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石崎力也のコンサルティング「いしこん」

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石崎 力也

3-2 【家族申請者必見】ポルトガルD8ビザ申請2回目で成功した書類準備の完全ガイド

Last updated on 2026年1月5日 By 石崎 力也

あなたはポルトガルD8ビザの申請に向けて準備を進めているフリーランスや起業家で、「どこまできちんと書類を揃えるべきなのか」と悩んでいませんか?チェックリストさえ守れば大丈夫だと考えがちですが、実際はそれだけでは足りないことが多いです。ここでは、僕が2回目の申請時に取り組んだ見直しポイントや、実際に成功につながった工夫についてお伝えします。

僕自身、1回目の申請ではそもそも手続きに進むことすらできませんでしたが、2回目には大幅な見直しと準備の強化を行い、ビザを取得することができました。ここからは、僕が2回目の挑戦で意識した心構え、信頼できるエージェント選び、書類準備の徹底、期限を見据えたスケジュール管理、そして予備の書類まで、具体的な改善点と工夫について詳しく紹介していきます。

絶対に申請し切るという強い心構えが必要

2回目のD8ビザ申請で最も大事なのは、「絶対に申請をやり遂げる」という強い決意を持つことです。1回目のときと同様に、エージェントと初回の面談を行うことになりますが、最初から契約を決めるのではなく、有料であってもまずミーティングを設定して、エージェントの人柄やサポート内容をしっかり見極めるのが大切です。

そのミーティングまでに、「D8ビザとD7ビザはどちらが自分に適しているか」「収入要件は満たしているか」「どの種類の収入が要件に含まれるのか」「遠隔で賃貸物件をどう探すのか」など、自分の疑問や相談したいことをリストアップしておくのがおすすめです。そのうえで、30分〜1時間のミーティングの中でしっかり質問をぶつけましょう。

ただし、初回ミーティングで解決できる疑問はごく一部にとどまると思っておくのが現実的です。実際に、申請手続きを進めていく中で、次々と新たな悩みや疑問が浮かんできます。僕も2回目のエージェントとの最初の面談で「要件は満たしているから大丈夫」と太鼓判を押され安心感を得られましたが、それで全てがクリアになるわけではありませんでした。

やはり、「なんとなくやってみてダメなら諦めよう」くらいの気持ちだと途中で心が折れてしまいます。D8ビザの申請は決して簡単ではなく、様々な準備や書類作成が必要です。収入要件さえ満たしていれば、しっかり準備すれば通るビザでもあるので、「どうしてもポルトガルに行きたい」という気持ちを持って進めましょう。

ちなみに僕は、銀行口座を先に開設したことで、「もう後戻りできないぞ」という覚悟が固まりました。まずはNIF取得や銀行口座開設など、小さく一歩踏み出してみるのもおすすめです。

オランダの永住権を捨ててでもポルトガルに行く決意

正直なところ、僕たちはちょうどオランダに5年間滞在し、永住権の申請条件を満たしたタイミングでした。永住権を申請すれば、今後は在留資格の更新に悩む必要もなく、ずっとヨーロッパで生活できる安心感もありました。

しかし、それ以上に「やっぱりポルトガルに住みたい」という思いが強かったです。そのため、僕たちはオランダの永住権申請をしながら、同時にポルトガルD8ビザの準備も進めました。両方の手続きを並行するのは本当に大変でしたが、それだけポルトガル移住への覚悟が固まっていたということだと思います。

オランダの永住権には大きなメリットがあり、取得すればビザの更新手続きなどからも解放されますが、最終的に僕たちが選んだのは、やはりポルトガルでした。生活の質、気候の良さ、物価の安さ、おいしい食事、そしてサーフィンなど、ポルトガルで得られる魅力は比べものにならなかったからです。

弁護士と提携しているエージェントを選ぶべき理由

信頼できるエージェント選びについてお話しします。以前も何度か触れましたが、エージェント選びで大切なのは費用面です。特に弁護士事務所がサイドビジネスで行っている移住サポートは料金が高くなりがちです。ポルトガルに来ると本当に多くの弁護士がいることに驚かされます。

その中で僕が勧めるのは、Anchorlessのように「弁護士と連携しているエージェント」です。実際、弁護士自身が全ての最新データやノウハウを持っている訳ではなく、長年多くのケースを扱っているエージェントの方が具体的な情報や実績を豊富に持っています。

そしてエージェントを選ぶ際は、公証や翻訳サービスがパッケージに含まれているかを必ず確認してください。個別に公証を依頼する形だと、書類ごとに追加費用が発生し、膨大な数の書類を一枚ずつ公証していたら、手間もコストもかさみます。僕自身、初回申請時は都度オランダの弁護士に頼み非効率でしたが、後にパッケージ型サービスの便利さを体感しました。最初から公証・翻訳サービスが一括で含まれているエージェントを選ぶのがおすすめです。

無制限のメール相談とチェックリストは必須

サポート内容についてより詳しくお話しします。まずメールでの相談に関しては、回数制限なしで自由にやり取りできることが理想です。疑問や質問は進めていくうちに次々と生まれるため、何度でも遠慮なく問い合わせできる体制が重要になります。一方で、移民弁護士とのビデオ通話サポートについては、全員必須というより「希望者が選べる形」で十分だと感じています。

チェックリストについても触れておきます。各エージェントが独自に用意していますが、ネット上にも多数存在し、内容が食い違っていたり情報が古かったりすることも珍しくありません。最終的には、自分がエージェントと話す中で「これも準備した方がよさそうだ」と感じた書類をすべて整える姿勢が何より重要です。

サポートの範囲には公証や翻訳、またNIF取得や銀行口座開設などが含まれています。すべてパッケージになったプランもあれば、個別に各サポートを有料でオプション追加する形式のエージェントもあります。サポート内容や費用などは各エージェントで差があるため、事前によく調べてご自身に合ったサービスを選ぶのがおすすめです。

また、成功事例の確認も忘れずに。世界各国のポルトガル大使館でD8ビザ申請が行われているので、自分と同じような立場・条件で実際にビザが下りたケースがあるかどうか必ずチェックしましょう。例えば僕の場合はオランダ在住の日本人という少し特殊なケースでしたが、申請の2週間前に同じ条件でD8ビザが承認された事例があることを確認できました。こういった前例があれば、必要書類や手続き方法も極めて具体的に参考にできますし、エージェント側も過去のデータをもとに最適な申請サポートを行ってくれます。

複数のチェックリストを統合して漏れなく準備する

書類準備については、徹底的に進めることが何よりも重要です。まず参考にできるチェックリストはいくつもあります。ネットで簡単に手に入るものもあれば、eVisaポータルの公式リスト、さらにはエージェントが独自に用意してくれるものもあります。

しかし、それぞれ微妙に内容や記載に違いがあり、どのリストにも抜け漏れがあるのが実情です。そのため、複数のチェックリストを見比べて、重複も抜けもないよう自分で統合しながら書類を準備しなくてはいけません。

「これで完璧だ!」と思って提出しても、インタビューや申請のタイミングで「この書類も追加で出してください」と大使館から要求されることが本当に多いです。例えば、僕が最初に依頼したエージェントからは「オランダの無犯罪証明書(クリミナルレコード)だけで十分」と案内されました。しかし実際に大使館で手続きすると「日本の無犯罪証明も必要」と言われたことがありました。

このように、どのチェックリストも情報が完璧に揃っているわけではなく、現場で追加書類を求められることは珍しくありません。自分に関連する全てのチェックリストを統合し、想定される追加書類もできるだけ事前に把握して準備することが、申請をスムーズに進めるコツです。

大使館に直接問い合わせる姿勢も重要

エージェントに依頼する理由の一つは、ビザ申請のチェックリストの中には自分には該当しない項目も多く含まれており、何が本当に必要かを個人で判断するのが難しいからです。例えば、ポルトガル語圏出身者向け(アンゴラやブラジルなど)の特別なチェックリストがあり、彼らには要件が一部緩和されているケースも見られます。これらがまとめて案内されるため、自分に無関係な項目も混ざっており、整理が必要です。

こうした複雑さを解消するためにも、必要に応じてエージェントの知見を借りることは有効ですが、住んでいる国のポルトガル大使館が親切な場合は、メールや電話で直接確認する姿勢もとても大切です。なかなか電話がつながらないことも多いのですが、僕たちの場合はオランダのポルトガル大使館が非常に親切で、メールで丁寧な返信をしてくれました。返事には多少時間がかかることもありますが、大使館から直接確認が取れると大きな安心材料になります。

無犯罪証明の取得には2ヶ月かかることを想定する

期限に余裕をもった準備スケジュールはとても重要です。書類集めをのんびり進めていると、なかなか全てが揃わないので、できるだけ短期間で集中して集めることをおすすめします。ただし、一気に集めるといっても1日や2日で終わるようなものではありません。例えば、僕のようにオランダ在住の場合、日本大使館で指紋をとり警察証明(無犯罪証明書)を申請しても、それが日本本国に送られてから戻ってくるまでおよそ2ヶ月ほどかかります。

このように「あとで必要になるかもしれない」と感じた書類や証明書類は、多少コストがかかっても早めに用意しておくことが大切です。大使館のアポイントメントはすぐに取れるわけではなく、「次は2ヶ月後」と案内されることも珍しくありません。そのタイミングで書類が揃っていなければ、さらに次回の予約も数ヶ月待ち…とどんどんスケジュールが遅れてしまいます。

特に無犯罪証明は要注意です。僕はオランダと日本のどちらの証明が必要なのか分からなかったため、今思えば最初から両方用意しておけば良かったと感じています。オランダに4年住んでいたので、結果的にはオランダの無犯罪証明と日本の警察証明の両方が必要でした。日本大使館で指紋採取をしてもらい、警察証明が届くまで約2ヶ月。僕は2023年12月に「この理由で警察証明が必要です」と日本大使館に事前にメールし、案内された日時に指紋採取を受けましたが、やはり本国から書類が戻るまで2ヶ月かかりました。

まず、オランダの無犯罪証明書(クリミナルレコード)を取得しましたが、そもそもオランダでどの書類が正式な無犯罪証明になるのか、当初は自分でもよく理解できていませんでした。その段階からさまざまな疑問や不安が生まれました。最初は「オランダの無犯罪証明だけで足りるだろう」と思っていましたが、実際には追加で日本の警察証明書も求められることになりました。

この日本の警察証明書ですが、2週間後のアポイントメントまでに用意するように連絡を受けました。しかし、実際にこの書類を取得するには2ヶ月ほどかかるため、そのままでは間に合わず、面談のスケジュールを延期してもらう必要がありました。短期間で用意できない書類も多いため、こうした事情は必ず考慮しておく必要があります。

こういったアポイントの延期や追加書類の要請は、一度だけではなく、何度も発生しました。したがって、「時間がかかること」を前提に計画を立てるのがとても大切です。D8ビザも在留カード取得も、当初想定していた2倍、3倍の期間がかかると見ておいた方が良いです。申請プロセスはどんどん長期化しがちなので、余裕を持った対応が求められます。

申請準備に時間がかかることをもっと意識しておけば、「最初は申請用に安価な物件を選んで契約する」など、余計な出費を抑える対策もできたと思います。実際、我が家の場合は妻が先にポルトガルで賃貸契約を締結し、その後一度オランダに戻ってきたため、一定期間オランダとポルトガル両方の家賃を支払う必要が生じてしまいました。実際には住んでいない間も、ビザ申請用に賃貸契約書を証明として維持する必要があり、やむを得ず2か所分の家賃を支払い続けることになりました。

家族分の書類は共通でも全員分を個別に準備する

家族全員分の書類は、必ず「それぞれ個別に」準備しなければなりません。僕の場合、子どもが4人いますが、たとえば僕の収入証明など本来は共通と思える書類も、子ども一人ひとりの申請ファイルに分けて用意・提出するよう求められました。結局、家族の人数分、全く同一内容の書類セットを個々に揃え、それぞれの申請書類一式に同封する必要があったのです。

例えば、1人につき100枚の提出書類が必要で、そのうち80枚が家族全員に共通するものであった場合でも、家族4人分を準備する際は「80枚を1セット用意すればOK」ではありません。実際には「80枚×4人=合計320枚」をそれぞれの申請ファイルに分けて入れる必要があります。僕たちもこのように個別ファイルを用意して提出しました。大使館でのチェックも家族まとめてではなく、1人ずつ個別の封筒に分けて確認されていたので、「家族全員分をまとめて」ではなく、申請者ごとの個別審査が徹底されていることを強く感じました。

もし共通書類を1部しか用意していなかった場合、追加で提出を求められたり、次回の面談までさらに2ヶ月待つ必要が生じることもあり得ます。そのため、「余った分は処分すればいい」という気持ちで、最初から多めに準備しておく方が、後々のトラブルやストレスを回避できます。面談の延期や申請全体の遅延につながる書類不足は大きな負担になるので、はじめから家族全員分の書類を個別に用意することを徹底してください。

提出した書類は2回目のインタビューでも必要になる

D8ビザ申請の際に用意した書類は、ポルトガル現地での2回目のインタビューでも改めて提出を求められることがよくあります。デジタルデータはもちろん、紙の原本も大使館で「不要」と言われた場合であっても、必ず自身で大切に保管しておきましょう。

また、D7ビザやD8ビザの制度が今後も継続する保証はありません。申請手続きの最中であっても、方針変更や受付停止など、制度が突然変わることは十分に考えられます。そのため、「ポルトガル以外に選択肢がない」「失敗したら他に道はない」といった切羽詰まった気持ちで申請に臨むのはおすすめできません。

常にプランBを用意し、例えば他の国への移住や、現地に残る選択肢も検討しておくことで、精神的な余裕が生まれます。ポルトガル移住だけに固執せず、柔軟に対応できる準備をしておくことが、長い申請プロセスを乗り切るためにも大切です。

まとめ:徹底的な準備が一発合格への最短ルート

ここまで2回目の挑戦での改善点について解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • 2回目の挑戦では「絶対に申請をやり遂げる」という強い心構えが必要で、銀行口座を事前に開設し、後戻りしない状況をつくるのも有効な戦略である。
  • 弁護士と提携しているエージェントを選び、公証・翻訳費用込みのパッケージサービスを利用することで予想外の出費を避けられる。
  • 複数のチェックリストを統合して漏れなく準備し、大使館に直接問い合わせる姿勢も重要である。
  • D8ビザと在留カード取得は想像の2-3倍の時間がかかる前提で行動をする。
  • 家族分の書類は共通でも全員分を個別に準備し、提出した書類は2回目のインタビューでも必要になるため必ず手元に保管する。

3-1 【エージェント選びで決まる】ポルトガル移住D8ビザ申請の書類準備と費用を抑える完全ガイド

Last updated on 2026年1月5日 By 石崎 力也

あなたはポルトガルへの移住を考えているフリーランスや個人事業主として、D8ビザの申請プロセスで何に注意すべきか分からず不安を感じていませんか?ビザ申請は想像以上に複雑で、ちょっとした準備不足が大きな遅延や出費につながります。ここでは僕が実際にD8ビザ申請で経験した失敗ポイントと、その回避方法について紹介します。

ポルトガルのD8ビザ申請は、多くの移住希望者が途中で諦めてしまうほど難しいプロセスです。海外の掲示板レディットを見ていると、僕と同じような問題に直面している人がたくさんいます。これから申請するあなたには同じ失敗を繰り返してほしくありません。ここからは、具体的な失敗ポイントとその対策を解説していきます。

銀行口座開設の壁:フリーランスの収入証明が最大の難関

ポルトガルでの銀行口座開設は、D8ビザ申請プロセスの中でも特に高いハードルです。僕が最初に困ったのは、銀行から給与明細を要求されたことでした。フリーランスなので給与明細というものが存在せず、その代わりに1年分の所得税申告書を提出しました。正直、直近3ヶ月の給与明細よりも、公式な税務署発行の申告書の方が信頼性は高いと思います。しかし銀行側からは、「オランダ語なので読めない」という理由だけで受け付けてもらえませんでした。英訳したものを再提出しても連絡が途絶え、手続きを進められなくなってしまいました。口座が開設できなければ申請プロセスもストップします。

さらに、銀行から求められる書類は予想以上に多く、1社目では職業証明・6ヶ月以内の各種書類・納税者番号・携帯番号・家族情報・金融資産額・直近3ヶ月の銀行明細・不動産情報と評価額など細かく要求されました。ところが2社目では驚くほど少ない書類で口座開設できました。実はどちらも最終的には同じミレニアムバンクでしたが、担当エージェントによって求められる書類や手続きの難易度が大きく違っていました。こうした点からも、どのエージェントを通すかによって、口座開設の難易度が大きく左右されるのだと実感しました。

フリーランスにとって収入証明は銀行口座だけでなく、ビザ申請全体の悩みどころです。普通の雇用者と異なり、一般的な給与明細が用意できないので、どの書類が通用するかを事前によく調べておくことが必須です。経験から言うと、所得税申告書はD8ビザ申請時には非常に有効ですが、それでもしばしば給与明細を求められる場面があります。多くのD8ビザ申請者はリモートワーカー(会社員待遇)として話が進む前提があるため、毎月の給与明細の提出を当然のように要求されることが多いです。本当にフリーランスとして働いている場合は、収入証明をいかに用意するかが重要です。

僕は所得税申告書の他にも、コンサルティング契約書を添付しました。契約書には入金予定日や金額が記載されており、銀行明細も合わせて提出しました。このように、フリーランスの場合は収入証明が複雑化しがちなので、証拠書類を事前に整えておくことがとても大切だと痛感しました。

公証・翻訳の無駄な往復で失った時間とお金

公証や翻訳の手続きでは、想定以上に時間もお金も消耗しました。たとえば銀行口座開設の際、パスポートのコピーに対する認証が必要と言われ、現地でオランダの弁護士事務所を探して依頼する羽目に。たったひと言サインをもらうだけで150ユーロ(約3万円)も取られた時は、本当に驚きました。こんな単純な認証のために、大きな出費が発生します。

今振り返れば、はじめからこうした公証や書類認証作業も含めて対応してくれるエージェントを選ぶべきでした。実際、2社目のエージェントはこれらをまとめて請け負ってくれて非常にスムーズでしたが、1社目は公証や翻訳がすべて追加料金となり、想定以上の費用がかかりました。ビザ申請の過程では、ほぼすべての書類で何らかの公証や翻訳が必要になるため、その費用が最終的な総額に大きく影響します。

実際、アメリカから申請していた人は、公証や翻訳、各種手数料を含めてトータル2万ドル(約300万円)かかったと言っていました。僕は半額以下ですみましたが、それでもかなりの出費でした。最初は安価に見えるエージェントでも、書類認証や翻訳がすべて別料金だと一気にコストが膨らむケースが多いです。そのため、エージェント選びの最初の段階、特に初回ミーティングの時点で、公証や翻訳のサービスが料金に含まれているかどうかを必ず確認しましょう。

もし「後から別料金です」と言われてしまえば、その時点では既に手続きが進んでいて後戻りできません。最初の段階で全体のサポート範囲と費用をしっかり把握することが、余計な出費やトラブルを避けるポイントです。

エージェント選びの失敗がすべてを左右する

僕が最初に失敗した一番大きな理由は、エージェント選びを間違えたことでした。現地の事情をしっかり把握していないエージェントや、ビザ申請代行を副業として行っているようなエージェントは、どうしても専門性や経験が足りません。小規模な法律事務所がサービスの一環として申し込みを受けている場合も、費用が高いのに実際は扱った事例が少なく、十分なノウハウを持っていないことが多い印象です。必要書類すら把握できていない弁護士もいましたし、実際、移民局が出す書類の要件は状況によってたびたび変わるので、弁護士でも100%最新情報を追えているか分かりません。だからこそ、移住サポートを専門にしている会社を選ぶのが本当に重要だと思います。

ネットのレビューや口コミ評価もあまり当てになりません。実際、高評価のレビューで紹介されているエージェントに依頼したこともあるのですが、期待通りのサービスは受けられませんでした。よくある5つ星評価のレストランに行って「あれ?」と感じることがあるように、ネット上のレビューは作ろうと思えばいくらでも操作できますし、「口コミサイトで5つ星評価を付けてくれたら割引します」といった方法でレビューを集めているケースもあります。だから、見かけ上の評価だけで判断するのはリスクが高いと感じました。

また、エージェントによってサポートの内容や範囲が全然違うことも身をもって実感しました。最初のエージェントは「家族それぞれ個別で申請してください」とだけ言い、家族全員でおよそ5,000ユーロの初期費用がかかると説明されました。ところが2社目のエージェントは、僕をメイン申請者として後から家族を呼び寄せる方法を提案してくれたり、家族分の書類準備もまとめてサポートしてくれたりと、最初よりずっと手厚い対応でした。最終的には大使館から「家族ごとに申請が必要」と言われたんですが、書類の準備などもサポートしてくれたおかげで、家族全員分の手続きをスムーズに進めることができました。自分の書類を集める途中で自然と家族分も整っていく感覚で、「エージェントによってここまで違うんだ」と痛感しました。

そして、ポルトガル特有の商習慣として、見積もりには含まれていなかった追加費用が後からどんどん発生することにも注意が必要です。最初に聞いた金額が最終的な費用になるとは限らず、手続きを進めるうちに予想外の追加請求が来ることがあります。最初の見積もりや説明だけで安心せず、サポート内容や最終的な費用の全体像を細かく確認しておくことが、トラブル回避のために本当に大切だと強く感じました。

準備不足だった書類が引き起こした遅延

必要書類についての事前準備が足りなかったことも、大きな失敗の一つでした。正直、どの書類が必要か最初から完璧に把握するのは難しいものです。日本国内にD8ビザやD7ビザ専業の弁護士や移住サポート業者があれば便利ですが、そもそも日本人のポルトガル移住例自体が少ないため、ノウハウの蓄積は進んでいません。結果的に利用するのは、Anchorlessのような国際的なサービスになる場合が多いですが、それでも日本人のケースには不慣れなことが多いと感じました。

例えば僕は、オランダに移住する際には日本人の渡航事例が増えていて、オランダの移民弁護士も戸籍謄本の存在を認識し、英語表記で書類リストに記載してくれました。しかし、D8ビザ申請エージェントはほとんどの場合、戸籍謄本まで把握していないことが多く、必要書類一覧を最初から万全に入手するのは不可能に近いと実感しています。

こうした背景もあり、「これは必要かもしれない」と思った書類は、費用が比較的安いものなら、念のため先回りして集めておくのが得策だと強く感じます。万が一使わなくても、追加で取り寄せる手間やタイムロスを考えると、事前準備の安心感は非常に大きいです。

また、賃貸契約書については、ビザが下りる前に契約完了している必要があります。つまり、仮にビザが不承認だった場合も、最低1年間分の家賃を支払い続けるリスクがあります。実際、僕も2024年3月にポルトガルの物件を契約し、実際に渡航したのは10月。半年分の家賃をムダに払い、その間さらにオランダの家賃も発生したため、家計への負担は相当なものでした。

さらに収入証明の難しさも実感しました。フリーランスの場合、毎月売上が変動するため、安定収入を示すための契約書や税申告書の用意が不可欠です。D7やD8ビザでは、直近3ヶ月分の給与明細や、直近半年間の総入金額が要件を満たしている必要があり、双方を揃えておくことが安全策です。僕は最終的に所得税申告書、コンサルティング契約書、入金記録を提出し、さらに資産証明(不動産評価額や証券会社の残高証明書、ポルトガル銀行への送金記録)も補足資料として用意しました。

一方で、最初の申請時はこれらすべてを揃える気力も余裕もなく、書類の多さと銀行口座開設の壁に圧倒されて断念した経緯があります。やはり、念のための書類を先んじて準備する姿勢が、申請全体のスムーズさにつながると感じました。

翻訳・公証の重要性を甘く見ていた代償

ポルトガルの行政手続きは「ビロクラティック」―つまり官僚主義的で手間が多い―とよく言われます。実際、僕がオランダにいたとき出会ったポルトガル人のミュージシャンも、「ビロクラティック」「コラプション(汚職)」と繰り返し嘆いていました。この「ビロクラティック」という言葉は彼だけでなく、複数のポルトガル人から何度も耳にしました。それほどまでに、お役所的な煩雑さや面倒がつきまといます。

どれくらいビロクラティックかというと、日本人の感覚からすると「こんな手順いる?」と思うことも多く、時にそれが面白く感じるレベルです。実際に住むと、もはやひとつの現地エンターテインメントだと思って受け入れる心の余裕が求められるでしょう。

そして、ほぼ全ての書類で「翻訳」や「認証(公証・アポスティーユ)」が求められます。僕自身も、提出した書類のほとんどすべてに公証やアポスティーユを取った記憶があります。特に初回の挑戦時には、ただ銀行口座を開設するだけなのに、パスポートのコピー(しかもデジタルデータ)にまで公証をつけろと言われ、「本当に必要?」と心が折れかけました。ちなみにオランダでビザ申請した際は、そのような手間は一切ありませんでした。

結局、ポルトガルではどの書類にも翻訳+公証(あるいはアポスティーユ)がセットで必要になると考えておいた方が間違いありません。これは避けて通れない現実だからこそ、最初からこういった煩雑な翻訳・認証作業まで全てサポートしてくれるエージェントを選ぶことが重要です。これらが別料金で積算されると、費用も時間も想像以上に膨らむので、ぜひサービス内容をしっかり確認しておきましょう。

書類の有効期限切れという見落としがちな落とし穴

申請には想像以上に時間がかかるものです。ネット上の申請期間の目安はほとんど参考になりません。自分がどの国から申請するか、どのエージェントに当たるか、移民局の予約場所はどこか、こうした要素によって、かかる時間が大幅に変わってしまいます。エージェントも「だいたいこのくらい」とは教えてくれますが、実際にはその想定よりもはるかに長い時間がかかったのが現実です。

そして申請中に最も厄介なのが、各種書類の有効期限切れです。ビザ申請では多くの書類が直近3ヶ月以内発行を求められますが、申請プロセスや書類のやり取りをしているうちに、その3ヶ月がどんどん過ぎてしまいます。例えば、日本から戸籍謄本や出生証明を取り寄せても、いざ提出となる頃には有効期限を超えてしまい、再度同じ書類を新たに取得し直すハメに。特に、ビザがおりてから在留カード取得までにポルトガルへ渡航し、移民局の予約待ちをする場合、ここでも何ヶ月もかかり、その間に追加で新しい書類を用意する必要が何度も出てきます。

こうした無限ループの代表例が航空券です。僕は2024年5月に渡航予定だったので3月に賃貸契約書を作成しましたが、結局実際に渡航できたのは10月。追加書類の手配や手続きの遅れにより5月の航空券は無駄になり、9月分のチケットも「どうせまた変更になるだろう」と捨てる前提で安いチケット(ライアンエアー等)を手配しました。実際、最初の2回分の航空券は見送ることに。オープンチケットを買う手もありますが、通常の航空券より高くつきます。そのため、安いチケットを何枚も買い直す形になり、余計な出費がかさみます。

このように、書類の有効期限や申請期間の長さを甘く見積もっていると、予想外のコストや手間が何度も発生します。申請に必要な期間は、自分が想定している倍以上になるつもりで準備をしておくことをおすすめします。

まとめ:失敗から学んだポルトガル移住の教訓

ここまでポルトガルD8ビザ申請で僕が経験した失敗ポイントについて解説してきました。最後に要点を7つにまとめました。

  • フリーランスの収入証明は所得税申告書と契約書、入金記録を組み合わせて準備する。
  • 公証・翻訳作業はほぼすべての書類に必要なので、公証翻訳費用が含まれているエージェントを選ぶ。
  • エージェント選びがすべてを左右するので、移住専門で実績のあるサービスを選ぶ。
  • 必要書類は先回りして集められるものは早めに集めておく。
  • ポルトガルの手続きはビロクラティックで予想以上に役所仕事が多い。
  • 書類の有効期限は3ヶ月が多く、申請期間は想像の倍かかると思っておく。
  • オンラインでのレビューの高さよりも、初回ミーティングでサービス内容を詳しく確認する。

2-3 ポルトガルD8ビザ申請で後悔しない!エージェントの信頼性を見極める段階的依頼術

Last updated on 2025年12月28日 By 石崎 力也

あなたはポルトガルD8ビザの申請でエージェントを探しているフリーランスや起業家で、どのエージェントを選べば良いか具体的な判断基準を知りたいと思っていませんか?料金の安さだけで決めてしまうと、後から追加費用が発生したり、思ったようなサポートが受けられない可能性もあります。

僕自身、エージェント選びで失敗したことがあります。初回ミーティングの段階で何となく違和感を感じていたものの、深く考えず契約を進めてしまい、後から後悔する結果となりました。このような失敗を防ぐためにも、初回ミーティング時に確認しておくべきポイントや料金体系、信頼性の見極め方、そしてサービスを段階的に依頼することの重要性について解説します。

初回ミーティングは有料でも必ず設定する

初回ミーティングでは、どんな点を確認すべきか事前に把握しておくことが重要です。たとえ有料であっても、このミーティングは必ず設定しましょう。僕自身は2社とも初回ミーティングが有料でしたが、最近ではAnchorlessのように無料相談を提供しているエージェントも出てきました。無料か有料かは時期や各エージェントによって異なるため、あらかじめ確認しておくと安心です。

ミーティングの際には、まず自分の収入がD8ビザの申請条件を確実に満たしているかをエージェントに確認しましょう。また、「この書類を用意していますが、この内容で問題ないでしょうか?」など、より具体的な質問をすることも重要です。エージェントから「その内容で大丈夫です」といった前向きな回答がもらえれば、本契約まで安心して進むことができます。

実際のところ、D8やD7ビザの要件を満たしていれば、経験豊富なエージェントの中には「承認率99%以上」と公表するところも多いです。これは、エージェント自身がきちんと審査し、「この方ならビザが通る」と判断した場合だけ、申請を進めているためです。つまり、初回ミーティングで「大丈夫です」とエージェントから太鼓判を押された場合、その時点でビザ審査に通る見込みが高いと考えてよいでしょう。この確認が取れれば、安心して次の手続きに進むことができます。

AIMAのアポイントメント状況も初回で確認する

AIMA(旧SEF)のアポイントメント状況も必ず確認しておきましょう。D8ビザの取得がゴールだと思われがちですが、実際はその後にポルトガルで滞在するためには在留カードに切り替える必要があり、その手続きのためにAIMAとの面接予約が必須です。

D8ビザは有効期間が約6ヶ月と短いため、ポルトガル入国後はできるだけ早く在留カードへの切り替え手続きを進める必要があります。しかし、AIMAでの面接予約は非常に取得困難で、予約枠がすぐ埋まりやすいため、手続きがスムーズに進まないことが少なくありません。

エージェントによっては、AIMA面接の最新のアポイントメント状況や、実際にどれほど待ち時間が発生しているかなど、現場のリアルな情報を把握している場合もあります。初回ミーティングの際には、こうした情報をしっかりと確認し、今どのくらい面接予約が取りにくいのか、具体的な目安を質問しておくことが大切です。

家族でD8ビザを申請する場合は、計画的に進めることが何よりも重要です。例えば、主申請者となるご自身が先に申請して後から配偶者やお子さんを呼び寄せるのか、ご夫婦がそれぞれ個別に主申請者として同時申請するのか、複数のパターンがあります。特にお子さんを後から合流させる場合は、「ファミリーリユニフィケーション(家族統合)」という制度を利用することになります。こういった点も事前にエージェントへ質問できるようリストアップしておくと安心です。

D8却下時にD7への切り替えが可能か聞いておく

他にも確認しておくべき重要な質問のひとつが、「もしD8ビザが却下された場合、D7ビザへの切り替えや再申請が可能かどうか」です。僕もこの点について質問しましたが、その時は「D8ビザで問題なく通るはずです」といったやや楽観的な答えしか返ってきませんでした。こうした部分も、しっかり納得がいくまで確認しておくことが大切です。

また、どの国のポルトガル大使館で申請できるかも事前に確認しておくべき重要なポイントです。例えば、僕の場合は日本のパスポートを持ちながらオランダに居住していたため、申請先が日本なのかオランダなのか迷い、実際にエージェントに相談しました。こうした居住地や国籍によって申請できる大使館が異なるケースもあるので、不明点や疑問に思うことは些細なことでも遠慮せず、必ず事前に質問してクリアにしておきましょう。

僕が2社目に利用したAnchorlessでは、初回の相談が無料で受けられます。無料相談を利用することで、気軽に疑問点を何でも聞くことができ、納得できるまで時間をかけて質問できます。また、その場で契約や料金の支払いを急かされることもないので、相手の信頼性や自分に合うかどうかをじっくりチェックすることができます。エージェント選びでは、このように無料相談を賢く活用し、慎重に見極めることが大切です。

1社目の不審な発言:妻も別々に申請するよう言われた

1社目のエージェントとのやり取りで引っかかった点についてお話しします。そのエージェントからは「家族全員で同時申請するより、ご本人と奥様それぞれがメイン申請者として個別に申請した方が良い。家族の呼び寄せには時間がかかる」と提案されました。

ただ、子どもたちはどちらの場合も後から呼び寄せる手続きが必要ですし、妻を別のメイン申請者にしてまで手続きを分ける合理的な理由が見当たりませんでした。やり取り全体も「子どもがいない場合」を前提に話を進められている印象で、「もしかしてパッケージを2件分売るための営業トークなのでは」と疑念を持ちました。

結局のところ、どのエージェントを選んでもD7ビザやD8ビザの申請では家族それぞれの手続きが必要です。僕自身はファミリーリユニフィケーション制度は利用しませんでしたが、自分の書類を集めていく過程で自然と家族分のものも揃い、特に困ったことはありませんでした。

実際に1社目に送った問い合わせメールがあります。フォームから質問したところ、「In this consultation we can determine the right type of the visa for you(このコンサルテーションで最適なビザが判断できます)」と返信がありました。コンサルテーション費用は123ユーロで、30分〜1時間程度です。

ここで改めて「家族ごとに分けて申請した方がいい」と説明され、メールでも詳しくその理由が述べられていました。最初は「It’s always up to you(最終的にはあなた次第)」と柔らかい表現でしたが、最終的には僕が個人で申請し家族の呼び寄せを勧めない理由が長々と記載されていました。

当時はちょうどコロナ禍が明けた頃で、「またパンデミックが発生した場合にはファミリーリユニフィケーション(家族再統合)が遅れる可能性があり、国境が開くまで家族が合流できなくなる」とエージェントから強調されました。そのため、「あなた一人でポルトガルへ渡航し、家族はしばらく日本やオランダで待機することになるかもしれない。実際にそうしたケースも見られた」と説明されました。

さらに、手続きが非常に長引く可能性や、今後のスケジュールが予測しづらい点も指摘されました。SEF(現AIMA)の面接予約はいつ取れるかわからず、僕が申請手続きを進めていた2022年当時も、すでに3年以上にわたって予約が困難な状態が続いていました。

現在もなお混雑が解消されていないと聞き驚きましたが、エージェントからは「必要書類が複雑な上、有効期限も短い。D7やD8ビザはパスポートにステッカーが貼られてから有効期間はわずか6ヶ月。AIMAの面接が遅れるとビザを再取得しなければいけないかもしれない」と、不安を強調する説明がありました。

実際にはこうした事態は非常に稀で、過度に心配する必要はなかったのですが、まるで大きなリスクがあるかのように案内されたのです。このように、「より安全で確実な方法」として僕と妻それぞれが個別に申請することを強く提案されました。今思えば、パッケージを2件分契約させて売上を増やすための営業戦略だったのではないかと感じています。

公証と翻訳のサービス範囲を明確に確認する

料金プランを確認する際は、基本料金にどこまでサービスが含まれているのかを明確にしておきましょう。特に注意したいのが、ノータリゼーション(公証)や翻訳の対応範囲です。例えば翻訳についても、どの書類まで翻訳してくれるのかを具体的に確認しておくことが重要です。

僕の場合、保険のポリシーがオランダ語だったので、そのままGoogle翻訳でざっと内容を訳し、あとは弁護士が簡単に公証してくれるのだろうと思っていました。実際には、「保険の契約書をまるごと全部翻訳してほしい」と言われ、そのボリュームの多さゆえ2~3社からは「すべて翻訳するには費用がかかり過ぎる」と断られてしまいました。全ての書類を無制限に翻訳してくれるわけではなく、サービスごとに明確な範囲があるのが実情です。

また、サービス内容がD8ビザの取得までなのか、それともポルトガル到着後の在留カード取得までカバーしているのかも要確認です。僕の場合、AnchorlessにはD8ビザ取得までのみ依頼し、その後は自分で別途1200ユーロ払って現地の弁護士に在留カードの取得をお願いしました。今振り返ると、最初から一括して依頼できた方が効率的だったかもしれません。ビザ取得後の手続きが意外と大変だったので、どこまでサポートが含まれるのか細かく確認することを強くおすすめします。

後出しで150ユーロ請求された追加費用の実例

もうひとつ注意しておきたいのが、追加費用が発生するケースです。僕がポルトガルに来てから雇った弁護士のリータさんとの実例を紹介します。僕たちは2025年2月にAIMAでセカンドインタビューを受け、必要書類もすべて提出したのに、一向に在留カードが届きませんでした。

周りからは「早ければ2週間で届く」と聞いていたものの、3ヶ月経っても連絡なし。そこでリータさんに確認を依頼したところ、「AIMAに電話連絡するなら追加で150ユーロが必要」と言われてしまいました。もともとの説明では「最初に1200ユーロを払えば、在留カードが届くまで全面的にサポートする。あとは何も心配せずに待っていて大丈夫」と言われていたので、正直ショックでした。こうした後出しの追加請求や、サポートが途中で終わったような扱いをされることはポルトガルでは珍しくありません。

このような経験からも、どこまでがサービス範囲なのか、追加費用が発生するタイミングや内容を、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。やり取りは口頭だけで済ませず、必ずメールや書面で証拠を残してください。また、支払いの総額や上限、どの段階でいくら払うのか、分割払いができるかどうかなども事前に質問しておくと安心です。費用と支払いタイミングを明確にしておくことが重要です。

初期対応で専門性と英語力を確認する

信頼できるエージェントかどうかを見極めるには、初期対応をチェックすることが重要です。コンサルテーションの時点で、必要以上に多くのサービスを薦めてこないか、こちらが用意した質問に的確に答えてくれるかを確認しましょう。

専門知識の有無はもちろんですが、そもそも英語でのコミュニケーション能力にも注目してください。僕がやりとりしたポルトガル人の弁護士の英語力はかなり低く、うまく意思疎通ができませんでした。専門性以前に言語力の壁が存在する場合もあるので、そこも最初に見ておきたいポイントです。

まずは銀行口座開設やNIF取得、書類の部分的な翻訳といった比較的小規模な業務をエージェントに依頼し、その際のやり取りの頻度やスムーズさをじっくりチェックしてみてください。特に注目すべきは、メールにどれくらい早く返信が来るか、コミュニケーションの分かりやすさ、そして何よりこちらからの質問に対してどれだけ正確かつ明確に答えてくれるかという点です。

ポルトガル人は遠回しに本質を避ける傾向がある

ポルトガル人は特に、要点をはっきり伝えるのではなく、まわりくどい表現を使いがちな傾向があります。こういった対応の仕方はやり取りを重ねる中で見えてくるので、「大事な点を端的に答えてくれるか、それとも要点をぼかして曖昧な答え方をするか」という視点で相手を観察すると良いでしょう。

また、担当者の専門知識も見極めるポイントです。知識がなければ、こちらの質問にきちんと答えてもらえません。例えば、弁護士や弁護士事務所でも「D8ビザも対応しています」と案内することはありますが、彼らが本業としてD8ビザ案件を多く扱っているとは限りません。

一方で、移住エージェントはD8ビザに特化して実績とノウハウを積んでいることが多いため、やはり移住専門のエージェントに依頼するのが安心です。弁護士事務所の副業的なサービスよりも、移住を専門にしているエージェントの方が経験豊富で、的確なサポートが期待できます。

NIFや銀行口座開設の小さな依頼から始める

いきなり全ての業務を一社に丸投げするのではなく、サービスを段階的に依頼することをおすすめします。最初はNIF取得や銀行口座開設など、規模が小さく手続きが比較的シンプルな作業から依頼することで、エージェントの対応力や信頼性を見極めることができます。

NIF取得は特に手軽でお願いしやすいですが、銀行口座開設はやや難易度が高い分、実際のサポート力をチェックするのにぴったりです。すでにNIFを自力で取得している場合は、次のステップとして銀行口座開設だけをエージェントにお願いしてみるのも良い方法です。

このような小規模な依頼を利用して、エージェントの対応の速さや、連絡の丁寧さ、進捗管理など基本的な部分をしっかりチェックしましょう。段階的に依頼を進めることで、高額な契約や大きな支払いをする前に、そのエージェントが信頼できるか、実力があるかを確認できるのが大きな利点です。実際に、小さな依頼にきちんと対応できないようなエージェントであれば、それ以上の契約は見送った方が安心です。

まとめ:エージェント選びが成功の8割を決める

ここまでエージェント選びの具体的なチェックリストについて解説してきました。最後に要点を4つにまとめました。

  • 初回ミーティングは有料でも実施し、収入基準・AIMA予約・家族申請・不許可対応など重要事項を必ず確認する。
  • 料金プランの中身、公証や翻訳の範囲、ビザ取得後のサポート有無、追加費用の有無をしっかり把握する。
  • 専門性・英語力・質問への回答の的確さを確認する。
  • まずはNIF取得や口座開設など小さな依頼から始めて、対応・進捗管理に問題ないか確認して本契約へ進む。

2-2 【実体験から学ぶ】良いエージェントを見分ける5つの判断基準

Last updated on 2025年12月27日 By 石崎 力也

あなたはポルトガルD8ビザの申請でエージェントを探しているフリーランスや起業家で、良いエージェントと悪いエージェントをどう見分ければ良いか悩んでいませんか?ホームページが立派だから、ネットの口コミが良いからという理由だけで決めると、予期せぬトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。

実際に僕は最初のエージェント選びで失敗し、D7やD8ビザの結果はエージェント次第で大きく変わると痛感しました。もし今、D8ビザについての相談をされたなら、真っ先に「公証翻訳費用が含まれているか必ず確認した方がいい」と伝えます。ここでは、良いエージェントを選ぶための具体的な基準を詳しく解説していきます。

公証翻訳費用が含まれているかが最重要ポイント

料金の内訳が明確かどうかは、エージェント選びで最も大切なポイントです。特に注意したいのが、公証費用と翻訳費用がサービス内容にしっかり含まれているかどうかです。D8ビザ申請では、日本語の証明書を英語やポルトガル語に翻訳し、その翻訳が正しいことを証明するための公証(ノータライズ)が必要です。

この公証手続きには1件ごとに約100ユーロかかり、追加の書類が発生するたびに費用が増えていきます。ケースによっては公証・翻訳費用だけで数千〜数万ユーロになることもあります。だからこそ、公証翻訳費用がサービスに含まれているかは最初に確認すべき最重要事項です。

そして、次に見るべきはエージェントの質です。最初から全て任せるのではなく、口座開設やNIF取得など小さな業務から依頼し、対応スピードやコミュニケーションの質をチェックしてみましょう。その体験を通じて、本格的にフルサポートをお願いすべきか判断するのがおすすめです。

AIに聞いても公証翻訳込みのエージェントは見つからない

AIにも「翻訳と公証費用が含まれているエージェントを教えて」と尋ねてみましたが、該当するサービスは見つかりませんでした。おそらく多くのビザ申請サポート業者は、公証翻訳費用がサービスに含まれていると大っぴらにアピールしない傾向があるのだと思います。それを大きく掲げると悪用やトラブルのリスクがあるからかもしれません。

ちなみに僕が利用したAnchorlessは、依頼時に公証翻訳費用が含まれていました。しかし、仮にGlobal Citizen Solutionsのようなエージェントに依頼して、翻訳や公証費用が料金に含まれていなければ、Catrib InternationalやHome Affairsのような別業者へ都度依頼する必要があり、その分コストがかさんでしまいます。

公証翻訳費用がサービスに含まれているかは、多くのサイトで明記されていないのが現状です。そのため、初回ミーティングの際には必ず確認することを強くおすすめします。これを確認しないまま契約してしまうと、後々思わぬ追加出費が発生してしまうリスクがあります。

迅速かつ丁寧に対応してくれるエージェントを選ぶ

コミュニケーションの質はエージェント選びにおいて非常に重要なポイントです。たとえば、DiscordやWhatsAppといったチャットツールを使っているエージェントは、気軽に質問できて返答も早い傾向があります。多くの場合、メールでのやり取りが中心になりますが、返信が迅速なところを選びましょう。1日以上返信がないエージェントはあまりおすすめできません。

僕が利用したAnchorlessの場合、最初の担当だったルーベンさんとのやり取りでは、メールが29往復も続きました。それでも彼は根気よくひとつひとつ返信してくれ、その対応力に感動しました。途中で担当が変わることがあっても、D8ビザの取得がほぼ確実になった段階だったため、スムーズに手続きが進みました。

このように、たとえやり取りが多くても、しっかり迅速かつ丁寧に対応してくれるエージェントは信頼できます。Anchorlessのスタッフは終始安心して任せられる対応をしてくれました。

9日間も返事がない1社目は論外だった

レスポンスの早さは、エージェント選びで非常に重要なポイントです。ビザ申請の過程では、「この書類で要件を満たしているのか?」「チェックリストのこの項目はどういう意味か?」「日本のどの書類が該当するのか?」など、疑問が次から次へと出てきます。その都度質問し、スピーディーに答えてくれるエージェントが理想です。チャットツール(例:WhatsAppやDiscordなど)を活用してレスポンスが早いエージェントは、やはり信頼できます。

僕が最初に依頼したimmigrante.ptという業者では、最初の問い合わせから9日間も返信がありませんでした。その間、2日後、さらに1週間後とこちらから再度連絡しても反応がなし。これではエージェントに依頼する意味がありませんし、自分で申請しようというやる気すらなくなります。この9日間返事がなかったことが、最初のエージェントをやめる決定打となりました。どんなに料金が安くても、コミュニケーションが取れないエージェントは選ばない方が賢明です。

弁護士がいるからといって良いエージェントではない

多くのエージェントは現地の弁護士と連携していますが、「弁護士と提携している=良いエージェント」とは限りません。実際、ポルトガルでは弁護士が非常に多く、どこのエージェントも弁護士とのコネクションを持っています。僕自身、これまでのビザ申請のミーティングで複数の弁護士と話しましたが、彼らが口を揃えて言っていたのは「ポルトガル政府は投資や消費をしてくれる人材を求めているので、収入や資産など必要な書類をきちんと用意できれば、却下されることはまずない」という点でした。

エージェントごとに弁護士との連携体制は異なり、Anchorlessのように「lawyersとのパートナーシップあり」と明記している会社もあれば、Relocation Agencyのように「Depends(状況による)」となっている場合もあります。一方で、大手弁護士事務所(Big Firm)は当然自社に弁護士がいますが、費用がかなり高額になる傾向があります。つまり、弁護士との連携があるかどうかよりも、対応やコストなど他の部分にも目を向けて選ぶことが大切です。

ポルトガルの弁護士は移民局への特別な交渉力を持っていない

弁護士の必要性について改めて整理します。ポルトガルへ来てみると、街中には弁護士、不動産業者、会計士が溢れています。パン屋さん並みに多いくらいです。だからといって弁護士が移民局(AIMA)に対して特別な交渉力を持っているかというと、そうでもありません。

僕自身、AIMAとの予約が取れず弁護士に依頼した経験があります。「弁護士なら特別なルートでアポが取れるのでは?」と期待したのですが、リダイヤルツールなどを使って何度も電話をかけ続けるという、他のエージェントと全く同じ方法を取っていると知りました。実際その弁護士も、AIMAに電話がつながったときに「自分が弁護士だとは名乗らない」と言っていました。むしろ弁護士であることを伝えることで、移民局側の態度が厳しくなったり、警戒されたりする傾向があるそうです。

つまり、弁護士に頼めば特別なことができるという期待はあまり持たない方が良いでしょう。大切なのは、レスポンスが早く、情報や実績が豊富なエージェントや移住サポートのプロに頼ることです。弁護士がいること自体が決定的なポイントになるわけではないので注意しましょう。

ネット上の評価は操作されている可能性が高い

ネット上の評価を鵜呑みにするのは危険です。「D8ビザ」や「ポルトガル移住」などの大きなキーワードで検索して上位表示されている業者は、多くがSEO対策にお金をかけているため、実際のサービスの質や信頼性とは必ずしも結びつきません。

実際、僕がオランダ移住サービスを利用したとき、担当の弁護士から「最近一つ星レビューが増えたので、ぜひ五つ星レビューをお願いします」というメールが一斉送信で届いたことがありました。その数日後、Googleマップの評価を見ると、2.3だった評価が4.9にまで上がっていて、ネットの評価がいかに操作しやすいかを目の当たりにしました。こうした評価の操作は自作自演でなくても、多くの利用者に協力を一斉に依頼すれば、短期間で不自然に高評価が増えます。

例えば「2日前にレビューしました」といった投稿が複数並び、それ以前は2年間一つ星だけ、といった現象も珍しくありません。友人や知り合いに頼んでレビューを集めている可能性があります。

さらに、今ではWordPressなどの便利なツールのおかげで、個人でも見栄えのいいホームページを簡単に作れる時代です。サイトのデザインや印象だけで判断せず、エージェントの実態や実際の対応・サービス内容をしっかり確かめることが重要です。

初回ミーティングで2人分の料金を取られそうになった

初回ミーティングでは、エージェントの信頼性や自分との相性をしっかり見極めることが重要です。僕の最初のエージェントでの体験を例に挙げます。申請方法について相談した際、僕は「まず自分がD8ビザで渡航し、あとから家族を呼び寄せる方法も考えている」と伝えました。ところがエージェントは「その方法はおすすめしない。夫婦それぞれが主申請者となり、別々に申請した方がよい」と提案してきました。そしてその場合のサポート費用を尋ねると、「2人分必要」とのことでした。

冷静に考えてみれば、たとえ夫婦で個別にD8ビザを申請したとしても、結局は子どもたちを後から呼び寄せる手続きが必要です。その根拠やメリットについては何の説明もなく、また「別々に申請した場合の子どもの手続き」など重要なポイントについても案内はありませんでした。今思えば、この会社は単にサポート料金を多く取ろうとしていただけだったと感じています。このように初回のやり取りでは、エージェントの提案が本当に妥当か、利益優先になっていないかをしっかり見極めることが大切です。セールストークや第一印象に惑わされず、自分の目で信頼できるかを判断する姿勢を持ちましょう。

まとめ:良いエージェントの5つの判断基準

ここまで、良いエージェントの見分け方について解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • 公証翻訳費用がサポート料金に含まれているかどうかを必ず確認する。
  • 疑問点に素早く丁寧に対応してくれるエージェントは信頼できる。
  • ポルトガルの弁護士が移民局との交渉で特別な力を持つわけではない。
  • ネット上のレビューや評判は参考程度にとどめ、鵜呑みにしない。
  • エージェントの提案が本当に利用者のためになっているか、利益重視になっていないか慎重に見極める。

2-1 ポルトガルD8ビザ申請エージェント比較!公証費用込みで選ぶべき理由

Last updated on 2025年12月29日 By 石崎 力也

あなたはポルトガルD8ビザの申請を考えているフリーランスや起業家として、どのエージェントを選べば良いか迷っていませんか?ネット上の評判だけを頼りにエージェントを選んで、後悔することになるかもしれません。ここでは僕が最初のエージェント選びで失敗し、銀行口座すら開設できずに挫折した実体験を紹介します。

D8ビザの申請では、エージェント選びがビザ取得の成否を左右すると言っても過言ではありません。僕自身も最初のエージェントでは銀行口座開設の段階で完全に行き詰まり、150ユーロを無駄にした上にビザ申請そのものを諦めました。でも2社目のエージェントでは驚くほどスムーズに進み、無事にビザを取得できました。ここからは、失敗した1社目と成功した2社目の具体的な違い、そしてエージェント選びで絶対に確認すべきポイントを詳しく解説していきます。

最初のエージェントで失敗した経験が今に活きている

最初に頼んだエージェントはimmigrante.ptという会社でした。ネットで調べた評判は悪くなさそうだったので選んだのですが、契約してしばらく経つと担当者との連絡が徐々に疎かになっていきました。料金はきちんと支払っているのに、返事が遅れたり、最終的には全く連絡が取れなくなってしまいました。ポルトガルに住んでみて分かったのですが、こうした対応は現地ではよくあることのようです。

しかし日本の感覚からすると到底納得できるものではなく、不信感が募るばかりでした。結果的に、このエージェントとのやり取りだけでなく、ポルトガル移住そのものを諦めそうになった瞬間もあります。このエージェントをどうやって知ったのかも今では曖昧ですが、「ポルトガル ビザ エージェント」などで検索して、上位に表示された会社を選んだのがきっかけだったと思います。

ですが、これが大きな落とし穴でした。検索結果のトップに出てくるエージェントが必ずしも優秀とは限りません。単にSEO対策が上手なだけの場合もあり、実際の顧客対応力はまったく別です。この失敗を通じ、エージェント選びでは検索順位だけで判断せず、より具体的な基準で選ぶ必要があることを痛感しました。

銀行口座開設の壁で完全に行き詰まった

銀行口座の開設は想像以上に難航しました。最初のエージェントは、ポルトガルの銀行を紹介してくれただけで、その後の実務的なサポートはほとんどありませんでした。今となっては「これが現地流なのか」と思えますが、最初は非常に不親切に感じました。銀行の担当者も対応がドライで、やりとりが途中で途切れてしまいました。

たとえば「仕事をしている証明書類を出してください」と言われたので、オランダ商工会議所発行の登記簿を提出したのですが、「要件を満たしていない」と突き返されました。理由を聞くと、「オランダ語が読めない」「ドキュメントの発行日が6ヶ月以上前」といった指摘。しかし、登記簿ってそもそも頻繁に更新されるものではないですし、最新のものを出しても発行日のみで登録日は変わらないものです。こうしたズレがなかなか埋まりませんでした。

さらに「給与明細を提出してください」と言われても、そもそもフリーランスだから給与明細がありません。英語で翻訳をつけたりできるかぎり対応しましたが、銀行の担当者からはついに返信が途絶えました。エージェントにも状況を相談して催促もしてもらったのですが、その担当者からも連絡がこなくなってしまい、心が折れる思いでした。

結局そのまま銀行からも音沙汰がなくなり、銀行口座開設のステップで完全に行き詰まってしまいました。その結果、最初のビザ申請は断念せざるをえませんでした。しかも、単に時間がかかるだけでなく、金銭面での損失まで発生したのです。

パスポートのコピー1枚に150ユーロもかかった

銀行口座を開設するために、想像以上の公証費用がかかったことには本当に驚きました。パスポートのコピー1枚を公証してもらう必要があり、そのために150ユーロも支払うことになったのです。「パスポートのコピーでこんなに費用がかかるの?」と本当に唖然としました。

しかも、公証してくれる弁護士を見つけるのも一苦労で、小さな仕事だからといくつも断られ、ようやく見つけた弁護士に高額な報酬を払い、公証してもらいました。ただコピーしてサインをもらうだけなのに150ユーロ…と、非常に無駄に感じました。1社目のエージェントの料金には公証費用が含まれていなかったため、このような出費を自分で負担しなければならなかったのです。

また、銀行へ提出した商工会議所の登記簿など、他の書類にも同じように公証が必要になると実感しました。今振り返れば、こうした公証作業をすべて自分で手配するのはとても大変で、非効率です。この経験から、エージェント選びの際は翻訳費用や公証費用がパッケージに含まれているかどうかを必ずチェックすることの重要性を痛感しました。これは後で余計な出費や手間を防ぐためにも、絶対に確認すべきポイントです。

2社目のエージェントでは銀行口座がすぐに開設できた

2社目ではAnchorless.ioというエージェントを利用しましたが、銀行口座の開設が本当に驚くほどスムーズで、1社目で経験した苦労が嘘のようでした。最初のエージェントで何度も行き詰まったため、銀行口座開設はそもそも非常に難易度が高いものだと思い込んでいました。ですが、Anchorless.ioの場合は300ユーロを支払い、オンラインフォームに必要事項を入力するだけ。数日後には自宅に書類が届き、サインして返送すれば、それだけであっという間に口座が開設できたのです。

ビザ申請を途中で断念してしまう最大の理由は、どこかの手続きで行き詰まることだと思います。僕も最初は銀行口座が開けずに前に進めませんでしたが、2社目のエージェントはその壁を感じさせませんでした。特にありがたかったのは、公証費用が最初から料金に含まれていた点です。1社目では別途150ユーロを支払わなければならなかった公証費用も、2社目では追加料金なし。トータルで見ると、費用面でも大きな差が出ました。

エージェント選びで確認すべき5つのポイント

これまでの体験を踏まえ、エージェント選びの重要なポイントをまとめたいと思います。僕がビザ申請に成功できたのは、2社目のエージェントをしっかりと選び直したことが大きかったです。最初の失敗があったからこそ、どんなエージェントを選ぶべきかがよく分かりました。今ならはっきり言えますが、「良いエージェント」を選ぶ際に重視すべき条件は5つあります。

1つ目は、連絡が途絶えないこと。言うまでもないことのようですが、ポルトガルではメールや電話がなかなか返ってこないことが頻繁にあります。やりとりがスムーズに続くかどうかはとても大事です。2つ目は、レスポンスの速さ。こちらが問い合わせてから長期間返事がないようでは手続きがどんどん遅れます。理想的には24時間以内、遅くとも2日以内には返事が来るエージェントを選びましょう。

3つ目は実績の豊富さ。何件ものビザ申請を扱った経験があるか、成功率が高いかどうかを事前に確認しておくこと。経験豊富なエージェントは当局とのやり取りにも慣れているため、進行がスムーズです。4つ目は、公証・翻訳費用が最初から含まれているかどうか。後から別途請求されると大きな出費になってしまうので、すべて込みの料金体系かどうかを必ずチェックしてください。

5つ目は、銀行口座開設まできちんとサポートしてくれること。ただ銀行を紹介するだけでなく、開設が完了するまでしっかりサポートしてくれるかどうかも確認しましょう。この5つの条件を満たしているかどうかを基準にエージェントを選べば、ビザ申請の過程で大きくつまずくリスクを減らすことができます。

移民弁護士と移民エージェントのどちらを選ぶべきか

僕は2社目のエージェント以外にも、さまざまな選択肢をリサーチしました。中には移民エージェントに弁護士が関わっているケースや、まったく弁護士が関与しないパターンもありました。また、移民弁護士自身が運営しているサービスも存在します。実際、「移民弁護士がD8ビザ申請をサポートします」と謳っているサービスも見かけたのですが、サイトが古かったり、実績が不明確だったりする印象を受けました。料金も非常に高額なので、「ここまで高ければ申し込む人も少なく、実績も少ないのでは?」と感じることもありました。

もし不安な場合は、まず30分〜1時間ほどのコンサルティングを受けて、直接話を聞いてみるのも一つの手です。ただ、「探したり話したりするのが面倒」「なるべくスムーズに進めたい」という方には、僕が実際に使った2社目のエージェントであるAnchorlessをおすすめします。Anchorlessは移民サポートの専門エージェントで、実績も豊富です。サイトも分かりやすく、料金体系も明確で安心感があります。何より、やり取りが途絶えなかったことが非常に心強かったポイントです。僕のように最初のエージェント選びで失敗して無駄な時間やお金を費やしたくない方は、最初から信頼できる実績あるエージェントを選ぶべきだと強く感じます。

まとめ:エージェント選びがビザ取得の成否を分ける

ここまで失敗から学んだエージェント選びの重要性について解説してきました。最後に要点を5つにまとめました。

  • 1社目のエージェント(immigrante.pt)では銀行口座開設の段階で完全に行き詰まり、ビザ申請を諦めることになった。
  • パスポートのコピー1枚の公証に150ユーロもかかり、公証費用が含まれていないエージェントは後で高額な出費になる。
  • 2社目のエージェント(Anchorless.io)では銀行口座開設が300ユーロで驚くほどスムーズに完了し、公証費用も含まれていた。
  • 良いエージェントの条件は、コミュニケーションが途絶えない、レスポンスが速い、実績が豊富、公証・翻訳費用込み、銀行口座開設サポートありの5つである。
  • エージェント選びがビザ取得の成否を左右するため、料金だけでなく総合的なサービス内容を比較して慎重に選ぶべきである。
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