザインを良くしてもダメ。厳しい言い方かもしれませんが、事実です。まずはご自身がもっと勉強してください。その上でもっと経験してください。できるならコミュニケーション能力をあげて下さい。そのコンテンツを見たお客さんがどう思うかを想像して欲しいのです。コンテンツに自信を持てるようになってはじめて、デザインに意識を注げるようになるのです。コンテンツファースト、デザインセカンドです。

ステップ30:コースの締め(最終セクション)はどうするか?

お客さんが気にしていることは1つだけ。どんなベネフィットを得られるか?それだけです。要はあなたのオンラインコースを修了した時にどんな未来が待っているか、それだけが大事なことですよと。あなたが考えるべきは、どうやったらお客さんが結果を出せるようになるか?それだけでいいんです。

コースの締めに復習セクションを用意する

コースのイントロには力を入れるけど、アウトロは放ったらかし・・・みたいなコースをみかけます。アウトロ大事です!コースをどう締めくくるかで、あなたの印象が変わるからです。終わり良ければすべて良しという言葉があるように、最後のセクションで何を話すかはコースのクオリティにダイレクトに影響します。

最後のセクションには復習を用意するといいです。あなたが今回学んだことは、AとBとCです・・・簡単に復習しましょう・・・まずAは・・・。こんな風に。復習セクションは、受講生が何を学んで何を学べていないかをはっきりさせるのに役立ちます。理解度の低い部分を自覚してもらい、一度見た講義に戻ってもらうことも可能です。

ゲシュタルトって言葉ありますね。部分では意味をなさず全体で意味をなすってやつ。アウトロは、お客さんが学んだ個々の知識を1つに繋げる役割があります。

  1. 足でボールを蹴る
  2. 頭でボールを突っつく
  3. 基本的なルールを学ぶ
  4. 復習セクション

これってなんですか?復習セクションで「そう、あなたの学んだことはサッカーなんですよ」と1つのゲシュタルトをバーンと与えてあげる。そうすることで、個々のスキルや個々の知識が繋がります。「ああ、なるほどね。ってことは私がまず最初にやらなきゃいけないことはXXですね」と具体的なアクションを促す効果もあります。

別のコースを販売する

実は、締めのセクションには隠された意図があるんです。それは、受講生の足りない知識を明確化することで次のコースに繋げる試みです。1つのコースに全てを詰め込むのはそもそも不可能です。インストラクターもわざと欠如した部分を作っているわけではありません。受講生がレベルアップすれば、それに応じた内容のノウハウが必要になります。そこで復習セクションでは「あなたが学んだこと」と「あなたが学べていないこと(=次に学ぶべきこと)」をしっかりと指摘する必要があるわけです。

もちろん具体的にコース名を挙げて宣伝するのはダメです。それはボーナスレクチャーでやってください。規約違反になって、アカウント停止される可能性があります。あくまでも「次に学ぶこと」を明示するにとどめてください。

ステップ31:効率良くハイクオリティなコースを作成する方法

前も言ったように(与沢翼氏も言ったように)、資料を準備せずに頭の中にあるノウハウを講義にするのが一番早いんです。話題を与えられて、はい、スタート!これでどれだけ話せるか。例えば、あなたが米国マーケティングに詳しいのであれば「ウェビナーについて話してください」と言われて、どのくらいの引き出しが頭の中にあるか、そしてどのくらいそれをスムーズに話せるか。

確かホリエモンチャンネルだったと思うんですけど、ホリエモンが「タメで生きている」と言っていました。いや、彼の著書かもしれない。覚えていないや。とにかく過去に培ったタメ(溜め)で生きていると。資料を準備せずにいきなり撮影に入る方法はまさ、タメを現金化しているに過ぎません。過去に時間をかけて学習したことを人に教えることでマネタイズする。

とはいえ、誰もがこの手法を実行できるわけではありません。話すのが苦手かもしれないし、スライドを見た方が上手に話せるかもしれません。理由は人それぞれ。

ここにコース制作を効率化するいくつかのノウハウがあります。どんな手法でレクチャーを作るにせよ、役に立つはずです。

  • 調べものを全て終えてから撮影を開始する
  • 調べながら撮影をするとかえって時間がかかる
  • 調べながら撮影をすると参考文献の丸パクリになる可能性がある
  • 資料は最初から最後まで通しで作ってしまう
  • 撮影時間を細かく区切ることでミスをした時のダメージを最小限に抑える
  • マイクの入れ忘れは誰もが経験するよくあるミス
  • 音割れは絶対に避けなければいけない
  • 音割れはノイズリダクションでも修正できない
  • 可能な限りマイクに口を近づけて話す
  • ポップガードをつけてブレス音(fやp)を軽減する

ところでスクリプトは必要?

覚えておいてください、Udemyの公式な見解は「スクリプトを作る」です。そのほうがスムーズに喋れるから、が理由です。僕もかつては「吃りなどがあるのでスクリプトの準備をお勧めします」と何度かスタッフの方から指摘されました。でも今は、言われなくなりました。たぶん、諦めたんだと思います。笑

自分でも自覚しています。言い直しが多いことを。そこは編集でカバーするようにしています。スクリプトを用意してないと、話が長くなるんですよね。無駄話が多くなる。そのおかげでレクチャーの尺は伸びるんですけど、果たしてどれだけ受講生の役に立っていることか。僕にはわかりません。

英語圏でUdemy Course Creation系のコースをいくつか購入して見てみると、意見は半々です。スクリプトを用意したほうがいいよっていう人もいれば、不要だよって人もいる。各々、自分の方法を押し付けているに過ぎません、たぶん。僕も同じです。

僕はスクリプトを用意せずにコースを作っているので、あなたにも「スクリプは要らないと思う」と言います。でもこれまでいろんな方のコース制作をお手伝いした経験からお話しすると、喋るのが苦手な方はスクリプトがあったほうがいいかもしれない。あるいは初めてコースを作る方もやはりスクリプトを持っておいたほうがいいかもしれない。これが、石崎の見解です。

Week1:Udemyで売れるコースを作る方法

Last updated on 2018年3月15日 By 石崎 力也

STEP1:ようこそ

こんにちは、石崎力也です。ようこそ、このプログラムへ。たくさん学ぶことがあるので心の準備をしておいてくださいね。どれも面白いノウハウばかりです。このプログラムの目的はあなたの持っている知識やスキルをオンラインコースに変えて販売することです。パッションを持ってやっていることをコンテンツにしてください。オンラインコースを通して多くの人を助け、良い影響を与え、最終的にはあなた自身がお金を稼いでください。

このプログラムを通して僕は2つのことを達成したいと思います。1つは、先も言ったようにあなたの知識や技術を有料商品に変えること。そしてあなたが商品を通して他の人を助け、あなたがお金を稼ぐことです。もう1つは、すでに商品を持っている人のマーケティングを手伝うことです。あなたの商品を心の底から欲しがっている人がいます。でもあなたはまだ彼らを見つける方法を知らないかも知れません。理想の顧客がいることを知ってください。理想のお客さんを見つける方法をお伝えします。

これからたくさんのノウハウを提供していくけど、どれも成果に繋がるものばかりです。に僕や受講生がテストして結果が出ているものだけを紹介しています。

なぜ僕がこのコースを作ったかというと、多くの人は具体的なアクションを欠いたビジネスモデルに振り回されているのをみていられなかったからです。もうこれまでいろんなUdemyのノウハウを見てきたかもしれませんが、平均的な講師のアドバイスを聞いても意味がありません。彼らの多くはなぜ自分がうまくいっているかも理解できていません。一方、飛び抜けた成果を出している講師は、自分のやっていることをよく理解しています。正しいプラットフォームを使って、正しいやり方でビジネスを作れば、誰でもうまくいきます。Udemyでビジネスをやると決めた時点で、あなたは正しいプラットフォームを選ぶことに成功しています。あとは正しいやり方だけです。

このコースではUdemyで成功する方法の他に、Udemyの外側で成功する方法も解説しています。つまりあなたがインターネットビジネスをする上で必要な情報が全て揃っているということです。デジタルコンテンツを販売してお金を稼ぎたいですか?答えがYESなら、あなたは正しいプログラムに参加しました。おめでとうございます。

きっとこれからビジネスを作る過程でいろんな疑問があることでしょう。だからこのコースがあるわけです。そしてあなたの側に僕がいます。これからあなたのビジネス構築をサポートできる・・・そう考えているだけでむっちゃワクワクします。では、これから8週間、よろしくお願いします。

STEP4:Udemyのエコシステムと僕のストーリー

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Udemyには2000万人のお腹をすかせた(コースを買いたいと思っている)受講生がいます。かつては講師一人当たりの収入が表示されていました。$7Kと。あくまでも平均的な数値です。それよりも稼げていない人もたくさんいるし、それよりも稼げている人もたくさんいます。このコースを受講したからには、ぜひとも$7Kは超えていただきたいと思います。ちなみに$7Kは、僕の1ヶ月分の収益です。頑張ったら1ヶ月でそのくらい稼げるようになります。だから頑張ってください。笑

もともと何かを教えたことのない人たちが、Udemyの講師として活躍しています。顔出しをせずにスクリーンキャストだけでうまくやっている人もいますし(実際に僕のコースのほとんどはスクリーンキャストで撮影されています)、上手な喋りで受講生を魅了している講師もいます。もう本当にピンキリ。いろんな人がいろんなジャンルでコースを公開し、それなりの収入を得ています。

収入の分配方法

Udemyがコースを販売した場合、あなたの手取りは30%〜50%です。オーガニック売上、アフィリエイト、広告プログラムによって異なります。講師(あなた)がコースを販売した場合、ほぼ100%の収益が手に入ります。決済手数料の数%が決済会社に支払われるので正確には100%ではありません。

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Udemyのサイトで商品が売れた場合は、オーガニック売上に形状されますので取り分は30〜50%です。

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Udemyが定期的に配信しているEメール・プロモーション経由でコースが売れた場合もやはりオーガニック売上です。

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一方、自分のブログやメルマガ読者に告知して、講師が発行したクーポンを経由してコースが売れた場合、取り分は100%になります。講師プロモーションによる売上ですね。他に、Promotional Announcementを利用してコースを販売した場合も講師プロモーションの売上に形状されます。

僕のストーリー

今は月に$6000をUdemyだけで稼ぐようになりました。しかもこれは完全な副業であり、完全な不労所得です。本業のコンサルティング活動や、高額商品の販売の売上は含まれていません。今はそれなりに経済的にハッピーですけど、数年前は、まさか自分が何かを教えられるだなんて思ってもいませんでした。

大学生の時、2つの塾で講師をしていました。でも相手は中学生と高校生です。自分より年下の人に対して「話しかける」という感覚でした。教えるなんて、そんなたいそれたことは自分にできると思っていませんでした。

初めてやったバイトの話をしましょう。家庭教師のテレアポのバイトをしていました。フルコミッションのバイトで、成約できない人はどんどんやめていきました。運よく僕は「コンバージョンの法則」を高校生の時に知ってしまったので、他のバイトさんよりも高い時給をもらっていました。なんと人生で初めてのアルバイトなのに、高校1年生の15歳が時給1600円ももらっていたんです。2つの偶然が重なったんです。1つは、僕が圧倒的に喋りが下手だったこと。そのため社員の方が割と成約の取れやすい地域の名簿を僕によこしてくれたのです。例えば金沢などの比較的シティ(?)のお母さんたちは、こうったセールスの電話を死ぬほど受けているので、対応に疲れています。一方、富山県や福井県の過疎地域のお母さんは、こういったセールスの電話に慣れていないので、セールストークに簡単に乗せられてしまうんです。さらにもう1つの偶然は、たまたま「よく喋るお母さんほど成約しやすい」ということに早い段階で気付いたんです。

今考えると、本当に運のいいやつだなと。まさにこの2つは、セールスの極意でもあります。

  1. ターゲティング(成約しやすい見込み客だけを狙う)
  2. 返報性の法則(よく喋るお母さんほど成約しやすい)

よく喋るお母さんは、たくさん喋った後に「これだけ聞いてもらってなんか悪いわ」という気持ちになるようです。うちの地域は進学に熱心じゃなくて・・・子供がちっとも勉強しなくて・・・野球から帰ってくるとクタクタで・・・こういった愚痴をとことんまで聞き出す。聞き出すというか、お母さんが勝手に喋り出します。少しオーバーな相槌を打ち(あー、なるほど!)、おうむ返しでお母さんの話をリピートし(確かにXXですよねー)、素敵なお話を聞かせてくれたことに感謝を述べる(勉強になりました。ありがとうございました)。で、最後の最後にお母さんに「ところで、家庭教師の無料体験はいかがですか?」とオファーをする。

試食コーナーで無料で飲食した後に商品を勧められて断りづらいあの感覚。まさに返報性の原理です。これだけ話を聞いてもらったんだから、お返しに何かしてあげなきゃ・・・という気持ちを創出し、成約に繋げるわけです。逆にいうと喋らないお母さんはほぼ成約に繋がらないので、早めにNoを引き出すことが重要です。本当に興味があったら、あっちから声をかけてきますので。「ああ、そうですか。わかりました。貴重なお時間ありがとうございました」と言って、すぐに商談の席を立つことが重要です。そうすると一部のお母さんは「ちょっと待って」と言います。

高校生ながら、遊ぶ金欲しさに真剣にセールスと向き合いました。運も味方して、時給はどんどんと伸びていきました。アルバイトは、高校1年生から大学1年生まで4年ほど続けました。テレアポ、焼肉屋のキッチン、全日空ホテルのベッドメイキング、引越し、塾の講師、家庭教師、物流センター、いろんな業種のいろんなバイトを経験しました。アルバイトを通して様々なビジネスモデルを知ることができましたと言えればどれだけいいことか。当時の僕は「お金さえもらればいい」という安直な考えで生きていたので、ビジネスを学ぶ!なんて意識は一切ありませんでした。

しかしある時を境にしてアルバイトを辞めることにしました。ケツメイシのコンサート設営を経験したからです。ライブを無料で見れるし、しかも時給も良いということで受けてみたバイト。朝4時ごろに会場入りして、ステージのセッティング、楽器や機材の搬入、照明のチェックなどを終えて、コンサートが始まると、今度は警備員をやります。警備員は観客席を向いていなきゃいけないので、ケツメイシの方向を見ることはできませんでした。ケツメイシが「君にBUMP」を歌っています。観客は盛り上がっています。

ふと冷静になり、何やってんだ俺?と思うわけです。ケツメイシのように歌っているわけでもないし、オーディエンスとして楽しんでいるわけでもない。たかだか2万円をもらうためだけに、こんなにもクタクタになって。親が見たらどう思うだろう?と僕は考えたわけです。あるいは祖父母が見たらなんて言うだろう?と考えたんです。仮にお金のためとはいえ、人生を楽しんでいない息子(あるいは孫)を確認して、彼らは悲しむような気がしたのです。そう思うと、なんか生命を無駄にしているなと感じて、急にしらけてしまいました。

あの瞬間から、人に使われる人生は最悪だと思うようになったんです。バイトを辞めてからは、ビジネスを作ることだけ考えるようになりました。大学生は時間がたっぷりあります。働く必要もないし、ただ勉強だけしていればいい。僕はサークルなどに入っていなかったので、持て余すほどの時間がありました。例えば、英語を学びたい人と英語を教えたい人を結びつけるマッチングサイトを作ってそこから手数料を取るモデルを作ったり、WordPressのBBpresswを使って敷金返金されなかった人たちのための掲示板を作ったり、TOEICの勉強法を教えるオンラインコースを作ってみたり。色々やってみました。どれもそれなりにうまくいきました。大学を卒業するときには、どう考えても当時の年収を超えるだけの給料を払ってくれる企業が見つからなかったため、そのまま就職せずに法人を作りました。

ただ忙しかった。西麻布と六本木に自宅とオフィスを構えていたんだけど、自宅とオフィスをいったりきたりするだけで簡単に半年が過ぎてゆきました。仕事を始めた当時は、何もかもが楽しかったからよかったです。でも創業メンバーが救急車で運ばれ「六本木に来たことをすごい後悔している」と言われたときには、確かにそうだよなー俺も後悔しているもんと強く同意してしまいました。忙しさは悪です。この忙しい現状を打破するために、たくさん勉強しました。特に英語圏のビジネスモデルをよくよく観察し、使えるアイディアは自分たちの事業に少しずつ適用していきました。

2013年の11月。どうやらアップセルを導入すると良いらしいということがわかって、早速自分のビジネスにそれを導入してみました。すると顧客単価が2倍へと跳ね上がり、売上も2倍になりました。最終的にはLTVが5倍になり、もう仕事をしなくても生きていけると実感するようになりました。創業メンバーと話し合い、すぐに六本木の給与支払い事務所の解散届を麻布税務署に提出。法人をそのまま残し、事務所だけ解散して、創業時のメンバーはそれぞれ新しい人生を歩み始めました。ある人は、学業を終えるために学校に戻り、ある人は、地元に帰り親の家業を手伝い、ある人は、ワーホリでオーストラリアに行きました。僕は、結婚し、そのまま世界一周(ハネムーンを兼ねる)の旅に出ました。

約2年の世界旅行を終え、日本に帰国。バンクーバーで妊娠が発覚したからです。実はもうタイ行きの航空券をとっていたんですけど、それをキャンセルして成田へと飛びました。奥さんは悔やんでいました。「えー、ムエタイやりたかったのに」と。そう、僕らはタイに長期のムエタイ留学をするつもりだったんです。「妊婦 ムエタイ」とか検索してみたけど、Googleは答えを教えてくれませんでした。サンドバックを思い切り蹴ることはたぶん胎児に良くないだろう判断し、留学を断念したんです。

帰国した。仕事もない。やることもない。さあどうしようという心境です。結局、1つの場所にとどまることはできなくて、石垣島、鮎喰、彦根、住之江、福井にあるレオパレスを短期で借りながら日本を放浪していました。もちろん定期検査のために病院には通いました。しかし、やることがない。地元の金沢に帰り、奥さんの陣痛がひどくなり、破水から12時間ほどで長男が生まれました。0歳児を連れて旅をするのはさすがにクレイジーだからやめてやめておきなさいと母親に釘を刺されました。お医者さんからも母体の安全を優先してねと何度も強調されました。もう家にいるしかない。少なくとも長男の首が座るまでは、母体は当然、僕も安静に自宅待機です。

やることがないから、前々からやってみようと思っていたことに挑戦してみたんです。Udemyです。2014年の段階では、まだ完全にローカライズされていなくて、管理画面は全て英語でした。2015年にベネッセとUdemyの提携がなされ、少しずつ日本語のコースが公開され始めました。最初の収益を得たのは2016年の2月でした。

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おお!朝起きたら、売上が増えている。寝ている間にコースが売れた!そして2016年3月。月売上が$300を超えた。どんなビジネスもそうだと思うんですが、どれだけ簡単に最初の$1000を稼げるかはすごい重要だと思うんです。そういう意味では、Udemyで最初の$1000を稼ぐことは驚くほど簡単でした。これはイケる!と思ったので、今まで以上に多くのリソースをUdemyに投下するようになりました。その結果・・・

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参入してから5ヶ月で$1000を超え、その次の6ヶ月目には$2000を稼ぐようになりました。

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さらに2017年の5月には初めて$3000を突破し、同年11月に$4000を突破。2018年の1月には$5000を飛び越えて$6700を稼ぐようになりました。これが僕のストーリーです。もともと教えることと無縁だった人間が、教えることで月に$6700を稼げるようになったストーリーです。

ここで白状しなきゃいけないことがあります。それは、Udemyのコースを作ったのは2016年の2月と3月だけだということです。リソースを投下したには2月と3月だけ。あとはメンテナンスのみ。もともと本業のコンテンツ販売と、コンサルティングサービスが忙しかったので、他の仕事に割く時間はひどく限られていました。子供の首がすわったので、4月以降、すぐに海外出張を再開しました。家族で世界旅行(本音)、家族で海外出張(建前)をしたんです。いつも海外にはBlue社のコンデンサーマイクを持っているんだけど、使ったことは一度もありません。仕事が忙しいので。笑

確かに2月と3月は一生懸命に仕事をした。だけど、それが今だにお金を生み続けている。受講生の数は増え続け、売上がどんどん伸びています。しかし作業量はほぼゼロ。これがUdemyのインパクトです。僕がこのプログラムを作った理由は、まさにこのUdemyのインパクトをあなたにも経験してもらいたいからです。あなたが実績を出せば、それが僕の実績にもなります。あなたが儲かることは、僕のアドバンテージでもあるのです。

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受講生の数は24000人を超えました。英語でもコースを開設しているので、162カ国の人々にリーチしています。Udemyを介して、世界中の起業家と繋がり、JVも経験しました。文字通り、商圏を取り払い、日本だけでなく世界中に顧客を持つことに成功しました。Udemyの受講生の少なくない人たちが、本業のコンサルティングにも興味を持ってくれて、副業だけでなく本業も加速的にスケーリングしたんです。

メンテナンスに必要な時間?今は土曜日の午前中だけ、週に4時間だけ働いています。その4時間で本業のコンサルティングをこなし、Udemyのメンテナンスもしています。週に4時間働いているので、これを不労所得と呼ぶかどうかはわかりませんが、個人的には家族と世界旅行を継続するのに十分の収入を最小限の労働時間で稼いでいると思っています。

どうしてこんな話をしているかって?なぜなら、Udemyは次の3点で優れているからです。

  1. リアルなお金が手にはいる:毎月$6720の不労所得があれば何をしたいですか
  2. ロー・メンテナンス:週に4時間の労働でそれだけの収入が手に入ります
  3. 時間的場所的制限を受けない:世界中を旅しながら続けることができます

でも、いくらUdemyが優れているからって、必ずしも成功できるわけではありません。正直な話、Udemyに参入しているがそれほどうまくいっていない講師もたくさんいます。彼らには何が足りないのでしょう?僕は知っています。彼らには「目的」が足りないんです。ビジョンと言ってもいいでしょう。Udemyをやる明確な理由を持っていないんです。逆にいうとビジョンを持っている人は、高確率でベストセラーを作ることに成功しています。例えば、彼らはUdemyで成功して次のようなことを達成したいと強く思っていました。

  • 旅行したい(僕です!)
  • 働く時間を減らしたい
  • 自信をつけたい
  • 家を買いたい
  • 車を買いたい
  • 他の人を助けたい
  • 新規ビジネスに参入してみたい
  • ネット有名人になりたい

ネット有名人になりたいって馬鹿げた話だと思いますか?では、僕の知っているネット有名人のいくつかを紹介しましょう。まずフランクカーン。彼はマスコントロールというデジタルコンテンツを販売して24時間で22億円の売上をあげました。マーケティング業界でカリスマ的なポジションを確立しています。

最近、NetflixでI’m not your guru(私は教祖ではない)を見ました。日本でもベストセラーになった本の著者、アンソニーロビンズのドキュメンタリーです。彼はインターネットの前から有名だったんだけど、ネット有名人とどんどんJVして、ネットでも有名になってしまいました。あなたもきっと知っているであろう世界#1コーチのアンソニーロビンズは、先ほど紹介したフランクカーンに「The New Money Masters」の中でインタビューをしています。ちなみにこの教材「The New Money Msters」では、エベンペーガンにもインタビューをしています。

エベンペーガンは、ダイレクト出版が訳本を出しているので知っている方も多いはず。恋愛系の教材をメインに、いろんなデジタルコンテンツを販売して10年間で100億円以上を稼いだ人です。ヴァージングループの創設者であり冒険家としても知られるリチャードブランソンと対談している動画がYouTubeにアップロードされています。それでエベンを知った人も多いようです。彼も正真正銘のネット有名人です。

他にも、プロダクトローンチのジェフウォーカー、Fusionのマイク・ケーニグス、SEO Specialistのマイケルフォーティンなど挙げればきりがありません。デジタルコンテンツを販売していませんが、登録者100万人を超えるYouTuberはネット有名人と言ってもいいでしょう。ヒカキン、僕の敬愛するCasey Neistat、菜食王子のRyoya Takashimaなどなど。

彼らは皆、明確なビジョンを持っています。もう1度聞きます。あなたにはビジョンはありますか?なぜUdemyに参入するのですか?その理由は?答えが明確であればあるほど、あなたの行動量は増え、平均的な講師よりも多くの受講生を集めることに成功するでしょう。

STEP5:アクションガイドについて 

STEP6:Udemy講師になるためのマインドセット

現時点でどんなジャンルに参入しようか決まっていてもいいし、決まっていなくてもいいです。ここからはジャンル選定のやり方をお伝えします。まだジャンルが決まってない人は集中して聞いてください。あなたが教えるべきコースのトピックを決めるときは、次の4つを基準にしてください。

1. 職業

たいていの場合、人は職業に多くの時間を費やしています。つまりあなたが教えられるコースはあなたの職業に関連していることです。典型的なのは、SEがプログラミングを教える。あるいはコーチの人がコーチングを教え、カウンセラーの人がコミュニケーションを教る。

2. 趣味

人は趣味に多くのお金を使います。Udemyで教えられてるコースの多くはキャリアアップに関するものです。一方で趣味に関するものも多いです。あなたが健康オタクだったり鉄道マニアであったりあるいは音楽が大好きであったりすれば、きっとそれらを知りたい人がいるはずです。

3. よく受ける質問

大抵の人は自分が何に優れているか分かっていないことが多いです。もしあなたが人から同じような質問を何度も受けた場合、それはあなたの強みに関する分野であることが多いです。例えば僕の場合であれば、かつてはマーケティング全般を教えていました。オフラインもオンラインも。実際にビジネスを始めるとオンラインマーケティングの質問をよく受けるようになったので、僕の専門をオンラインマーケターに変えたんです。今度はオンラインマーケターを名のり始めるとデジタルコンテンツの販売について質問をよく受けるようになりました。だから今はデジタルコンテンツの販売方法を教える専門家になっています。そう、僕は他人に専門を決めてもらったんです。

4. どう認知されてるか

先ほど言ったように人は自分が何の専門家か分かっていないことが多いようです。僕のように。だから人からどのように認知されているかを知るのはすごい大事なことです。あなたは他人からどのような分野で権威性があるとと思われているでしょう?どのように認識されてるでしょうか?あなたは人からどの分野の専門家と認識されているでしょうか?自分がどう思うかは関係ありません。他人がどう思っているかが重要なのです。(僕もかつては自分がコピーライターだなんて認識していませんでしたから)

その他の方法

その他の方法を教えます。有効な質問があります。

  • あなたがどういうジャンルでリーダーシップを発揮していきたいか?

というものです。例えばあなたがSEOの分野で専門家になりたいのであればSEOがあなたの専門になる可能性が高いです。さらにこの質問も有効です。

  • あなたは何に興味があるか?

仮に専門家と認知されていてもその分野に対して興味がなかったら、きっと時間を投下することはできないでしょう。例えば、僕はTOEICが得意な人、英語が得意な人と認識されることがあるんですけど、そもそも得意でもないし、何より情熱がさっぱりありません。だから仮に専門家と認識されていたとしても、その分野に僕の大事な時間を投下することはないでしょう。

一方、仮にあなたが専門家でなかったとしてもその分野に強烈な興味がある場合は専門家を超えるぐらいの時間を投下することになります。つまり最終的にはその分野であなたが専門家として認識される可能性が高いということです。

あるいは友達に質問してもいいかもしれません。こんな感じのメールを送るわけです。

山崎久しぶり。今オンラインコースを作るろうと思っているんだけどちょっと助けてくれないか。君の目から見て僕はどの分野で他の人たちを助けることができると思いますか?どの分野に僕は優れているでしょうか?あなたの個人的な意見で構わないので教えてください。忌憚のない意見をお待ちしております。

ステップ7:でも僕は専門家じゃないし

ステップ6ではジャンルを決めるときのマインドセットについてお話ししました。とはいえ私にはまだコースを作るには早すぎると思っているかもしれません。或いは「でも俺専門家じゃないし」と自分でメンタルブロックを作っているもしれません。あなたもそのひとりかもしれませんね。ここで僕のお話をさせてください。2つの存在しているコースについてお話しします。ちなみに両方ともUdemyでベストセラーコースになっています。

1つは免許皆伝コピーライティング。この1コースだけで毎月約$1000を稼ぎ続ける、うちの稼ぎ頭なんですけども、僕はコピーライティングの専門家でもないしライターとしての特別な教育を受けたこともありません。自分のビジネスを軌道に乗せるために、あるいはもっと多くの商品を売るために、本を読んだり独学でオンラインコースを受講し勉強しました。実際にセールスレターの成約率はどんどんと上がりました。でも僕は無名どころか、そもそも自分をコピーライターと思っていませんでした。この免許皆伝コピーライティングというコースを作り、それががたまたまベストセラーになり、その後専門家になりました。

というか今でも専門家と思っていません。周りからそう認識されているだけの話です。

このコースも同じです。コースタイトルは免許皆伝ダイレクトレスポンスマーケティングです。このコースもマーケティング分野でベストセラーになっていて、毎月大きな売上があります。コピーライティングのコースと同様僕は自分のビジネスを更にスケーラするためにマーケティングの本を(主に海外のマーケティングの本を)読みあさりました。そこで得た情報を自分のビジネスモデルに適応し実際に成果を出しました。しかしぼくはダイレクトマーケティングの分野では無名のでした(まあどの分野でも無名だったんですけど)。

この分野では神田昌典さんやダンケネディなど世界的な有名人がたくさんいます。もし彼らのコースがUdemyに存在していたら僕のコースはきっと売れていないでしょう。そのくらい彼らの実績に比べたら僕の実績など微々たるものでした。(面白いことにUdemyには世界的に有名な人が作ったマーケティングのコースがたくさんあります。でも無名の人たち — 例えば僕とか — が作ったコースのほうがよく売れているんです。なんででしょうね)

僕がコースのジャンルを決めるとき、いつも自分に言い聞かせていることがあります。このアドバイスは僕だけではなく、たくさんのお客さんを勇気づけているので、あなたにご紹介させてください。

受講生よりも1.5歩先を行っている分野のコースを作る

一歩先ではまだ知識が足りていませんが、2歩3歩先に進んでる必要ありません。もちろん、言うまでもありませんが、あなたはその分野で1番の人である必要はありません。2、3歩先んじている人や、その分野で1番の人は、受講生の気持ちがわからない。初心者の気持ちがわからない。だからコースの中で難しいことを難しい言葉で教えようとします。だから受講生にとっても、1.5歩先の人のコースのほうがわかりやすいということもあり得ます。僕のコースが、世界的な権威の人たちのコースよりも売れているのは、もしかしたらそのおかげかもしれません。

ステップ8:プラットフォームにあるチャンスを最大化する方法

Udemyが講師に提供しているインサイトというツールがあります。このサービスを使えば需要をチェックすることができます。Udemyでコースをリリースしたものの、それほどそのコースが売れていないという場合、理由の90%はジャンル選定のミスです。インターネットビジネスの基本は、あるいはUdemyビジネスの基本は、大きなマーケットの一部を取りに行くことです。ニッチを攻め過ぎて、需要のないコースを作ってしまうと、恐ろしいくらい売れないです。

Udemyにどんなカテゴリーがあるか確認してみてください。例えば次のようなカテゴリーに大きな需要が集まっています。

  • ビジネス
  • テクノロジー
  • デザイン
  • ライフスタイル
  • 言語
  • 趣味
  • フォトグラフィー

日本語でコースを開設する人はラッキーです。なぜならすでに英語圏で成功しているコースをチェックすればいいからです。日本人もアメリカ人もインド人も、国民性の違いはあれ、このグローバル化された今日、僕たちが欲しているものは同じです。みんなiPhone欲しいし、ホンダのバイク欲しいし、お金持ちになりたいし。僕が言いたいのは、英語圏で成功しているコースは、日本語圏でも成功するコースであるということ。例えば英語でaffiliateと検索して見つけたコースが成功していたら今度は日本語でアフィリエイトと検索してコースがなかったらチャンスということです。

大きなマーケットの一部を取りに行くを換言すると、需給のバランスが崩壊しているジャンルを狙う、となります。需要は大きいけど、供給が足りていない。例えば「生産性アップ」という大きなジャンルがある。この一部を取りに行くためには絞り込みが必要です。

  • 「働く女性のための生産性アップ」
  • 「生産性をアップさせる睡眠術」
  • 「プログラマーのための生産性アップ7つ道具」

もし「働く女性のための生産性アップ」に大きな需要があるにも関わらず、コースが供給されていな場合、需給のバランスが崩壊していると言えます。僕が得意なのは、需給のバランスがとんでもないくらい崩壊している場所を見つけてそこに商品を供給することです。そうやってここ10年、飯を食って来ました。

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Udemyで検索してみる

例えばヨガでコースを作ろうと思ったとする。これは供給の有無を調べるだけではありません。供給者の実力をチェックする意味もあります。仮にたくさんコースが供給されていたとしても、ライバルのコースがあまりにも酷い場合は、彼らを駆逐することができるかもしれません。レビューを見てください。ライバルのコースが4つ星以下の評価を受けていたらチャンスです。もっと良いコースを作ったら、お客さんを総取りできるかもしれません。

ステップ9:売るべきでないコース

供給過多のコース

需給バランスが崩れているところを狙うのは、マーケターの常套手段です。もちろん供給が足りていない場所、つまり需要過多な場所を狙う。供給が需要を上回っているコースは、売るべきでないコースの典型です。すでにたくさんのコースが存在し、しかもクオリティが高い。そういうジャンルには参加しない方がいいです。別にあなたができない(彼らよりも良いコースを作れない)って言っているわけではないんだけど、売れにくいのは事実です。例えばUdemyで「WordPress」と検索する。たくさんのコースが検索結果に出てきます。しかもたくさんの受講生がついている。こういうジャンルにはなかなか参加しよとは思いません。

ライバルが強力なコース

検索結果に表示されたコースの数が少なかったとしても、ライバルの作るコースがあまりにも素晴らしい場合は参入を控えたほうがいいでしょう。すでにレビューが100以上あって、しかも平均の評価が4.5を超えているコースはかなり強力です。

日本版Udemyではまだまだコースが十分に供給されていないので、参入を控えようと思ったジャンルはほとんどありません、僕自身。次の基準を下回る限り、僕はそのジャンルにコースを提供し続けます。逆にこの基準を上回ると、少し躊躇しますね。

受講生の数が1000以上 and レビューが100以上のコースが、2つ以上供給されているジャンル

ステップ10:既存コースを凌駕する方法

ライバルが強力でなければ嬉しいんだけど、男は時には戦う必要があります(女性もたまには)。ドワンゴの川上量生さんは「不戦勝がいい」と言っているし、ドラッカーも「無競争状態が最も優れている」と言っています。僕もそう思います。だから基本的には、戦わないで勝ちましょう。

どんな理由かは分かりませんが、それでもやはり、人には戦わないといけない時があります。僕も勝機がある場合に限り、仮にライバルが協力な場合でもコースを供給することがあります。正直な話、まだライバルを駆逐した経験はありません。コースを供給したはいいものの、そのジャンルで2番目の売上にあまんじ、依然としてライバルのコースが1番・・・というケースは多々あります。しかし確実に僕のシェアが増えてきており、コースの売上が徐々に伸びて、トップコースに受講生の数も売上もレビューも肉薄しています。僕がやった施策を紹介しましょう。

講義数を伸ばす

Udemyの売りは、お得感です。¥24000で販売されているコースが、¥1200に割引されている。これはお得だ!という感覚を利用して、コースをどんどん売っています。きっとあなたもUdemyで初めてコースを購入した時は、安いと思ったはずです。このお得感を助長するのは、ボリュームです。5つのレクチャーしかないのに¥24000。100のレクチャーがあって¥24000。両方とも¥1200にディスカウントされている。あなたはどっちを買いますか?お得感があるのは、やはり100の講義数があるコースですね。

ということで、ライバルコースよりもネタを豊富に持っていて、仮に時間をかけてでも彼(彼女)よりも大きなコースを作れるという自信があるのであれば、そのジャンルに参入してもいいかもしれません。僕はよくこの作戦を取ります。特にライバルコースがそれほど更新されていない場合はチャンスです。

講義時間を伸ばす

講義数同様、ボリュームを示す指標として講義時間があります。

  • 講義時間:8 hours(合計100レクチャー)
  • 講義時間:2 hours(合計5レクチャー)

やはり、講義時間の大きいコースの方がお得感が出ていますね。同じ値段で並んでいたら、講義時間の大きい方を選んでしまいそうです。どうやら人は、講義時間の大きいコースから「たくさん」学べる、と思うそうです。

ステップバイステップにする

体系化されているコースはわかりやすい印象を与えます。特に「この通りにやれば、僕と同じものを作れます」というキャッチコピーは、強烈に受講生の心を揺さぶります。コピーライティングの世界でもよく使われる言い回しなので覚えておいてください。ステップバイステップとコースタイトルに銘打って、セクションごとにアクションプランを導入します。

  • セクション1:ジャンルを決める(アクション:需要を検証しよう)
  • セクション2:動画を撮影する(アクション:ScreenFlowを購入しよう)
  • セクション3:動画を編集する(アクション:ScreenFlowで編集しよう)
  • セクション4:Udemyにアップロードする(アクション:コースを開設しよう)

テンプレートにする

雛形を用意してあげる。これもステップバイステップと方向性は同じです。もう型が用意されているわけだから、やるべきことは穴埋め作業だけです。空欄を1個1個埋めると、彼または彼女と同じものを作れる。将来がイメージしやすいんですよね。コースを買う時に、あなたもきっと、ここからどんなものを得られるか?と考えるはず。その得られたもので、あなたの人生がどういう風に変わるかまで想像するかもしれません。そういう意味では「初心者からプロのプログラマーになるまで」と宣言しているベストセラーコースがUdemyにたくさんあるけど、上手なネーミングだなとはたから見ていて思うんですよ。プログラマーになりたい初心者の人が、プロのプログラマーになることを容易に想像できちゃうんだから。

ステップ11:コースのトピックを絞り込む

突き放すようで申し訳ないんだけど、僕は参入するジャンルで迷ったことがありません。どういうコースを作ればどのくらい売れるだろうという感覚が身についています。だから「どんなコースを作ろうかな」と物思いに耽ることはありません。それ以上に、これだけプロダクトのローンチが簡単になった今日、何を迷うのかと思うのです。マーケットに聞けばいいんです。ミニコースを投下して、市場の反応を確認する。受講生の入りが悪かったり、評価が悪かったりすると、そのコースは閉じてしまえばいい。極論ね。

逆に市場からの反応が良いコースは、どんどん講義を追加する。そう、最新の市場調査メソッドは「マーケットに直接聞け」です。まるで進路を決めるかのごとく、ジャンル選定で迷う人もいるんだけど、できることなら背中をドンと押してあげたい。そしてマーケットという大海原に突き落としてあげたい。商品を投下する前にあれこれ考えるのは、まるで畳の上で平泳ぎの練習をするようなものです。

ちなみに僕は、自分の進路すらもマーケットに決めてもらいます。職業なんてそういうものです。自分の好き嫌いを優先するから、いつまでも貧乏をやらなきゃいけない。職業は、どれだけ社会に価値を与えられるか、その一点に尽きると僕は考えているので、楽しいとか楽しくないとかはどうでもいいんです。

僕がかつて購入したビデオ教材より。以前、ある米国のコンサルタントにこんな質問が寄せられていました。「フォークギターで食えません。どうやったら食えるようになりますか?」と。彼ら回答は、僕の言いたいことを代弁してくれます。「フォークを選んだ時点で、食えないことは決定している。だってお金が流通していないんだもん。フォークよりもジャズ、ジャズよりもロックに人はお金を払うんだよ」と。

これはどちらのジャンルが優れているという話ではありません。どっちが楽しいとかの話でもありません。純粋な事実です。フォークミュージックを聞く人はお金を使わない。ジャズミュージックを聞く人の方がお金を使う。ロックにはもっとたくさんのお金が流れている。それだけの話です。百田尚樹さんの小説「夢を売る男」にも同様な内容が出てきます。

世の中の才能はお金のある所に集まる。ゲームクリエイターとかミュージシャンとか。小説家は最後の職業。だからほとんどの小説家は食えていない

才能があれば小説家にはならないだろうと。もっともっとお金が流通している、ゲームとかミュージックのジャンルに本物の才能が集まるんだよと。なるほど考えさせられます。どうせやるならお金持ちになりたい。そうであれば、フォークギターではなくロックギターを選び、小説家ではなくゲームクリエイターを職業に選ぶ。あとは自分の中の「好き嫌い」という基準をどの程度まで職業に絡めるかの葛藤だけですね。僕にはそういう葛藤が一切ないので(好きなことは好きなことで独立させて、お金とは結びつけたくないので)、職業すらもマーケットに決めてもらうのがいいと考えています。少なくともUdemyに供給するコースのジャンルくらいは、マーケットに選ばせてはいかがでしょうか?それすらも自分で決めたいというのであれば、止めませんけど・・・(儲からんぜ?)

次のステップ

  1. コースを作り始める
  2. さらに需要を検証する(先行販売)

無料でミニコースをローンチして市場の反応を確かめる。これが僕のオススメの方法です。できることなら、いますぐ決心してコース制作に入って欲しい。もう1つのオプションは、先行販売をしてさらなる需要の検証をすることです。TeachableやThinkificを使って、セールスレターを書き上げます。「今すぐ購入する」ボタンを設置して販売を開始します。そう、商品が空っぽなのに販売を開始する。それが先行販売です。ブログ読者や、メーリングリスト、SNSに販売ページを公開してみてください。物が売れれば、有望なコースと言えるし、売れなければ、需要がないということです。

仮に有望なコースとして見込まれた場合、あなたの行動にレバレッジがかかります。だって、もう売れるって決まっているんだから。今まで以上に気合いを入れてコース制作に取り組めるはずです。僕の場合、10万円単位の高額商品を作る場合は(Udemy以外で販売する)、この先行販売して需要を検証します。とはいえ、すでに顧客がたくさんおり、見込み客も2万人ほどいるから、こういった先行販売ができるわけですが。少ないリストに対して先行販売をしたところで、たぶん反応はありません。

ステップ12:オンラインで先行販売する方法

2つやり方があります。

  1. オンライン
  2. オフライン

すでに顧客リストを持っている人はオンラインでのアナウンスが有効です。楽ですし。まだ顧客リストを持っていない場合、オフラインでの先行販売が考えられます。知人の税理士は新潟県の駅前にある会議室を借りて、定期的に無料セミナーを開催しています。そこで顧問契約を受注しているようです。まさにこんな感じ。無料セミナーを開催して、そこで先行販売をする。

まずオンラインの方法。これは僕がやっている方法です。メーリングリストから、興味のあるお客さんを抽出します。MailChimpを使って顧客属性をグループ分けしてありますか?例えば、ScreenFlowの使い方に関するコースを販売したかったら、ScreenFlowに興味のありそうな見込み客を抽出します。で、ThinkificやTeachableでコースを作って、中身が空っぽのコースを販売する。PayPalやStripeででPay Nowボタンを発行するのもありです。ここに販売のコツがあります。

手を挙げてもらう

まずは見込み客に手を挙げさせる。ここポイントです。こんな感じのメールを送ります。

山崎さんへ

今、(ジャンル名)に関する新しいトレーニングコースを作っています。このトレーニングコースからは次のようなことが学べます。

・(ベネフィット1)

・(ベネフィット2)

・(ベネフィット3)

もしこのコースを販売したら購入したいですか?興味があれば返信してください。先行販売のリンクを発行させていただきます。

石崎力也

このメールに返信してくれたお客さんにだけ先行販売のリンクを発行します。一斉配信だと需要の検証効果が弱まります。わざわざメールを返信してもらうのがポイント。そこまでして商品が欲しいかどうかを確かめるためです。さらに返信してくれたお客さんには次のフォローメールを送ります。

返信ありがとうございます。先行販売では、通常価格の半額で商品をオファーさせていただきます。

商品を提供する前にいくつか質問をさせてください。

あなたが知りたいことをコースのレクチャーとして収録するためです。

1ヶ月以内には商品が完成する予定です。

この機会をお見逃しなく。

この先行販売の何が素晴らしいかというと、ネタ出しもお客さんがやってくれる点です。ゼロから商品を作れば、自分でコンテンツを作る必要があります。でも先行販売をすれば、お客さんが知りたいことを教えてくれる。あなたはそれをレクチャーにすればいいだけ。お客さんが心の底から知りたいこと、それが集積されたコースが完成します。素晴らしいと思いませんか?

2つ目のメールを送り、いくつかヒアリングをしましょう。ここでやりとりをするわけです。どんなことを知りたいかを徹底的に聞き出します。最後にセールスのピッチです。

ご協力ありがとうございました。

こちらがリンクです。

もし商品に満足できない場合、あるいは僕が約束した商品を提供できなかった場合は、いつでも全額返金させていただきます。

(購入ボタン)

ステップ13:オフラインで先行販売する方法

まずセールスのピッチを作ります。ウェビナーをやる要領で、45分から90分のプレゼンを作るわけです。次に会場を抑えます。商用利用可の会議室を利用します。僕が以前、撮影で利用した金沢文化ホールの茶室は1日で2万円ほどでした。次にWebサービスに記載します。

  • Splash: Event Marketing Software
  • Eventbrite – Discover Great Events or Create Your Own & Sell Tickets

どっちも便利です。使ってみてください。興味のありそうな友人や、会社の同僚、親戚にそのイベントをSNSでシェアしてもらうとより効果的です。

当日、必ずフィードバックを集めてください。どんどん質問をしてもらってください。それら全てが、あなたの作ろうとしているコースのホットトピックになり得ます。あなたがそれらレスポンスに答えるレクチャーを作ったら、きっと将来のお客さんが喜んでくれるでしょう。

参加者のメールアドレスは必ず取るように。商品が完成してから、案内を送るためです。通常価格よりもディスカウントした値段でオファーすると成約率が高まります。

ステップ14:強制力を利用する

勝間和代さんの「10倍年収アップシリーズ」で強制力を利用する方法が紹介されていました。ジムで健康な体を作るために、パーソナルトレーナーを雇うとのこと。自分一人だったら理由を作ってジムにいかなくなるけど、パーソナルトレーナーをつけたら、簡単には休めなくなるからと本には書いてありました。

僕はいついつまでに商品を作るとお客さんに約束をします。先行販売の段階で、1ヶ月以内に商品がリリースできなかったらこのコースをタダでプレゼントしますと宣言するわけです。無料で渡したくないから本気で作ります。笑

僕に宣言してくれても構いません。こんな感じの内容です。

もし1ヶ月以内に商品が完成しなかったら、収益の100%を石崎さんにあげます

こういうメール、積極的に送ってきてください。喜んでお受けします。

ステップ15:コース制作のスケジュール

これは僕の制作スケジュールです。

  1. ジャンル選定、レクチャーのタイトル出し、アウトライン
  2. スライドの作成、スクリプトの作成
  3. 撮影と編集
  4. アップロード、コース紹介ページの作成

料理動画の撮影などは、スライドの作成が不要ですので、#2はスキップします。いきなり撮影から入るわけですね。遅くともこれらを1ヶ月以内に終わらせる必要があります。なんでか?モチベーションが続かないからです。考えてみてください。1ヶ月もかけてゆっくりと作業をしていたら、途中で馬鹿らしくなるんです。「いや、飲みに行ったほうがいい人生だろ」って。あるいは子供が「ねえねえ、パパ、遊ぼ」と誘ってくる。で、Udemyのバカヤロー!って投げだすんです。笑

だから最長の期限は1ヶ月です。それ以上の時間はかけない。僕は、Udemyのプロです。機材も揃っているし、撮影方法にも編集方法にも迷いはありません。もちろんコース紹介ページに何を書けば成約率がもっとも高まるか理解しています。だからむっちゃ早いです。仮に作るコースがスクリーンキャストベースのコースで、講義時間が2時間ほどであれば、1日あれば全てできます。撮影もして編集もしてコースの公開もして、それでも朝昼晩の食事をしっかりとして、長男とシエスタして、お風呂に入って、Netflixのテレビを観る時間はあるはずです。そのくらい最適化されています。Udemyのトップクリエイターであれば、たぶん同じくらいのスピード感で仕事しているはずです。(ただいまは、もうセミリタイアしているので、週に4時間ほどしか働いていません。自分自身でコースをローンチすることは稀です。JVコースの応援をするくらいです)

でも初めてコースの作成に取り組んだときは、もっともっと活動をチャンクダウンしました。毎日やることを書き出し、そのスケジュール通りにタスクをこなしました。スケジュールを作ることで、毎日どのくらいの時間をコース制作に費やさなきゃいけないかわかります。もちろん生産性が上がります。生産性が上がればコースのクオリティにも良い影響を与えます。

Udemyで月に$6720を稼ぐ方法

Last updated on 2018年3月16日 By 石崎 力也

オンラインコース「Udemyで月に$6720を稼ぐ方法」へようこそ。

このプログラムは73のステップバイステップコースです。

各ステップにはあなたがやるべきこと = アクションリストが用意されています。

アクションリストに従って実際に行動すると、最後のステップを終えた段階で1つのビジネスモデルが完成しています。アクションリストを実行に移す過程で、成果が出る人もいるでしょう。さて早速、本プログラムの概要を確認しましょう。

  • セクション1:イントロダクション
  • セクション2:マインドセット
  • セクション3:ジャンル選定と需要の検証
  • セクション4:コース制作のスケジュール
  • セクション5:Udemy SEO
  • セクション6:コースのアウトラインを作成する
  • セクション7:レクチャーを撮影する
  • セクション8:レクチャーを編集する
  • セクション9:Udemyでコースを公開する
  • セクション10:Udemyで初動売上を出す
  • セクション11:Udemyで売上を最大化する
  • セクション12:ジョイントベンチャーとアフィリエイト
  • セクション13:セールスページの成約率を最大化する
  • セクション14:コンテンツビジネスで事業規模の売上を出す

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