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eBook

個人出版で読みやすい電子書籍を作るための具体的な書式設定【フォントと改ページのコツ】

Last updated on 2023年4月24日 By 石崎力也(編集者)

今回は、読みやすい電子書籍の具体的な書式設定について紹介します。あなたの作る電子書籍が読者に「本物の本」とみなしてもらうためには、いくつかの条件を満たす必要があります。その条件をフォントやページ繰りなどの書式設定の面から見ていきましょう。

このレクチャーでは、僕が電子書籍を作る際の実際の書籍設定や、気をつけているポイントをお見せします。今回ご紹介するルールを守れば、読者にとって読みやすい書面が出来上がるでしょう。

フォントのサイズ・スタイル・カラー

まずはフォントサイズについてです。僕の場合は本文を11ポイントから14ポイント、小見出しは14~18ポイントにすることが多いですね。そして見出しの場合は、18~26ポイントに設定します。

Ebook hiraginokakugo

続いて、フォントスタイルについてです。僕はPagesなどを使う場合にはヒラギノ角ゴシックかNoto Sansを使っています。ヒラギノ角ゴシックは、フォントで有名なモリサワ社のフォントです。Macには標準で搭載されています。

Noto Sansは、GoogleとAdobeが共同で開発したフォントです。インターネット上で幅広く使われているし、見栄えが綺麗です。しかも無料で誰でも利用できるので、すごく使い勝手が良いです。

Worksheet

逆にGoogle Docsを使う場合には、ヒラギノ角ゴシックやNoto Sansは使えないのでArial(エイリアル)を指定してください。Arial(エイリアル)は英文フォントですが、これを指定することで日本語部分も綺麗なゴシック体で表示してくれます。

Ebook difference serif sans serif

このような余分な装飾のないゴシック体のようなフォントは「サンセリフ体」と呼ばれます。逆に明朝体のようなものは「セリフ体」のフォントです。セリフ体とは、文字の端に飾りのようなものがつけられたフォントです。

フォントのカラーについては、黒がお勧めです。本文のテキストは黒でなければなりません。白地に黒の文字は、本の基本です。電子書籍とはそういうものだと覚えておきましょう。「本物の本」として読んでもらうためには、白い背景に黒い文字である必要があるのです。

小見出しについては、通常、太字にしたゴシック体を使用します。色は黒、青、赤のいずれかです。PDFの場合はカラーにしますが、Kindleの場合は全て黒字にします。PDFにおいても、青や赤は特に強調したい場合にのみ使用し、すべての見出しをカラフルにすることはありません。

見出しのフォントも同じです。見出しの文字色は、PDFでは色々な色を指定できますが、紺や黒などの暗めの色が無難です。Kindleでは黒にしています。

改ページで切り替わりを伝える

もうひとつ改ページについて説明します。これは本のフォーマットを決める上で非常に重要です。よく「どのタイミングで改ページを入れたらいいんですか?」と聞かれます。これには明確な答えがあります。それは章が変わったなど、 何かの明確な切り替えのサインとして挿入してください。

Ebook google docs page break

Google Docsで改ページを挿入したいときは、もちろん上のメニューから改ページを選んで挿入することも可能です。ですがショートカットキーを使えばもうちょっと楽に改ページをすることができます。

普通の改行はEnterキーですが、Ctrl+Enterキーを押すと改ページを挿入することが出来ます。Macであれば Command+Enter ですね。そうすることで、新たなページに簡単に移動できます。第1章が終わって同じページの次の行から第2章が始まる本というのは、読みにくいですよね。

Ebook kindle2 page break new chapter

Kindleの場合も考え方は同じです。ただし Kindle においてはコーディング作業を外注する場合、打ち合わせの段階でコーダーさんと改ページの位置について、よくすり合わせしておくことをオススメします。

まとめ:読者にとって読みやすい書式で本を書く

今回は、読者にとって綺麗で読みやすいフォントサイズ、フォントスタイル、そしてフォントカラーについてカバーしました。本文、小見出し、見出しでそれぞれ最適なサイズやカラーを選んでください。また、読みやすさを実現するためには、章などの本の切り替わりごとに改ページを入れることも大切です。今回はここまでです。次回、またすぐにお会いしましょう。

電子書籍として読みやすい文章を執筆するためのやり方【Google Docsのメリット6つ】

Last updated on 2023年4月24日 By 石崎力也(編集者)

今回のレクチャーは、電子書籍の執筆方法を取り上げます。電子書籍の文章を整える方法をお伝えします。これを見れば原稿を書くときに使用すべきソフトと、読者にとって読みやすい体裁について理解することが出来ます。

電子書籍を読みやすくするために大切なことは2つです。まずはあなた自身の執筆環境を整えて、リラックスした雰囲気で執筆できるようにしてください。執筆ツールとしては「自分にとって最も使いやすいソフト」を選ぶことが重要です。そして実際に入力する際には「読者にとって最も読みやすいフォント」を選ぶことです。

Google Docsを使う6つの理由

まずは、原稿を執筆する際に利用するソフトについて見てみましょう。僕はいつもGoogle Docsで原稿を作成しています。しかしもちろん、ワープロソフトはどれを使っても構いません。

過去にブログ記事を書くときにはMarsEditというソフトを使っていました。これはMacにしかない有料ソフトですが、僕にとってはこれが最も使いやすかったのです。もしブログに原稿を書き溜めていきたい場合は、こういったブログ用のエディターを使うと良いでしょう。今ではブログ記事の執筆作業を外注化してしまったので、あまりMarsEditを触ることはなくなりました。

こういったワープロソフトでは世界的にWordが有名ですが、あなたも自分が使いやすいと思うソフトを使ってください。有料のMicrosoftの代わりに、無料で使えるOpen Officeでも良いです。

Ebook google docs booktext

もし迷うようならば、僕のようにGoogle Docsでも良いのです。Google Docsをオススメする理由を6つのメリットに分けてご紹介します。それらを順番に紹介していきましょう。

メリット#1:クラウドサービス

1つ目は、完全にオンラインで作業できるためデータを失くす心配がないことです。昔僕が使っていたオフライン版のWordでは、クラッシュしたときにデータが飛んでしまうことがありました。2時間かけて書いた文章が、クラッシュで一瞬で吹き飛びました。

確かにオフライン版のWordには自動バックアップの機能はありますが、それで完全にデータが保護できるわけではありません。もちろん、今ではオンライン版のWordがあるのでそれを使えば、こういったデータ消失を防ぐことは可能です。ですが、Wordにはライセンス使用料が掛かるということも覚えておいてください。

メリット#2:チャプター機能

読みやすい書籍の体裁の1つに、論理構造がしっかりしているというものが挙げられます。最初に書籍の構成を作った上で執筆に入るわけですが、いざ文章を書いているとつい目の前の文章に夢中になってしまいます。

木を見て森を見ずという状態になって、自分が今書いているのがどんな流れの中にあるのか分からなくなってしまいます。それを防ぐのがこの Google Docs のチャプター機能です。正確には見出しと呼ばれる機能なんですが、 これがすごく便利です。

Worksheet2

単に文章上で見出しとしてフォントの大きさや太さが変わるだけでなく、左側に表示されるアウトラインという部分にも見出しが表示されます。しかも大見出し、小見出しという階層構造も表示してくれるので、構造が分かりやすいです。Google Docsを使う場合は、ぜひ使って欲しい機能の1つです。

メリット#3:強力なスペルチェッカー

もしあなたが誤字脱字悩んでる場合には Google Docs の強力なスペルチェッカーがお役に立てるかもしれません。 Google Docs に文字を打ち込むと瞬時にスペルチェッカーがあなたのスペルをチェックしてくれます。 スペルチェッカーには、赤い線と青い線で表示される2種類の機能があります。

Google docs spellcheck

赤い波線が、単に誤字脱字などスペルをチェックする機能です。誤字脱字があるとすぐに表示されて、また正しいものの候補も提案してくれます。もしスペルチェッカー自体が知らない単語があった場合は、その単語をスペルチェッカーに覚えさせることも出来ます。

Ebook google docs spell checker blue

青い波線部分は、スペル以外の文法上のミスの可能性を表示しています。たとえば「ギター弾きたい」と書いた部分に青の波線が出ていて「ギター【を】弾きたい」ではありませんか?という感じです。もちろん、明らかなミスの場合もあれば軽微な表現の揺れの場合もあります。

メリット#4:音声入力機能

Google Docsの機能で意外と知られていないのが、音声入力機能です。音声入力でテキストを入力するとキーボードを叩くよりも圧倒的に速いスピードで文章を書くことができます。日本では勝間和代さんが音声入力をたくさん研究されていますね。 大量の文章を書く場合には、やはりキーボードよりも音声入力が適しているようです。

Ebook google docs dictation

MacにはSiriによる音声入力機能も付いていてそこそこ優秀です。ですが、Google DocsではSiri入力は無効になっています。代わりにGoogle Docs自体に音声入力機能が内蔵されています。Siriによる音声入力よりも変換ミスが少なかったり、途中で修正がしやすかったりと使いやすいです。これまでキーボードだけで文章を打ってきた場合には、ぜひ使ってみていただきたいと思います。

メリット#5:共有・コメント機能

Google Docsはクラウド型のサービスだけあって共有機能が充実しています。リンク1つで簡単に共有できるのはもちろんですが、 Google Docsでは共有相手から修正の提案やコメントをもらえる機能があります。

Ebook google docs comments

これはあなたの書いた文章を人に見せる際に有効です。文章を見せた相手から誤字脱字お直してもらったり、またはここ変だよねという風にコメントをもらうこともできます。 このやり取りをリンクだけで行うことが出来るので、僕らもチームで非同期に仕事を進める際に大いに役立っています。

メリット#6:無料

最後はこれまで紹介してきたメリット5つがすべて無料で使えるということです。

Ebook google docs free 15gb

Google DocsはGoogle Driveのサービス上で運用されていますが、Google Driveでは無料でも15ギガバイトの容量が用意されています。テキストコンテンツだけであれば十分すぎる量です。

Google Driveをメインの文章作成ソフトとして使ったことがない場合は、このレクチャーの後ですぐに今日からGoogle Driveを使い始めてください。無料なので、気楽に試せるはずです。

他にもMacを使っているならPagesを使っても良いでしょう。Microsoft WordやGoogle Docsを使わなければならないということはありません。僕はかつてPagesを使ってeBookなどを作っていました。Pagesだとすごく綺麗なレイアウトで文章を作ることが出来て、そのままPDFに出来ます。好きなものを自由に選んでください。

フォントに一貫性を持たせる

PDFやKindle用の原稿を作成する際に気をつけたいことがあります。それは、スッキリと一貫性のある体裁にすることです。具体的に言うと、1冊の本の中でフォントを変更しないことです。

インパクトのある書籍にしようと考えて、誰も見たことがないようなおかしなフォントを使うのはやめましょう。なぜなら、あなたのパソコンでは正しく表示されていても、読者が自分のパソコンや電子書籍リーダーでは表示されない可能性が高いからです。

Ebook weird font

色々なフォントを使って作られた書籍は落ち着きがなく、アマチュアな印象を与えてしまいます。また頻繁にフォントが変わると実用面からも読みにくいという弊害が生まれます。

電子書籍を作る上で重要なのは、シンプルにすることです。シンプルなフォントを用いてください。また、絵や画像を挿入するのは良いことですが、無闇に貼り付ければ良いというわけでもありません。

あなたが今までに手にした本を見てみてください。その本には何が書かれていますか?そう、文字が多いはずです。画像や図表は本を読みやすくするためのもので、コンテンツにとって非常に重要なものでしょう。ですが、画像や図表が多すぎるとこれもまたアマチュアっぽい落ち着きの無い本になってしまいます。

こういった無駄なフォント変更や、画像を入れすぎは、あなたの情報に価値が無いかもしれないという不安から生まれている場合もあります。

まとめ:書きやすいツールで読みやすい原稿を作る

原稿を執筆する際には、自分にとって最も使いやすいソフトを選びましょう。それはWordでもPagesでもGoogle Docsでも構いません。原稿を執筆するためのツールは、文章の書きやすさをもたらし、そしてそれは読みやすい原稿を作ってくれます。

執筆ツールは何を利用しても良いですが、入力するフォントは一般的で誰にとっても読みやすいものを選んでください。また図や写真を入れる場合は、必要な箇所に必要な分だけ貼りましょう。これらを意識することで、読みやすい電子書籍が出来上がります。今回のレクチャーは以上です。また次回、お会いしましょう。

電子書籍に書くべき7つのセクションの作り方【個人出版でも手軽にプロレベル】

Last updated on 2023年4月24日 By 石崎力也(編集者)

今回のレクチャーでは、一般的な電子書籍に載せるべき項目について紹介します。ここで言う項目とは、本編となる文章以外に電子書籍に収録するものです。これらはいずれもあなたの電子書籍に本物感を与えてくれるものです。

書籍の中には本編となる文章の他に様々な要素が入っています。具体的に言うとタイトル、著作権、そして免責事項についてのページなどのものです。今回ご紹介する項目を含めることで、あなたの電子書籍をより「本物の本」らしく仕上げることが可能になります。

電子書籍に掲載すべき7つの項目

電子書籍を制作していく前に、書籍の中に掲載すべき項目をあらかじめリストアップしておくことが大切です。それではさっそく、電子書籍に掲載すべき項目について紹介していきます。一般的な電子書籍においては、以下の5つの項目を含めるべきでしょう。

項目#1:タイトル・著作権・免責事項

まず、本を開いた最初のページには、タイトルを掲載します。もちろん電子書籍の1ページ目には、画像で作った表紙がありますが、2ページ目でもタイトルや著者名を入れておきましょう。画像データを入れて、綺麗にレイアウトしても良いでしょう。

Ebook disclaimer

その後、著作権と免責事項について説明したページを挿入しましょう。特に投資や金銭が絡むもの、また健康情報などに関してはこういった免責事項を入れておくのが無難でしょう。「僕は専門家ではないので、あくまで個人の意見です。自己責任でお願いします。」のような文言ですね。こういったものが入っているだけで、ちゃんとして見えます。

項目#2:献辞(けんじ)

必要に応じて献辞のページを用意するのも良い方法です。よく洋書なんかで、「この本を親愛なる◯◯に捧げる」という風に書いてある、まさにそういう文言です。配偶者であったり、恩師であったり、大切な友人かもしれません。

Ebook prince of the stars

「星の王子さま」でサンテグジュペリは、本の冒頭で「レオン・ヴェルトに」と言って、親友の名前を挙げています。また僕が大学生の頃に有名になったランディ・パウシュの「最後の授業」という本には次のような献辞(けんじ)が載せられています。

Ebook randy last lecture2

「夢を見させてくれた両親に感謝をこめて
そして、僕の子供たちが見る夢に期待をこめて」

著者のランディ・パウシュは、カーネギーメロン大学の教授で、ガンで余命数ヶ月の宣告を受けている中、未来を担う若者のために大学で特別授業を続けました。このように特定の誰かに対して、あるいはどんな人に対して本を捧げるのかを明記することは、場合によってすごく大きな意味を持ってくるのです。

項目#3:まえがき

まえがきは、目次の前にある書籍の導入文です。まえがきの役割には、いきなり本編に入る前に本のコンセプトを紹介したり、読者を暖めるというものがあります。

Ebook kindle preface

まえがき部分で読者をコールドな状態からホットな状態に変えていくイメージを持ってください。そのためには、あなたが提供できるものは何で、読者が期待しているのはどんなことか?をある程度把握しておくと良いでしょう。

もしあなたが、まえがきにどんなことを書いたらいいの?と思っても大丈夫。次のようなことを書けば、まえがきに必要な内容をカバーできます。

  • この本を書いた経緯
  • 対象としている読者
  • そしてこの本で何を実現するのか?
  • この本を読んだ先にどんな未来が待っているのか?

僕の場合であれば、自分がどんなビジネスをしてきて、この本で何を読者に伝えようとしているのか。そして、読者を励ましワクワクさせるような内容を書いています。

項目#4:特別なオファー

電子書籍単体だけでなく、その後ろ側で商品を売るために、本の中に特別なオファーを配置しておきましょう。普通、本から何か別の商品をオファーするといったことはあまりありませんが、電子書籍を中心に据えたビジネスを作ろうという場合には必ず必要になります。特別なオファーとは例えば、以下のようなものがあります。

  • アフィリエイトプログラム
  • あなたが販売している関連書籍
  • 配信しているニュースレター
  • 読者限定の何かしらの特別ボーナス
  • あなたが持っている別の商品やサービス

もちろん、ここで挙げたものをすべて載せる必要はありません。多くの場合、掲載するのはどれかひとつになるでしょう。僕らの場合は、本の内容を動画で学ぶためのオンラインコースをオファーしています。

Ebook kindle cta qrcode

僕らのKindle本では、まえがきと各章のはじめに毎回オンラインコースの案内を掲載しています。これにはHTMLリンクに加えて、読者がスマホでも利用しやすいようにQRコードも載せています。1冊の書籍の中で、1回だけ紹介するのではなく繰り返し登場させてバックエンドに誘導しています。

このようなページを設けることで、あなたが販売している他の書籍やコースなどの購入のきっかけにすることができます。読者があなたにメールアドレスを提供することで、あなたは時間をかけて他の商品を彼らにオファーできるようになるのです。

項目#5:目次・索引

続いては目次です。目次は電子書籍に関してすごく重要です。YouTubeでもチャプター機能が搭載されていることから分かるように、読者は自分の知りたい情報にすぐにアクセスしたいのです。

ページを指でスクロールして自分の興味のある場所を探すのは、大変すぎて心が折れてしまいます。目次では本の内容を章ごとに整理して、きちんと一覧にしてください。Kindleでは目次のタイプが2つ存在します。

Ebook toc3

1つは、HTML目次といって本文の場所に、表示されているものです。リンクが貼ってあり、クリックすると該当箇所に飛べるようになっています。

Ebook toc2

もう1つは、NCXと呼ばれる論理目次と呼ばれる目次です。これはKindle端末上で、目次ボタンを押すことで出てくるものです。この論理目次は、先ほどのHTML目次とは別にコーディングを施す必要があります。書籍が長い場合は、章ごとに折りたたみ機能を付けると綺麗に見えるはずです。

目次に関しては、見やすく整理されていること、そしてクリックして瞬時に項目に飛べるようになっていること。この2つの点がとても重要です。よく覚えておいてください。

項目#6:あとがき

本編の文章が終わったら、あとがきも挿入しましょう。あとがきでは本編の内容のエッセンスを抽出して、まとめのような文章を入れると読者から喜ばれます。またあとがきには、あなた自身の経歴なども書くと良いでしょう。

なぜ、経歴を「まえがき」ではなくあとがきに入れるのか?というと、経歴は少し退屈になりがちだからです。まえがきでは、読者を暖める効果を期待するという話をしました。まえがき部分には、退屈な経歴ではなくもっとワクワクする内容を載せてください。

Ebook kindle afterword

本編で読者があなたに興味を持ってくれたところで、あとがきであなたの経歴や自己紹介などを詳しく入れれば良いでしょう。僕の場合は、ビジネスの紹介や商品ラインナップなど宣伝となる文章を入れています。あなたの写真を載せても良いでしょう。

項目#7:謝辞

最後に、謝辞のページを入れるのも良い方法です。電子書籍の制作にあたって、助けてくれた人たちに感謝の気持ちを伝えてください。本の編集やチェックを手伝ってくれた友人や家族に感謝の言葉を述べることもできるでしょう。

2つ目に紹介した献辞(けんじ)と似ていますが、この謝辞(しゃじ)では書籍の制作に直接携わってくれた人の名前を挙げましょう。あなたを助けてくれた人たち、貢献してくれた人たちに感謝の気持ちを述べる。

こうすることで、あなたの周りに助けてくれる人が沢山いるという社会的証明にもなります。1つ注意ですが、もし謝辞を入れたい場合は相手の名前を公開することになるので、彼らから同意を取り付けておくことをオススメします。

まとめ:7つの項目を掲載し「本物の本」を制作する

今回は、書籍をよりプロフェッショナルな感じにするために、盛り込むべき項目を紹介しました。これら7つの項目は、紙面の本でも必ず含まれる要素です。

特に出版社を経由したきちんとした本には、本編以外にもこういった細かな要素が沢山含まれています。今回紹介した項目をしっかりと掲載することで、あなたが作った電子書籍も読者に「本物の本」とみなしてもらえるでしょう。今回は以上です。またすぐに、お会いしましょう。

電子書籍の執筆方法#4:既存の記事やコンテンツをリライトする【再利用だけで楽に出版】

Last updated on 2023年4月24日 By 石崎力也(編集者)

今回のレクチャーでは、電子書籍の原稿の書き方を取り上げます。既存のコンテンツをリライトして電子書籍の原稿に変える方法をお伝えします。これを見れば、あなたの既に持っているコンテンツの中にも電子書籍に再利用できるコンテンツが見つかるかもしれません。

全部で4つの具体的な執筆方法を紹介していますが、今回はそのうちのひとつ「リライト」についてお話しします。これは、簡単に言うと、既存の素材を書き直すという方法です。もしあなたが既に沢山のブログ記事を出していたり、テキストや動画コンテンツを持っていたり、ポッドキャストをやっていたりする場合、この方法がベストかもしれません。

リライトで自分が作った過去の素材を再利用する

リライトとは、あなたが既に持っている素材を書籍のテーマに合うように書き換えることです。レポート、オンラインコース、ウェビナー、ワークブック、電子書籍、ブログ記事、Podcastに代表される音声コンテンツなど、あなたが持っているコンテンツであれば何でも構いません。

また、自分で本の原稿を書いてみて内容が薄いと感じた場合にもこの方法は使えます。過去に自分が作ったコンテンツの中からいくつかを本に取り入れたり、本のテーマに関連するウェビナーの音声を文字に起こして加えたりといったことが可能です。すぐに、本の内容を充実させられるでしょう。

既存の素材を使用する場合のポイントは、すべてを論理的もしくは時系列に意味のある形に整えて確実に繋げることです。コンテンツを使い回す場合は、必ず本の体裁に書き換えてください。元々のコンテンツのまま使いまわそうとしても、どうしても本のテーマや流れと一致しない部分が出てくるはずです。

あなたのGoogle Driveから大量のデータを取り出して、表紙をつけて「さあ、電子書籍ができたぞ」と言うだけではいけません。電子書籍を作るのなら、編集作業をきちんと入れて意味のあるものを作りましょう。

もしあなたが「いや、そんなリライトできるようなコンテンツなんか持ってないよ」と思っていても大丈夫です。リライト可能なコンテンツは、本人の気づかないところに眠っていたりします。いくつかヒントをお伝えしていきましょう。

リライトに使えるコンテンツのアイデアリスト

では実際にリライトに使えるコンテンツのアイデアを紹介します。テキストコンテンツであれば、そのままリライトが可能ですし、動画や音声であれば書き起こした上で編集すればよいのです。ここではアイデアを8つほど紹介します。

#1:ブログ記事

まずはブログ記事です。これは最もやりやすいパターンだと思います。テキストコンテンツなのですぐに編集しやすくリライトに最適です。ブログだけでなくnoteなどの類似のプラットフォームにテキストコンテンツをたくさん書いている人は、その内容を再編集しましょう。

もしかすると「ブログの記事を本にしちゃっていいの?」と思うかもしれません。 ですが適切な編集を加えれば、ブログ記事を本の形にする事は全く問題ありません。書籍としてまとまっていることで、ブログ記事には無かったメリットも生まれます。書籍になっていれば、スキマ時間にスマホや専用端末で読み進めることが可能です。

実際に僕はKindle端末を家のいたる所においておき、どこでも読書ができるようにしています。電子書籍になっていること自体に価値を感じる読者もいます。また電子書籍の形にして販売することで、ブログでは届かなかった客層に立地することも可能です。

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ブログをKindle化した本は、Amazonのストアにも沢山並んでいます。実際に「ワーママがもっとラクになれる本」というKindle書籍は、ブログの中から一部の記事を選んで編集されたものです。

ブログ記事はテキストコンテンツの宝庫です。ブログ記事を電子書籍にまとめることに罪悪感を感じることはありません。

#2:電子書籍やeBook

あなたがすでに他の電子書籍を持っている場合でも、新しい電子書籍の原稿として使えることを覚えておいてください。例えば、Kindleストアで販売する電子書籍を作るとして、過去に作ったPDF形式のeBookなどを再編集するのも良いでしょう。

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僕も過去にたくさんの eBook を無料のリードマグネットとして、作ってきました。 また有料商品としてもたくさんのPDFを持っています。こういったものを再編集することで、新たな電子書籍のコンテンツとして使うことが可能です。

#3:ワークブック

電子書籍と似たような形式にワークブックというものがあります。 ワークブックとは書き込み可能な形式にしたPDFやGoogle Docsなどの書類です。こういったコンテンツの中にもテキスト部分が多く存在します。

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こうしたワークブックやワークシートなども、きちんとした書き言葉の体裁になっているはずですから比較的編集作業がしやすいはずです。

#4:スライド資料

意外と忘れられているのが、スライドなどのプレゼンテーション用の資料です。プレゼンテーション資料の中にもたくさんの文字が入っているはずです。何らかのコンセプトを説明するために作られた資料のはずですから、説明のための文章が書き込まれているはずです。もしそれらが箇条書きの状態で、そのまま本の内容として使えないようであれば再編集をしてください。

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何よりもプレゼンテーション資料の良いところは、本に挿入する画像データとしても使える点です。グラフや図表などのデータが入っていれば、原稿がより魅力的になります。

#5:ウェビナー

実はウェビナーの内容も書籍のコンテンツとして優秀です。 ウェビナーではたいてい何らかのノウハウを見込客に提供していますよね。そのノウハウを書籍の中にも盛り込みましょう。

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例えば、「オンラインコースを販売するための3つのフレームワーク」といったノウハウを3つ紹介したりします。1時間のウェビナーでだいたい1万8000文字くらいになるので、結構な文字数があるはずです。

注意点として、ウェビナーにはピッチ部分つまり商品のセールス部分が存在します。そのピッチ部分まで書籍の中に入っているとおかしくなります。なので、ピッチ部分は編集段階で必ず削除するようにしてください。

#6:オンラインコース

オンラインコースなどの有料商品を持っている場合も、書籍のコンテンツとして十分に活用できます。 ここでももしかしたら有料商品を書籍にするということに罪悪感を覚えるかもしれません。ですが心配は要りません。

もしあなたのオンラインコースが動画であれば、 書籍版はテキストや文章なので動画とは形式が異なってきます。一般的にテキストよりも動画の方がコンテンツとしては高額ですし、お客さんの求めているものも違います。

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「文字だと読むのが面倒だし、分かりにくいから動画で楽に学びたい」というニーズがあります。またどうしても気になる場合は、有料商品だったとしてもコンテンツの一部を書籍にすれば良いのです。

僕らはブログ記事ではテキストで無料公開、Udemyコースでは動画という形で有料で販売していますが、それぞれにニーズが異なるためほぼクレームなどをもらったことはありません。そういったメンタル面のブロックさえ突破できてしまえば、オンラインコースは非常に有益なリライト様のコンテンツになることを覚えておいてください。

#7:YouTube動画

YouTube動画をたくさんアップしている人は、その台本や書き起こしも書籍の原稿として使うことができます。人間の話すスピードは、一般的に1分間で300文字と言われています。20分のYouTube動画であれば、約6000文字ほどの文字情報になります。

youtube-video

僕たちはテキストデータを台本としてまず作り、それを読み上げる形でYouTube動画を作っています。 人によってはこういった台本を用意しないパターンもあるでしょう。その場合は動画データを書き起こしたり、 YouTubeが自動で書き起こししてくれた字幕データを使うという手もあります。もちろん、動画をAIサービスや外注さんに書き起こししてもらうのも良いでしょう。

#8:音声データ

英語圏ではPodcastがすごく流行っていますよね。音声コンテンツは話すだけなので、比較的作りやすいですし、聞く側も移動中や家事など色々なシーンで消費できるので人気のコンテンツ形式になっています。

podcast-amy-porterfield

実際に僕はAmy Porterfield(エイミー・ポーターフィールド)やPatt Flyn(パット・フリン)そしてTim Ferris(ティム・フェリス)などのPodcastを聞いていました。彼らもまたブログ上で、Podcastの書き起こしを記事としても公開しています。

日本ではなかなかPodcastが流行っていませんが、代わりにVoicyなどのネットラジオのサービスがそれに当たります。こういったサービス上で音声を配信をしていたり、または会員向けに配信した音声コンテンツが残っているかもしれません。

その音声コンテンツを使いまわしましょう。音声コンテンツも書き起こしをしてテキストデータにしてください。そのままの状態では話し言葉のままなので、書籍用に書き言葉として編集することが必要です。

他の執筆方法と組み合わせる

今回のこの「リライト」という方法は、僕が別のレクチャーで教えている他の執筆方法と組み合わせて使うこともできます。リライトだけでは足りないコンテンツを他の方法で執筆した文章と一緒に使うことも出来ます。例えば、リライトの文章の他に対談ミーティングによる文章を加えてみるなどという具合です。

他にも既存のコンテンツをどのように使いまわして、本の中に組み入れるか?本の作成に入る前に「プレゼンテーション」を行うのが良いでしょう。自分に向けて30分か45分のプレゼンテーションを行い、素材を整理し直すのです。

実際の制作段階に入ったあとは、「自分で書く」という方法で教えている、25分間の執筆時間と5分の休憩時間を組み合わせるポモドーロメソッドがおすすめです。そして、作業を先延ばししないように、カレンダーに取り組む時間を記入し、それを守ります。スケジュールを守り、取り組むことで予定日までに本を完成させることができるはずです。

「プレゼンテーション」や「自分で書く」といった方法の具体的な内容については、別のレクチャーで詳しくお話ししています。そちらもぜひ参考にしてください。

繰り返しになりますが、あなたは「前に使った素材をもう一度使うのは気が引ける」と思うかもしれません。しかし、日本だけでも1億人以上の人がいます。そのうちの何人があなたの過去の文章を覚えているでしょうか。おそらく、過去の内容を詳しく覚えている人はほとんどいないでしょう。ですから、躊躇する必要はないのです。

まとめ:過去の素材を組み合わせて新しい本を作る

さて、今回は「リライト」という電子書籍の作り方をお伝えしました。本を作ると言っても、何もゼロから文章を書き上げなければならない、というわけではありません。

自分の持っている素材を並べ替えたり、付け足したりすることで、本を作ったり、内容を厚くすることは可能です。過去にたくさんの本を執筆していたり、スピーチやプレゼンテーションの音声データを持っていたりする人には、ぜひおすすめしたい方法です。さて今回は以上です。また次のレクチャーで、お会いしましょう。

【口述で素早く出版】電子書籍の執筆方法#3:聴衆を集めたプレゼンで原稿を書く方法

Last updated on 2023年4月24日 By 石崎力也(編集者)

今回のレクチャーでは、電子書籍の執筆方法を紹介します。電子書籍の執筆方法のうちのひとつである「プレゼンテーション」という方法についてです。この方法では、参加者に対してあなたが一方的にプレゼンをすることにより、通常より圧倒的に速いスピードで書籍執筆が可能です。このレクチャーを見れば、キーボードに向かってコツコツ文章を書くのが苦手なあなたでも楽に早く書籍を書くことが出来るようになります。

僕は全部で4つの執筆方法を教えていますが、そのうち「対談ミーティング」と「プレゼンテーション」はよく似ています。対談ミーティングでは人と会話をしながら、原稿のボリュームを膨らませていきます。対談ミーティングのやり方については、別のレクチャーで詳しくお話ししているので、まずはぜひそちらを見てみてください。では、今回の方法であるプレゼンテーションのやり方とポイントを見ていきましょう。

プレゼンテーションで本の内容を説明する

冒頭でお話しした通り、「プレゼンテーション」の執筆方法は、「ミーティング」の執筆方法とほとんど同じです。簡単に言えば、アウトラインを作成しそれを聴衆に向かって話して、最後に質問を受け付け、そのすべての内容をまとめるのです。

Ishizaki old picture toeic

僕は大学の頃から人前に出て話したり、プレゼンしたりするのが大好きでした。TOEICを教えるビジネスをしていたせいもあるかもしれません。今回お教えする「プレゼンテーション」は、僕と同じような人にぴったりな方法です。

オンラインコースの制作経験があったり、セミナーで話した実績があったり、または人に何かを説明する経験がある人には最適です。あっという間に、楽しく電子書籍を作ることができる魔法の方法だと感じる人もいるでしょう。

プレゼン方式で執筆する際の7つの手順

さて、具体的なプレゼンテーション方式での執筆方法について見ていきましょう。ここではプレゼンテーション方式のポイントを7つに分けてご紹介していきます。どれも実践に基づいた大事なアドバイスなので、よく覚えておいてください。

手順#1:参加者を募る

まず、あなたの話を聞いてくれる人たちを集めましょう。彼らにミーティングへの参加を依頼します。もしあなたが何らかのビジネスを運営していたり、会員制サイトのようなものを持っていたり、メルマガ、ポッドキャスト、セミナーをやっていたりする場合は、会員や購読者にこう呼びかけましょう。

「書籍を作るので、興味ある方は力を貸してもらえませんか?次の本の内容について公開収録を行います。この公開収録に参加することで、新しいコンテンツの内容を誰よりも早くしかも無料で知ることができます」という風に参加者にベネフィットを提示して、参加者を募集するんです。

Ebook presentation ticket

無料にする代わりに逆にミーティングの参加権利を有料にして、チケットとして販売しても面白いと思います。不思議なことに無料のものが有料になった途端に、急に価値を感じられるようになるんです。「石崎さんの話をライブで聞けるなんて、すごいプレミアチケットじゃないか」と思ってもらえるんです。

手順#2:プレゼンテーションの資料を作る

プレゼンテーションをする際に話すことをまとめたスライド資料を作ることをオススメします。「どうせ文字にするんだから、スライド資料を作っても意味ないんじゃないか?」と思うかもしれません。

Ebook with image

もしあなたが電子書籍にスライド資料を画像として入れたい場合は、ここできちんと資料を作っておくと良いでしょう。電子書籍は文字が多くなるので、それだけだと退屈だと感じる人もいます。適度に画像を挿入することで付加価値の高い書籍にすることが出来ます。

プレゼンテーション資料を作るとなると、パワーポイントやKeynoteが思い浮かぶと思います。こういったソフトに用意されているテンプレートを使うと、楽にキレイなスライドを作ることが出来ます。ですが、こういうテンプレートは多くの人が使っているので既視感が出ます。

Ebook canva presentation

もし、人と違うスライド資料を作りたいのであれば、Canvaがオススメです。Canvaは画像加工サービスですが、今では簡単にプレゼン資料が作れるようになりました。教育用、ビジネス用など色々なテンプレートが充実していて、本当に豊富です。デザイナーでなくても、テンプレートを使うだけで綺麗なスライドを素早く作ることが出来ます。

手順#3:プレゼン用サービスを活用する

本の概要をスライド資料にまとめましたね。そうしたら、次はプレゼンテーションの具体的なやり方について見ていきましょう。

Ebook gotowebinar

プレゼンには色々なソフトが使えますが、まずはGoTo Webinarのようなオンラインセミナーのサービスを紹介します。GoTo Webinarには録画機能が含まれています。開催日時を設定して配信することが出来ます。

Ebook zoom demo

もちろん、利用するプラットフォームはウェビナー以外でも結構です。ちなみに、これとまったく同じことがZoomでも可能です。Zoomであれば既にオンラインミーティングなどで、多くの人が使い方に慣れているので比較的迷うことが少ないはずです。無料版のZoomにも録画機能が付いているので便利です。

ScreenFlow2

また、プレゼンテーションはCamtasiaやScreenFlowといったアプリを使って録画することもできます。ただしパソコンのスペックを要求されるので、長時間録画する場合はZoomなどの録画機能を使う方が良いでしょう。

「ちょっと興味がある方法だけど、お金を払ってまで試したくない」と思う人もいるでしょう。これらのサービスの多くは、無料トライアルを用意しているので、それを利用しましょう。重要なのはどのツールを選ぶかではなく、実行に移すことです。

ちなみにもし「電子書籍のアイデアを聞いてくれるような人がいない」という場合は、1人でプレゼンテーションをしても構いません。ここまで紹介したツールを用意して、実際にウェビナーを配信しているような感覚でプレゼンを行えば良いだけです。

手順#4:バックアップを複数取る

この方法で忘れてはいけないのが、プレゼンテーションの録画のバックアップを取ることです。個人的な経験から言うと、プレゼンテーションを行って、そのデータを失うことほど最悪なことはありません。

Prompter2

僕はよくデジタル一眼を使って顔出し動画の撮影をします。カメラの前で30分とか1時間喋って、終わったと思ったらデータがきちんと撮れていなかったことが何度もあります。カメラの録画開始ボタンが押されてなかったり、途中でバッテリー切れになっていたり、SDカードが容量不足になっていたこともありました。

こういうことが起こると、本当に撮り直す気力も無くなります。特に話している途中で素晴らしい案が浮かんだり、視聴者から良い質問を受けた場合などに、録画ができていないと、台無しになってしまいます。また録画が失敗すると、もう一度、プレゼンテーションをやらなければいけないので、聴衆をもう一度集める必要が出てきます。

僕はいつも念のために他の方法でも録画をしています。例えば、Zoomはほぼ録画の失敗は無いのですが、無料で使えるローカル録画はパソコンのクラッシュが心配です。なので、Zoomを有料版にアップグレードして、クラウド録画の機能を使っています。クラウド録画であればたとえパソコンが止まったとしてもクラウド側にデータが残ってくれます。

Ebook ic recorder

さらに利用するツールの録画機能を使った上で、ICレコーダーやスマートフォンで録音したり、CamtasiaやScreenFlowなどのサービスを使って録画したりするとさらに安心です。つまり、4つの場所に保存されているということです。

これが役に立ったことは一度や二度ではありません。かつて、僕がウェビナーの録画ボタンを押すのを忘れてしまったこともありました。その時は、さらに、Camtasiaも上手く立ち上げられていませんでした。しかし、スマートフォンとICレコーダーに録音が残っていたのです。4つの録画のうち2つが失敗しましたが、まだ僕には2つバックアップがあったので助かりました。

手順#5:プレゼンの最後で質問に回答する

あなたのプレゼンが終わった後の最後の時間に、必要であれば観客からの質問タイムを設けます。大切なのは、プレゼンテーションの途中ではなく、あなたが全てを話し終えてから質問してもらうことです。なぜなら、ミーティングの最中に来る質問の大半は、あなたが後で言おうとしていることについてだからです。

Ebook audience mic mute

意味のない質問に、あなたのスピーチを邪魔される必要はありません。 ミーティングの際にはあなたが司会者であることを改めて強調し、他の参加者をミュートにしてください。参加者にもその旨を伝えておいて勝手にミュートを解除しないようによく話しておきましょう。

あなたが話している間に、他の参加者が咳をしたり、Amazonからの荷物が来たピンポンの音が鳴ったりと、邪魔が入らないようにするのです。これは重要です。実際にミーティングを始める前に、利用予定のプラットフォームを使って相手をミュートにする練習しておきましょう。

あなたの話に途中で邪魔が入ると、あなたの勢いが崩れることにもなります。また質問者も期待した答えを得られないでしょうし、誰も得しません。もし誰かにその場ですぐ答えのわからない質問をされたら、質問してくれたことにお礼を言いプレゼン終了後にできるだけ早く返事をすると伝えましょう。

手順#6:録画から書き起こして編集する

無事にプレゼンテーションを録画できたら、それを文字起こしサービスに送ってテキストにしてもらいましょう。それが戻ってきたら、余分な言葉を省き、本として適切な文章に編集してください。

Ebook notta

文字起こしサービスとして安価で、それなりに精度が高いのはAIによる文字起こしサービスです。 Nottaというサービスは、月900円程度で高品質な書き起こしテキストを作ってくれるサービスです。 音声ファイル、動画ファイルの書き起こしだけでなく、BotがZoomに参加者として参加してミーティング内容を自動で書き起こしする機能もあります。

AI書き起こしなので、音源の質が悪い場合には認識率が落ちる点は注意が必要です。それからやはり完璧ではないので、最終的にはあなた自身で手直しが必要になります。ですが、外注さんに依頼するよりも早く書き起こしテキストを手に入れることが可能です。

手順#7:電子書籍にもスライドを掲載する

さらに、編集した文章にあなたがプレゼンに使ったスライド資料を追加しましょう。画像が入ることでさらに良い電子書籍になります。文字だけでは伝わりにくい部分もスライド資料を載せることで、よりわかりやすく説明することができます。

Ebook keynote export as image

KeynoteやCanvaには、画像として書き出すための機能があります。このような機能を使って、画像データとして書き出せば、録画した動画をスクリーンショットを撮影するよりも綺麗な画像を用意することが出来ます。

まとめ:スライドを活用して本の内容を一気に作る

今回は執筆方法の3つ目である「プレゼンテーション」を紹介しました。書こうと思っている電子書籍のアウトラインについて、スライド資料を作り友人や顧客に聞いてもらいます。そしてその様子を録画して、書き起こしすることで大量の原稿データを一気に作ることが可能です。

人に話しているうちに新たなアイデアが生まれたり、質問を受けることで内容に抜け漏れがなくなったりとメリットは大きいです。人前で話すことが好きな人にはぜひおすすめしたい方法ですね。さて、今回は以上です。また次回のレクチャーでお会いしましょう。

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